日光湯元キャンプ場にテントを張って日光白根山へ(バス・ロープウェイ使用)

2020年09月27日(日)~28日(月)、日光湯元キャンプ場でテント泊して日光白根山へ登ってきました。

9月下旬、週明けに天気が回復しそうなのでどこかに行きたいな、ということで場所を探していました。あまり元気が無いので簡単なところ、かつ、あまり行ったことが無い東北方面を中心に探していたのですが、アクセスが悪かったりバスが平日しか動いていなかったりなかなか手軽な場所が見つかりません。もう少し近くで手軽に行けるところは無いかなと探したところ日光白根山(奥白根山)が目に付きました。日光白根山はロープウェイで登れる百名山として以前から気になっていたところ。なので具体的に計画を立ててみました。

ちなみに奥日光は何年か前に湯元温泉まで行ったことがあります。中禅寺湖のホテルに泊まって、翌日バスで湯元温泉まで行き、そこから歩いて湯滝、戦場ヶ原、竜頭の滝などを見てまわりました。今回行くのはその湯元温泉のさらに奥になります。

現地へのアクセス

まず目指すのは日光白根山ロープウェイ。

日光白根山ロープウェイ | 丸沼高原 | 日光白根山ロープウェイ,キャンプ場,群馬

日光白根山ロープウェイまでは、関越交通の路線バスを使用します。日光から湯元温泉経由で行く方法(東)と、沼田から鎌田経由で行く方法(西)があるようです。

20200927-access.png

どちらの方法にせよ朝早く自宅を出ても着くのは昼頃になってしまいます。

宿泊地

日帰りは厳しいのでどこかで一泊しなければなりません。

私が思いついた中で最も気軽なのが宇都宮で一泊する方法。宇都宮駅はJR日光線の始発駅であり始発電車に乗れば日光白根山ロープウェイに行く最初のバスに間に合います。宇都宮駅周辺には安価なビジネスホテルが多数あるので出費を抑えることも出来ます。素泊まりプランなら遅い時間にチェックイン出来るので自宅や職場を遅い時間に出発できて効率的に時間を使えることでしょう。

二つ目は湯元温泉や丸沼高原で一泊する方法。どうせ行くのだから温泉宿に泊まりたい、ゆっくりしたい、ということであればこの方法になるでしょう。ビジネスホテルよりは割高になりますが昨今はGo Toキャンペーンなるものもあるようでうまく適用出来れば安く上がることもあるでしょう。丸沼高原で泊まれば始発バスより早い時間からロープウェイに乗れます。

三つ目はテント泊。調べたところ周辺には次の二つのキャンプ場があるようです。

丸沼高原にあるのはオートキャンプ場で料金は高めですが設備は整っているようです。湯元温泉にあるのは国営のキャンプ場で一人一泊1000円。

というわけでかなり悩んだのですが、今回は湯元キャンプ場でテント泊してテントを置いて白根山へ登ることにしました。せっかくテントを持っているわけですし、どんなところなのかここで紹介したいということで。

今回の山行ルート

今回のルートですが、バスでロープウェイまで行ってそこから山頂に登り、湯元に直接降りてテントを回収して帰ることにします。湯元からバス・ロープウェイを使わず直接山頂へ登って別のルートで湯元に降りてくるのも定番コースらしいのですが、急坂の上り下りでコースタイム8時間にもなるらしいので止めておきます。今回のルートでもバスの始発は湯元温泉8:30発→ロープウェイ9:07着なので湯元に戻ってくるのが15~16時くらいになってしまいますが仕方ありません。

日光白根山の登山情報については丸沼高原のサイトに詳しく書かれています。

日光白根山登山 | 丸沼高原 | 日光白根山ロープウェイ,キャンプ場,群馬

湯元温泉へ

2020年9月27日(日)、朝早く自宅を出て武蔵野線経由で新越谷へ。ファミリーマート新越谷駅前店で買い物をしてから区間急行で南栗橋へ行き、そこで急行 東武日光行きに乗り換えます。

新越谷駅改札
図1: 新越谷駅改札
南栗橋で急行東武日光行きに乗り換え
図2: 南栗橋で急行東武日光行きに乗り換え
急行列車の車内
図3: 急行列車の車内

今日から天気が回復する予報だったのですが、車内でSCW天気予報を見るとなかなか雲が取れず場合によっては雨も降りそう。失敗したかなと少し不安になりましたが明日は天気が回復しそうなのでこのまま行くことにしました。

08:17東武日光駅着。

東武日光着
図4: 東武日光着
東武日光駅 バス表示
図5: 東武日光駅 バス表示
東武日光駅前
図6: 東武日光駅前

駅を出てロータリーの真ん中がバス乗り場です。湯元温泉行きの乗り場は2A。

東武日光駅バス乗り場
図7: 東武日光駅バス乗り場

バス乗り場の脇にある謎の水場。日本一の水だそうです。由来はよく分かりませんでした。湧き水?

水道
図8: 水道

8:42湯元温泉行きのバスに乗車。Suica、PASMO対応です。

バス乗車
図9: バス乗車

8:45 東武日光駅発。

バスは第二いろは坂を登り中禅寺湖北岸を通って竜頭の滝あたりで北上して戦場ヶ原を通り抜けて湯ノ湖へ。外は霧で真っ白。

真っ白な車外
図10: 真っ白な車外

10:07 湯元温泉着。東武日光駅からの運賃は1750円でした。

湯元温泉着
図11: 湯元温泉着

湯元温泉は湯ノ湖の北岸に位置する温泉地です。

湯元温泉案内図(北は→)
図12: 湯元温泉案内図(北は→)

湯元温泉から見て日光白根山は西、中禅寺湖は南の方向にあります。

奥日光案内図
図13: 奥日光案内図

まずはビジターセンターへ向かいます。南の湯ノ湖の方へ少し歩くとすぐに右手にビジターセンターが見えます。

湯元温泉
図14: 湯元温泉

日光湯元キャンプ場

10:11 日光湯元ビジターセンター着。

日光湯元ビジターセンター
図15: 日光湯元ビジターセンター

キャンプ場の受付はこの日光湯元ビジターセンターで行います。

日光湯元ビジターセンター
図16: 日光湯元ビジターセンター

テーブルに申込書が置いてあるので早速記入。

キャンプ場利用申込書
図17: キャンプ場利用申込書

今回は1泊するつもりですが、明日白根山へ行っている間の荷物をどうするか考えなければなりません。どこか荷物を預けられる場所があれば良いのですが、無ければテントを張りっぱなしにして帰ってから畳む必要がありそうです。

ビジターセンターの隣に無料の休憩所があり、その中にコインロッカーがあります。しかし大きさは小型(100円)と中型(200円)の2タイプ。テント泊用の大型ザックは入りません。さらに開いているのは9:00~16:00の間のみ。朝の出発前に預けることはできません。

ビジターセンター横の無料休憩所
図18: ビジターセンター横の無料休憩所
ビジターセンター横の無料休憩所
図19: ビジターセンター横の無料休憩所
休憩所内のコインロッカー
図20: 休憩所内のコインロッカー

となるとテントを張りっぱなしにすることになりますが、湯元に帰ってくるのは15~16時の予定。目の前の張り紙にはキャンプ場の利用時間は12:00までと書いてありました。それまでに帰ってくることはまず不可能です。それでもテントを置いていくとなると2泊にする必要があるのでしょうか。ビジターセンターの方に相談したところ明日はデイキャンプ扱いにすれば500円で済むとのこと。明日帰ってきたらまた来て払ってくれとのことだったので、とりあえず1泊分1000円を支払いました。(後で上写真の申込書をよく見ると小さくPM4:00チェックアウトと書いてますね。これはデイキャンプの場合でしょうか? さすがにデイキャンプで12時までということはないでしょうし。聞いてみれば良かった)

ビジターセンターから西の方へ歩いて行くと白根山への登山道(砂利道)があり、その左側がキャンプ場です。

キャンプ場へ
図21: キャンプ場へ
キャンプ場へ
図22: キャンプ場へ
キャンプ場へ
図23: キャンプ場へ
砂利道の左側がキャンプ場
図24: 砂利道の左側がキャンプ場

10:32 日光湯元キャンプ場着。

キャンプ場
図25: キャンプ場

広々とした芝生のキャンプ場です。

が、よく見るとあちこちに黒い玉状のものが……。どうやら鹿の糞のようです。芝生のあちらこちらに散らばっています。よく見ていないと踏んづけてしまいそう。

鹿の糞(クリックで拡大)
図26: 鹿の糞(クリックで拡大)

糞が少ないところを探してテントを張りました。芝生が薄いところは糞も少なめな気がします。場合によっては何か糞を撤去する方法を用意した方がいいかもしれません。

10:58設営完了。

テント設営完了
図27: テント設営完了

許可証としてビジターセンターで受け取ったリボンをくくりつけました。

許可証のリボン
図28: 許可証のリボン

三角屋根の建物が炊事棟。手入れは行き届いているようでしたが残飯で少し汚れていました。おそらく直前に利用した人によるものでしょう。

炊事棟
図29: 炊事棟
炊事棟
図30: 炊事棟

トイレは場外にある公衆トイレを使用します。ここも案外綺麗です。

公衆トイレ
図31: 公衆トイレ
公衆トイレ
図32: 公衆トイレ
公衆トイレ
図33: 公衆トイレ

隣にある休暇村。残念ながら日帰り入浴は休止中でした。非宿泊者のレストラン利用もお休みとのこと。

休暇村日光湯元
図34: 休暇村日光湯元

時間はちょうどお昼。食事をしたいところですが外来の食事処は全滅。元々湯元には食事が出来る所がほとんどありません。湖畔にある湯元レストハウスも食堂は休止中とのこと。

以前来たときの記憶では湯滝(湯ノ湖の水が流れ落ちる滝)が見えるところに食事が出来る場所があったはずなので行ってみることにしました。

湯滝を見に行こう(湯ノ湖周回線歩道で一周)

湯ノ湖のまわりにグルッと一周する遊歩道が作られています。一周約2.8km、1時間程度。

湯ノ湖周回線歩道案内図
図35: 湯ノ湖周回線歩道案内図

湯滝は湖のちょうど対岸にあります。

キャンプ場から湖に出て右へ曲がり西岸を通って湯滝へ向かいました。

湯ノ湖
図36: 湯ノ湖
湯ノ湖周回線歩道
図37: 湯ノ湖周回線歩道

ほとんどアップダウンの無い平坦な道です。

湯ノ湖周回線歩道
図38: 湯ノ湖周回線歩道

所々クイズがあったり自然解説があったりします。

湯ノ湖周回線歩道のクイズ
図39: 湯ノ湖周回線歩道のクイズ
湯ノ湖周回線歩道の自然解説板
図40: 湯ノ湖周回線歩道の自然解説板
湯ノ湖周回線歩道の道標
図41: 湯ノ湖周回線歩道の道標

半分くらい歩くと弱い雨が降り出しました。樹木の陰でほとんど雨粒が落ちてきません。このくらいなら大丈夫、と思って歩いて行くと次第に雨脚が強くなってきました。

湯ノ湖周回線歩道で強い雨に降られる
図42: 湯ノ湖周回線歩道で強い雨に降られる

すぐに枝葉の間を抜けて大粒の雨が落ちてくるようになりました。ちょっとそこまで、というつもりだったので雨具を持っていません。モンベルのライトシェルパーカを着ていましたがさすがにこの雨量は対応外。いそげいそげ。

雨が降っているのでスルー
図43: 雨が降っているのでスルー
湯ノ湖周回線歩道
図44: 湯ノ湖周回線歩道

11:43 湯滝が近づいたところで屋根付きの祠がありました。軒先を借りてしばらく雨宿りしました。

湯ノ湖周回線歩道脇の祠
図45: 湯ノ湖周回線歩道脇の祠
11:46のXRAIN
図46: 11:46のXRAIN

12:03 20分ほどでようやく小ぶりになったので先に進むことにしました。しばらくは天気雨が降っていましたがやがてそれも気にならない程度になっていきました。この日はこの後も細かい雨が降ったり止んだりを繰り返しました。

行動再開
図47: 行動再開
湯ノ湖周回線歩道 湯滝の上の橋
図48: 湯ノ湖周回線歩道 湯滝の上の橋
湯滝の上の湯ノ湖
図49: 湯滝の上の湯ノ湖
湯滝の上
図50: 湯滝の上

12:05 湯ノ湖の水が湯滝に流れ落ちる所。

水が湯滝に落ちる所
図51: 水が湯滝に落ちる所

左の階段を下って行きます。

湯ノ湖から湯滝観瀑台へ降りる階段
図52: 湯ノ湖から湯滝観瀑台へ降りる階段
湯ノ湖から湯滝観瀑台へ降りる階段
図53: 湯ノ湖から湯滝観瀑台へ降りる階段
湯ノ湖から湯滝観瀑台へ降りる階段
図54: 湯ノ湖から湯滝観瀑台へ降りる階段
湯滝レストハウスが見えてきた
図55: 湯滝レストハウスが見えてきた
湯滝観瀑台
図56: 湯滝観瀑台

12:11 湯滝(観瀑台)着。

湯滝
図57: 湯滝
湯滝
図58: 湯滝
湯滝の下で釣りをする人
図59: 湯滝の下で釣りをする人

湯滝が見えるところにあるのが湯滝レストハウスです。

奥日光 湯滝レストハウス

観光客が多くここなら食事を提供しているだろう、と思ってやってきたのですが、食事になりそうなものは「小腹が空いたら」と書かれた「焼きおにぎりセット」または「肉ちまきセット」くらいでした。

湯滝レストハウス 食券
図60: 湯滝レストハウス 食券

他は串焼きの鮎と団子など。どうやらここでも真っ当な食事は休止中らしいです。それでも沢山のお客さんが席についてこのセットを食べているわけでウィルス対策だとすればまったくバカバカしい限りですが人手不足かなにか別の理由があるのでしょうか。

湯滝レストハウス 店頭販売
図61: 湯滝レストハウス 店頭販売
湯滝レストハウス ソフトクリーム
図62: 湯滝レストハウス ソフトクリーム

というわけで私も焼きおにぎりセットを注文しました。みそ汁美味しい。物足りないので団子を追加。ゆずの風味がする甘いみそ味です。

湯滝レストハウス 焼きおにぎりセット(400円)
図63: 湯滝レストハウス 焼きおにぎりセット(400円)
湯滝レストハウス ゆずみそ焼き団子(350円)
図64: 湯滝レストハウス ゆずみそ焼き団子(350円)

湯滝レストハウスにはコンビニが併設されています。この辺りのコンビニはこことおおるり山荘に併設されているもの(後述)があります。

湯滝レストハウス コンビニ
図65: 湯滝レストハウス コンビニ

階段を登って湯ノ湖へ戻ります。

湯ノ湖へ戻る
図66: 湯ノ湖へ戻る
湯ノ湖
図67: 湯ノ湖

今度は湯ノ湖の東岸を歩いて湯元温泉へ戻ります。

湯ノ湖周回線歩道(東岸)
図68: 湯ノ湖周回線歩道(東岸)
湯ノ湖周回線歩道 兎島手前
図69: 湯ノ湖周回線歩道 兎島手前

湯ノ湖の東岸には半島のように出っ張った陸地があり、これを兎島といいます。

兎島
図70: 兎島

兎島の方へ行く分岐があったので歩いてみましたが、湖岸に沿って樹林の中を周回するだけで特に見晴らしの良い場所はありませんでした。

兎島-周回線分岐
図71: 兎島-周回線分岐
兎島
図72: 兎島
兎島-周回線合流
図73: 兎島-周回線合流
湯ノ湖周回線歩道
図74: 湯ノ湖周回線歩道

13:14 湯ノ湖の北端、湯元温泉に戻ってきました。

湯元温泉
図75: 湯元温泉

日光湯元レストハウス

湯ノ湖北岸
図76: 湯ノ湖北岸

湯ノ湖の北岸にあるのが日光湯元レストハウスです。

日光湯元レストハウス

ここも食堂はお休み中。ボートの貸し出しのみ営業ということでした。

日光湯元レストハウス
図77: 日光湯元レストハウス

とはいえ何も食べ物が無いわけでは無く、カレーパンとあんドーナツ、飲み物、ソフトクリームを販売していました。

日光湯元レストハウス
図78: 日光湯元レストハウス
日光湯元レストハウスの隣になっていた実
図79: 日光湯元レストハウスの隣になっていた実

おおるり山荘(コンビニ、日帰り入浴)

(2022-08-12追記: おおるり山荘は2021年8月末で閉館となりました。その後、亀の井ホテル 奥日光湯元として再オープンしたそうです。コンビニ・日帰り入浴は無くなったかもしれません)

日光湯元レストハウスの近く、湯元エリアの入口ににある大きなホテルがおおるり山荘です。

おおるり山荘
図80: おおるり山荘
おおるり山荘
図81: おおるり山荘

湯元にある施設の中で特に便利なのがこのおおるり山荘ではないでしょうか。コンビニが併設されており、日帰り入浴も受け付けています。この日も日帰り入浴自体はやっているようでした(アメニティの貸し出し等は無いようでしたが)。

おおるり山荘 どなた様でも当店をご利用頂けます
図82: おおるり山荘 どなた様でも当店をご利用頂けます
おおるり山荘 入口(コンビニ8:00~17:00)
図83: おおるり山荘 入口(コンビニ8:00~17:00)
おおるり山荘 ロビー
図84: おおるり山荘 ロビー
おおるり山荘 コンビニ
図85: おおるり山荘 コンビニ
おおるり山荘 コンビニ
図86: おおるり山荘 コンビニ

後は寝るだけ

テントに戻っても特にやることもないので湖畔でしばらくのんびりしました。

湯ノ湖北岸
図87: 湯ノ湖北岸
湯ノ湖北岸
図88: 湯ノ湖北岸
湯ノ湖北岸
図89: 湯ノ湖北岸
湯ノ湖北岸
図90: 湯ノ湖北岸
湯ノ湖北岸
図91: 湯ノ湖北岸
湯ノ湖北岸(湯川)
図92: 湯ノ湖北岸(湯川)
キャンプ場に戻る
図93: キャンプ場に戻る
おやつ
図94: おやつ
余所様のテント
図95: 余所様のテント
余所様のテント
図96: 余所様のテント
自分のテント
図97: 自分のテント
夕方のキャンプ場(パノラマ)
図98: 夕方のキャンプ場(パノラマ)
夕方のキャンプ場(360度パノラマ)
図99: 夕方のキャンプ場(360度パノラマ)

夕方。

湯ノ湖は数名の釣り人たちが後片付けをしていました。

夕方の湯ノ湖
図100: 夕方の湯ノ湖

キャンプ場近くの道路を歩いていると脇の草地に鹿が。見ると向こうも見返してきます。こちらが余所を向くと向こうも警戒を解いて草を食べ始めます。数歩近づいたくらいでは逃げません。前に山中で鹿に遭遇したときは数歩動いたくらいでぴょんぴょーんと逃げてしまったのに。舐められているのでしょうか。あまり近づくのも怖いのでその場を離れました。

鹿
図101: 鹿

この後も夜にトイレに行ったら二頭の鹿が道路を歩いていたり、キャンプ場の中を山の方へ数頭の集団がウマのようなスピードで駆け抜けていったりしました。甲高い鳴き声もよく聞こえました。そりゃ糞が多いわけです。

観光案内所脇の自動販売機
図102: 観光案内所脇の自動販売機
観光案内所の温度計(13℃)
図103: 観光案内所の温度計(13℃)
夕食
図104: 夕食
夕食
図105: 夕食

コンビニおにぎりで夕食にして、19時頃には早々に寝てしまったと思います。

この日の月齢は9.7日、月の出は15:30頃、月の入りは1:42頃。強い風が吹いていて時々雨も降っているようでした。

月
図106:

1日目のルート

星空

2020年9月28日(月) 2時前に目が覚めました。半袖Tシャツ、長袖シャツ、ライトダウンとライトシェルパーカを着ていますがニット帽やネックウォーマーは不要なくらいの気温です。

火星を使ってピント合わせ。

魚座の方向に火星
図107: 魚座の方向に火星
オリオン座
図108: オリオン座
ぎょしゃ座の方向(天の川の薄い部分)
図109: ぎょしゃ座の方向(天の川の薄い部分)
オリオン座からぎょしゃ座の方向
図110: オリオン座からぎょしゃ座の方向
テントとオリオン座
図111: テントとオリオン座
雲
図112:
夜のキャンプ場
図113: 夜のキャンプ場
夜のキャンプ場
図114: 夜のキャンプ場

2日目朝

二度寝して5時半くらいにまた起床。

風が強く吹いてフライがバサバサいっていたせいか結露はほとんどありませんでした。天井部分だけ少し濡れていたのは雨が降っていたからでしょうか?

20200927_203345766.jpg

バスは8:30発なので時間に余裕があります。

6時頃朝食。

20200927_205009779.jpg
20200927_210818188.jpg
20200927_212426542.jpg
20200927_212944539.jpg
20200927_212948445.jpg
20200927_213135727.jpg

カップヌードルリフィルは近くのスーパーで売らなくなってしまったので最近アマゾンで購入しました。いつものようにスノーピークチタンシングルマグ300でお湯を沸かして450で作ります。(450は今在庫が無くて高いかも?)

小盛のパックご飯を入れて雑炊にし、さらにさんまの蒲焼き缶詰も開けました。(汁をマットにこぼすトラブルあり(泣))

20200927_222212624.jpg

食べ終わったら、帰ったらときにすぐに撤収できるよう荷物を整理しました。

湯元温泉からバスで日光白根山ロープウェイへ

7:30頃、まだ1時間ありますがやることがないのでテント場を出発。

湯ノ湖には釣り人たちが集まりはじめたところでした。

朝の湯ノ湖
図115: 朝の湯ノ湖

ビジターセンターはまだ開館前。隣接している休憩所も公衆トイレも閉まっていました。

ビジターセンター
図116: ビジターセンター

8時前湯元温泉バス停着。

湯元温泉バス停
図117: 湯元温泉バス停

8:25発の東武日光行きが出発した後に日光白根山ロープウェイ行きが乗車開始。Suica・PASMO対応。乗客は団体さんもいて20~30人くらいはいたのではないでしょうか。

関越交通 日光白根山ロープウェイ行きバス
図118: 関越交通 日光白根山ロープウェイ行きバス
関越交通 日光白根山ロープウェイ行きバス 車内
図119: 関越交通 日光白根山ロープウェイ行きバス 車内

8:30湯元温泉発。

目指すは日光白根山ロープウェイ。

バスはつづら折りを何度も曲がって高度を上げていきます。金精トンネルを通過して山の反対側に出ると右手に菅沼が見えてきます。さらに山の中を走って行くと丸沼にたどり着きますが、ここで丸沼北端にある丸沼温泉環湖荘に寄ります。また元の道まで戻ってから西へ。(ちなみにこの日光から続く国道120号線は日本ロマンチック街道などと呼ばれているそうです)

関越交通 日光白根山ロープウェイ行きバス 車内
図120: 関越交通 日光白根山ロープウェイ行きバス 車内
関越交通 日光白根山ロープウェイ行きバス トンネル
図121: 関越交通 日光白根山ロープウェイ行きバス トンネル
関越交通 日光白根山ロープウェイ行きバス
図122: 関越交通 日光白根山ロープウェイ行きバス

9:08日光白根山ロープウェイバス停に到着。運賃は1300円。

日光白根山ロープウェイバス停着
図123: 日光白根山ロープウェイバス停着

ロープウェイの山麓駅は看板矢印の方向に数分歩いたところにあります。バス停の目の前にあるのは「高原の駅丸沼」という別の施設です。

日光白根山ロープウェイバス停前
図124: 日光白根山ロープウェイバス停前

9:12 日光白根山ロープウェイ センターステーション(山麓駅)着。

日光白根山ロープウェイ センターステーション(山麓駅)
図125: 日光白根山ロープウェイ センターステーション(山麓駅)

日光白根山ロープウェイ

日光白根山ロープウェイ センターステーション(山麓駅)
図126: 日光白根山ロープウェイ センターステーション(山麓駅)

ステーション内にあった登山道マップ。今回一番の難所は一番右下にある前白根山から湯元温泉へ至る登り3時間、下り2時間の道だと思うんですよね。

日光白根山登山道・散策路マップ
図127: 日光白根山登山道・散策路マップ

トイレに行ってからチケット売り場で片道切符を購入。片道1300円。片道と言ったのに2000円と言われたので再度「片道」と言う場面も。そうしたらどこへ降りるのか行き先を聞かれました。

日光白根山ロープウェイ センターステーション(山麓駅)
図128: 日光白根山ロープウェイ センターステーション(山麓駅)
日光白根山ロープウェイチケット
図129: 日光白根山ロープウェイチケット
日光白根山ロープウェイに乗車
図130: 日光白根山ロープウェイに乗車

9:18 ゴンドラに乗ってロープウェイ山麓駅を出発。まだちょっと雲が多いですが回復する見込み。

20200928_001859634.jpg
20200928_001904397.jpg
20200928_001957239.jpg
20200928_002304198.jpg
20200928_003052208.jpg

9:32 ロープウェイ山頂駅着。山麓から15分くらいでした。

ロープウェイ山頂駅
図131: ロープウェイ山頂駅

ロープウェイ山頂駅→七色平分岐

9:33 ロープウェイ山頂駅発。

ロープウェイ山頂駅から出たところ
図132: ロープウェイ山頂駅から出たところ

ロープウェイ山頂駅周辺は色々と見所がありそうでしたが先は長いのでスルー。また来る機会があれば良いのですが……。「登山口→」と書かれた看板に従って進んでいきます。

レストラン
図133: レストラン
カフェ?
図134: カフェ?
山頂駅を振り返る
図135: 山頂駅を振り返る

目の前に大きな山が見えます。あれがきっと日光白根山でしょうね。でかい……。

日光白根山
図136: 日光白根山

9:35 赤い鳥居通過。

登山道鳥居
図137: 登山道鳥居

鳥居をくぐると綺麗に舗装された道と案内板。緑色のコース(1~14)は史跡散策コースで一周5.0km 2時間、黄色のコース(1~5)は自然散策コースで一周1.5km 45分。白根山へは緑の5番(七色平分岐)まで行ってそこからさらに奥へ進んでいきます。

散策コース1番
図138: 散策コース1番

歩くとすぐに神社があってその右に柵があります。

登山口(散策コース2番)
図139: 登山口(散策コース2番)

気持ちの良い樹林の中を歩きます。

20200928_003918864.jpg

9:42 散策コース3番を通過。

散策コース3番
図140: 散策コース3番

ここから登山道らしくなってきました。

20200928_004242557.jpg
不動岩
図141: 不動岩
20200928_004552967.jpg
20200928_004803544.jpg

このあたりはまだまだ勾配は緩やか。雨の後なので多少ぬかるんでいる所もありました。

20200928_004927877.jpg
20200928_005108307.jpg

9:52 史跡散策コース4番通過。

史跡散策コース4番
図142: 史跡散策コース4番
史跡散策コース4番
図143: 史跡散策コース4番

だいぶ勾配がきつくなってきました。しかし階段はしっかり整備されているので歩きやすいです。

20200928_005503028.jpg
20200928_005603589.jpg
20200928_005624134.jpg
20200928_005835599.jpg
大日如来
図144: 大日如来
20200928_005945170.jpg

10:01 史跡散策コース5番(七色平分岐)を通過。ロープウェイ山頂駅から28分でした(コースタイム40分)。

史跡散策コース5番(七色平分岐)
図145: 史跡散策コース5番(七色平分岐)

七色平分岐→日光白根山 : 急坂を越えて森林限界を突破

さて、ここからは散策コースの外。

岩も多く足下が不安定な道も増えていきます。

20200928_010542831.jpg
20200928_010735498.jpg
20200928_011003139.jpg

勾配もより急になっていきます。

20200928_011326740.jpg
20200928_011856537.jpg
20200928_012845762.jpg
段差の大きい道
図146: 段差の大きい道

急登に次ぐ急登。何組もの人たちを追い抜きました。

20200928_013620328.jpg
20200928_014149914.jpg

振り返って見える景色も素晴らしくなっていきます。

20200928_014412012.jpg
20200928_014444261.jpg
20200928_014625114.jpg

上の方が明るくなってきました。あともう少し?

急勾配
図147: 急勾配
青空の手前
図148: 青空の手前
20200928_014848577.jpg

森林限界に到達! うわー、良い景色!

20200928_014904221.jpg
20200928_014952004.jpg
20200928_014954232.jpg
20200928_014958419.jpg
20200928_015035692.jpg
20200928_015234168.jpg
20200928_015255079.jpg

この景色、北アルプスにも引けを取りませんね。

20200928_015611589.jpg
20200928_015732072.jpg
20200928_020029261.jpg

砂の多い急勾配が続きます。

20200928_020144605.jpg
20200928_020428529.jpg
20200928_020536449.jpg
20200928_020808608.jpg

あそこまで行ったら山頂かな……

20200928_020829830.jpg

と思ったらもう少し先がありました。

20200928_020958777.jpg

右手に見える平らなくぼみ。

20200928_021032508.jpg

日光白根山 山頂周辺

登ると祠が見えました。ここが山頂かなと思いきや……

20200928_021145543.jpg

山頂は隣みたいです。

20200928_021235324.jpg

いったん少し下って登り返し。

20200928_021417625.jpg
20200928_021645220.jpg

11:17 日光白根山山頂着。七色平分岐から1時間16分(コースタイム1時間40分)でした。

日光白根山(2578m)山頂
図149: 日光白根山(2578m)山頂
日光白根山三角点
図150: 日光白根山三角点
日光白根山山頂から見える五色沼
図151: 日光白根山山頂から見える五色沼
日光白根山山頂から見える中禅寺湖
図152: 日光白根山山頂から見える中禅寺湖
日光白根山山頂から眺め360度パノラマ
図153: 日光白根山山頂から眺め360度パノラマ

山頂は狭くちょうどお昼時ということもあってか続々と登山者が到着し記念撮影も一苦労です。

山頂から周囲を見回すと、◎のように狭い山頂を取り囲むように周囲が盛り上がっています(一部欠けていますが)。だから先ほど祠のあったところから下ってまだ登ったのですね。休憩は山頂ではなく周囲で取っているようです。

中禅寺湖方向にあるピークに行けば中禅寺湖と五色沼が両方しっかり見られそう。あそこで昼食にしましょう。

中禅寺湖方向にあるピークで休憩する人たち
図154: 中禅寺湖方向にあるピークで休憩する人たち

行ってみると狙い通り五色沼と中禅寺湖の両方がしっかり見えました。

五色沼と中禅寺湖
図155: 五色沼と中禅寺湖
五色沼
図156: 五色沼
中禅寺湖
図157: 中禅寺湖

というわけでこの辺りで絶景を見ながら昼食。昨日コンビニで買っておいた惣菜パン。

たまごドッグ
図158: たまごドッグ
もっちパン(ミート&チーズ)
図159: もっちパン(ミート&チーズ)

この辺りから五色沼方向へは断崖絶壁になっていてこれ以上進めません。下山は中禅寺湖方面に見えるあの尾根から下るのではないでしょうか。とはいえ五色沼南の尾根とは大分標高差があります。どうやって降りるのでしょうか。

20200928_024250297_PANO.jpg

と、食べ終わってそろそろ出発しようかなと思ったのですが、山頂の北側の景色をまだ見ていないことに気がつきました。

山頂から見て五色沼は東、中禅寺湖は南東の方向。登ってきたのは西の方向。北の方向はまだ見ていません。先ほども書いたように山頂周辺は◎のような構造になっているので反対側は容易には見えないのです。きっとバスで通った菅沼や丸沼が見えるのではないでしょうか。

というわけで山頂を挟んで反対側に行ってみました。下って山頂に登ってまた下って登ります。迂回すればもう少し楽だった気もします。

20200928_025529992.jpg

おおーやっぱり!

日光白根山北側の景色
図160: 日光白根山北側の景色

すぐ右手前にあるのが弥陀ヶ池、正面にあるのが菅沼。

左の方にわずかに見えるのが丸沼だと思います。

20200928_025844624.jpg
20200928_120306_thb.jpg

おっと、そうこうするうちに12時過ぎ。今回は下山に結構時間がかかるはず。のんびりはしていられません。

日光白根山→避難小屋

今度は山頂を西側から迂回して南側へ。

12:07頃日光白根山山頂付近を出発。

20200928_030951515.jpg
20200928_031015455.jpg
20200928_031136075.jpg
20200928_031240113.jpg

なんて書いてあるのか分かりません。でもこっちで良いはず。

20200928_031325088.jpg
20200928_031454098.jpg
20200928_031537178.jpg

尾根沿いに進んでいくと道が右に大きく曲がっていきます。

20200928_031649637.jpg

斜面をジクザグと折れながら下って行くようです。

20200928_031653915.jpg
20200928_031737634.jpg
蛇行しながら降りていく道
図161: 蛇行しながら降りていく道
20200928_031902251.jpg
20200928_032004397.jpg
20200928_032343494.jpg
五色沼を見て右へ折り返す
図162: 五色沼を見て右へ折り返す

岩の多い不安定な道を降りていきます。所々砂で滑ることもありました。

降りてきた道を振り返る
図163: 降りてきた道を振り返る

なんとか急勾配を降りると樹木が息を吹き返します。

20200928_033325782.jpg

この辺りは所々綺麗に紅葉した木も見られました。

20200928_033710122.jpg
20200928_034239843.jpg

ようやく降りきると平坦な場所に出ました。

20200928_034520335.jpg
20200928_034531313.jpg

良い雰囲気の谷です。

20200928_034554528.jpg
20200928_034810431.jpg

12:49五色沼避難小屋着。日光白根山から42分でした。(コースタイム45分)

20200928_034916139.jpg

さすがに疲れたので数分休憩。

五色沼避難小屋→前白根山

12:52五色沼避難小屋発。ここからまっすぐ行けば五色沼へ降りられるようです。降りると登る高さが増えてコースタイムも20分ほど増えてしまうので直接前白根山へ向かいます。

五色沼避難小屋分岐
図164: 五色沼避難小屋分岐
五色沼避難小屋から前白根山へ登る道
図165: 五色沼避難小屋から前白根山へ登る道
紅葉する木々を見ながら登る
図166: 紅葉する木々を見ながら登る

ダケカンバ、でしょうか? このあたりの紅葉が今回一番綺麗でした。紅葉は全く期待していませんでしたが見られてラッキーでした。

紅葉する木々
図167: 紅葉する木々
紅葉する木々
図168: 紅葉する木々
紅葉する木々を見ながら登る
図169: 紅葉する木々を見ながら登る
紅葉する木々
図170: 紅葉する木々
紅葉する木々を見ながら登る
図171: 紅葉する木々を見ながら登る
20200928_040111772.jpg
20200928_040216876.jpg
20200928_040402305.jpg

尾根に出ると中禅寺湖が見えます。

20200928_040432860.jpg
20200928_040527132.jpg
ピークの上に立つドローンを操る人
図172: ピークの上に立つドローンを操る人
日光白根山を振り返る
図173: 日光白根山を振り返る
林の奥に五色沼
図174: 林の奥に五色沼
前白根山
図175: 前白根山
来た道を振り返る
図176: 来た道を振り返る

13:08 前白根山分岐通過。左に行くと五色沼に降ります。

20200928_041215812.jpg

五色沼もそろそろ見納めです。

20200928_041603851.jpg
20200928_041850436.jpg

中禅寺湖へ続く谷間が美しい。

20200928_041928629_PANO.jpg
20200928_042043877.jpg

13:22 前白根山(2373m)着。五色沼避難小屋から30分でした。(コースタイム40分)

20200928_042213968.jpg

歩き疲れたので岩の上に座って長めに休憩。

前白根山→日光湯元:強烈な下り!

13:30 前白根山発。

少し進むと三角点がありました。

20200928_043110898.jpg

ここで初めて「湯元」の文字が!

20200928_043206774.jpg

さながらダケカンバの小径といったところ。良い雰囲気です。

20200928_043423473.jpg
20200928_043855788.jpg
20200928_043926822.jpg

湯元温泉が遠くに見えます!

20200928_044139843.jpg

そして道はだんだん下り坂に。

20200928_044359930.jpg
20200928_044606222.jpg

13:48 天狗平と書かれた場所を通過。

20200928_044812663.jpg

そして急な下りが延々続きます。

20200928_044848806.jpg
20200928_045434644.jpg
20200928_045856135.jpg
20200928_050009825.jpg

14:02~14:03頃、外山の近くを通過。おそらく目の前の木々の向こうにある山が外山ではないでしょうか。山頂に至る道はありません。藪を漕いで行く人もいるみたいですが危険を伴うようです。

20200928_050221771.jpg
20200928_050230340.jpg

外山の北あたりで進路は北へ変わります。歩きづらい急斜面を下って行きます。

20200928_050348727.jpg

この辺りで年配のご夫婦を追い越しました。「速く歩けないので先にどうぞ」言うので先に行かせてもらいましたが、奥様は大きな段差に苦戦してほとんど地面を這うように降りていました。この先まだまだ降りづらい場所が無数にあるのにあのペースで日没までに降りられるのだろうかと心配になりました。私とて何かトラブルがあれば日没に間に合わない可能性があります。ヘッドライトを忘れないようにしましょう。それと手袋があるととっさの時に躊躇無く木や枝を掴めて良いかもしれません。

20200928_050855962.jpg
20200928_050902476.jpg
20200928_051101058.jpg

根は四方八方に伸びて岩だらけ、段差も大きく非常に歩きづらい道を下っていきます。上高地(徳沢や横尾)から蝶ヶ岳への道を思い出しました。標高差はあそこほどは無いはずですが、道の傾向はとても似ていると感じました。

20200928_051435288.jpg
20200928_051439054.jpg
20200928_051802218.jpg

こういう梯子だか階段だか分からないやつも何カ所かありました。

20200928_051926103.jpg

下りの急勾配を写真で表現するのって難しいんですよね。何か良い方法は無いでしょうか。降りた後振り返って撮ると多少分かりやすいのですが……。

20200928_052055909.jpg
20200928_052058366.jpg
20200928_052142006.jpg
20200928_052241929.jpg
20200928_052757113.jpg
20200928_053443920.jpg
20200928_053707828.jpg
20200928_054048729.jpg
20200928_054710106.jpg
20200928_054856190.jpg
20200928_054953156.jpg

左に砂防堰堤が見えます。少し前から左の方から水の音が聞こえています。沢があるのでしょう。

20200928_055142229.jpg
20200928_055225359.jpg
20200928_055346923.jpg

橋かなと思ったらこれも砂防堰堤です。

20200928_055512826.jpg

14:56 「白根登山道」と書かれた道標を通過。側面に何か歌が彫られています。

20200928_055620217.jpg

ようやく道はなだらかになりました。

14:59 真っ直ぐ進んで右に曲がって少し歩くとスキー場に出ます。

20200928_055908151.jpg
20200928_055938967.jpg

スキー場のリフトに沿って歩きます。

20200928_060044220.jpg

ここまで来たら後もう少し、と思いきや案外歩きます。でもさっき降りてきた道に比べれば格段に歩きやすい道。小走りだって出来ちゃいます。

20200928_060309829.jpg

15:06 スキー場の中間点付近。リフトもいったん切れてまた別のリフトがはじまります。

20200928_060644753.jpg
20200928_061034988.jpg

奥に見えるのはキャンプ場の炊事場!!

20200928_061207362.jpg
20200928_061336646.jpg
20200928_061332879.jpg

鹿の糞に気をつけて、しかしできるだけ最短距離でテントへ。

20200928_061421161.jpg

15:16テントに帰還しました。前白根山から1時間46分でした。(コースタイム2時間)

テントに帰還
図177: テントに帰還

テント撤収

ビジターセンターは16時までだったと記憶していたので大急ぎで片付け(実際には16:30まででした)。荷物は朝の内にある程度まとめてあったので素早くテントの外へ。ペグを抜いて、ガイラインを抜いて、フライシートを外して畳んで、ポールをスリーブから抜いて折りたたんで、インナーを畳んで、それらを袋に入れてテントはおしまい。グランドシートは少ししか濡れていなかったのでそのまま畳んで袋に。後はそれらをザックに詰め込んで15:36片付け完了。

テント撤収完了
図178: テント撤収完了

炊事場にあるリボン回収箱にリボンを返却。その上でビジターセンターへ。

日光湯元キャンプ場 リボン回収箱
図179: 日光湯元キャンプ場 リボン回収箱
ビジターセンターへ
図180: ビジターセンターへ

15:44ビジターセンター着。

日光湯元ビジターセンター
図181: 日光湯元ビジターセンター

昨日受付をしてもらった人に声を掛けてデイキャンプ料金500円を支払いました。

帰宅

15:57 湯元温泉バス停着。

湯元温泉発の日光駅行きは1時間に1~2本くらいあります。

湯元温泉バス停
図182: 湯元温泉バス停
東武日光駅行きバス
図183: 東武日光駅行きバス

16:10 湯元温泉発。疲れているときの第一いろは坂……前に来たときも気持ち悪くなっていた気が。

17:27東武日光駅着。

東武日光駅着
図184: 東武日光駅着
東武日光駅
図185: 東武日光駅

到着が遅れて急行に乗れなかったので特急に乗る事に。

リバティけごん46号浅草行き。特急電車は混んでいると大型ザックの置き場に困りますよね。幸い今回はガラガラでしたが。

リバティけごん46号
図186: リバティけごん46号

17:43東武日光発。春日部→新越谷→南越谷と乗り継いで武蔵野線で帰宅しました。

南越谷駅
図187: 南越谷駅

感想

日光白根山は思っていたよりも素晴らしい景色でした。特に森林限界を越えた後は北アルプスにも負けていないなと思いました。山頂付近からは五色沼だけでなく中禅寺湖、菅沼、丸沼、弥陀ヶ池など多数の池が見えるのも良いところです。前白根山への道もダケカンバが多く良い雰囲気でした(現地で話をした女性はメルヘンチックと形容していました)。

登山道はなかなか登りごたえのある道でした。ロープウェイを使えば初心者でも登れる山ということですが、なめてかかると痛い目に遭うかもしれません。

今回は湯元へ降りるルートを歩きました。地図の等高線を見て覚悟していましたが、予想通りの急な下り坂でした。ある程度歩いた後、最後にこの下りですから大変です。前白根山→湯元温泉のコースタイムは、ヤマケイは1時間30分、ヤマレコは2時間10分、YAMAPは2時間5分、現地の地図は2時間とありました。どのくらいの時間で降りられるかは体力、技術によってかなり差が付くのではないでしょうか。

今回湯元でテント泊をして、かつ、バス・ロープウェイで楽をしようと欲張ったのはあまり良い選択では無かったかもしれません。日が短くなってきた9月末にゴールが15~16時というのはやはり少し遅めな気がします。しかしバスを使うとどうしても出発時間が遅くなってしまいます。今回のコースで歩くなら、やはり丸沼高原で一泊した方が良かったかもしれません。ロープウェイの始発は平日8:00~らしいので1時間ちょっと前倒しできます。もしくは(体力が相当必要ですが)湯元から早朝発で直接登るかですね。

他にも色々気になるルートがありました。白根山から五色沼の避難小屋まで近くを歩いていた男性は、五色沼へ降りてロープウェイの方へ戻ると言っていました。北側の弥陀ヶ池や座禅山のあたりを通るのではないでしょうか。ロープウェイ山頂駅付近ももう少しゆっくり見てみたいところです。散策コースをゆっくり歩くのも良さそうです。

何度も足を運びたくなる山ですが、奥日光はどうしても山深く行きづらいという気がしてしまいますね。今度は西の沼田・鎌田から行ってみようかな。

にほんブログ村 旅行ブログ 山・高原へ 人気ブログランキング

“日光湯元キャンプ場にテントを張って日光白根山へ(バス・ロープウェイ使用)” への2件の返信

  1. はじめまして。
    日光白根山~日光湯元キャンプ場への山行記を読ませていただきました。先日、日光湯元キャンプ場に宿泊しましたが、次は近々丸にテント泊して白根山に登ろうと考えていたところ、このブログに出会いました。適格な記録と多くの写真で構成されており、大変参考になりました。また登山の楽しさと厳しさがとても良く伝わりました。とても素晴らしいガイドブックになりました。
    ありがとうございました。これからも素敵な山行記を続けてください。楽しみに読ませていただきます。

    1. kiuchiさんはじめまして。コメントありがとうございます。励みになります。
      先日怪我をしてしまった関係(山ではなく交通事故)でこの夏を棒に振ってしまいましたが、そろそろ直ってきたのでまたどこかに行きたいなと思っているところです。
      白根山是非楽しんで行ってらっしゃいませ。
      私もまた行きたい!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です