2021年10月29日(金)、南高尾山稜を歩いてきました。
この日は青空の広がる絶好のハイキング日和。しかし行こうと思っていた場所の紅葉の進みが遅くもう少し様子を見ることに。予定が無くなってしまいましたがせっかくの良い天気ですからどこへも行かないのは勿体ない話です。
とはいえあまり遠くに行く気もしませんし、最近は運動不足気味でもあります。近くでそれなりに運動になってできるだけ景色が良さそうなところ。こういうときはいつも高尾山あたりに遊びに行くのですが、今日は趣向を変えて以前から気になっていた南高尾山稜を歩くことにしました。
高尾山の南側、津久井湖の北側にある山々を縦走するルートで、ヤマケイアルペンガイド15で紹介されていました。
今回のルート
ルートは大垂水バス停からスタートして、大洞山~金比羅山~中沢山~入沢山~泰光寺山~榎窪山~草戸山と七つの山を巡って高尾山口へ至ります。七つの山を通るのでセブンサミッツ等と呼ぶ人もいるようです。
ヤマケイアルペンガイド15によると、歩行距離9.5km、累積登り624m、累積下り824m、コースタイム4時間20分とありました。ヤマケイオンラインによると、約9.1km 累積登り722m、累積下り937m、コースタイム3時間45分。少し差がありますね。実際に歩いた結果(Pixel3+Geographica調べ)は10.6km、累積登り821m、累積下り1006m、所要時間4時間23分(休憩、食事込み)でした。
体力に自信がある人は高尾山口からスタートして大垂水峠を経由して小仏城山、高尾山に登り高尾山口に帰ってくるルートを歩くそうですが、もちろん私はそんなルートを歩いたりはしませんよ!
大垂水バス停
大垂水バス停は神奈川中央交通の八王子駅~相模湖駅間の路線(八07、湖29)上にあります。
乗り換えが可能な駅は、八王子、西八王子、高尾、高尾山口、相模湖のいずれかです(ただし一部のバス(湖29系統)は八王子、西八王子、高尾には止まりません)。
2021年現在、バスは一日に三往復のみです。
特に午前中、大垂水へ向かうバスは次の一往復のみです。
- 相模湖駅8:39→大垂水8:55…八王子駅北口
- 八王子駅北口9:57→西八王子駅入口10:07→高尾駅10:17→高尾山口10:24→大垂水10:36…相模湖駅
JRの運賃と所要時間を厭わないのであれば、相模湖駅からバスに乗れば1時間以上早く大垂水に着くことが出来ます。
午後に大垂水バス停を通るバスは八王子(または高尾山口)行きが12時台と16時台に一本ずつ、相模湖駅行きが13時台と18時台(平日は17時台)に一本ずつあります。このバス停からバスに乗って駅に帰る場合、タイミングによっては相模湖行きに乗ってしまった方が東京方面へ早く帰れる場合があるようです。
本数が少ないので、多くの場合行きをバスにして帰りは駅まで歩く方が良さそうです。
登山道の様子
高尾山口駅
2021年10月29日(金) 9:32 高尾山口駅。この日は秋晴れの良い天気。駅前には沢山の人がいました。
バスで大垂水バス停へ
午前中、大垂水バス停へ向かうバスは10:24発の一本のみです。
まだ1時間弱も時間がありますが、他の人が並び始めてしまったのでつい一緒に並んでしまいました。ただ、バスは八王子駅、高尾駅を経由してやってくるので席が埋まっている確率が高いですし、大垂水までは12分しかかかりません。駅前のベンチに座ってのんびり待っていた方が良さそうでした。
10:37 かなり遅れてバス到着。すぐに出発。
大垂水バス停
10:50 大垂水バス停着。(35.6193361,139.2309972)
大垂水バス停~大洞山
他の登山者の後について道を上っていくと陸橋が見えてきました。陸橋の近くに対向車線側のバス停もありました。陸橋に登って右(南)へ。左(北)へ進むと小仏城山の方へ出るようです。
11:11 急な坂を登り切ると津久井湖北側の尾根上に出ます。ベンチがありますが大洞山はもう少し先です。少し休憩して上着を脱いで水を飲みました。
11:16 大洞山着。(35.613975,139.2312167)
大洞山~金比羅山
11:24 金比羅山着。(35.6117278,139.2347972)
金比羅山~中沢峠
所々こういった作業道の分岐があります。
11:28 右は「まきみち」と書いてあります。今回は初めてなので可能な限り上を歩こうと思います。(35.6107944,139.2358722)
登ると道の脇に杭があり、そこがピークのようでした。名前の付いている山では無いようです(?) 特に見晴らしはありませんでした。(35.6098972,139.2377167)
11:37 下って巻き道と合流。
左側には「山下」と書かれた方向への分岐がありました。中沢川というところへ降りて高尾山インターチェンジの方向へ向かう道のようです。そのためかここを中沢峠と呼ぶようです。(35.6091472,139.2378722)
中沢峠~中沢山
11:41 唐突に分岐。国土地理院の地図には書いていなかったのですが、巻き道があるのでしょうか? 予定通り中沢山へ向かいます。(35.607325,139.2381167)
11:42 中沢山着。(35.6073583,139.2383694)
中沢山~見晴台
11:43 中沢山発。
今回のルートは本当にベンチが多いです。(35.6062806,139.240525)
湖側(名手・中野?)へ降りる道のようですが通行止めになっています。(35.6063917,139.2417806)
見晴台
11:55 見晴台着。道と平行に六つほどベンチが置かれていて座りながら湖側が見晴らせます。(35.6055194,139.2434194)
今回のコースで一番の眺め。
幸い天気も良く奥には冠雪した富士山も見えました。
写真を撮っているとちょうど12時の鐘が聞こえてきたのでここで昼食にしました。
見晴台~入沢山
12:26 見晴台発。
「語らいのベンチ」と呼ばれている場所。(35.6036917,139.2491778)
入沢山は西側から登ることは出来ないそうなので東側に巻いてから折り返すように西へ登りました。
12:39 入沢山着。(35.6044694,139.2485667)
一見何も無い山頂かと思いましたが、北側に樹木が少ないところがあったので行ってみると眺望とベンチ・テーブルがありました。「入沢山 天空レストラン」と書いてあります。
そこからは高尾山の上の建物が見えました。何の建物なのかはよく分かりませんでしたが、薬王院あたりでしょうか?
入沢山の南側からは樹木の間からかろうじて富士山が見えました。
入沢山~西山峠
12:44 入沢山発。
12:54 西山峠着。左側に「山下」と書かれた方向への分岐がありました。入沢川沿いへ降り、高尾山インターチェンジの方向へ向かう道のようです。国道20号に出ると山下バス停、梅の木平バス停があります。少し前に分岐した中沢川とは国道20号に出る前に合流するようです。(35.6017556,139.2527306)
ここも湖側へ降りる道は通行止めになっていました。見晴台の手前の分岐も通行止めだったので、この辺りから湖に降りる道は無さそうに見えます。
西山峠~泰光寺山
毎度おなじみ関東ふれあいの道。この道は東京都コース 湖のみちの一部となっています。健脚な方は梅の木平から高尾山口まで通して歩いてみるというのも面白いかもしれませんね。
12:58 巻き道の分岐。(35.6026806,139.2545917)
13:00 泰光寺山着。ベンチはありますが見晴らしはありません。(35.6029306,139.2554111)
泰光寺山~三沢峠
急な階段を下って巻き道と合流。
今回のコースは右手側に終始津久井湖がある筈なのですがほとんど見える場所はありませんでした。冬になって葉が落ちるともう少し見える場所が増えるかもしれません。
綺麗なベンチ等と一緒に現れるフクロウの木像。(35.6040444,139.2572222)
この辺りには細かい分岐がいくつかありましたが今ひとつよく分かりませんでした。「まきみち」の方はさらに津久井湖への分岐があるのかもしれません。(35.6036278,139.2595583)
巻き道合流。
また「まきみち」の分岐。
13:16 大きな広場のような場所に出ました。ここが三沢峠です。(35.6022194,139.2632083)
手前側はこれまで歩いてきた大垂水峠へ向かう道で一方は巻き道です。草戸山を経由して高尾山口へ行くには真っ直ぐ、左(北)に行くと高尾山インターチェンジの方向へ降ります。高尾山インターチェンジの手前(南)に梅の木平バス停があります。
三沢峠は、関東ふれあいの道 神奈川県コース 14 峰の薬師への道の通過点になっています。上でも触れたように東京都コース 湖のみちの通過点でもあります。
峯の薬師は曹洞宗の寺院だそうです(峰の薬師 – Wikipedia)。津久井湖に降りる途中の山中にあります。津久井湖まで降りるとすぐに峯の薬師入口バス停があります。梅の木平バス停とどちらが近いのかは分かりませんが、地図を上から見る限り峯の薬師入口バス停の方が近そうに見えます。
三沢峠~榎窪山
13:18 三沢峠発。
13:21 榎窪山着。(35.6024917,139.2645667)
榎窪山~草戸山
13:24 城山湖(野鳥観察休憩所)へ降りられる分岐。(35.60315,139.2652139)
13:26 ふれあい休憩所着。
東屋から見えるのは城山湖です。少し木が邪魔ですね。(35.6046389,139.2657417)
13:28 ふれあい休憩所発。
13:41 草戸山着。(35.6091667,139.2688444)
松見平休憩所というのはこの東屋を指すのだと思います。
東屋から見える一番近いビル群は橋本駅付近のようです。すぐ近くにあるはずの城山湖は見えませんでした。
鳥居の先に見えるのは八王子の街並み。近くの一番高いビルが八王子駅です。奥に薄ら見える山はなんと筑波山。そんな遠くまで見えるんですね。
草戸山~草戸峠
13:50 草戸山発。
ここから先は南高尾というよりは東高尾と呼ばれることも多いようです。下ったかと思ったらまた登ったりを繰り返し案外疲れます。
13:58 草戸峠着。ベンチに座りながら高尾山の方向を見晴らせます。(35.612725,139.2691806)
草戸峠~四辻
14:02 国土地理院の地図には載っていませんが梅の木平へ降りる分岐がある?(35.6139278,139.2696889)
14:09 分岐。(35.6171194,139.27025)
14:48 四辻着。(35.6291333,139.2726806)
四辻~高尾山口
長いアップダウンの繰り返しの後に四辻に到着し、そこから下に降りるといつもおなじみの高尾山の門前町に出ました。
むぎとろ つたや
14:57 つたや着。
とろろそば(1000円)。目の前に置かれた瞬間にふわっと青のりの香りがして食欲をかき立てられます。
高尾山口
15:13 高尾山口駅着。帰宅しました。
感想
津久井湖を見るだけにしては大変そうだなと思って二の足を踏んでいたのですが、実際もう少し見晴らしの良い場所が多くても罰は当たらないのではないかと思いましたね。幸い良い天気に恵まれて見晴台からの眺めは良かったですが天気が悪かったらさぞがっかりしたことでしょう。あれだけ津久井湖のすぐそばをずっと歩くわりには見えるところはほとんどありませんでした。まぁ、低山の尾根なんてだいたいそんなものですけれど。ひょっとしたら冬場は葉が落ちてもう少し見えるようになるかもしれません。
所要時間4時間前後というのは楽すぎず大変すぎずちょうど良いトレーニングになるのではないかと思います。まぁ、翌日は筋肉痛でしたけどね! 普段歩かない人間にとっては往復2時間の高尾山くらいがちょうど良い場所ですが、もうちょっとだけ運動強度を高めたい人にはもってこいの場所でしょう。特に東側は下ったり上ったりを繰り返していて疲れました。バス停の選択肢もいくつかありますし、高尾山と組み合わせればアクセスの良さを維持したまま柔軟に運動強度や所要時間を調整できると思います。
高山帯では雪が降りすっかり冬が近づいた今日この頃。この冬はこんな感じで近場の山を歩いてできるだけ体力維持に努めたいと思っているのですがどうなることやら。良い場所があったらまたここでご紹介したいと思います。
色々本や地図を買って研究せねば。