2022年7月7日(木)~9日(土)、秋田駒ヶ岳へ行ってきました。
秋田駒ヶ岳へのアクセス
登山口(駒ヶ岳八合目)
公共交通機関で行ける最もメジャーな登山口は、駒ヶ岳八合目です。
周辺地図
駒ヶ岳線バス
駒ヶ岳八合目へ行くには、駒ヶ岳線の路線バスを使用します。
詳しい情報(運行日・時刻表・運賃等)は、マイカー規制のページや羽後交通のサイトをご覧ください。
駒ヶ岳線は、田沢湖駅前~駒ヶ岳登山口~アルパこまくさ~駒ヶ岳登山口~駒ヶ岳八合目という経路で運行します。ただし、アルパこまくさ-駒ヶ岳八合目間のみの(田沢湖駅前まで行かない)便もあるので注意が必要です。
田沢湖駅前からアルパこまくさまでは乳頭線(田沢湖駅前~乳頭蟹場温泉)と路線を共有しています。二つの路線を組み合わせて乗り継ぐことによって時間を短縮できる場合もありますが、通して乗るよりも運賃は若干上がります(例: 田沢湖駅前~駒ヶ岳八合目:1050円、田沢湖駅前~駒ヶ岳登山口:610円、駒ヶ岳登山口~駒ヶ岳八合目:600円)。
東京方面から駒ヶ岳線バスへのアクセス
新幹線
田沢湖駅は秋田新幹線の停車駅なので、東京方面から新幹線(こまち号)で行くのは最も自然な経路です。
東京から田沢湖への運賃は16320円(指定席)で、所要時間は2時間50分程度です。
始発は東京6:32発→田沢湖9:21着。そこからバスに乗り換えて駒ヶ岳八合目には11:04着となります。歩くコースによってはこれでも十分かもしれませんが、時間に余裕を持たせるなら近くで前泊する方が良いでしょう。
高速バス レイク&ポート号
羽後交通株式会社が東京と田沢湖の間を夜行の高速バスでつないでいます。
田沢湖駅前を8:00に到着するので、そこから路線バスに乗り換えて駒ヶ岳八合目には9:14に到着します。
ただし、昨今のウィルス騒ぎの影響で今年はお盆近くのみ運行するようです。
高速バス 東京~盛岡
東京と盛岡の間は夜行の高速バスが運行されています。高速バス検索サイトで探すと複数の会社の便が見つかります。
運賃は日によって大きく異なりますが、この時期の最安値は2700円という破格の安さでした。
高速バスは時間がかかりますし、特に夜行は寝られるかどうかも問題になります。しかし新幹線との価格差を考えると大変魅力的です。
早朝に盛岡に着いて、そこから在来線または新幹線で田沢湖へ行くことになるでしょう。在来線は安いですが本数が大変限られています。朝5:20発に間に合うなら在来線(非常にまれながら5:05着のバスもあるようです。その場合八合目に7:32着)、それ以外なら新幹線を使うことになりそうです(八合目に9:52着)。
どこかで前泊するのであれば時間が大幅に余るので沿線で観光をするのも良いでしょう。
温泉宿に興味が無いのであれば、盛岡駅近くのビジネスホテルに泊まることで全体の費用をかなり抑えることが出来るかもしれません(例: 東京→盛岡2700円+宿泊5000円+盛岡→田沢湖770円=8470円)。
高速バス 東京~大曲
早朝に大曲に着いて電車で田沢湖へ行く方法もあったようですが、私が調べた限り早朝に着くバスが見つかりませんでした。ウィルス騒ぎの影響もありますし何か変化があったのかもしれません。もしあれば選択肢の一つになると思います。
周辺施設
アルパこまくさ
アルパこまくさは、温泉施設やインフォメーションセンターなどが設置されており、駒ヶ岳登山の拠点としても利用されています。
マイカー規制があるため、車で来た人はここでバスに乗り換えて駒ヶ岳八合目へ向かいます。
田沢湖駅前から来たバスも、直接駒ヶ岳八合目へ向かうのではなくいったんアルパこまくさに寄ってから駒ヶ岳八合目へ向かいます(駒ヶ岳登山口から田沢湖高原温泉までの間は二回通ることになります)。
田沢湖高原温泉郷
水沢温泉郷
水沢温泉郷は、田沢湖高原温泉郷よりも少し田沢湖駅寄りにある温泉地です。田沢湖駅前始発の駒ヶ岳線バスや乳頭線・駒ヶ岳線乗り継ぎで十分朝早く駒ヶ岳八合目までアクセスできます。
宿一覧:
- 青荷山荘
- リゾートホテル ニュースカイ
- 露天風呂 水沢温泉
- 元湯 水沢山荘
- プラザホテル山麓荘別館四季彩
- ホテル ラディッシュハウス
- ロッヂヨーデル
- どんぐり山荘
- ペンション 白い星
- ヒュッテビルケ
- 駒ケ岳温泉
- 風の又三郎
- ペンションクライマー
- フォレスト倶楽部 田園
- ヒュッテ旅人木
- 民宿 丸駒荘
- ロッジ山の詩
- 民宿 かもしか
- ログハウスの宿 仙人
乳頭温泉郷
乳頭温泉郷は乳頭線バスの終点付近にある温泉宿が点在するエリアです。
どちらかと言えば乳頭山(烏帽子岳)の方が近いですが、乳頭線と駒ヶ岳線を乗り継げば駒ヶ岳八合目まで行くことも出来ます(駒ヶ岳八合目8:42着)。駒ヶ岳から乳頭山へ縦走した後に利用することもできるでしょう。
宿一覧:
秋田駒ヶ岳について
Wikipediaに地質的な特徴や伝承等について書かれているので興味ある人は読んでから行くとより楽しめることでしょう。
また、仙北市のサイトには開花情報やクマ対策、火山情報などもあるので目を通しておきましょう。
今回の山行ルート
今回の山行ルートは、最高峰の男女岳に登り、南側にある馬場の小径(通称ムーミン谷)も歩きます。
当初の予定では男岳に登ってから馬場の小径に降り、焼森を経由して焼森コース(シャクナゲコース)を下って八合目まで戻るつもりでした。しかし視界が悪かったので男岳には登らず再度男女岳に登って天候の回復を待ち、登ってきた道を再び歩いて下山しました。
旅の様子
大宮駅
2022年7月7日(木) 昼前、大宮駅にやってきました。
普段なら交通費を節約するために高速バスを使用する私ですが、今回は旅行を決めたのが山行の前々日の夜。頑張ればその日の高速バスに滑り込めたかもしれませんがその気にはならず断念。渋々新幹線で行くことにしました。約16000円の新幹線代はあまりにも大きいですが快適に移動できるのは良いところです。
大宮駅で弁当を物色してから新幹線ホームへ。
こまち21号秋田行きに乗車しました。
大宮から新幹線で田沢湖へ
11:45 大宮駅発。
大宮駅で買った弁当で昼食。
新幹線の旅は本当に快適ですね。あまりに短時間で終わってしまうのが何だか少し残念な気もしてしまいますが。
田沢湖駅の近くでは綺麗な川を幾度も横切ります。
14:06 田沢湖駅着。
田沢湖駅
立派な建物ではありますがあまり人はいません。トイレは建物内の左側。
駅前にあった看板。
散策コース約38.1kmなどと書いてあってびっくりしたのですが、どうもサイクリングコースのようです。
自転車を借りられる場所はあるのでしょうか。もう少し早い時間に来ていたら自転車で観光できたかもしれません。
駅を出て右側にバス乗り場があります。1番乗り場が今回乗るバスが到着するところ。田沢湖畔、高原、アルパこまくさ、乳頭、駒ヶ岳、角館、鎧畑と書かれています。
2番乗り場には新玉川温泉、玉川温泉、八幡平頂上と書かれています。八幡平には去年行きましたが盛岡からバスで行ったのでした。秋田側からも行けるようです。
14:15 バスが到着。
田沢湖駅からバスで上高原温泉バス停へ
駒ヶ岳グランドホテル
上高原温泉バス停のすぐ目の前にあったのがハイランドホテル山荘。しかし営業はしていないようでした。どうも2009年に経営破綻し、新しい会社が事業を引き継いだものの今年の4月にそれも破綻したようです。
今日泊まる宿はその左隣にある駒ヶ岳グランドホテル。
玄関脇の温度計は27.5℃を指していました。それほど暑くも涼しくもない気温でした。この時間は東京でも29.8℃だったようなのでそこまで違いはありません。
フロントで鍵を渡されて少し離れたD館の6階にある部屋へ。一人には十分広いゆとりのある和室。
窓の外には駒ヶ岳が見えました。
山頂は雲が多くて心配ですね……。
室内はわずかに暑かったのですが冷房も付いているので快適でした。この手の高原は冷房が付いていない宿も多いですからね。
18時から夕食。
『県産ブランド牛「秋田錦牛」と「東北産黒豚」を陶板焼きの食べ比べ』とのことでしたが小さな肉が二切れずつ(中央)。他も一つ一つが小さく、何よりも炊き込みご飯(一番奥)は炊き上がるまで30分。チビチビ食べてようやく炊き上がったご飯とお吸い物を食べて、最後はデザートの小倉抹茶ゼリーで終了。一つ一つは決して不味いわけでは無いはずですが、全体として何だかわびしい気持ちになった夕食でした。
2022年7月8日(金) 朝5時起床。駒ヶ岳には雲がかかっています。
山頂の天気予報は朝と夕方に晴れマークが付いていますがその間は曇り。うーん、微妙です。
今日はできるだけ早いバスに乗りたかったので出発準備を整えて荷物を持って朝食会場へ。
朝食はビュッフェ形式なので適当に先頭の方から少しずつ取って半分くらいまわったところで止めておきました。判断するのが面倒くさいとは言え何だかよく分からない組み合わせに。
7:20 食べ終わってすぐにチェックアウト。
駒ヶ岳グランドホテルからアルパこまくさへ
7:23 駒ヶ岳グランドホテル発。
フロントによればアルパこまくさまで5~6分とのこと。
田沢湖方面へ2分ほど歩くと「←アルパこまくさ」と書かれた標識があるので左折。
緩い坂道を登るとアルパこまくさに着きます。
7:29 アルパこまくさ着。
アルパこまくさには日帰り入浴施設がありますがこの時間はまだ営業していません。
7:31 やってきた駒ヶ岳八合目行きのバスに乗車。バスは前乗り前降り。乳頭蟹場温泉行きや田沢湖駅前行きのバスも来るのでお間違えの無いように。
駒ヶ岳八合目までの運賃は630円。釣り銭が必要な場合は今のうちに両替機で崩します。現金の他にPayPayが使えるかも?
7:42 アルバこまくさ発。
アルパこまくさから駒ヶ岳八合目へ
駒ヶ岳八合目
このあたりは十和田八幡平国立公園の中にあり、駒ヶ岳八合目園地と呼ばれている場所のようです。
公衆トイレあり。
休憩所(避難小屋)あり。
足洗い場と書いてありますが柄杓もあり飲み水とも書かれています。
そして登山口。
駒ヶ岳八合目から片倉岳
天気予報によれば午後の方が晴れるチャンスがありそうな雰囲気。あまり早く出発してもなぁとマゴマゴしていましたが、ずっとここにいるわけにもいかず出発することに。
8:24 駒ヶ岳八合目発。
すぐにクマ出没注意の看板が目に入ります。
「秋田駒ヶ岳登山道、馬場の小径(通称ムーミン谷)において熊の目撃情報が多数寄せられております。
ここで道は二手に分岐しており、左は焼森コースと呼ばれています。新道コースは右へ。
様々な花が咲いていたので新しいのを見つけるたびに写真を撮りながら進みました。
8:35 十字路のような所で左を見ると荒涼とした風景が広がっていました。こちらは旧道コースにあたるそうですが崩落による危険箇所があるのだとか。新道コースまたは焼森コースの利用が推奨されています。
08:56 片倉岳着。
片倉岳
ここからは田沢湖が見えるそうなのですが……。
片倉岳から阿弥陀池
9:01 片倉岳発。
所々ベンチがあります。いつもは鳥海山まで見えるのに……なんて言葉が聞こえてきます。
ここもベンチ。
コバイケイソウが見事。
09:41 木道に入りました。
しかしこの通りの天気。道の左右を見て花を探すより他にやることはありません。
道行く人がウスユキソウが咲いていると教えてくれました。
ウスユキソウは人気のある花ですが粉っぽい質感で個人的にはあまり綺麗には見えないんですよね。
阿弥陀池
09:53 阿弥陀池の西側に到着。
ろくに池も見えません。
霧が薄くなると対岸の木道が見えてきます。それほど大きくない池ですね。
水質は悪く無さそうです。
阿弥陀池から男女岳
10:00 阿弥陀池の東側を通過。
一応男女岳に登っておきますか……はぁ……。
この岩が敷き詰められている上り坂が地味に歩きづらい。
この階段も少し歩きづらい。すれ違うにはギリギリの幅なので。それにしても全然先が見えません。
道は意外と急です。
山頂が見えてきました。
男女岳(標高1637m)
10:14 男女岳(おなめだけ)着。秋田駒ヶ岳の最高峰です。
って言われてもこの白さじゃねぇ……。風も強く吹いています。
晴れたとしてもこれが目一杯。
男女岳から阿弥陀池
10:27 男女岳発。
10:39 阿弥陀池まで降りてきました。近くにあるのは避難小屋と公衆トイレ。
今度は南側の岸を通って戻ります。
斜面を見ると晴れたらかなり綺麗だろうなとポテンシャルを感じるのですが。
うーん、時々雲が薄くなるんですけどね……。
10:46 阿弥陀池西側分岐着。
阿弥陀池から男岳・横岳分岐へ
男岳の方へ向かいます。
岩場を登るとすぐに男岳~横岳の稜線に着きます。
10:49 男岳・横岳分岐着。
右に進むと男岳ですが……いや、これは行ってもしょうがないでしょう。
そしてこの左、阿弥陀池方面とは稜線を挟んで反対側がムーミン谷こと馬場の小径なのですが……
うわ、ものすごい傾斜です。
ムーミン谷(馬場の小径)
10:51 分岐発。
え、これ降りるの? と思いながら眺めていると下から人が登ってきました。うわー、なんかすぐ近くの人が凄い下にいるんですけど。
振り返るとさっきまでいたところがもうあんなに高い。
登るのも大変でしょうが下るのも結構気を使います。
沢山の人たちとすれ違いましたが南の登山口(国見温泉)から来た人たちなのでしょうか?
そして徐々に谷の下が見えてきます。これがムーミン谷ですか。
ふと振り返ると稜線の上に青空が。上の方はもう晴れたでしょうか。いや、どうせ一時的なものでしょう。
11:20 下の分岐まで降りてきました。近くにはシラネアオイが沢山咲いています。
そしてこれが噂に聞いたムーミン谷のチングルマ。
花が散っているのが少し目立ちますね。6月中に来たかったです。
先の方に池が見えてきました。
振り返って見た景色。
11:33 駒池通過。
注目したいのはあの奥に見える黒い稜線です。この先に進んでV字に折り返すはずなので、多分あの上を歩くと思うんですよね。
少し進んだ先にも池が。
11:39 かたがり泉水通過。
11:45 木道の終着点。
草の間を進むとすぐに真っ黒な砂の斜面が現れました。
右手には田沢湖が見えます。
砂の上にはこまくさが生えています。
11:52 大焼砂分岐着。
大焼砂分岐
歩いてきた方向。
それとは反対方向。小さく町が見えます。
下の方向。
田沢湖が綺麗に見えます。上からも見えたら良いのですが……。
お腹がすいたので昼食。昨日大宮のNew Daysで購入したパンを二つほど。座る場所も無いので立ちながら食べました。
大焼砂(おおやけすな)
12:03 大焼砂分岐発。この尾根上を上へ登っていきます。
左手に見えるムーミン谷の全貌。
道の左右にはこまくさが咲いています。
足下は砂。本当に歩きづらいです。一歩上に上がろうとするたびに数cmくらいは砂と一緒にずり落ちているような気がします。
12:35 横岳着。前の分岐から32分でした。
横岳
ベンチもあるのでしばらく休憩。
予定ではここから焼森コースを使って下山することになっていますが、天気は午前中よりは回復しているように見えます。時間もたっぷり残っているので、とりあえずもう一度阿弥陀池に降りてみようと思います。
横岳から阿弥陀池へ降りる
12:45 横岳発。
分岐かなと思いましたがここでは無いようです。もう少し先。
12:52 分岐を通過。右に曲がって阿弥陀池まで下ります。
12:59 阿弥陀池避難小屋・公衆トイレ着。
再び阿弥陀池から男女岳
ベンチに座ってしばらく休憩。朝よりは見えます。
近くにいた方の話によると、男女岳の山頂から何度か田沢湖が見えたとのこと。うーん、それならもう一度行ってみますか……。
13:13 阿弥陀池避難小屋付近発。
今回は山頂までハッキリ見えます。
13:25 男女岳着。
男女岳で視界が晴れるのを待つ
山頂は相変わらず真っ白。東の方からで強い風と共に雲が次々と流れ込んできます。
しかし時々雲が薄くなる時があり、遠くの景色が見えるようになる事があります。
田沢湖もわずかに見えましたがまたすぐに雲に隠されてしまいます。
10分ほどしてそんなことを何回か繰り返した後、突然周囲の雲が一気に無くなり周囲が見えるようになりました。
阿弥陀池がハッキリと見下ろせます。
やっとまともに見えました田沢湖。
山頂そのものもガスっていません。
田沢湖とは反対側は雲が流れてくる方向でよく見えません。晴れていれば岩手山が見えるそうですが、まぁ、贅沢は言いません。
下山
13:45 男女岳発。
いやー、午前中と打って変わって素晴らしい景色です。
13:56 阿弥陀池東通過。
14:00 阿弥陀池西分岐通過。
時間がかなり余っているのでゆーっくり歩きます。
新道コースからもしっかり田沢湖が見えるようになりました。
ニッコウキスゲも沢山咲いています。
14:33 ベンチで一休み。
14:55 ベンチ発。
15:03 片倉岳着。
15:04 片倉岳発。
下の方にバスが見えます。次のバスは15:15発。後7分ではとても間に合いませんね。
15:23 旧道分岐通過。
八合目手前の分岐で右の方から出てくる人もいました。焼森コースで降りてきた人たちのようです。焼森コースはシャクナゲコースとも呼ばれているそうです。きっとシャクナゲが沢山咲いているのでしょうね。ちょっと見てみたかったかも。
15:28 駒ヶ岳八合目着。
駒ヶ岳八合目
次のバスは15:50発。この時刻の便は日によって行き先が変わります。現在はアルパこまくさ行きですが、10月(土日祝日のみ運行)は田沢湖駅前まで行きます。10月は17:00発のバスが無くなるのでその関係だと思われます。
今日の15:50発のバスはアルパこまくさ止まりなので田沢湖駅まで行きません。乳頭線に乗り継ぐことも出来ますがそれで駅に着くのは17:23です。16:25発田沢湖駅前行きだと17:24着なので到着時刻はほとんど変わりません。運賃が無駄に上がるだけなので田沢湖駅前行きを待った方が良いでしょう。
実際15:50発のバスの運転手に聞いたところ、やはり次の田沢湖駅前行きを待った方が良いと言われました。
待っている間に余っているパンを食べました。
16:17 バスが到着したので乗車。
15:50発のバスは乗客が多かったですが16:25発のバスはそれほど多くありませんでした。
駒ヶ岳八合目からバスで田沢湖駅へ
16:25 駒ヶ岳八合目発。
17:24 田沢湖駅前バス停着。
田沢湖駅から盛岡駅へ
帰りは盛岡から高速バスで帰ります。盛岡までは在来線で770円、新幹線で1860円かかります。ただし在来線は7:41、15:53、17:54の三本のみ。一方新幹線は1時間に1本あります。ちょうどおあつらえ向きに17:54発の在来線があるのでそれに乗る事にしました。
指定席券売機で盛岡までの普通乗車券を購入。普通の券売機で770円買っても良かったのですがクレジットカードが使えなかったので。
17:54田沢湖駅発。
18:56盛岡駅着。
盛岡駅でじゃじゃ麺を食すなど
夕食は盛岡三大麺の一つだというじゃじゃ麺にしました。ちょうど駅の1Fにも店舗がありました。
「白龍 フェザン店」
じゃじゃ麺(中)。
焼き餃子。
麺を一口分残し玉子を割り入れて箸でかき混ぜて店員に渡すとしばらくして玉子スープになって返ってきます。なんでもこれを「ちいたんたん」と言うそうです(+50円)。
食べた後同じフロアのお土産屋で萩の月を購入。
タリーズで時間を潰した後バスターミナルへ。
盛岡から高速バスで東京へ
駅の反対側、盛岡駅西口バスターミナルの28番乗り場。
乗車するのは桜交通 KR704便 青森・弘前始発、大宮・東京・秋葉原行き。盛岡から東京までで3800円でした。
21:50過ぎにバスが到着。
車内はほとんど満席。前後ゆったりタイプとは言え4列シート隣も人がいるので気を使います。
22:00 盛岡駅発。
案内が終わると消灯となりました。その後約2時間おきに休憩のために停車し(23:45長者原SA、2:05安積PA、4:21羽生PA)、そのたびに目が覚め、翌朝6:15東京駅八重洲口鍛冶橋駐車場着。
電車で帰宅しました。
感想
何とか最後は晴れてくれて良かったです。途中まで本当にどんよりした気持ちで、なんでこんな所に来ちゃったんだろう、新幹線もホテルも使っちゃって、またもう一度来る? マジで? もうサッサと下山しようかな、なんて思っていました。男女岳で雲が晴れてからはルンルン気分で下山したのでした。
まぁ、それでも雲は多く遠くの景色はあまり見えませんでした。本当は6月に行くつもりでしたがタイミングを逃してしまい7月になってなかなか晴れる日が無く少々焦ってしまいました。チングルマも少し散ってしまっていましたしね。それでももう少し確実に晴れる日に行くべきでした。とはいえ近くの景色だけでも十分綺麗ではあります。
秋田駒ヶ岳と言えばムーミン谷のチングルマが有名ですが、他にも本当に多種多様な花を見ることが出来ました。高山植物の宝庫ですね。花を見るためとしても非常に良い山と言えるでしょう。
コースはコンパクトにまとまっているので初心者にもお勧めしやすい山だと思います。景色が良いという点でも勧めやすい山でしょう。
秋田駒ヶ岳は本当は去年行く予定の山でした。しかし夜行バスに乗る日の昼に交通事故に遭い救急車で運ばれて入院。病院から泣く泣く全てをキャンセルしたのでした。行けなかったことがずっと心残りだったので、無事に行けて良かったです。