2022年05月17日(火)~19日(木)、福島県の磐梯山と安達太良山に行ってきました。
前回、ペンションに前泊して磐梯山に登り猪苗代登山口まで降りてきました。今回はその続きで安達太良山へ向かいます。
きっかけ
安達太良山は磐梯山の東に位置する山です。
標高は1700m。爆裂火口の荒涼とした景色が見所。秋には紅葉が綺麗な山としても知られているようです。日本百名山にも数えられています。熱烈なファンもいるようでSNSで頻繁に写真を見かけるのでいつか行ってみたいなと思っていたのでした。
今回磐梯山に登るにあたって、せっかく近くまで行くのだから交通費を有効に使うために一緒に登ってしまえ、と計画を立てました。
アクセス
ロープウェイ
安達太良山は公共交通機関でのアクセスが良い山で、ロープウェイを使って登ることも出来ます。JR二本松駅からバスであだたら山ロープウェイの山麓駅まで行くことが出来ます(基本は平日のみ。季節によっては休日の臨時便もあり)。詳しいアクセス方法はロープウェイ運営元のサイトを参照してください。
ただ、このあだたら山ロープウェイは安達太良山の東側にあります。つまり磐梯山から見て反対側になります。
もちろん電車でいったん郡山まで出て二本松まで行けば良いのですが(途中どこかで宿泊)、何だか非効率な気がして仕方がありません。
猪苗代から沼尻登山口へのアクセス
そこで磐梯山側から登れないのかと探したところ、ちょうど西側、ロープウェイと真逆の方向に「沼尻登山口」というのがあることに気がつきました。
沼尻登山口はスキー場の最上部に位置する登山口です。スキー場の麓には沼尻温泉があり、宿が数軒あります。そしてその少し猪苗代側に中の沢温泉という場所があり、猪苗代駅からそこまではバスが通っています。
それならば、磐梯山から下山した後に沼尻温泉まで行ってそこで宿泊し、翌日安達太良山へ登ることが可能です。
沼尻登山口から安達太良山への登山道はコースタイム3時間ほど(沼尻温泉からは4時間ほど)。それほど難易度の高い道では無いようです。
ルート
3日目(沼尻温泉→ロープウェイ山頂駅)
2日目(続き)
猪苗代登山口からセブンイレブンまで歩く
2022年5月18日(水) 14:18 猪苗代登山口まで降りてきました。
次の目標は沼尻温泉にある旅館ひいらぎ。
ただし、素泊まりプランで予約しているので先に食料を確保しなければなりません。夕食、朝食、昼食の三食、そして飲み物等を確保する必要があります。沼尻温泉に食料を売る店があるとは思えないので猪苗代で買っておくべきでしょう。
猪苗代登山口の最寄りのコンビニはほとんど同じ距離でセブンイレブンが二つありますが、猪苗代バイパス店の方が周囲に他の店が多く便利でしょう。
このコンビニは昨日ラーメンを食べた後に寄った店でもあります。前回も説明したとおり、猪苗代の中心街となっておりスーパーやドラッグストア、ホームセンターなど色々な店が近くにあるので必要なものは大抵揃うことでしょう。
徒歩ルートを検索すると、42分(3.5km)と出ました。
スキー場の急斜面を降りてきて疲れたところの舗装路ですからキツい。まぁ、でも仕方ありません。
14:21 猪苗代登山口発。
つづら折の車道を下っていきます。
こういう舗装路をペタペタ下っていくのが疲れた足には響くんですよね。
その後もほとんど真っ直ぐ南下。
途中遊歩道のようなものを見かけました。どこかでここに遊歩道があるという情報を見た気がするのですが、すみません覚えていません。検索すると出てくるかも。
大きめな神社があります。
トイレもあります。
大通りに出たら道を渡って斜め左へ。
営業しているのでしょうか……?
小さな川を渡って……
右(南)へ。
15:02 セブンイレブン猪苗代バイパス店着。猪苗代登山口から41分でした。
パンやおにぎり、温めないでも食べられるパスタサラダなんかを買いました。
15:14 セブンイレブン発。
猪苗代病院入口バス停から中の沢温泉バス停へ
さて、次はバスで「中の沢温泉」へ行きます。
バス停はすぐ近くの猪苗代病院入口です(時間帯によっては病院を経由しないので注意。その際はもう一つのセブンイレブンの方がバス停に近いかもしれません)。
15:17 猪苗代病院入口着。
近くに病院は見当たりません。後で地図を見たらセブンイレブンの南に入口があるみたいです。なんでこんな遠くにあるのでしょう。
2022年現在、病院入口発の達沢行きは平日13:05、15:30、16:35、休日14:10、16:15、18:10あたりが候補となります。このほかにも病院入口を経由しない達沢行きもあります。詳しくは磐梯東都バスのサイトをご覧ください。
裏磐梯に行くバスを見送って 15:31 達沢行きのバスに乗車しました。
さらば磐梯山。
15:59 中の沢温泉バス停着。猪苗代病院入口バス停から28分、運賃は750円でした。
このバス停、2022年5月現在Google MapsやNAVITIMEに載っているのとは異なる場所にありました。すぐ近くではあるのですが、温泉街の大通り(県道24号)沿いにあります。
バス停横の建物はストリートビューだと「アイデン」という看板がかかっていますが現在は看板が無くなっています。廃業したのでしょうか。
中の沢温泉から沼尻温泉へ歩く
16:00 中の沢温泉バス停発。
すぐ近くの小さな交差点を北に入ります。
少し進むと道は林道になります。通行止の看板がありますが宿の方によれば普通に通っているとのことでした。まぁ、誰が設置したのかも分かりませんしね。全ては自己責任でお願いします。
通行止看板の裏はすぐに橋になっていて下に川が流れています。
少し進むとすぐに反対側の通行止看板があります。
橋のある所だけ通行止にしたいのでしょうか?
道の脇にあるのは温泉関連の施設でしょうか。
この辺りは街灯などは無いと思うので日没に間に合わない可能性があるならヘッドライト等を持っていくべきでしょう。
上り坂なので結構疲れます。
16:10 北側の車道と合流しました。
ふひー、暑い。
16:23 いくつか営業していない建物を通過した後、沼尻温泉の奥までやってきました。正面にある建物かなと思いましたがそちらは田村屋旅館。
その手前の駐車場に「旅館 ひいらぎ」と書かれた看板があります。え、ここ……?
よく見ると看板の左に何か階段のようなものが見えます。
そこを通って樹木の裏に行くと案外立派なログハウス風の建物が現れました。
沼尻温泉 旅館 ひいらぎ
扉を開けるとちょうど近くに宿の方がいたので名前を伝えるとすぐに部屋に通してくれました。階段を上がってすぐの部屋。
それでセブンイレブンで買った豪華な夕食!
疲れているせいかそんなに食欲はありませんでした。カレーパンは翌日に回そうっと。
部屋でゆっくりして落ち着いた後お風呂へ。
お風呂は湯の花が非常に多く底はヌルヌル。濃厚な感じは良いのですが、いかんせん熱すぎます。足がヒリヒリして火傷したかと思うくらい。ちょっとそのままでは体まで浸かれませんでした。
お湯が噴き出しているところの左を見ると水の蛇口がありました。既に少しだけ水は出ていたのですが、蛇口をひねって流量を増やし、その間に体や頭を洗って時間を潰したところ少しだけ温度が下がりました。それでもかなり熱くてすぐに出てしまいました。お湯が止められれば良かったのですが、木の枠から出ていているので止められるのかよく分かりませんでした。聞けば何らかの方法はあるのかもしれません。
廊下に貼ってあった中ノ沢・沼尻温泉の地図。
チェックアウトの時に聞いたところ、現在沼尻温泉で営業している宿は三箇所のみだそうです。沼尻高原ロッジ、田村屋旅館、そしてこの旅館ひいらぎ。登山の前泊地として便利なだけに勿体ないような気がしてしまいます。まぁ、登山口へ送迎してくれる宿でもあればあえて沼尻温泉である必要は無いのかもしれませんが。
部屋に戻ってのんびりして10時くらいには寝たと思います。
3日目
沼尻温泉から沼尻登山口へ
2022年5月19日(木) 朝5時半朝食。
前日に7時に出ると言っておきましたが何もすることが無いので少し早めにチェックアウト。
一泊素泊まりで8390円(消費税・入湯税込み)でした。
6:45 旅館ひいらぎ発。沼尻登山口へ向かいます。コースタイムは1時間(!)。前日の疲れが残っていますが頑張っていきましょう。
田村屋旅館の前を通りましたが売店なんて書いてますね。何か買えるのでしょうか。
田村屋旅館の先に行くと奥に続く林道があります。
通行止の標識がありますが(以下略)
というか「↑白糸の滝」と一緒に「通行止」を並べないで欲しいですよね。
右手側はスキー場のゲレンデです。
6:54 レストハウス一本松付近を通過。
スキー場の中を縫うように登っていきます。
この辺りの道からは磐梯山も見えました。
本当にただひたすら林道を黙々と歩いて行きます。結構辛い。
追い越していった車は計2台だったと思います。乗せてって欲しいなぁ……。
このリフトが多分最後。
07:31 沼尻登山口着。旅館ひいらぎから46分でした。いやー疲れた。この道は今日嫌だったところ4選に入ります。
安達太良山まで7.3km、鉄山まで6.0kmと書いてあります。
鉄山の方が近いのでしょうか? 谷の左側(北側)を通るルートで行った場合かもしれません。
沼尻登山口~沼尻山
少し休んでから 7:34 沼尻登山口発。
元々何が入っていたのでしょうか。杖とか?
苦しい登りの始まりです。
07:38 少し進むとすぐに白糸の滝を見下ろせる展望台が現れます。登り初めに休めるところがあるのはちょっと嬉しい。
道順を示しているのではなく見える山の方向を示しています。
白糸の滝を見下ろせるのですが、何か変な線が写り込んでいます。
この線、現地では気がつかず写真を見返して気がつきました。
電線でしょうか?
7:40 出発。
7:42 少し上るとまた展望台があります。
ここからでもやっぱり線は写っています。
7:43 出発。
7:48 尾根っぽいところに出ました。
白糸の滝を見下ろせます。先ほどよりは目立ちませんが、やはり滝の上の方に線が写っています。
う、これは細い道。
尾根っぽさが無くなり掘り下げられた道に変わります。
8:06 標識には「登山道」「沼尻登山道←→船明神コース」と書いてあります。左側を覗いてみると……
下の谷間を見下ろすことが出来ます。下を流れている川は硫黄川と呼ぶようです。
地図によればここから下へ降りることも出来るようです。
もちろん降りずに分岐を右に先に進みます。
08:08 出発。
分岐から先に進むと唐突に険しい登りが始まりました。
え、これはちょっと段差が大きい……まずは右の方に登って、岩を乗り越えて左へ。この辺りが今日嫌だったところ二つ目。
足下は良くなりましたがしばらく急坂は続きます。
08:29 空が見えてきたと思ってもなかなか登りは終わりません。
磐梯山よ俺の背中を押しておくれ。
それでも傾斜は少しずつなだらかになっていきます。
登山道からの眺めも良くなってきます。
8:46 大きな木を乗り越える所。
8:52 なかなか登りが終わりません。つらい。
遠くに火口が見えてきました。奥に見える黒っぽい山は鉄山です。
08:56 登山道の脇に見晴らしの良い場所がありました。
09:00 この辺りが沼尻山の山頂の筈なんだけど……。
少し戻ったら三角点がありました。沼尻山1641.3m。
休憩。周囲にあまりスペースはありません。
沼尻山~船明神山
09:05 沼尻山発。
素晴らしい眺めの登山道です。
唐突に右に曲がります。あれ、降りるの?
するとその先には雪が。
え、これ渡るの!?
うーん、一応リュックの中には軽アイゼンが入っていたりはするのですが、面倒ですよね……。
踏まれて平らになっているしカチコチに固まっているわけでも無いから大丈夫だろうと乗ってみましたがバランス感覚が悪い私には結構怖い。
真ん中の踏まれているところでも案外傾斜しています。谷側が怖いからといって山側に足を置くと逆にズルッと滑ります。
ただ、しゃがんで手を着くと指が雪に食い込んだりはします。やっぱり固いわけではないんですね。案外滑らないものなのでしょうか。試してみるわけにもいきませんし未だによく分かりません。
おっかなびっくりでしたが何とか最後までたどり着きました。
これが今日嫌だったところ三つ目。
さて、気を取り直して先に進みましょう。
それにつけても登山道から見える景色は素晴らしいものがあります。
前の方に巨大な岩壁が見えてきました。まさかあれに登るわけではないですよね?(よく見ると上に人影があります。現地では気がつきませんでした)
池を見下ろします。リボンもいくつか見えます。
先の方へ進んでから右に曲がっていくルートが見えます。
土が露出した部分が上へ続いていて道に見えるので少し混乱します。
振り返ったところ。
錆びた矢印看板が現れました。
右がこれまで来た道で左が進む先でしょうか?
うーん、上の方に少し行ってみましたがその先がありません。
あれー、おかしいなぁ。看板の所に戻って先を見ると道が続いているように見えますがロープで塞がれています。そしてロープが一本上から垂れ下がっています。やっぱり上なのかな?
うーん、でもやっぱり上は最終的にハイマツだけなんですよね。この中を進めって事? いや、そんなことがあるはずがない。
地図をよーく確認します。この岩壁の裏手に回り込んでいるように見えるんですよね。でも真っ直ぐ進む道はロープで塞がれているし……。
幸いネットがつながったので他の人の山行記録から移動経路をいくつか見てみると、登山道の線から下に逸れてから回り込んでいるものがあるのに気がつきました。
それで矢印看板の所から下をよく見てみると……
あ、あった。ピンクのリボン! ロープもよく見るとずっと下の方まで続いています。上に行くためのものではなく下に行くためのものだったんですね。
矢印看板を触ってみると簡単に向きが変わります。これ元々どっちを向いていたんでしょうね。
というわけで下へ。続きのリボンもありました。これが今日嫌だったところ四つ目。ここだけで10分くらいロスしてしまいました。
ようやく岩壁の裏側に回り込むと岩をよじ登る所が出てきました。
ちょうど上から一人降りてきたので途中ですれ違い。その方は周回コースを歩いて上に戻るそうです。
いやー、まさか本当に岩壁の上に登るとは思いませんでした。
上から来た方向を振り返ります。現地では気がつきませんでしたが、先ほどすれ違った人がこちらを見上げていますね。雪の上を歩いたところは、写真の上から二番目にある白いところだと思います。ズームするとかすかに横線が見えるので。
岩の斜面を登るところ。
09:45 祠が現れました。この辺りは船明神山と呼ばれているようですが、ここがその山頂というわけでは無さそうですね。検索すると数年前に祠が落ちてしまったといった話が出てきますが詳しいことは分かりませんでした。
もちろん眺めは素晴らしいです。
これから行く先に二人ほど人が居ます。
歩いてきた方向。昨日はあの磐梯山にいました。
船明神山~矢筈森分岐
09:52 船明神山分岐着。
船明神山のピークはおそらくあの一番高いところでしょうね。ちょっと行ってみましょう。
近くにある機械は何かの観測機器だと思います。
09:55 三角点がありました。それ以外特に何も無いですね。地図によれば1667mです。
引き返します。
09:57 分岐まで戻ってきました。
さて、大分近づいてきましたよ。
右に見えるのが安達太良山。
進行方向に見えるのは鉄山です。
歩いてきた方向。
進行方向左側には大迫力の沼ノ平火口。
10:14 矢筈森(やはずがもり)分岐着。沼尻登山口から2時間40分。ほぼコースタイム通りでした。
ここでようやく山の反対側の景色を拝むことが出来ました。二本松市街ということで良いのでしょうか。霞んでいてよく分かりません。
ここ矢筈森分岐は安達太良山から来た人が最初に火口の淵にたどり着く場所ということで立ち止まって景色を堪能する人が沢山いました。
歩いてきた方向。あの岩壁を歩いてきたんですね。
安達太良山とはちょうど反対側、黒っぽい岩壁のある山が鉄山です。
矢筈森分岐~鉄山
矢筈森の鉄山側の分岐。ここから降りるとロープウェイを使わずに下山できるようです。
私は今日は安達太良山を経由してロープウェイで下山します。ただ、その先のバスが16:15発。なんと一日に一本しかありません。現在の時刻は10:17。かなり時間に余裕があるので、鉄山まで足を伸ばしてみることにしました。
鉄山の全体。幸い山頂は一番左の近いところです。
しかしあそこまで行くには鞍部を越えなければならないので一度稜線を下らなければなりません。
砂で滑るので慎重に降ります。
この辺りから見える火口の景色もまた素晴らしいです。
進行方向。鉄山の方向。
こちらは火口とは反対の方向。下に山小屋が見えます。
鉄山の山頂が近づいてきました。
白い丸印で道を示してあります。山頂は右側の岩壁の上ですが、直接登るわけでは無いので安心してください。
とりあえず岩がゴロゴロした場所を登っていきます。
岩壁の左側に裏に回り込む道があります。
裏に回り込んだら少し上ると山頂です。
10:40 鉄山着。
鉄山
鉄山の標高は1709.4mなので安達太良山よりわずかに高いです。
「気象庁 安達太良山 火山観測局」と書かれた機械が置かれていました。
まるで火星とローバーを彷彿させるようなロケーションですね。
所在地 | 福島県耶麻郡猪苗代町大字蚕養字沼尻山甲2855ホノ1番 |
用途 | 安達太良山火口カメラ火山観測施設 |
借地面積 | 5m^2 |
当初の借受年月日 | 平成27年12月15日 |
現行契約の始期及び終期 | 自 令和2年4月1日 至 令和7年3月31日 |
借受者 | 宮城県仙台市宮城野区五輪1丁目3-15 仙台管区気象台長 |
こんな場所の地番もちゃんと示せるものなのですね。ここはギリギリ猪苗代町のようです。
火口カメラということは次のページで見られるものを撮影しているのでしょう。
その他安達太良山の火山観測データは次のページで見られます。
配置図によれば、船明神山にあったのは沼ノ平火口4という観測点だったようです。
これまで歩いてきた方向。写真奥、左半分に船明神山と巨大な岩壁、右半分に沼尻山が見えます。
写真を振り返って見ると鉄山はかなり早い段階から見えていました。今回はほとんど鉄山を見ながら登ったようなものです。
鉄山からは磐梯山も見えます。
今歩いてきた矢筈森の方向。右上に見えるのが安達太良山。
鉄山山頂はなだらかな横に長い広いスペースになっています。強い風が吹いていてじっとしていると寒いです。
避難小屋の方向。ヘリコプターがしばらく空中で留まったり、山から離れたと思ったら戻ってきたりを繰り返していました。
鉄山~安達太良山
10:54 鉄山発。風が冷たいので降ります。
いったん鞍部まで降りてからの登り。
疲れて力が出なくなってきました。ゆっくりゆっくり登ります。
色が綺麗。
11:22 矢筈森分岐まで戻ってきました。
さて、後は安達太良山に登るだけです。
ゆっくり安達太良山へ歩いて行きます。
と、ここで前の方から見覚えのある顔がやってきました。昨日同じ宿で泊まった方です。
実はその方も今日は安達太良山に行く予定で、郡山のビジネスホテルに泊まって二本松を経由しロープウェイで登ると言っていたのでした。帰りのバスは一本しかありませんし、絶対どこかで会えそうですねと話していたのでした。案の定です。
これから鉄山まで行って、また安達太良山を経由してロープウェイに戻るとのこと。矢筈森分岐まで一緒に戻って私はこっちの沼尻の方から登ってきたんですよ~なんて話をしました。
私はまた鉄山まで行くのはつらいのでそこでいったん分かれ、安達太良山の直下で待ち合わせることにしました。どのみち時間は余っているので。
11:51 安達太良山(直下・分岐)着。
安達太良山
山頂はこの岩の上です。
ルートを選べば楽に登れますが、無理矢理進もうと思うと岩を乗り越えるのが大変な道です。
11:55 安達太良山山頂着。旅館ひいらぎから5時間10分でした。疲れたーーー!!!
写真を見返すとやけに祠が傾いている写真が多いです。疲れていたし水平が取れていなかったかなとも思いましたが、祠自体が傾いている?
鉄山の方向。
こちらも風が強いので少し下で風を避けつつ岩に座ってしばらく休みました。
降りるのは登ったのとは別の場所にハシゴがあるのでそちらから。いったん山頂の一番高いところまで戻ってからでないとそちらの方へは行けませんでした。
山頂直下の広いスペース。
こちらも大分風が強かったのですが、岩の陰に座って同宿だった方を待ちました。
お昼ご飯としておにぎりを三つほど買っておいたのですが、あまりに疲れていて食べる気になりませんでした。洋菓子が幾つか残っていたのでつまみました。
水は2L確保していましたが、今日だけですでに1.5L飲み干してしまいました。最初のスキー場の登りだけで結構飲んでます。前日の疲れがかなり効いています。
何か敷くものがあれば横になりたい気分。
安達太良山~ロープウェイ山頂駅
13:30 同宿だった方が来たので一緒にロープウェイの方へ下山。その方は下山がかなり遅いと言うことでしたが、私も疲れていたのでちょうど良かったです。ゆっくり下山。
中学生の団体が来ていて何度か道を譲りました。
下山ルートで唯一残っていた雪。
雪解け水が流れ込んで途中から登山道はちょっとした沢のようになっていました。さながら飛び石コースです。
登山道がしっかり掘り下げられていて地質的なものもあるのか水が全く逃げません。しばらくこんな調子の道が続きました。
いったん左に分かれたと思ってもまた水浸しになります。
ようやく水が左の方へ逃げていきました。
14:31 分岐通過。
15:19 あだたら山ロープウェイ山頂駅着。
ロープウェイから登るときの登山口。
ここには見晴らしが無いのですが、近くに見晴らしのある場所があるようなことを聞きました。
あだたら山ロープウェイ
山頂駅の中には無料の休憩所がありました。
私は沼尻から登ったのでここで片道切符を買います。片道1050円。
山麓駅には食堂があります。
15:25 山頂駅発。
15:35 山麓駅着。乗車時間は10分程度でした。
お土産屋さんと食堂。
すぐ近くには日帰り温泉もあります。バス停(奥岳)もすぐ近くです。
バスで二本松駅前へ
定期運行のバスは平日の16:15発のみ。5/7~5/29は土日のみ臨時便もあるようです。6月以降は無いのでしょうか。結構厳しいですね。
福島交通の奥岳バス停。
16:08 バスに乗車。Suicaは使用できません。ICカードの設備はあるようですが会社独自のカードなのかもしれません。
16:18 奥岳バス停発。
16:57 二本松駅前着。乗車時間は40分ほど。運賃は800円でした。
郡山へ行く電車は17:02発。乗り換え時間が非常に短いため、同宿だった方はあらかじめ切符を買ってあるのだとか。私はこれから買うのでトイレに寄ってからさらに次の17:30発に乗る事にしてここで分かれました。
帰宅
17:30 二本松駅発。
17:55 郡山駅着。えきねっとで大宮までの自由席(新幹線eチケット)を購入。
やまびこ152号に乗って帰りました。