田貫湖キャンプ場にテントを置いて長者ヶ岳・天子ヶ岳

2021年4月19日(月)~20日(火)、田貫湖・長者ヶ岳・天子ヶ岳に行ってきました。

きっかけ

ここ数年富士見スポットを巡ってきたのですが、富士山が見える場所を探していてよく見かけたのが田貫湖からの富士山写真。富士山の西側に位置するこの湖は定番の撮影スポットらしいです。

また、田貫湖のすぐ近くにある長者ヶ岳・天子ヶ岳も富士山が見える山として有名。以前愛鷹山の越前岳に登ったときに見た富士見台の看板でも紹介されていました。

さらに田貫湖にはキャンプ場もあります。

田貫湖キャンプ場(https://tanukiko.com/)

去年から今年にかけての冬は結局富士山を見に行けませんでした。春になり暖かくなってきたのでそろそろテントも使っておきたいところ。

というわけで、田貫湖キャンプ場でキャンプしつつ長者ヶ岳・天子ヶ岳に登ってみることにしました。

アクセス

田貫湖キャンプ場の最寄りのバス停は「田貫湖キャンプ場」バス停です。公共交通機関だけでアクセス可能です。

しかし田貫湖に行ってみたいなと思いながらなかなか行けなかった理由は東京方面からのアクセスの悪さ。何しろ東京方面からは富士山を挟んで反対側に位置するのですから。

となると田貫湖へ行くには富士山の北側から回り込むか南側から回り込むかのどちらか。

東京方面から田貫湖キャンプ場へのアクセス
図1: 東京方面から田貫湖キャンプ場へのアクセス

東京方面から経路検索すると基本的には南側、東海道側から回り込むルートが出てくることが多いです。電車で小田原→熱海→沼津→富士→富士宮、そこからバスで田貫湖まで行けます。新幹線を使うなら新富士駅を使用することになるでしょう。沼津までは東海道線だけでなく小田急線、御殿場線を使うルートも候補に入ってきます。

北側から回り込むとなると、河口湖から新富士駅行きの路線バス(以前浩庵キャンプ場ふもとっぱらキャンプ場に行ったときに乗りました)があります。白糸の滝まで行きそこからバスを乗り継いで田貫湖まで行けます。バスの乗り継ぎは遅れが怖いのですが白糸の滝なら乗り継ぎに失敗しても時間を潰すことは出来るでしょう。または中央線で甲府、そこから身延線ワイドビューふじかわで富士宮へ出る方法もありますが大分大回りになるので時間がかかりそうです。

私のような東京多摩地区に住んでいる人間だと東海道線は遠いので北側から行きたくなりますが、朝一番のルートを検索すると南側から回り込むルートしか出ませんでした。時間帯によっては北から回り込むルートも出ますが、やはり南側からの方が路線の選択肢が多く、それに最終的には富士宮→休暇村富士行きのバスに乗らなければならないことが大きいのでしょう。このバス路線を使う以上どのみち最早で9:53着です。新幹線を使うルートが一番に上がってきますが、在来線のみと比べて到着時間が変わらないのに値段が2000円ほど上がってしまいます(もちろん所要時間は短縮できます)。

東京駅から休暇村富士までの高速バスもあるようですが現在は運休しています。休暇村富士まで行ければ田貫湖キャンプ場までは徒歩10分程度です。

その他のアクセスについては休暇村富士や田貫湖キャンプ場のサイトが参考になるでしょう。

というわけで今回は、南武線でいったん川崎まで出て、そこから東海道線で富士まで行き、身延線で富士宮へ、後はバスで田貫湖キャンプ場へ乗り継ぐことにします。

天候判断

4月19日3時の天気図(<a target="_blank" rel="noopener" href="http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quickdaily.html?show=20210419">気象庁より</a>)
図2: 4月19日3時の天気図(気象庁より)

前週は週の後半にかけて雨が降りましたが日曜日には回復し月曜日は安定した晴れが望めそうな天気でした。月曜の天気予報は一貫して降水確率0%付近の晴れ。綺麗な富士山が期待できそうです。

宿の予約

今回の宿泊先は田貫湖キャンプ場です。完全予約制なので天気を見て土曜日に予約を入れました。当日は平日ですがAサイトは△(のこりわずか)になっていました。

チェックアウト時刻を300円で延長できるようですが予約サイトでは入力できませんでした。延長しようか迷いますが、受付で聞いてみようと思います。

1日目

川崎~田貫湖キャンプ場

2021年4月19日(月) 早朝に川崎駅へ。

荷物は推定約15kgほど。55/65リットルザックを背負っています。タープも椅子もテーブルもカメラも入っているので少々重めです。食料は少なめ。

乗車するのはJR東海道本線 沼津行き。熱海を越えてJR東海エリアまで直通の電車です。ということは、エリアを跨ぐのでSuicaでの乗り降りが出来ません。なのであらかじめ切符を購入して乗車しました。早朝の乗車駅では1690円までの切符しか買えなかったのでひとまずその額で買って降りるときに精算することにしました。

川崎駅ホーム 東海道本線 沼津行き
図3: 川崎駅ホーム 東海道本線 沼津行き
東海道本線グリーン車
図4: 東海道本線グリーン車

今回は沼津までかなり距離があるのでグリーン車を利用しました。グリーン券が必要ですが、こちらも駅ホームの券売機やモバイルSuicaでは熱海駅までしか買えません。駅改札の窓口で聞いたところとりあえず熱海まで買って車内で行き先を変更しろと言われました。モバイルSuicaで熱海までのグリーン券を購入。乗車して席の上にタッチすると赤ランプが緑ランプに変わりました。

5:58 川崎駅発。セブンイレブンで買っておいたおにぎりで朝食。

車内での朝食
図5: 車内での朝食

乗務員が通ったので声を掛けて沼津まで行きたいと告げると慣れたように行き先を変更してくれました。差額は0円(計1000円)。これで熱海以降でも緑ランプが維持されます。

川崎→沼津グリーン券
図6: 川崎→沼津グリーン券

車内から見える富士山。うーん、霞んでいますね。

茅ヶ崎付近から見えた富士山
図7: 茅ヶ崎付近から見えた富士山

小田原~熱海、左手に見える海は相変わらず美しい。

早川付近から見えた海
図8: 早川付近から見えた海

トンネルを抜けて富士山に近づくとくっきりとその山容が見えるようになってきました。よかった。

三島付近から見えた富士山
図9: 三島付近から見えた富士山

8:04 沼津駅着。同じ東海道本線の静岡行きへ乗り継ぎます。

沼津駅で乗り換え
図10: 沼津駅で乗り換え

08:09 沼津駅発。

08:27 富士駅着。

富士から富士宮までは身延線です。特急ワイドビューふじかわ1号 甲府行きに乗るのが最も早く富士宮に着きます。次の普通電車でも行けますが、特急だと富士宮駅でちょうどすぐにバスが来ます。

特急に乗るには自由席特急券を買わなければなりませんが改札内には券売機がありません。改札でどうしたら良いかたずねるとまだ時間があるので外の券売機で買ってくれと一時的に外に出してくれました。時間が無ければ車内で購入すればOKとのこと。乗車時間が短いので乗務員が来ないことを心配したのですが、実際にはちゃんと切符を確認しに来ていました。富士宮まで自由席330円。

8:44 富士駅発。

富士駅ホーム
図11: 富士駅ホーム
ワイドビューふじかわ1号から見える富士山
図12: ワイドビューふじかわ1号から見える富士山

8:55 富士宮駅着。川崎から約3時間で着きました。

富士宮駅ホーム
図13: 富士宮駅ホーム
富士宮駅 ペデストリアンデッキ
図14: 富士宮駅 ペデストリアンデッキ

駅を出て数10m先の階段を降りるとバス乗り場に着きます。

乗車するのは「休暇村富士」行き。終点「休暇村富士」は田貫湖にあり「田貫湖キャンプ場」の次のバス停です。この二つのバス停は徒歩10分ほどしか離れていません。Suica対応。

9:10 富士宮駅発。

富士宮駅 バス乗り場
図15: 富士宮駅 バス乗り場

右手に富士山を見ながら進み40分ほどで田貫湖キャンプ場に到着。

9:50 田貫湖キャンプ場バス停着。

田貫湖キャンプ場バス停
図16: 田貫湖キャンプ場バス停

すぐ近くにキャンプ場への入口があります。

田貫湖キャンプ場入口近く
図17: 田貫湖キャンプ場入口近く

9:54 田貫湖キャンプ場 南テントサイト受付着。

田貫湖キャンプ場 テントサイト受付
図18: 田貫湖キャンプ場 テントサイト受付

田貫湖キャンプ場で受け付け

田貫湖キャンプ場 テントサイト受付
図19: 田貫湖キャンプ場 テントサイト受付
田貫湖キャンプ場 施設利用料金表
図20: 田貫湖キャンプ場 施設利用料金表

早速受け付け。予約番号を告げるとあらかじめ印刷されていた紙を調べて料金を計算してくれました。

テント2500円、タープ1000円、人員200円(各1つ1泊)で3700円。

チェックアウトは明日正午。300円追加で15時まで延長可能。その場合明日もう一度受付に来て払ってくれとのことでした(延長を取りやめても返金は出来ないので明日の方が良いとのこと)。

私は明日朝一で長者ヶ岳・天子ヶ岳へ行きたいので正午には戻れない可能性が高く、また、朝受付が開く時刻に来られないかもしれないと言ったところ、それなら延長扱いにしておくことはできると言われました。

ただ、登山道について詳しく聞いたところ今から行っても夕方には十分帰ってこられるし天気も良いし今のうちに行ってもいいのではないかとのこと。なので予定を変更して今日登ることにしました。それなら延長も不要ですし明日ゆっくり出来る方が良いかもしれません。

他にも注意事項やテントサイトの説明、ごみ処理の方法などを聞いて許可証を貰いました。

テント設営

まずは設営場所探し。

田貫湖キャンプ場。田貫湖の湖岸に沿って細長くテントサイトが設けられています。

田貫湖キャンプ場 Aサイト
図21: 田貫湖キャンプ場 Aサイト

ほぼどこからでも富士山が見えます。

Aサイトから見える富士山
図22: Aサイトから見える富士山

時刻は10時過ぎ。前日からいる人たちがそろそろ片付けの準備を始めた頃。なのでまだ良いところが埋まっておりなかなか場所が決まりません。撤収を待っていると出発が遅くなってしまいますし……。ウッドデッキのそばにテントが二張りあってその間にスペースが空いていたのでそこに設営することにしました。

本日の設営場所
図23: 本日の設営場所

10:43 設営完了。今回はタープも椅子も持ってきました。

テント設営完了
図24: テント設営完了
幕営許可証
図25: 幕営許可証
湖も近く富士山の見える好位置
図26: 湖も近く富士山の見える好位置

田貫湖キャンプ場・休暇村富士から長者ヶ岳へ

設営を終えたらサブザックに水と食料を詰めて出発。

本日のルートは周回コースです。テントから出たら休暇村近くの登山道へ。長者ヶ岳まで登り。長者ヶ岳から天子ヶ岳までは下って登り。天子ヶ岳から林道まで下り。林道を歩いて田貫湖まで帰ります。

本日のルート
図27: 本日のルート

10:59 テント発。

Aサイト 炊事棟、トイレ・シャワー棟
図28: Aサイト 炊事棟、トイレ・シャワー棟

湖岸に沿って西の方へ歩いて行きます。

途中からキャンプ場のBサイト。こちらは湖との間に木々がある林間サイトです。

AサイトとBサイトの境目、手足洗い場
図29: AサイトとBサイトの境目、手足洗い場

Bサイトは湖からは少し離れていますが富士山は多くの場所でバッチリ見えます。

Bサイトからの富士山
図30: Bサイトからの富士山

まずは休暇村富士を目指します。遊歩道を歩くか外の車道を歩くか迷ったのですが、素直に車道に出てしまった方が分かりやすかった気がします。

遊歩道の分岐
図31: 遊歩道の分岐

11:07 休暇村富士の前を通過。

休暇村富士前
図32: 休暇村富士前

休暇村の建物に沿って車道を進みます。

休暇村富士の西側
図33: 休暇村富士の西側
休暇村富士の西側から見える富士山
図34: 休暇村富士の西側から見える富士山

11:10 長者ヶ岳 2.9km 135分の表示があります。

長者ヶ岳へ最初の標識
図35: 長者ヶ岳へ最初の標識

Google Mapsだとこのあたり。

「東海自然歩道」と書いてあるのは田貫湖北岸から天子ヶ岳への道が東海自然歩道 6番 富士展望コースの一部となっているからです。このまま進んで登っていくとその道に合流します。

6.富士展望コース | 東海自然歩道連絡協会公式サイト

11:14 少し進むと車が止まっている場所(駐車場?)に着きました。ここからは登山道になります。

長者ヶ岳への登山口(駐車場?)
図36: 長者ヶ岳への登山口(駐車場?)
休暇村富士からの登山道
図37: 休暇村富士からの登山道

急勾配をぐんぐん上がっていきます。よく整備されていますがきつい!

休暇村富士から長者ヶ岳へ
図38: 休暇村富士から長者ヶ岳へ

所々ベンチがあります。

休暇村富士から長者ヶ岳へ(ベンチ)
図39: 休暇村富士から長者ヶ岳へ(ベンチ)
長者ヶ岳まで2.6km 110分
図40: 長者ヶ岳まで2.6km 110分
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木々の間から見える富士山
図41: 木々の間から見える富士山
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長者ヶ岳まで2.2km 85分
図42: 長者ヶ岳まで2.2km 85分

11:42 ベンチと見晴らしのある場所に出ました。田貫湖北岸から続く登山道との合流点、休暇村分岐です。休暇村富士から35分(コースタイム1時間)でした。

休暇村分岐
図43: 休暇村分岐

そこには思いがけず素晴らしい眺めがありました。

休暇村分岐からの富士山
図44: 休暇村分岐からの富士山

右から伊豆半島・駿河湾、愛鷹山、そして左に富士山。標高0mから3776mまでを見渡せる絶景スポットです。海の方は霞んでいて良く分かりませんでしたが……。ここにいたお二人に教えていただきました。

休暇村分岐からの富士山
図45: 休暇村分岐からの富士山

田貫湖の南岸、キャンプ場が見えます。あそこから登ってきました。

休暇村分岐からの田貫湖
図46: 休暇村分岐からの田貫湖

長者ヶ岳まではまだ半分以上あります。

休暇村分岐にある地図
図47: 休暇村分岐にある地図

長者ヶ岳まで2.1km 80分です。

休暇村分岐にある標識
図48: 休暇村分岐にある標識

11:47 休暇村分岐発。

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11:58 長者ヶ岳まで1.3km 50分。

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ふひー、きつい坂。

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ちょうど良いベンチ。ありがたく使わせていただきます。

休暇村分岐~長者ヶ岳にあるベンチ
図49: 休暇村分岐~長者ヶ岳にあるベンチ
ベンチからの眺め
図50: ベンチからの眺め
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何の植物でしょう。天子ヶ岳まであちこちで見られました。

何かの植物
図51: 何かの植物

後もう少し。

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長者ヶ岳直前
図52: 長者ヶ岳直前

12:28 長者ヶ岳着。休暇村分岐から41分(コースタイム80分)、休暇村前から1時間21分(コースタイム2時間15分)でした。

長者ヶ岳
図53: 長者ヶ岳

案外疲れました。距離が短いので一気に登ってしまおうという気分でしたが甘かった。

長者ヶ岳 1335.8m標識
図54: 長者ヶ岳 1335.8m標識

長者ヶ岳(標高1336m)

左右の木が少々邪魔ですが良い眺めです。

長者ヶ岳から見える富士山
図55: 長者ヶ岳から見える富士山
長者ヶ岳から見える富士山
図56: 長者ヶ岳から見える富士山
長者ヶ岳から見える富士山
図57: 長者ヶ岳から見える富士山

富士山の方向真正面に田貫湖を見下ろすことが出来ます。

長者ヶ岳から見える富士山と田貫湖
図58: 長者ヶ岳から見える富士山と田貫湖

田貫湖キャンプ場全景。写真の真ん中に半円状のウッドデッキが見えます。その右に見える点が私のテントです!

長者ヶ岳から見える田貫湖キャンプ場
図59: 長者ヶ岳から見える田貫湖キャンプ場

西側からの富士山。その大きな特徴は荒々しい崩壊箇所「大沢崩れ」(大沢崩れ – Wikipedia)。くっきり捉えることが出来ました。

長者ヶ岳から見える大沢崩れ
図60: 長者ヶ岳から見える大沢崩れ

富士山とは反対側、北西の方向に見える山々。南アルプスでしょうか?

長者ヶ岳から見える南アルプス(?)
図61: 長者ヶ岳から見える南アルプス(?)
長者ヶ岳山頂
図62: 長者ヶ岳山頂
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お腹がすいたのでお昼ご飯にします。セブンイレブンで買っておいた惣菜パンを二つほど。

長者ヶ岳で食べるパン
図63: 長者ヶ岳で食べるパン

ゆっくり30分ほど滞在してしまいました。

長者ヶ岳~天子ヶ岳

12:55 長者ヶ岳発。天子ヶ岳まで1.8km 50分。

長者ヶ岳にある標識
図64: 長者ヶ岳にある標識

例の植物が多数生えています。

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しばらく緩い道が続いた後、下ってまた登り返しです。

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木々の向こうに天子ヶ岳が見えます。

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岩の多い急な下り。

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上佐野分岐(県境)
図65: 上佐野分岐(県境)

13:09 上佐野分岐(県境)通過。天子ヶ岳まで0.8km 25分。長者ヶ岳と天子ヶ岳の間の鞍部であり中間地点です。

上佐野分岐(県境)
図66: 上佐野分岐(県境)

そしてここから天子ヶ岳までは急な登り。

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登りきるとなだらかな道になります。

長者ヶ岳手前
図67: 長者ヶ岳手前

天子ヶ岳(標高1330m)

はて、地図によればこの辺りに頂上があるはずだけど……。

長者ヶ岳山頂付近
図68: 長者ヶ岳山頂付近
長者ヶ岳山頂付近
図69: 長者ヶ岳山頂付近

下りはじめてしまったので戻って探すと尾根の富士山寄りに並行して別の道がありました。その先に小さな標識が見つかりました。(13:28)

長者ヶ岳山頂標識
図70: 長者ヶ岳山頂標識

「天子ヶ岳1330M」の左右に天子の絵が描かれています。下には「最高点 山頂広場まで1分」と書かれています。

長者ヶ岳山頂標識
図71: 長者ヶ岳山頂標識

はて、最高点や山頂広場が別の場所にあるのでしょうか? 1分というと多分目に見える範囲内ですよね? 一番高くなっているのは道から少し富士山側に入ったあたりな気がしますが、木や枯葉だらけで特に何も見当たりません。富士山は木々の向こうに透けて見える程度。

あたりをウロウロするもよく分からず仕方ないので道を白糸側へ進むと……

長者ヶ岳山頂付近
図72: 長者ヶ岳山頂付近

13:34 広場が現れました。これがまさしく頂上広場でしょう。ということは先ほどの標識は「(ここのあたりが)最高点(付近)」「頂上広場まで1分(実際には2分くらい?)」という意味だったようです。

長者ヶ岳 頂上広場
図73: 長者ヶ岳 頂上広場

頂上広場には「富士見台→」と書かれた看板がありました。

長者ヶ岳 頂上広場にある富士見台への看板
図74: 長者ヶ岳 頂上広場にある富士見台への看板

富士山方向に木々が薄くなった所があり、そちらに行ってみるとすぐに富士山が見晴らせる場所が現れました。

長者ヶ岳 富士見台から見える富士山
図75: 長者ヶ岳 富士見台から見える富士山

ちょっと木が多すぎですね。

長者ヶ岳 富士見台から見える富士山
図76: 長者ヶ岳 富士見台から見える富士山

丸太を切って出来た椅子が二つ置いてありました。一休み。

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天子ヶ岳~林道出合

ここからは白糸方面に下山します。計画段階で元来た道を戻るかどうか迷ったのですが、せっかくなので周回してキャンプ場に戻ることにしました。多くのコースガイドでは白糸の滝まで降りているのですが、今回は途中で左に曲がって林道を歩いてキャンプ場まで戻ることにします。(実際に歩いてみた感想は、富士山が目当てなら元来た道を帰る方が良い、または、白糸の滝まで行ってからバスで田貫湖まで戻る方が良い、といったところです)

13:51 天子ヶ岳 富士見台発。

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例の植物がこんなに沢山。ほんと何の植物なんでしょうね。

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13:55 すぐに急な下り坂が始まりました。

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岩や木の根が多い歩きづらい下り。足にきます。

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13:57 白糸・芝川分岐通過。芝川方面は国土地理院の地図には載っていません。

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振り返って一枚。

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綺麗な花が咲いてる~と降りながら手を伸ばして写真を取ろうとしたら……イタタタタ、足をつりました。右足のふくらはぎ、筋肉に変な方向に力がかかったと思ったら。思わず声を上げてしまいましたが、幸いすぐに回復して痛みは少し残るものの歩行に支障はありませんでした。

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概ね富士山の方向へ降りているので所々木々の間から見えますが見晴らしの良い場所はそれほど多くありません。

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急な下りが続きます。

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道が少し緩やかになってきました。

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地図によればこの辺りが標高921m地点。特に何もありません。(結局下までベンチ等は見当たりませんでした)

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持ってきた1Lの水はこの辺りで無くなりました。夏なら熱中症コース。

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緩やかな道が嬉しい。

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また急な下りに。

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15:01 林道出合に到着。天子ヶ岳 富士見台・頂上広場から1時間10分でした。

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林道出合~田貫湖キャンプ場

さて、ここから多くのガイドマップでは白糸の滝へ向かいますが、今回は林道を歩いてキャンプ場まで戻ります。少々距離がありますが急な坂は無いはずなので大丈夫でしょう。

林道出合から田貫湖キャンプ場までのルート
図77: 林道出合から田貫湖キャンプ場までのルート

「田貫湖・休暇村富士」の標識もありました。

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林道は場所によって舗装されていたりいなかったり。

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15:09 分岐通過。右へ。左は天子ヶ岳から伸びる尾根上の末端にある山へ至るようです。右に沢があり水の流れる音がします。

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山の上はそれほど花を見かけませんでしたが、この辺りではヤマブキがよく咲いていました。

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15:11 沢の上を渡ると広々とした場所に出ました。ここも分岐になっています。真っ直ぐ……

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ん? 通行止め!?

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工事中につき通り抜けできませんと書いてあります!

歩行者が通れるくらいの隙間は開いています。通行止めは車だけが対象という場合も山を歩いていると良くありますが……。

かなり迷いましたが、途中で本当に通れなくなったら目も当てられないので念のため迂回することにします。

林道出合から田貫湖キャンプ場までのルート(通行止め迂回)
図78: 林道出合から田貫湖キャンプ場までのルート(通行止め迂回)
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沢沿いの林道を降りていきます。

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15:24 分岐。左へ。沢を渡って田貫湖の方向へ。

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橋を渡って一般道に出ました。天子の森オートキャンプ場付近を通って休暇村富士へ至ります。

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延々と続く普通の道。つ、疲れた……。

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15:41 分岐。予定していた道とはここで合流するはずでした。

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見るとここも通行止になっています。迂回して正解、だったのかな?

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天子の森。道沿いに多数のキャンプサイトがありました。公式サイトによれば営業はしているようですが平日のためか利用している人は見当たりませんでした。

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ハァ、ハァ……田貫湖はまだか……。ほんと夏場なら熱中症コースです。もっと水を持ってくれば良かった。

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16:06 休暇村富士前の分岐に到着。戻ってきました。

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キャンプ場はすぐそこです。

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と、ここで休暇村富士行きのバスとすれ違いました。このバスに乗って帰ってくれば良かったのでは!?(とはいえ林道出合からバス停までそこそこ距離があるみたいですし、どちらが良いのか不明)

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16:09 田貫湖キャンプ場に入場。

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すぐに炊事棟で水を補給。

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16:16 テントに戻ってきました。林道出合から1時間15分でした。

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出発したのが10:59なので5時間17分かかりました。

疲れた!

本日の山行ルート

田貫湖キャンプ場で過ごす

しばらく椅子に座って息を整えました。

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キャンプ場受付の営業時間は午後5時までなのでもうすぐ閉まります。何か買うものは無いかと見に行きました。

田貫湖キャンプ場 アイス売り場
図79: 田貫湖キャンプ場 アイス売り場
田貫湖キャンプ場 自動販売機
図80: 田貫湖キャンプ場 自動販売機

アイスとジュースを購入。

田貫湖キャンプ場 アイスとジュース
図81: 田貫湖キャンプ場 アイスとジュース

疲れた体に染み渡りますが食べていると体が冷えてきました。ライトダウンと防寒ジャンパーを着ました。

近くのウッドデッキからは綺麗な景色が見られます。

田貫湖と富士山
図82: 田貫湖と富士山

この日は完全に風が止むことはありませんでした。

田貫湖と富士山
図83: 田貫湖と富士山
田貫湖
図84: 田貫湖

持ってきたお茶とお菓子。

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18時頃、夕食の準備を開始。今日の夕食はスパゲティです。あらかじめ水に浸けておいたスパゲティを使用して時間短縮を狙います。玉ねぎ、しめじ、バターもジップロックに入れて持ってきました。

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まずスパゲティがギリギリ浸るくらいの水を沸騰させます。浸けておいた水も使用。沸騰したらスパゲティを入れて十分加熱します。生煮えのスパゲティほどまずいものはないので固さを確認して十分加熱しましょう。ちょうど良い固さでゆで汁が無くなれば良いのですが、ゆで汁が余ったら捨てるか飲んでしまいましょう。それかスープスパゲティにするか。

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ゆであがったら火から下ろして、次はフライパンで玉ねぎとしめじをバターで炒めます。

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炒め終わったらスパゲティと混ぜて適当なソースを加えて完成。

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うーん、このバジルソースとはあまり合わないような気が。

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ソースを拭うためのパンも用意してあります。マーガリン入りなのは残念。

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持ってきたソーセージも炒めてみました。残っていたバターでパリッと焼けておいしー。

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仕上げは温かいカップスープ。夜は寒くなりますから温かいものを用意したいですよね。

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暗くなったのでライトをつけました。タープのポールに吊すとなんだか少しおしゃれですね。

このライトはコールマン ハンギングEライト LED。先日昭島のアウトドアヴィレッジに行ったときに購入したものです。前々からこのタイプのライトが欲しかったのですがAmazonで見ても似たようなものが沢山あってブランドも怪しげでどれが良いのやら分かりませんでした。なので店頭で見て気に入ったので即購入しました。わりと最近のモデルらしいです。小さくても明るくて長時間使用可能。USB充電式でいざという時にモバイルバッテリーとしても使用できます。コンパクトなのでヘッドライトと一緒に透明なペンケースに入れておけば収納の邪魔にもなりません。

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星空

時刻は19:30頃。富士山の上には北斗七星~アークトゥルス~スピカと春の大曲線が浮かんでいます。

富士山の上の春の大曲線
図85: 富士山の上の春の大曲線

反対側には冬の大三角形。

冬の大三角形
図86: 冬の大三角形
オリオン座(拡大)
図87: オリオン座(拡大)

オリオン座の上には月が輝いています。

本日の月齢は約7。半月に少し足りないくらい。月没は翌0:48。

早めに寝て深夜また起きることにしましょう。

2日目

星空続き

深夜1:40頃に起床。

富士山の上には夏の大三角形が浮かんでいました。ダブル三角。

富士山の上の夏の大三角形
図88: 富士山の上の夏の大三角形

天の川も肉眼でギリギリ見えるような。写真はそれより少しだけ見やすく補正してみました。

射手座の方向にも薄ら天の川が見えます。写真下部中央やや左に射手座の一部である南斗六星が見て取れます。その上にボンヤリ天の川。肉眼でもちょうどこんな感じなのであえて強く補正するのはやめておきます。

射手座の方向
図89: 射手座の方向

北極星の方向。

北極星の方向
図90: 北極星の方向
富士山の上の夏の大三角形
図91: 富士山の上の夏の大三角形

一通り写真を撮った後再度寝ました。

ダイヤモンド富士?

朝5時起床。

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田貫湖キャンプ場のみどころガイドによれば、4月20日と8月20日の前後1週間は午前6時前後にダイヤモンド富士が見られるとのこと。

4月20日といえば、そう、今日ではありませんか! 特段狙ったわけでは無く純粋に天気を見て日にちを決めたのですが、こういうことってたまにありますよね(12月12日にたまたま標高1212mの山に登ってしまったこととか)。

休暇村の方に展望デッキがあってそこがベストスポットらしいので行ってみることにします。

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テントから徒歩10分くらいで展望デッキに着きました。

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すでに日の出を待つ人が多数。最前列はカメラの三脚で埋まっていました。

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富士山の背後の光が少しずつ左から右へ移動しています。

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06:02 太陽が出てきました。

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真上よりわずかに右側。右側は南なので、真上になるのはもう数日先ではないかと思います。

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太陽が出ると体感できるくらい一気に温度が上がります。

6:10過ぎ、キャンプ場へ戻ります。

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朝食

まずはカップスープで体を温めます。

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昨日セブンイレブンで買っておいたピザ。

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試しにフライパンで温めたところ生地がサックリして美味しい。

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今日の予定

山へは昨日登ってしまったので今日は特にやることはありません。

といいますか前日の疲れが残っていてとても動き回る元気がありません。レンタサイクルを借りて田貫湖を一周したいと思っていたのですがまたの機会にしたいと思います。

ただ帰り際に白糸の滝だけは見学したいと思います。前々から見てみたかったのですがこの機会を逃すともう一生見に行かないような気がするので。

あとはせっかく富士宮に来たのですからお昼に焼きそばでも食べてから帰りましょう。

片付け

というわけで少しずつ片付けを進めていきます。

田貫湖キャンプ場にはAサイトとBサイトにそれぞれ炊事場棟やトイレ・シャワー棟があります。

炊事棟
図92: 炊事棟
トイレ・シャワー棟
図93: トイレ・シャワー棟

ゴミは炊事場棟の前で捨てられます。(テン泊登山の予行演習を兼ねているので)あまりゴミは出ませんでしたが受付時にビニール袋をもらったので燃えるごみを捨てて少しでも身軽になりました。

炊事棟前のゴミ捨て場
図94: 炊事棟前のゴミ捨て場

ボンベやライター、電池まで捨てられるのには驚きました。私も今回250Tが空になったので捨てました。(予備のIP-110も持参)

ボンベ捨て場
図95: ボンベ捨て場
ライター、電池捨て場
図96: ライター、電池捨て場

焚き火の灰や炭を捨てるところもあります。捨てる場所があるところなら焚き火をしてみたくなりますが焚き火台を持っていないので出来ません。コンパクトな焚き火台でも買おうかな?

炊事棟内の灰・炭捨て場
図97: 炊事棟内の灰・炭捨て場

テントを乾かしながら合間にコーヒーでも。

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富士山に乾杯。

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今回持ってきたもので使わなかったものが一つあります。それはマット。地面が柔らかく、それでいて寒くも無く、マットが無くても寝袋だけで普通に寝られました。

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9:26 撤収完了。

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富士山とは反対方向の山々。どれが長者ヶ岳でどれが天子ヶ岳か分かりません。

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……と書くのもなんなので調べてみました。多分四つ写っているピークの内、真ん中の二つが天子ヶ岳(左)と長者ヶ岳(右)だと思います。一番右と一番左は天子ヶ岳や長者ヶ岳から手前に伸びている尾根だと思います。

09:38 受付で許可証を返却。

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受付棟の右側にはレンタサイクルが多数並んでいます。借りて周囲を散策したかったなぁ。

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09:43 田貫湖キャンプ場バス停着。

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この日(平日)の田貫湖キャンプ場発富士宮駅行きのバスは 9:56 10:26 11:26 12:26 14:26 16:26 17:36 の7本。午前中は概ね1時間に1本ですが、9:56と10:26だけ30分間隔です。

白糸の滝を見たいのですがおそらく30分もあれば十分でしょう。9:56発のバスに乗って白糸の滝で降りて、見学し、その30分後のバスに乗ればちょうど良いはずです。

10:00少し遅れてバスが来ました。田貫湖キャンプ場発。

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白糸の滝を見学

10:14 白糸の滝バス停着。

車内では次の白糸の滝観光案内所前で降りるようにアナウンスがありますが、白糸の滝へ降りる近道があるようなのであえて手前で降ります。二つのバス停はかなり近いので正直どちらで降りても大丈夫だと思います。

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近道と書かれた矢印の方へ進むとすぐに展望台がありました。

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そこは白糸の滝を見下ろしながら同時に富士山も眺められる欲張りな場所でした。

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すぐ近くに下に降りる階段がありました。

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うわー、これは凄い。思っていたよりも広い!

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幅150mにも渡って滝になっているそうです。長野のやつみたいなのを想像していました。

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観光案内所の方へ歩いて行きます。

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お土産屋の先に「音止の滝」と書かれた場所がありました。

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うーん見づらい。かなり水量がある滝で迫力はあります。

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食べるとこもいくつかありました。ここで食べてもいいかなーとも思いましたが、まだ時間も早いですし富士宮駅の近くまで行ってから食べようと思います。

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10:35 白糸の滝観光案内所前バス停着。

白糸の滝観光案内所前バス停
図98: 白糸の滝観光案内所前バス停

10:40 狙い通り30分後のバスがやってきました。白糸の滝観光案内所前バス停発。

白糸の滝観光案内所前バス停 発
図99: 白糸の滝観光案内所前バス停 発

富士宮やきそば

11:09 浅間大社前着。このあたりに焼きそば屋さんが多数あるようなのでここで降りました。

浅間大社前バス停
図100: 浅間大社前バス停

すぐ近くに富士宮やきそばののぼりが多数立った場所が。

お宮横丁前
図101: お宮横丁前

「お宮横丁」というそうで、複数のお店が並んでいます。

お宮横丁-静岡県富士宮

どれがいいのかよく分からなかったのですが、奥にある「すぎ本」というお店で「イカと豚肉入り焼きそば(大)」を注文。750円。

すぎ本 お宮横丁店
図102: すぎ本 お宮横丁店

魚粉を好きなだけかけていただきます。

すぎ本 イカと豚肉入り焼きそば(大) 750円
図103: すぎ本 イカと豚肉入り焼きそば(大) 750円

できあがりまで少々時間がかかっただけあってしっかり焼けています。全体的にはまあまあ。お肉が少ないかなー。

並にして他の店と食べ比べしたかったかも。

帰宅

11:32 お宮横丁発。富士宮駅まで歩きます。

浅間大社の方から流れている川がありますが水が綺麗です。

神田川
図104: 神田川
神田川
図105: 神田川

何年か前に一度だけ富士宮に来たことがありますが、その時に浅間大社の周辺を散策しました。湧き水がとっても綺麗だったことを覚えています。

富士宮駅への道
図106: 富士宮駅への道

11:41 富士宮駅着。

富士宮駅
図107: 富士宮駅

さて、帰るルートは色々ありますが、今回は小田原から小田急線で帰ろうと思います。一番安いので。

ここでもJR東海とJR東日本のエリアまたぎがあるのでSuicaは使えません。窓口で小田原に行きたいのですがどうしたら良いでしょうと尋ねると乗車券を発券してくれました。券売機で金額指定で1340円買っても良かったのかもしれません。または降りるときの精算前提で少額買うとか。

富士宮から小田原への乗車券
図108: 富士宮から小田原への乗車券

11:46 富士宮駅発。

富士宮駅
図109: 富士宮駅

12:04 富士駅着。

12:27 富士駅発。

富士駅ホーム
図110: 富士駅ホーム

13:07 熱海駅着。

13:10 熱海駅発……のはずだったのですが、居眠りをしていて目が覚めたときには熱海駅で停車中。いそいで別のホームにある電車に乗り換えようとしたのですがすんでのところで乗り逃してしまいました。一本後の電車に乗ります。

13:29 熱海駅発。上野東京ライン高崎行き。

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ホント海が綺麗。

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13:55 小田原駅着。

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小田急線に乗って帰宅しました。

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感想

春ということもあって少し霞んでいましたが天気が良く富士山をたっぷりと堪能できました。長者ヶ岳・天子ヶ岳にも登れましたし星空も見られダイヤモンド富士まで。案外欲張りな旅行となりました。

いや、本当はもっと欲張るつもりだったんです。田貫湖周辺の様子をもっと見て回れなかったのが残念です。

一日目に長者ヶ岳・天子ヶ岳に登ったのが良かったのかどうか。結構余裕無かったですからね。二日目に回せば一日目に色々見て回れたとは思いますが、二日目に降りてきて疲れ果てているときの撤収~帰りは辛くて仕方なかったでしょうね。2泊3日にすれば良かったのかもしれませんが、それはそれで他の弊害が出てきそうな。まぁ、体力が無いのが悪いんです。

田貫湖キャンプ場から長者ヶ岳・天子ヶ岳への山行はどうやってキャンプ場に戻るかが悩み所でした。実際に行ってみた感じでは林道を歩いて周回するのはそれほど良くなかったなと。予期せぬ通行止めもありましたし。いや、歩いたことがない所を歩きたいというなら良いと思うんですよ。でも富士山を堪能したいなら長者ヶ岳の方に戻って下りた方が多分見晴らしは良いと思います。休暇村分岐からの眺めはもう一度見たかったです。また、白糸の滝まで行くルートも案外悪くないと思いました。思っていたよりもバスの本数が多かったので十分予定に組み込めそうでした。白糸の滝自身も思っていたよりも見応えがありました。まだ見たことがない人は周回よりも白糸の滝まで下りる方をおすすめします。

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“田貫湖キャンプ場にテントを置いて長者ヶ岳・天子ヶ岳” への1件の返信

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