パノラマ銀座縦走! 大天荘・常念小屋・蝶ヶ岳ヒュッテテント泊

2022年9月28日(水)~10月2日(日)、中房温泉から燕山荘に登り、大天井岳(大天荘)、常念岳(常念小屋)、蝶ヶ岳(蝶ヶ岳ヒュッテ)を巡り上高地まで歩いてきました。

きっかけ

以前蝶ヶ岳(ちょうがたけ)と燕岳(つばくろだけ)に登りました。

上高地から登る北アルプスの展望地、蝶ヶ岳テント泊 | やまころ旅ブログ

安曇野前泊、燕岳テント泊 | やまころ旅ブログ

この二つの山は共に常念山脈の稜線上にある山です。そして二つの山の間にあるのが大天井岳(おてんしょうだけ)と常念岳(じょうねんだけ)。蝶ヶ岳から見える常念岳、燕岳から見える大天井岳。天空にかかる橋のような稜線に連なるそれらの山々を見たら歩いてみたいと思わずにはいられないでしょう。何でもこの燕岳~蝶ヶ岳の縦走路はパノラマ銀座などと呼ばれているようです。

計画

今回山行を計画するにあたって、いくつか考えるべきポイントがありました。

まず登山口ですが、公共交通機関利用者は中房温泉と上高地を使うのが良さそうです。三股や一ノ沢は定期運行のバスが無く通常はタクシーを利用することになります。燕岳側の中房温泉は選択の余地はほぼありませんが、蝶ヶ岳側は交通費を節約したいなら三股よりも上高地を使うのが良いでしょう。ただ、三股の方が若干楽ではあるようです。

中房温泉と上高地どちらからスタートするかは迷い所です。上高地バスターミナルの標高は1505m。中房温泉の標高は1462m。ほとんど差は無いと言って良いでしょう。つまり累積では同じだけ登って同じだけ降りることになります。登山道の勾配ですが、燕岳の方が蝶ヶ岳よりも高く最高点も大天井岳なので全体的には中房温泉側の方が急で上高地側の方が緩やかというイメージがあります。しかし徳沢の近くは十分急ですし、常念岳前後の勾配や歩きづらさは見逃せない所でしょう。どちらが楽とは一概には言えないと思います。バスの本数は圧倒的に上高地側の方が多いので、帰りの選択肢を多く残したいのであれば上高地側へ降りるのが良さそうです。ただ、スタート時間や日程、宿泊地等にも依るでしょう。

どこで宿泊するかも迷い所です。経路上でテントが張れる場所は、中房温泉燕山荘大天荘常念小屋蝶ヶ岳ヒュッテ、(若干遠回りですが)横尾山荘徳沢園小梨平です。

山行全域地図
図1: 山行全域地図

今回私は、中房温泉からスタートして上高地へ降りるルートを選びました。今回は毎日あるぺん号の予約が取れたので中房温泉を早朝に出発することができます。早朝に出発するだけならさわやか信州号で上高地発でも良いのですが、やはりゴールは上高地の方が安心感があります。

また、宿泊地(幕営地)は大天荘、常念小屋、蝶ヶ岳ヒュッテとしました。まず1泊目は燕山荘(えんざんそう)をスルーして大天荘(だいてんそう)にしました。2022年は燕山荘テント場の予約が取りづらい状況にありました。燕山荘テント場はトイレ工事のために張れる数が制限されていました。8月は早々に全ての日が満員となっていて予約出来る隙が無いほどでした。ただ、9月~10月になると若干空きはあったようです。以前燕岳に登ったときに、1日で大天井まで行けそうだなと思ったことも理由の一つです。もちろん前回一度泊まっているからいいやというのもあります。2泊目に常念小屋に泊まるかどうかは若干迷いました。大天荘から常念小屋はコースタイムが短く頑張れば蝶ヶ岳まで行けなくも無い微妙な距離です。とは言え私は体力に自信があるわけでもありませんし、何よりせっかく素晴らしいアルプスの稜線上を旅するのにセカセカ歩いて通り過ぎてしまってはあまりにも勿体ない、ということで常念小屋にも泊まることにしました。常念小屋~蝶ヶ岳は今回のコースで最も気を使う区間ですし、蝶ヶ岳から上高地のコースタイムは案外長いので蝶ヶ岳で一泊するのは自然だと思います。

というわけで計画したのですが、この計画は4日間晴れなければ決行できません。今年の夏は雨が多く4日どころか2日晴れが続く日すらほとんどありませんでした。今年は無理だなとすっかり諦めた後、シーズンの終わりにチャンスがやってきました。

天気

2022年9月、日本付近では台風11号を皮切りに12号、14号、15号、17号と次々と台風が通過していきました。微妙に進路が外れたこともあり思っていたほど多く雨が降ったわけではありませんでしたが、終始ハッキリしない天気が続きました。

9月末は台風17号が太平洋を北上して去った後、18号の進路が懸念されましたが、最終的には太平洋側に押し出される形で去って行きました。日本列島は久しぶりに高気圧に覆われ数日間晴れの予報が出ていました。

9月29日9時の天気図(<a target="_blank" rel="noopener" href="https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quickmonthly.html">気象庁より</a>)
図2: 9月29日9時の天気図(気象庁より)
9月30日9時の天気図(<a target="_blank" rel="noopener" href="https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quickmonthly.html">気象庁より</a>)
図3: 9月30日9時の天気図(気象庁より)
10月1日9時の天気図(<a target="_blank" rel="noopener" href="https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quickmonthly.html">気象庁より</a>)
図4: 10月1日9時の天気図(気象庁より)

当然このチャンスを見逃すわけには行きません。旅の支度を開始しました。

旅の様子

1日目:竹橋→中房温泉

2022年09月28日(水) 21:40頃、東西線竹橋駅にやってきました。

今回乗るバスは「毎日あるぺん号(S103A01)北ア・燕/常念方面/一ノ沢・中房温泉<往路>」。毎日新聞社のある竹橋を出発して(23:00)、八ヶ岳山荘(2:15)、ほりでーゆ~四季の郷正面玄関前(4:00)、一ノ沢登山相談所前(4:30)、有明荘前(5:25~55)を経由して中房温泉(5:30~6:00)まで至る登山者専用のバスです。この日の運賃は竹橋から中房温泉まで11000円でした。当日の10時過ぎに電話で予約・カード決済しました。ネットでは当日の予約は出来ないので、10時の受付開始と同時に電話をかけたものの混雑しているのでお待ちくださいとのアナウンス。10~15分ほど待った後ようやく繋がり、無事予約が出来ました。前日までは北穂高岳に行こうと思っていたのですが、思っていた以上に晴天が続くようだったので急遽以前から計画していた縦走に切り替えたのでした。

竹橋駅ホーム
図5: 竹橋駅ホーム

今回乗車するバスの集合場所は毎日新聞社の受付です。いつも新宿都庁発の便ばかり利用していたのでここに来るのは初めてです。

1B出口から地上に出るとすぐ左手ビルの窓の中にファミリーマートが見えました。毎日新聞社の入口は右手側すぐのはず。先に食料を買おうかなと左手側に入口を探したのですが見当たりません。再び地下に降りてウロウロしてようやく見つけたのですが、目の前は毎日新聞社の受付。毎日あるぺん号の集合場所でした。悪いことは言いません。先に毎日新聞社の受付に行きましょう。コンビニはその目の前にあります。

ファミリーマートパレスサイドビル店
図6: ファミリーマートパレスサイドビル店

ファミリーマートで食料品を購入。朝食3回分と飲み物、それとお菓子を少々購入しました。日持ちのしないおにぎりは明日の朝食に、それ以降の朝食用に惣菜パンを幾つか。ついでにバナナチップスとドライフルーツを購入。飲み物は緑茶1Lとポカリスエット500ml。ちなみに昼食は山小屋、夕食はアルファ米の予定です。

コンビニを出て目の前の受付へ。既に沢山の登山者が集まっていました。

登山者達がたむろする毎日新聞社受付前
図7: 登山者達がたむろする毎日新聞社受付前

21:53 受付前の掲示によれば、先に22半発のバスの受付を開始し、その後23時発の受付をするとのこと。私が乗るバスは23時発です。いずれにせよ受付は発車の15分前からなのでまだ始まっていません。近くに座り込んで待ちました。ちなみに22:30発のバスは上高地・平湯・新穂高行きといわかがみ平(栗駒山)行きでした。

毎日あるぺん号の案内が掲げられた毎日新聞社受付
図8: 毎日あるぺん号の案内が掲げられた毎日新聞社受付

22:40頃、少し早めに受付開始。名前を告げて決済書類(今回は電話予約だったので。ネット予約だと無いはず)を受け取り玄関前に停まっているバスへ乗車。

毎日新聞社受付に群がる登山者達
図9: 毎日新聞社受付に群がる登山者達

今回乗ったバスは4×7=28人乗りの中型バス。穂高駅から中房温泉へ行く乗合バスも小さなバスでしたし、道が狭いので大型バスが走れないのかもしれません。以前猿倉へ行ったときは途中の白馬八方バスターミナルで大型バスからマイクロバスへ乗り換えましたが、今回は最初から最後までこのバスでした。

中山観光バス 中型バス
図10: 中山観光バス 中型バス

座席は最後尾の窓際。写真を拡大すると分かると思うのですが、明らかに最後尾だけ幅が狭いです。中央に大きな箱が設置されているせいでしょうか。肩を狭めて座りましたがどうしたって隣の席に腕が出てしまいます。ただ、隣の人が通路側に寄ってくれていたのか、それほど腕と腕は当たりませんでした。最後尾の良いところと言えば遠慮無く席を倒せることくらいでしょうか。そして残念ながら充電用の電源はありませんでした(今回私は10000mAhのバッテリーを4本持っていますが万全を期すために充電したいところでした)。

中山観光バス 中型バス車内
図11: 中山観光バス 中型バス車内
中山観光バス 中型バス車内 最後尾
図12: 中山観光バス 中型バス車内 最後尾

22:58 毎日新聞社発。

バスはEXPASA談合坂、諏訪湖SAを経由して中房温泉へ。途中で美濃戸口八ヶ岳山荘を経由したようですが寝ていたのでよく分かりません。わざわざ高速道路を降りて立ち寄るんですね。

2日目:中房温泉→大天荘

中房温泉

2022年09月29日(木) 朝05:19 中房温泉着。予定より10分ほど早く到着しました。

中房温泉着
図13: 中房温泉着

周囲はまだ薄暗いですが来たことがある場所ですから周囲の位置関係は分かります。

中房温泉
図14: 中房温泉

硫化水素臭の漂う道を少し先に進むとすぐに登山口がありました。

中房温泉 燕岳登山口
図15: 中房温泉 燕岳登山口

そこで休憩と朝食。中房温泉に至る道は曲がりくねっていて車酔いする人間にはなかなか負担が大きいです。今回は半分寝ながらだったので何とかやり過ごせました。

中房温泉 燕岳登山口 ベンチ
図16: 中房温泉 燕岳登山口 ベンチ

目の前にはテントが設営されていました。駐車場の横にもいくつか張れるスペースがあって、綺麗に整地されていて張りやすそうな場所でした。地面が地熱で暖かいという噂ですがどうなのでしょう。毎日あるぺん号が取れなければ中房温泉でテント泊するという手も考えていました。燕山荘テント場の予約が取りづらい昨今、機会があれば使ってみても良いかもしれません。

中房温泉 テント場
図17: 中房温泉 テント場

水場はこれ。

中房温泉 水場
図18: 中房温泉 水場
とり五目 おむすび
図19: とり五目 おむすび
和風ツナマヨネーズ おむすび
図20: 和風ツナマヨネーズ おむすび

ゆっくりおにぎりを二つ食べて、トイレに行って準備完了。

中房温泉 公衆トイレ
図21: 中房温泉 公衆トイレ

ザックを背負って出発しようとすると後ろから妙に演技がかった声が聞こえてきました。振り向くと海賊のような格好をした人が、これから燕岳に登るというようなことを言っていました。何かの撮影のようです(多分これ)。よく知らないので見なかったことにして出発しました。

中房温泉→燕山荘

ここから燕山荘までの道のりについては以前の記事で詳しく書きました。

安曇野前泊、燕岳テント泊 | やまころ旅ブログ

今回は重複する部分は極力省こうと思います。登山道の様子などについて詳しく知りたい方は以前の記事をご覧下さい。

合戦尾根と呼ばれるこのルートは定期的にベンチがあるのが良いところです。私のペースだと20~30分間隔くらいでしょうか。私は全てのベンチで必ず一休みすることにしています。これが非常に適度な間隔で、定期的に休むことで全体として疲れすぎることがなく余裕を持って登りきることが出来ます。普段の山行でもこのくらいの間隔で休みを入れると楽が出来てより山を楽しめるかもしれません。

05:45 中房温泉 燕岳登山口発。

中房温泉 燕岳登山口
図22: 中房温泉 燕岳登山口

第一ベンチ 06:17着 06:21発。

第一ベンチ
図23: 第一ベンチ

第二ベンチ 06:45着 06:49発。

第二ベンチ
図24: 第二ベンチ

第三ベンチ 07:15着 07:18発。

第三ベンチ
図25: 第三ベンチ

富士見ベンチ 07:46着 07:53発。富士山見えず。

富士見ベンチ
図26: 富士見ベンチ

合戦小屋 08:18着 08:41発。例によってお汁粉を注文。まだまだ先は長いのにこんなご褒美を頂いて良いのでしょうか(少ない朝食の足しになりました)。

合戦小屋
図27: 合戦小屋
合戦小屋メニュー
図28: 合戦小屋メニュー
合戦小屋おしるこ
図29: 合戦小屋おしるこ
合戦尾根の紅葉
図30: 合戦尾根の紅葉
合戦尾根の景色
図31: 合戦尾根の景色

合戦沢の頭 08:56着 09:01発。紅葉が綺麗だったので少し滞在して写真を撮りました。

合戦沢の頭
図32: 合戦沢の頭
合戦沢の頭
図33: 合戦沢の頭

頭上ではヘリコプターが何度も往復していました。

ヘリコプター
図34: ヘリコプター
ヘリコプター
図35: ヘリコプター
燕山直下
図36: 燕山直下
燕山直下の稜線
図37: 燕山直下の稜線
燕山直下から見える燕岳
図38: 燕山直下から見える燕岳
燕山直下から見える槍ヶ岳
図39: 燕山直下から見える槍ヶ岳

09:39 燕山荘着。中房温泉登山口から3時間54分(休憩込み)でした。コースタイム(休憩含まず)はヤマケイが4時間5分、ヤマレコ(山と高原地図)が4時間20分。

燕山荘
図40: 燕山荘

4時間の山行というのは決して短い時間ではありませんし標高差は1250mにもなりますが、案外ペロッと平らげてしまった感があります。やはり休憩スポットの多さによるものでしょうか。それとも今年ももう9月なので体が慣れてきたのでしょうか。季節がら暑いということも全くありませんし。それとこの登山道は 遅い ゆっくり歩かれている方が多い気がします。北岳では老若男女問わず抜かれまくって精神的にダメージを受けましたが(笑)、そういうことはありません。

燕山荘

まずは水の補給。燕山荘では水を1Lあたり200円で販売してくれます。窓から中に声をかけて200円を支払うと蛇口のハンドル部分を渡されました(以前は普通にスタッフが入れてくれたような)。ちょうど飲み干した緑茶1Lのペットボトルに詰めました。

燕山荘水場
図41: 燕山荘水場
燕山荘で水を購入
図42: 燕山荘で水を購入

問題は昼食を燕山荘で取るか大天荘で取るか。今回昼食は各山小屋で取ることに決めています。しかし燕山荘のランチタイムは10:30から。まだ40分ほど時間があります。少し待ってここで食べるか、目的地の大天荘で食べるかどちらが良いでしょうか。

大天荘のランチタイムは14時まで(ラストオーダー13:45)とのこと。残り4時間弱なのでコースタイム上はギリギリ間に合う計算です。ただし、間に合わなかったら燕山荘のような喫茶メニュー(ケーキやおでん等)は無いとのこと。

かなり迷いましたが、頑張って大天荘へ向かうことにしました。

燕山荘の喫茶メニュー
図43: 燕山荘の喫茶メニュー

奥(北)に見えるのは燕岳ですが、今回はそちらには行きません。

燕山荘前から燕岳方面の眺め
図44: 燕山荘前から燕岳方面の眺め

燕岳には前回行きましたし、体力温存ということで。燕山荘で昼食を取るなら、時間つぶしがてら行くのもありだったかもしれません。

燕山荘→大天荘

09:56 燕山荘発。燕山荘の西側に大天井岳へ続く道があります。

大天井岳への登山道入口
図45: 大天井岳への登山道入口

常に槍ヶ岳を前方に見ながらの縦走です。

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背後には燕岳。

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こういう斜面に向かって降りる段差ってちょっと怖いですね。

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美しいハイマツに覆われた斜面です。

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振り返ったところ。燕山荘からなだらかで歩きやすい道を下ってきました。

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クリックで大きくなります。

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わずかに上って2682mピーク付近。

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10:32 この辺りがおそらく蛙岩だと思います。どれが蛙岩か分かりませんが。

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10:34 蛙岩の先に見通しの良い場所が合ったので休憩。中房温泉を出てから5時間弱。そこまでアップダウンが激しい道ではありませんが、ずっと歩いていると疲れが出てきます。

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小腹も空いてきているのでスーパーで買っておいたSOYJOYをつまみました。

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10:38発。

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振り返った写真。

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微妙に分岐に見える所。ハッキリしている上の道を通る方が無難でしょう。

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2678mピーク付近。

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11:03 標識のある見晴らしの良い場所に出ました。おそらくここが大下りの頭だと思います。

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大天井岳までの道のりもよりハッキリしてきました。

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下ってまた上り返すことになりそうです。大下りと言いますがそれほど急な下りには感じません。

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座って休憩している人たちとすれ違い。上りだと案外疲れるのかもしれません。

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所々紅葉した葉がとても綺麗です。

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この辺りでカメラのSDカードを交換。というかもう結構疲れてます。休憩。

この辺りから少し登ります。

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岩の大きな段差を登る箇所。

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歩いてきた方向。

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燕山荘も大分遠くなりました。

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下を見ると結構急激に登ったことが分かります。

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まだ登ります。

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この辺りに為右衛門吊岩というのがあるらしいのですが、よく分かりませんでした。

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大天井岳の側面に切られた大天荘へ向かうトラバース道がハッキリ見えます。こうしてみると短く見えますが、右の分岐から左の大天荘までコースタイムで40分もある道です。

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ここは一瞬真っ直ぐ進むのかと思ってしまいましたが左にちゃんとした道が続いています。上のピークを踏むことが出来るようになっているのでしょうか?

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2699mピークの脇を通過。

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ここからしばらくは下り基調の道です。

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振り返った写真。

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ようやく最後の鞍部が見えてきました。

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この辺りは切通岩と呼ばれているようですが、どうも本当の切通ではなく自然の地形を切通に例えただけのようです。

岩壁には「喜作レリーフ」が埋め込まれています。

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降りる所に鎖が設置されています。

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一見大したことがないように見えましたが、近づいてみると案外嫌らしい傾斜をしています。油断すると滑り落ちかねないので注意しましょう。

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12:46 喜作レリーフ(切通岩)を通過。

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12:52 分岐着。ここは常念岳方向(大天荘)と槍ヶ岳方向(大天井ヒュッテ)との分岐です。槍ヶ岳へ向かう縦走路は表銀座として良く知られています。私は常念岳方向へ進みます。

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これまで歩いてきた燕岳の方向。燕山荘もずいぶん遠くになりました。

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何とかランチタイムに間に合いそうかな……と思いつつ、この先大天荘までのコースタイムが40分ほどだったことを思い出しました。えー、ホントにそんなにかかるの?

12:55 分岐発。

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急斜面をジグザグと登っていきます。

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ふと下を見ると切通岩がもうあんなに小さくなっています。

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12:59 「大天荘まで500m」の標識。

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遠目に見たときは結構真っ直ぐな道に見えたのですが、案外ジグザグと左右に振られます。結構キツい!

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13:06 「大天荘まで400m」

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歩いても歩いてもなかなか次の標識が現れません。

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13:12 「大天荘まで300m」。100m進むのに一体何分かかっているのでしょう。この部分だけでコースタイム40分を付けていたのは間違いでは無かったようです。

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ここも右に曲がって……

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左に曲がって……

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13:19 「大天荘まで200m」

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13:25 「大天荘まで100m」

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息も絶え絶えですが後もう少し。

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13:30 大天荘着。

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燕山荘から3時間34分でした。コースタイムはヤマレコ(山と高原地図)が3時間40分、ヤマケイ(ヤマタイム)とYAMAPが2時間55分。私はヤマレコ(山と高原地図)を支持しますね。

中房温泉から休憩込みで7時間45分かかったことになります。

外にザックを置いて荒い息のまま大天荘に飛び込みました。

大天荘で昼食

何とかランチタイムに間に合いました。受付で注文して食堂へ。

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「インディアン・ランチ(スパイシーチキンカレー)」1500円。

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正直疲れすぎていてあまり美味しく感じられませんでした。次同じルートで歩くなら昼食は持参して自分のペースを守って歩きたいと思いました。

大天荘のテント場

食べ終わったらテントの受付。大人一人2000円。

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売店での販売物。

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コーラを購入。400円。

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幕営手形。燕山荘と同じプレートです。

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14:45 テント設営完了。

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トイレの料金は幕営料に含まれています。結構綺麗でした。通常料金は200円とちょっとお高め。

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水は1L200円。ビンにお金を入れて自分で容器に入れる形式でした。「沢の湧き水です(汲み上げ)。殺菌施してありますので、そのままお飲み頂けます。気になる方は、市販のお水をご購入ください(小屋ご宿泊の方は無料です)。ミネラルウォーター(市販の水) 500ml 250円 / 1L 400円」と書かれています。

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テント場の様子。最大50張りとのこと。開放的で広々とした場所です。

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これまで歩いてきた道が見下ろせます。こうしてみると結構アップダウンがある道だったのだと気がつきます。

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疲れたのでテント場でノンビリ過ごしました。ちなみにスマホのデータ通信は支障なく使えたと思います(ドコモ系MVNO)。

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16:48の気温は6℃くらい。

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夕方になると大分雲が多くなってきました。

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テント場南側の景色。

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遠くには梓川が見えます。ここから見えるのは徳沢の辺りだと思います。

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右手には穂高から槍ヶ岳までが見えます。

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大天井岳から右手の方へ伸びる稜線は槍ヶ岳へ続く縦走路です。

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左手には常念岳へ続く稜線が見えます。明日はこの先に進みます。

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大天井岳で日没を見る

さて、もうすぐ日没の時間なので大天井岳へ行ってみましょうか。この空模様なので全く期待できませんが、疲れも取れて特にやることも無いので。

16:57 大天荘発。

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大きな岩がゴロゴロしていて少々歩きづらい場所です。

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すぐに山頂が見えてきました。

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左手には槍ヶ岳。

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右手には燕岳への稜線。

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直下に切通岩が見えます。

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17:08 大天井岳着。大天荘から11分でした。

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曇っているためか山頂にはほとんど人は居ませんでした。二人居ましたが一人はすぐに降りてしまったので残ったのは私ともう一人の二人だけ。この天気では致し方ありません。

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北の方には高瀬ダム調整湖が見えます。その先写真真ん中にある三角の山は先日行った針木岳です。向こうからも高瀬ダム調整湖が綺麗に見え、その先に槍ヶ岳~穂高~大天井岳~燕岳も見て取れました。今回はまさにダム湖を挟んで反対側から見返していることになります。左上奥に見えるのは立山~剱岳です。

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17:21 槍ヶ岳の右側、雲と稜線の隙間がひときわ明るく輝き出しました。

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ま、まさか、あの隙間から太陽が見られる!?

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輝きはより一層強くなり、オレンジ色の光の柱、薄明光線(エンジェルラダー)まで延びてきました。

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近くの斜面もオレンジに染まり始めました。

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き、キター!!!

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わずかに空いた雲の隙間から太陽が降りて来るではありませんか。これはもはや日没と言うよりは一種の日の出です。

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大天荘の方から3~4人ほど駆け足で登ってくる人がいました。まさか夕陽が見られるとは思っていなかったのでしょう。

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そして太陽は稜線の下に沈んでいきます。

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太陽が沈んだ後、雲の隙間がまるで溶岩のように赤く光っていました。

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雲は分厚くそれ以上の焼けは見られませんでしたが、素晴らしい景色を見られて大満足でテント場に戻りました。

17:48 大天井岳発。

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街の方は夜景が見え始めています。

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17:58 大天荘着。

夕飯は尾西の五目ごはん(アルファ米)とみそ汁。

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暗くなると星も見えてきました。

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しかし今日は三脚を持ってきていないので撮影が出来ません。残念。

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夜景も綺麗です。

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やることもあまり無いので早々に寝たと思います。

深夜0時頃に一度目が覚めましたがテント内が寒い。寝袋も若干結露していました。ザックの中に足を突っ込んだり寝袋の上に上着を被せたりしました。

3時頃トイレへ。空は満天。カシオペア座からオリオン座の方へ天の川も見えました。気温はほぼ0度。フライシートは凍っています。厚着をしているせいか、寝起きでホカホカしているせいかそれほど寒くはありませんでした。今回は寒くなると思ってフリースやダウンパンツも持ってきたのですが、結果的にはそこまでは不要でした。

3日目:大天荘→常念小屋

大天井岳で日の出を見る

2022年09月30日(金) 朝5時前には起きたと思います。今日は常念小屋まで行けば良いだけなので時間に余裕があります。

とりあえずご来光を見に大天井岳山頂へ向かいました。

05:10 大天荘発。

05:20 大天井岳着。

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あの独特なシルエットは富士山でしょうか。

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5:42頃太陽が見えました。

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槍ヶ岳の近くが赤く染まっています。

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05:51 大天井岳発。

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06:03 テントまで戻ってきました。

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フライシートにはびっしり霜が降りていました。

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気温は約0℃。

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今日の朝食はパンとスープです。

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パンは二つありますが一つ残しました。

食べ終わったらテントの撤収。フライシートに付いている霜は全然溶けないのでそのまま畳んでビニール袋に突っ込みました。

7:29 撤収完了。

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水を1L購入。

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大天荘→常念小屋

07:41 大天荘発。常念岳方面へ向かいます。

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右を見れば相変わらず槍や穂高が見えます。

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遠くには上高地。

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さらば大天井岳。

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右側には大天井岳から別れるもう一つの尾根が見えます。いわゆる表銀座です。

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なだらかな道を歩いて行きます。

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奥の高い山が常念岳です。蝶ヶ岳側から見るのとはまた少し印象が違いますね。

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前穂~奥穂の吊り尾根と涸沢カール。

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ふと左を見るといつの間にかずいぶん稜線が遠くなっていました。常念小屋まで基本的に全ての稜線上のピークを迂回していくので、とてもなだらかで歩きやすい道になっています。今回の場合はほぼ下り一辺倒になります。

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隣の稜線上に山小屋が見えます。ヒュッテ西岳だと思います。

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2832mピークの脇を抜けた後。

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背後には燕山荘も見えます。

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少し大きめに下ります。

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下りきったところ。正面に見えるのは東天井岳。右側へ巻いていきます。

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涸沢ヒュッテが見えます。

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振り返った写真。

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2832mピークと東天井岳(2814m)の間の鞍部。

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左手には街が見えます。

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08:34 東天井岳の南に標識がありました。まだ東天井岳を巻いている途中です。

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見上げる東天井岳。登っていく人も何人かいました。

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右側(南)には「廃道 通行止」と書かれていました。その先には別の尾根が続いているようです。以前はここが分岐だったのでしょう。

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左側には常念岳へ続く稜線が続いています。

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出発してから1時間ほど。小腹が空いたのでザックを置いて朝食べなかったパンをつまみました。

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08:46 東天井岳(南)発。

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まずは左手に東天井岳を見ながら巻いていきます。

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途中道ばたにザックが置いてありました。周囲には誰も居ません。ここから東天井岳へ登った? どうにも出来ないので無視して進みます。

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ハイマツの美しいこと。

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ここまでフラットだと、もし落ちたらハイマツがクッションになってポーンポーンとバウンドして落ちていくんだろうなぁなどと変な想像していました。

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案外下ります。

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途中で休んでいる方がいました。何でも朝3時に蝶ヶ岳を出たとか。凄まじいですね。

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この辺りからやや登り。先には2727mピークと、横通岳が待っています。しかし右側を巻いて進むので何の苦も無く通過することが出来ます。

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振り返ると結構降りてきたなという感じがしますね。

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何度見ても美しいどっしりした穂高。

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ちょっと大きめな岩がゴロゴロしている箇所もあります。

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2727mピークと横通岳(2767m)との間の鞍部。左右に眺望があります。

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見上げる横通岳。

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この辺りもちょっと岩が多いですね。

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振り返ったところ。

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横通岳は上側が少しフラットみたいです。

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09:55 横通岳の脇を抜けて南側に出ました。

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10:00 そしてついに見えました常念小屋。後はあそこまで下るだけです。

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常念岳へ登る道がハッキリ見えます。左側に真っ直ぐ走っている道は何でしょうか。

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歩きやすい道なので下る分にはそれほど苦では無いのですが、ここを登ってその先も大天荘までダラダラ続く上り坂を歩くのは疲れそうですね。

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10:22 樹林帯に入りました。

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思ったよりも長く樹林の中を歩きます。

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真っ先に現れたのはテント場でした。綺麗に整地されています。

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ここからだと常念岳の山頂は見えないようです。

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10:33 常念乗越着。

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こちら側にも小さいながらテント場があります。

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そして常念小屋。

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ちょうど布団を干しているところでした。

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10:34 常念小屋着。

大天荘から2時間53分(休憩込み)でした。コースタイムはヤマレコ(山と高原地図)が3時間、ヤマケイが2時間20分。ここも私にとってはヤマレコのコースタイムの方が近いです。

常念小屋テント泊

日本アルプス常念小屋

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早速テント場の受付。受付用紙に記入して提出。料金は大人一人2000円。

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水場は受付のすぐ近く(屋内)にあります。200円/1L。普通に飲めます。

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付近の全体図。

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小屋側のテント場は少し小さめです。

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もう一つのテント場とは樹林の中の道でつながっています。

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テント場からは槍ヶ岳が見えました。トイレはテント場の下側にあります。

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見晴らし優先でもう少し上の方へ。

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一番上の段。

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しかしよく見ると案外地面が傾いています。

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一つ下の段に張ってみました。それでもちょっと傾いていますがまぁいいや。槍ヶ岳~北穂高岳が見えます。

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ランチタイムは11時~14時。今日は余裕を持って食べられます。

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ビーフシチューライス(1200円)。

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そして後はこの場所でノンビリ過ごすだけです。

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近くにあったアンテナ。どこに向けたアンテナなのでしょうか。

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ちなみに携帯の電波は基本的にはつながるのですが、時々つながらなくなることがありました。

中部電力株式会社 基準点と書かれています。

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14:04 大分テントが増えてきました。

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コーラを購入(400円)。

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銀マットを敷いて座り込んだり。

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テントで寝そべって明日の予定を確認したり。

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明日は夜明け前に出発して常念岳の山頂でご来光を見ようと思います。常念岳山頂までのコースタイムは1時間20分ほど。日の出時刻は5時半過ぎくらいなので、4時くらいには出発しなければなりません。となると3時には起きて撤収を始めなければならないでしょう。今日は早めに寝た方が良さそうです。

16時過ぎから夕食。アルファ米と中華丼の具。

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お湯を沸騰させてアルファ米に160ml注ぎかき混ぜて15分待ちます。その間に残りのお湯で中華丼の具を温め、最後に出来上がったアルファ米の袋に入れて完成。残りのお湯はインスタントみそ汁に使います。

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うん、うまいうまい。

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17時過ぎ、太陽が稜線の向こうへ沈んでいきましたが雲が多くその瞬間は見られませんでした。

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明日の分の水を購入してから寝ました。

4日目:常念小屋→蝶ヶ岳ヒュッテ

常念小屋→常念岳

2022年10月01日(土) 朝3時前に起床。パンを一つかじってからヘッドランプをつけて荷物をテントの外に出し片付けを開始。テントは今日も霜が降りていますが構わず畳んでいきます。

03:44 撤収完了。

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トイレに行ってからザックを背負って常念乗越へ移動。夜景が綺麗です。

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04:00 常念乗越(常念小屋)発。先行している人たちのライトを参考に登山道に入ります。

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後はただひたすら目の前に照らし出される道を登っていくだけです。

周囲があまりハッキリとは見えないのでどんな登山道だったのか今ひとつ分かりません。蝶ヶ岳側と比べて常念小屋側は比較的歩きやすい道だと思います。先日白山でも日の出前にご来光登山をしましたが、感覚的にはそれと大差ないと思いました。コースタイムはこっちの方が長いですし、重たいザックを背負ってはいるのですが。

見上げると時々星なのかヘッドランプなのか分からない時があります。

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傾斜が少し落ち着いてきました。

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05:07 常念岳着。常念乗越から1時間7分でした。

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常念岳で日の出を見る

常念岳の山頂は大きな岩が多くそれほど広くない場所でした。

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05:39 太陽が出てきました。

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今日は昨日よりも赤みが強い気がします。

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朝ご飯を追加。

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今日はこの先を歩いて行かなければなりません。

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たっぷり1時間ほど滞在しました。

常念岳→蝶ヶ岳ヒュッテ

06:05 常念岳発。一見蝶ヶ岳側にどうやって降りるのか分かりませんでしたが、少し進むとちゃんと降りられるようになっていました。

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とは言えものすごい傾斜です。

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おっかなびっくりで恐る恐る下っています。

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岩の上を歩くような所も多々あります。

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振り返った写真。これは登るのも大変でしょうね。

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歩きづらい。

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下って行くと次第に奥の方に尖った場所が見えてくるのですが、それが蝶槍です。上の方からだと尖って見えないんですね。

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07:15 一応ここが最低鞍部みたいです。標高は地理院地図によれば2460mちょっとくらい。蝶槍手前の鞍部が2462mと書いてあるのでほとんど同じですね。常念岳が2857mなので約400mくらい下ったことになります。

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07:06 発。

振り返って見た常念岳。左右で綺麗に植生が別れていますね。

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07:25 2512mピーク通過。

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07:32 樹林の中に入りました。

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紅葉が綺麗です。

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蝶槍が大分ハッキリしてきました。蝶ヶ岳から蝶槍へ行ったときはこの程度の出っ張りが槍だなんてと思いましたが、こうして見ると結構目立ちます。

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08:07 2592ピーク着。

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08:17 2592mピーク発。

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08:39 蝶槍手前鞍部着。

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08:41 蝶槍手前鞍部発。ここから蝶槍まで標高差200mほどの上り。

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再び樹林が無くなってきました。

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霜柱を今年初めて見ました。

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天辺まであと少し。

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蝶槍直下はこのまま登っても良いのですが脇にもう少し登りやすい道があります。

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09:15 蝶槍着。沢山の人が行き来して多少混雑していました。

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09:26 蝶槍発。

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二重稜線。

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09:35 蝶ヶ岳三角点着。

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09:40 蝶ヶ岳三角点発。

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09:51 横尾分岐通過。

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前回はここから降りましたがなかなかの急勾配です。

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後はこのなだらかな道を蝶ヶ岳ヒュッテまで歩くだけ。はやる気持ちを抑えられません。ラストスパート。歩行のペースがどんどん上がります。

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そして上り坂。う、き、きつい……。

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前回は何も持たずちょっと蝶槍を見に行って夕食の時間に間に合うように急いで戻りました。その時の経験から蝶槍さえ過ぎれば後は楽々ゴールインだろうと思っていたのですが、これがなかなか遠い。荷物は重いし常念から歩いてきた後でもあります。

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それでも頑張って展望図のある所までたどり着けば今度こそゴール目前。

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10:15 蝶ヶ岳ヒュッテ着。

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常念岳山頂から4時間10分でした。コースタイムはヤマレコ(山と高原地図)とヤマケイが共に4時間5分を付けています。

蝶ヶ岳ヒュッテと蝶ヶ岳

蝶ヶ岳ヒュッテやテント場、上高地までの登山道については以前の記事に詳しく書きましたので、興味がある方はそちらをご覧下さい。

上高地から登る北アルプスの展望地、蝶ヶ岳テント泊 | やまころ旅ブログ

早速テント場の受付。料金は2000円。

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今日は久しぶりに天気が良い土曜日。既に多くのテントが設営されています。

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10:49 設営完了。

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今回は街が見える辺りに張ってみました。電波が入りやすいかなと思ったのですが、そんなでもありません。今ひとつどこが入りやすいのか分からず。

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テントの受付と同時に夕食(2500円)・朝食(1500円)も注文。燕山荘グループは外来への食事提供はやっていませんでしたがこちらは大丈夫。念のためアルファ米とカレー、カップヌードルを持ってきていましたが、それは持ち帰るということで。

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トイレ。

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11:06 自動販売機でコーラを購入(500円)。

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何か食べる前にしばらくベンチに座って休みました。

11:46 売店でラーメン(1000円)を注文。

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10分くらいで出来て外のテーブルで食べました。あまり塩っぱくなくお出汁が濃厚な感じ。美味しい。

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他にもカレーライス(1000円)やおでん定食(1000円)、アイス(200円)なんかも販売していました。

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充電スペース1回200円。

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水場は外にありました。前から外にありましたっけ?

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一応中にもまだあります。

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新ばし飴の「まめ板」(300円)。さっぱりしていてパリッとした食感で美味しかったですよ。

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グッズ等。

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後はノンビリ過ごすだけです。

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常念岳の切り立った稜線。前回蝶ヶ岳に来たときにあの稜線を見て、あそこを歩くというのはどういう感じなのだろうと思ったのでした。答えは「かなり歩きづらい道」といったところでしょうか。遠目では登山道の路面の様子までは分かりませんし、こちらからでは傾斜も分かりませんからね。

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テント場からは蝶ヶ岳の山頂に集まる人たちが見えます。本当に目と鼻の先です。

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目前に迫る穂高~槍の迫力と言ったら。

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今日も夕方になる穂高の方向は曇ってしまいましたが薄明光線が見事。

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16:20頃のテント場。

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蝶ヶ岳ヒュッテに近い場所に所狭しとテントが並んでいます。

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17:00 夕食。食券を売店で渡すとビニールシートで囲われた一角(4席×テーブル2)で待つように言われました。こうしてテント場利用者だけ集められての食事ははじめてで新鮮。

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しばらくして売店窓口から食事が出されました。美味しいのですが相変わらず量が少ないのでご飯とみそ汁をおかわり。

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食べ終わるとちょうど日没の時刻でしたが、外はこの通り真っ白。さすがに今日は奇跡は起こりません。

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しかし夜になれば星が見えるくらいにはなりました。

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夏の大三角形。

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5日目:蝶ヶ岳ヒュッテ→上高地

蝶ヶ岳の朝

2022年10月02日(日) 朝5時前に起床。

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蝶ヶ岳の山頂は人でいっぱいでした。

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6:00から朝食。4時くらいの回もあったのですが、早すぎるので遅くしてもらいました。

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6:50 撤収開始。今日はほとんど結露していません。

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7:20 撤収完了。

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蝶ヶ岳ヒュッテ→徳沢

07:21 蝶ヶ岳ヒュッテテント場発。

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07:24 蝶ヶ岳山頂着。

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涸沢の方は多少紅葉しているようにも見えますがハッキリとは分かりません。このまま横尾に降りて涸沢まで行くという手もありますが、さすがに止めておきました。

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07:26 蝶ヶ岳山頂発。

右奥に見える独特な縦線が入った山は焼岳です。右手前はもちろん前穂~明神岳

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遠くには乗鞍岳や御嶽山も見えます。

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この絶景ともここでお別れです。

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ここから先の登山道の様子は例によって以前の記事を見てもらうとして、大ざっぱに進めるとしましょう。

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08:00 長塀山(ながかべやま)を通過。ここを越えると徳沢に近づくほど勾配が急になっていきます。

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08:07 あと4km。

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08:33 あと3km。

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09:01 あと2km。

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こういう階段だかハシゴだかよく分からないものも相変わらずです。

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09:24 あと1km。あー長い!

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徳沢園の間近でようやく建物が見えてきました。

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09:55 徳沢園着。2時間29分でした(コースタイムは3時間~3時間15分)。

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ザックの置き場に困るくらい混雑しています。カレーなどのいい匂いも漂っています。

徳沢園 みちくさ食堂

ここを通った際には必ず食べるものがあります。

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コーヒーソフト(500円)。いつものご褒美です。

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この時期は涸沢に行ったときに必ずここで休憩しています。

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テラスから見える木はいつも綺麗に紅葉しているのですが、今年はまだ(?)あまり色づいていません。今年の紅葉はあまり綺麗ではないという話も出ていますがどうなのでしょう。毎年そういった話は出るのですが、今年は確かに酷い天気でしたからね。

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次から次へと運ばれてくる料理を見ていると私も何か食べたくなってしまいました。

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ボローニャハムときのこの手作り窯焼きピザ(1500円)。なかなか高額ですが美味しいです。

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ここで上高地からのバスを予約。発車オ~ライネットから14:05発のバスを予約・決済(松本まで2710円)しました。後から振り返ると上高地に着いてからで十分でした。

徳沢→上高地

10:35 徳沢園発。

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今日は日曜日ですが数多くのテントが張られています。

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紅葉はまだまだですね。

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11:20 明神館を通過。

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あれ、この眺めの良いところ、こんな風に左右が分かれた道になっていましたっけ。

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11:49 小梨平キャンプ場の入り口を通過。いつも通り梓川沿いを歩きます。

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11:58 河童橋着。徳沢から1時間23分でした。

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河童橋から見える焼岳は蝶ヶ岳付近から見えたのと同じ姿をしています。調べてみたところ、蝶ヶ岳と河童橋、そして焼岳はほぼ同一直線上にありました。蝶ヶ岳付近から焼岳が見えたら、河童橋はそれと同じ方向にあると言えるわけです。

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気温は約13℃。

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河童橋を渡ってすぐの所にあるカフェ小梨でプリンとアイスコーヒー。

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12:53 上高地バスターミナル着。

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上高地→帰宅

まだ時間が余っているので予約を一つ前のバス(13:20発)に変更、したつもりだったのですが何と別の日付の便に変更してしまいました。気がついたのが乗るつもりだった時刻(13:20)の直前だったのですでにそのバスへは変更できず、仕方なく一番最初に予約した便(14:05発)に再度変更しました。何をやっているんだか。

14:05 上高地バスターミナル発。

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ふと前を見ると時計が11時を示していました。

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思わずスマホの時計を確認してしまいましたがもちろん14時。タイムリープでもしたのかと思いました。

バスの中で松本以降の交通手段を検討。今日は日曜日ということもあって高速バスは埋まり気味。面倒なので特急あずさで素早く帰ることにしました。えきねっとを通じて指定席を予約。

15:10 新島々駅着。電車に乗り換えます。

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並んでいる間に、松本までネット予約した人には「運賃精算済み」と書かれた紙が配られました。

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前回はスマホでのメール提示のみでした。その時は田川橋梁が復旧する前で新村で代行バスに乗り換えて松本駅アルプス口で下ろされJRの改札を通らなかったので不要だったのでしょう。

アルピコ交通上高地線 松本行き。3003-3004号車編成は、かつて上高地線で使用されていたモハ10形の姿を再現したリバイバルカラー列車。田川橋梁被災時に長らく松本駅に留め置かれ一時は廃車となる予定だった車両でもあります。

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15:25 新島々駅発。

15:55 松本駅着。有人改札から出るなりUターンしてSuicaで入場。

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少し時間があるので「駅そば榑木川 松本駅店」で冷やし野沢菜わさび昆布そば(600円)。

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16:15 食べ終わって2・3番線ホームに行くと、16:30発の他に16:32発の特急あずさがあることに気がつきました。その差2分。臨時の増発列車あずさ82号です。

16:30発の列車は座席がほとんど埋まっていましたが、16:32発の方はガラガラ。えきねっとを通じてサクッと便を切り替えました。列車は既にホームに停まっており、すぐに扉が開いたので乗車。

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16:30発の列車が数分遅延して到着。先にそちらが出発して16:38こちらの列車が出発。後は立川まで乗車して帰宅しました。特急料金2140円。

感想

いやぁ、もう、とにかく長かった。これを書くのが(笑) 2930枚の写真を前に正直どうしたら良いのか分かりませんでした。それでも放置しているとどんどんいろんな事を忘れていきますし、自分のためにもとにかく書いておこうと頑張りました。

全体的な難易度としては、稜線上で3泊しただけあって余裕を持って歩くことが出来ました。一番長かったのが1日目でしたが、初日ということもあって無事に乗り切れました。思っていた以上にアップダウンはあったとは言え、なだらかな道が主体であったことや涼しい気候、シーズン末で(無いなりに)最も体力がある時期ということもあったのでしょう。2日目はほとんど下り一辺倒ですし、3日目の常念~蝶槍間も早朝に出発したこともあって余裕がありました。全体的には達成感とは無縁なゆるゆる登山だったという気さえします(終わってみれば)。

素晴らしい景色をあちこちで見ることが出来ましたが、何か少し物足りないような感じもしました。それが何かは今でもよく分かりません。

今年の夏は天候不順で思うように出かけられませんでしたが、シーズンの最後に行ってみたいところの大物を一つ消化できたのは良かったです。

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