2021年3月23日(火)、奥多摩湖から御前山まで登ってきました。
今年もいろんな所に行きたいので少しは運動しないと……ということで最近はトレーニングのために近場の山を探しています。
でもせっかく行くのであれば可能な限り景色の良いところがいいな、と、探していたところ、奥多摩湖が目に付きました。
奥多摩湖から御前山へ登る途中、サス沢山からは奥多摩湖を一望出来るのだとか。
サス沢山から先、御前山まではそれほど眺望は無いようですがトレーニングがてら登ってみるのも良いでしょう。
奥多摩湖(標高530m)から御前山(1405m)までの標高差は875m(片道累積↑949m ↓76m)。コースタイムは往復5時間程度。距離は往復8.9km。なかなかの標高差。日頃ろくに運動していない人間にとってはちょっと大変そうですが、ゆっくり行けばなんとかなるでしょう。
そもそも私、実は奥多摩湖に行ったことがありません。東京多摩地区に生まれ育ちましたが、青梅線方面といえば行ったことがあるのはせいぜい御岳山くらいまで。その先には多分行ったことが無いと思います。
というわけで良い機会なので行ってみることにしました。
コース
- ルート
- 奥多摩湖バス停(530m) … サス沢山(940m) … 惣岳山(1349m) … 御前山(1405m) … 惣岳山(1349m) … サス沢山(940m) … 奥多摩湖バス停(530m)
- 累積標高差
- ↑1024m ↓1024m
- コースタイム
- 往復 5時間5分
電車・バスで奥多摩湖へ
2021年3月23日(火) 7:31 立川駅で青梅行きに乗車。
8:04 青梅駅着・奥多摩行きに乗り換え。8:05青梅駅発。
青梅より先は単線のため、途中の駅で対向列車のすれ違いを行いながら進んでいきます。
8:42 奥多摩駅着。駅を出たところに綺麗なトイレあり。
奥多摩湖へは西東京バスを利用します。
奥多摩駅|JR青梅線|のりば案内|路線図|西東京バス株式会社
奥多摩湖方面へは2番乗り場。行き先は色々ありますが奥多摩湖を経由するバスが多いようです。今回は奥多摩湖経由留浦行きが止まっていました。
交通系ICカード(Suica、PASMO等)対応。
8:50 奥多摩湖駅発。
トンネルの多い坂道を進んでいくと15分程度で奥多摩湖に到着します。
9:06 奥多摩湖バス停着。
奥多摩湖バス停
奥多摩湖バス停。標高は530m(小河内ダムの紹介 | 広報・広聴 | 東京都水道局によると堤頂の道路部で530mということなのでほぼ同じ高さでしょう)。
目の前には奥多摩湖が広がっています。
近くに大きめな公衆トイレあり。
御前山への登山道はダムを渡った先にあります。
奥多摩湖バス停~サス沢山
9:09 奥多摩湖バス停発。目指すはサス沢山。標高差は410m。コースタイムは登り1時間30分。
奥に見える山がこれから登る山だと思います。なかなか急峻ですね。
ダムの上を歩いて行きます。途中に小河内ダム展望塔というのがありました(写真の白い建物)。
ダムの下流側。
ダムの上流側。
奥まで歩くと左手に藤棚(?)が見えてきます。
広場があって登山道はその先です。
最初から急な階段。
途中に展望広場・頂上広場と二つ分岐がありましたが無視して進みます。帰りにでも寄ってみましょう。
そして登山道へ。急登です。
写真だと狭くて怖そうに写ってしまいましたが実際には十分幅があります。
急登に次ぐ急登。
ぱっと見あまりにも急な斜面でびっくりしてしまいますが、歩く場所はジグザグと左右に行ったり来たりしているのでそこまで急な斜度ではありません。それと、あちこち根は張りだしていますが不思議と歩きづらくはありません。
ガシガシ登っていきます。
振り返ると木々の間から奥多摩湖が見えます。葉が多くなると見づらくなるかも?
登りきるとなだらかな道も現れますが、またすぐに急登に戻ります。
奥の方に高い山が見えます。多分あそこまで行くんでしょうね……。
滑っている足跡があちこちにありました。私自身は登りでは滑りませんでしたが下りで少しだけ滑りました。
展望デッキが見えてきました。
10:07 サス沢山着。奥多摩湖バス停から約1時間でした(コースタイム1時間30分)。
サス沢山(標高940m)
サス沢山からは狙い通り奥多摩湖が一望できました。
ダムの上が530m(湖面はもう少し下)ですから約400m上から眺めていることになります。
うーん、良い眺め!
景色を堪能しつつベンチに座ってしっかり休憩。東京タワー1個分以上は登ったことになりますからね。
サス沢山~惣岳山
10:14 サス沢山発。目指すは惣岳山。サス沢山からだと標高差409m、コースタイム登り1時間15分。
奥に見える山。まだまだ遠い。
少しだけ雪が残っています。
霜柱も。
まだ日が当たっていない斜面に少しだけ雪が残っていました。登山道上にはほぼ無し。帰りにはほとんど無くなっていました。
所々何かが生えています。
11:09 惣岳山着。サス沢山から約1時間(コースタイム1時間15分)。
惣岳山(標高1349m)
小河内峠への分岐点になっているようです。
眺望はほとんどありません。
惣岳山~御前山
11:15 惣岳山発。目の前に大きな山のシルエットが見えます。あそこまで登るのでしょうか? コースタイム20分。それほど距離は無いと思います。
下ってから登り返し。
分岐。真っ直ぐ。
この辺りから山頂までは登山道上が所々わずかにぬかるんでいました。
11:32 御前山着。惣岳山から17分でした(コースタイム20分)。
御前山(標高1405m)
山頂には大きな石碑とベンチがあります。
北側には眺望があり多摩川を挟んで反対側の山々が見えます。何やら見晴らしの良さそうな稜線が見えます。でもあそこそこまで登るのはものすごく大変そう。
おむすびを二つほど食べて休憩。
さて、ここからは元来た道を引き返します。別の登山口へ降りるコースも沢山あるようでそれも魅力的ですが、今回の目的は奥多摩湖を見下ろすことにあるのでもう一度眺めてから帰りましょう。
御前山~惣岳山~サス沢山
11:59 御前山発。
12:16 惣岳山着。御前山から17分(コースタイム15分)。
12:17 すぐに出発。
木々の向こうに奥多摩湖が見え隠れします。それを眺めながらの下山も悪くありません
それにしても本当にかなりの急斜面なんです。丸い平べったい石が何かの拍子に転がったのですが、ずっと下までコロコロ転がって見えなくなりました。
所々落ちている栗。中身は空っぽです。近くに見当たらないので誰かが食べた?
いつもの事ですが傾斜を写真で表現するのって難しいですよね。振り返って一枚。
13:09 サス沢山着。惣岳山から52分でした(コースタイム45分)。
サス沢山(午後)
サス沢山~広場
13:16 サス沢山発。
「滑落事故多し!! 通行注意」の表示。かなりの急勾配ですからね。下りの方が怖い。
13:56 登りはじめに見かけた広場への分岐。せっかくなのでどんなところか寄ってみましょうか。
広場
頂上広場はテーブルが二つある小さな広場でした。
奥にお立ち台のようなところがあるのでそこに上がって周囲を見回した図。
元の道に戻って今度は少し下の展望広場へ。
こちらの方が少し広い広場になっています。手前にあるテーブルは綺麗でしたが奥の方にあるものは苔むしていました。
さらに下ってダムの左側にあるのが殉職者慰霊碑広場。ダムの工事で87名もの人が亡くなったそうです。
桜が咲き始めていますね。
殉職者慰霊碑広場の左にあるのが「奥多摩湖いこいの路」の入口。
奥多摩湖の南東側の岸を歩ける散策路らしいです。その長さはなんと12km。さらにその先のバス停までかなりあるようで、行くなら覚悟が必要でしょう。現在は冬期閉鎖中。
14:26 奥多摩湖バス停着。お疲れ様でした。
帰宅
さて、次のバスは何時かな……おっとこっちじゃない道を挟んで反対側だ。
次のバスは……15:43。今14:27。うわー、1時間以上あります。15分くらい前に出たところだったんですね。広場に寄らなければ良かったかな。
まぁ、目の前にある「奥多摩水と緑のふれあい館」に寄って時間を潰しましょうか……。
え、休館中? ひぇぇぇぇ
まあ仕方ありません。幸いベンチには事欠かない場所なのでゆっくり奥多摩湖でも見ながらお菓子でも食べて暇を潰します。
15:43 定刻通り奥多摩湖バス停発。
奥多摩駅から電車で帰宅しました。