紅葉直前の乗鞍岳。すき焼き食べて乗鞍高原まで歩く

2022年9月25日(日)~26日(月)、岐阜県と長野県の間にある乗鞍岳へ行ってきました。

悪天候ばかりの2022年の夏。それならばとインドア趣味ばかりして運動もしなければ体力はどんどん落ちていくのが当たり前です。今年の夏は沢山北アルプスの山々に行くつもりでしたが、行けたのは針ノ木岳の一回だけ。夏ももう終わりですが、最後にどこでもいいから北アルプスに行きたい。手っ取り早く体力が無くても簡単に行けるところ。そう、私の大好きな乗鞍岳。多少天気が悪くたって構いません。死ぬまでに何度でも行きたい山です。

前回乗鞍岳に行ったのは2020年でした。

最も楽な3000m、乗鞍岳でリハビリ登山(乗鞍白雲荘泊) | やまころ旅ブログ

今回も乗鞍白雲荘に泊まって剣ヶ峰に行くのは同じです。それだけなら新しく記事にする必要はないと思ったのですが、今回は歩いて乗鞍高原まで下山したのでその部分を中心に紹介できればと思います。

アクセス

公共交通機関でのアクセス方法(交通手段)については前回の記事をご覧下さい。変わっているところと言えば細かい発着時刻と、運賃が値上げされていることくらいだと思います。前回旅行直前で崩落したスカイラインは昨年に復旧しましたが、今年9月にまた崩落してしまいました。今回もエコーラインで行くしかありません。

前回は高速バスで松本まで行って前泊してから畳平へ行きましたが、今回はいきなり当日中に畳平まで行こうと思います。幸い私の家からは昼頃に到着できます。

旅の様子

電車・バスを乗り継いで乗鞍岳畳平へ

2022年9月25日(日) 6:10 JR高尾駅にやってきました。

高尾駅発松本行き

乗車するのは6:14発 中央本線 松本行き。松本まで乗り換え無しで行ける便利な列車です(松本9:35着)。各駅停車なので時間はかかりますが、あずさ1号(松本9:38着)とほぼ同じ時刻に松本に到着します。時間を潰す自信さえあればわざわざ特急に乗る必要はありません。

6:14高尾駅発。

外はどんよりした雲が広がっています。

中央本線の車窓
中央本線の車窓

韮崎駅。右前方に見える山々は八ヶ岳だと思います。

中央本線の車窓 韮崎駅

韮崎から少し先に進むと次第に青空が広がってきました。

中央本線の車窓

左手に見えるあの特徴的な山は甲斐駒ヶ岳です。

中央本線の車窓 甲斐駒ヶ岳

素晴らしい車窓を眺めながらの電車旅。幸先の良い出だしとなりました。

中央本線の車窓

09:35松本駅着。

松本駅ホーム

いったん改札を出てすぐ右の券売機で乗鞍観光センターまでの往復切符(4120円/2022年現在)を購入。

松本から乗鞍観光センターへの往復切符

往復切符と言っても片道料金2060円のぴったり2倍なので割引はありません。前回(2020年)は往復割引ありで3400円だったのでかなり値上がりしています。上高地へ行く便も往復割引が無くなったので、そういう方針なのかもしれません。

お城口の方にあるNew Daysで飲み物とお菓子を購入してから再び改札の中へ。

電車はすぐにやってきました。

松本駅ホーム アルピコ交通上高地線 なぎさTRAIN

アルピコ交通上高地線 新島々行き。3005-3006号車編成はイメージキャラクター「渕東(えんどう)なぎさ」が描かれた通称「なぎさTRAIN」。ヘッドマークは渕東なぎさデビュー10周年(第2弾)です。

天気の良い日曜日ということもあって乗客もそれなりにいます。

アルピコ交通上高地線 車内

10:10松本駅発。

アルピコ交通上高地線 車内

10:40新島々駅着。

新島々駅

乗鞍高原行きのバスに乗り換えます。

新島々駅で乗鞍高原行きのバスに乗る

10:50 新島々駅発。

新島々駅で乗鞍高原行きのバスに乗る

11:52 乗鞍高原観光センターバス停着。このバスはもう少し先の休暇村まで行きますが、畳平へ行く人は通常ここで切符を買ってから乗り換えることになっています。一部の経路検索サイト(アプリ)はこの先の休暇村やすずらん橋で乗り換えるように案内してくるので注意して下さい。

乗鞍観光センター着

いつの間にか自動券売機が導入されていました。

乗鞍観光センターの券売所

券売機で片道切符(1650円/2022年現在)を購入。こちらも往復割引が廃止され数百円値上げされています。往復券(片道2枚)も買えましたが、今回は調子が良ければ歩いて降りたいなと考えていたのでとりあえず片道にしました。割引が無いので後からバスで降りることにしても損はありません。

乗鞍高原のバス切符

既に停車していたバスに乗車。

乗鞍高原観光センターバス停

11:57 乗鞍高原観光センターバス停発。

日曜日のお昼ということもあるのか自転車も数多く走っていました。後続の車両に無線で自転車の居場所を伝えながら走っていました。

冷泉小屋付近

向かいのバスは見慣れないなと思いましたが栄和交通のバスでした。栄和交通と言えば大弛峠(金峰山)上日川峠(大菩薩峠)へ行ったときに利用したことがあります。応援に来てる?

バスの中からは所々紅葉も見られました。

エコーラインを走るバスからの眺め
畳平に到着

12:51 乗鞍山頂(畳平)バス停着。

畳平に到着

目の前の温度計は13℃を指していました。前回8月の朝に9℃、昼過ぎに12℃を指していたことを思えば、それほど低くはありません。

畳平の気温は13℃

銀嶺荘の生姜焼き定食

お昼ご飯がまだなので、目の前にある銀嶺荘の2階へ。

銀嶺荘入口

乗鞍岳(畳平)での宿泊は、乗鞍山の宿 銀嶺荘(2,702mに宿泊)

券売機で食券を購入。注文。

銀嶺荘 食券販売機
銀嶺荘 レストラン

数分で出てきたのがこちら。特製生姜焼き定食(1680円)!

銀嶺荘 飛騨高山豚ロース生姜焼き定食

生姜焼きに1680円なんてと思いながら肉を口に運ぶと……柔らかっ! ウマッ!!

Webサイトによれば「飛騨高山豚ロース生姜焼き定食」なのだとか。無駄に高いわけでは無さそうです。

美味しいご飯を堪能して外に出たのが13:15。

乗鞍岳畳平

問題はこの後。剣ヶ峰までの往復はコースタイム約3時間ほど。行って帰ってくると16時過ぎになってしまうでしょう。というわけで先に宿にチェックインすることにしました。

乗鞍白雲荘にチェックイン

畳平の駐車場を横切って白雲荘へ。

途中景色を眺める車椅子の姿が。

乗鞍岳畳平にたたずむ車椅子

ここ乗鞍岳畳平は登山をしなくても、体力が無くても来られる場所です。歩けなくたって来ることができるのです。

13:18 乗鞍白雲荘着。

乗鞍白雲荘
乗鞍白雲荘 入口

乗鞍白雲荘

スタッフに声をかけてチェックイン。前日の昼頃に予約を入れておきました。空室は十分あったようです。一泊二食で9800円(2022年現在)。

乗鞍白雲荘 玄関

今日の夕食は17:00、日の入は17:50頃、日の出は5:35頃、朝食は6:15。

乗鞍白雲荘 各種時刻の案内

一応部屋を確認。この部屋を今日は二人で使えます。空いてますね。

乗鞍白雲荘 相部屋

余分な荷物など持ってきていないので、そのまま荷物も置かずに外へ。

乗鞍白雲荘から見える鶴ヶ池

剣ヶ峰・富士見岳登山

13:30 乗鞍白雲荘発。

剣ヶ峰・富士見岳を巡るコースの詳細は前回の記事に書いたのでそちらをご覧下さい。

最も楽な3000m、乗鞍岳でリハビリ登山(乗鞍白雲荘泊) | やまころ旅ブログ

13:33 畳平の登山口。

乗鞍岳畳平

秋ということもあってやはり少し寂しげですね。7~8月の方がみずみずしく鮮やかに感じます。

不消ヶ池。

秋の不消ヶ池

降りてくる人たちと沢山すれ違います。今の時間から登る人はほとんどいません。

秋の不消ヶ池付近

乗鞍岳はこの辺りの景色が一番綺麗たと思います。山頂から見える景色よりも、なだらかな山容そのものが魅力。

秋の不消ヶ池
摩利支天分岐

わずかに雪が残っています。あれは来年まで持ち越せるかもしれません。

秋の乗鞍大雪渓

13:56 肩の小屋通過。

乗鞍岳肩の小屋前
乗鞍岳剣ヶ峰口
剣ヶ峰に登る
権現池
蚕玉岳付近

今回は右から登ってみます。

剣ヶ峰の直前

14:34 剣ヶ峰着。畳平からちょうど1時間でした(コースタイム1時間30分)。

剣ヶ峰 鳥居前
剣ヶ峰 神社
剣ヶ峰 山頂標識
剣ヶ峰から見える権現池

この辺りの景色も前回一杯載せたので今回はいいでしょう。

この時間は登ってくる人がほとんどいないので、しばらくすると山頂には誰も居なくなりました。その時に撮影したのがこちら。

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またすぐに2~3名登ってきましたけど。

15:10 剣ヶ峰発。あまりゆっくりしていると夕食に間に合わなくなってしまいます。

剣ヶ峰から降りる

太陽とは反対方向に雲が立ちこめているのでブロッケン現象が起きかけていました。

乗鞍岳でブロッケン現象

権現池に雲が映り込んでいて綺麗です。

蚕玉岳に写り込む雲
乗鞍岳の稜線

この辺りではハッキリとブロッケン現象が見えるようになっていました。手前側に雲がないのであまり奥行きは感じませんでした。歩きながら手を振って遊んでいました(傍から見たら多分不審者)。

乗鞍岳でブロッケン現象
乗鞍岳 剣ヶ峰からの下山

肩の小屋まで降りると上の方(摩利支天岳)から何か金属を叩くような音が頻繁に聞こえていました。何か工事をしているのかなとも思いましたが、ひょっとしたら風で何かが動いて金属板に当たっているのかもしれません。

摩利支天岳
肩の小屋 剣ヶ峰口
富士見岳へ
摩利支天岳分岐

摩利支天岳へ続く道にはロープが張ってあります。昔は無かったような気がするのですが、いつからだったでしょう。

摩利支天岳分岐

不消ヶ池とこれから登る富士見岳。美しい。

摩利支天岳分岐から見える不消ヶ池と富士見岳

富士見岳に入る手前あたりでもブロッケン現象が見られました。

乗鞍岳でブロッケン現象
富士見岳に登る

16:08 富士見岳着。

富士見岳山頂

畳平。本当に美しい場所です。かつて陸軍が航空機エンジンの試験場を建設したそうですが、単にバカンスがしたかっただけじゃないの? と疑いたくなります。

富士見岳から見える畳平
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富士見岳から見える畳平

天辺だけぴょこっと頭を出している山がありますが何でしょう。富士山? にしては近すぎる?

富士見岳から見える山
富士見岳から県境ゲートへ降りる
鶴ヶ池の畔を歩く

16:36 乗鞍白雲荘まで戻ってきました。

乗鞍白雲荘入口

本日の移動経路:

乗鞍白雲荘の夕食

部屋に戻るとすぐに夕食の準備が出来たと声がかかりました。

乗鞍白雲荘食堂

夕食はもちろん飛騨牛のすき焼き。これこれ、今日はこれを食べに来たんです。例え天気が悪かったとしてもこれだけで満足です。

乗鞍白雲荘 飛騨牛のすき焼き

柔らかくて美味しい~。ついついお肉を後に残したくなりますが、あまり煮込むと固くなるので早めに引き上げましょう。

畳平からの日の入り

夕食を食べたら日の入りを見に外へ。今日はちょうどお花畑の先の谷間に日が沈んでいきます。7~8月だと右の山に隠されて見えないのですが、これはピッタリ。

畳平から見える日没

とはいえ最後の方は雲に覆われてしまい見えませんでした。

畳平から見えない日没

県境の辺りまで行って長野側の景色を見ました。

夕方の長野方面

右側近くに見えるのが中央アルプス、その左側一段奥に見える山々が南アルプスじゃないかと思います。

夕方の長野方面
まだらな雲
乗鞍白雲荘のテラス

消灯時間は21時でしたが19~20時くらいには寝ました。

星空鑑賞

2022年9月26日(月) 1時前に目が覚めたので外に出て星空鑑賞。

今日は新月なので星を見るのにはうってつけです。カシオペア座からはくちょう座付近の天の川は肉眼でも薄ら分かりました。

写真ではこの通りハッキリ写りますが、少々雲が多かったです。

乗鞍岳畳平から見える星空
乗鞍岳畳平から見える星空
乗鞍岳畳平から見える星空
乗鞍岳畳平から見える星空
乗鞍岳畳平から見える星空
乗鞍岳畳平から見える星空
乗鞍岳畳平から見える星空
乗鞍岳畳平から見える星空
乗鞍岳畳平から見える星空

1時半くらいには再び寝床に戻りました。

大黒岳からのご来光

5時前に再び起床。大黒岳へ向かいます。

05:04 乗鞍白雲荘発。

朝の鶴ヶ池
朝の県境ゲート
大黒岳へ登る
大黒岳へ登る

05:21 大黒岳着。

大黒岳
大黒岳

この日は風がそれほど強くなくそこまで寒くありませんでした。

大黒岳から見える朝焼け
大黒岳から見える朝焼け

05:34 日の出。

大黒岳から見えるご来光
大黒岳から見えるご来光
大黒岳から見えるご来光
大黒岳から見えるご来光
大黒岳から見えるご来光

05:49 大黒岳発。

大黒岳から見えるご来光
大黒岳から見えるご来光
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スカイライン側のゲート。今回もこの先で道が崩落しているので通行止めです。

乗鞍岳スカイラインゲート
朝の鶴ヶ池

06:08 乗鞍白雲荘に戻ってきました。

乗鞍白雲荘入口

乗鞍白雲荘の朝食

朝食は6:15から。ご来光の時間に合わせて調整されています。

夕食に比べるとずいぶん質素というか、ある意味山小屋らしい朝食です。ご飯とみそ汁のおかわりは夕食同様可能です。

乗鞍白雲荘の朝食

左上の白いものは飛騨高山の郷土料理、こも豆腐だと思います。

食べ終わってから部屋に戻って荷物を整理してトイレに行って外へ。

今日もとても良い天気です。

乗鞍白雲荘

雲が少ない今のうちにまた剣ヶ峰に登るのも良さそうですが、今回は歩いて下山しようかなと思っていたのでした。体調も良さそうなので仕方ない、下山しましょう。

畳平(乗鞍白雲荘)~三本滝~乗鞍観光センター

ルート図

今回歩くのは、畳平からスタートして乗鞍観光センターまで降りるルートです。

畳平(乗鞍白雲荘)~三本滝~乗鞍観光センタールート図

畳平の標高が約2700m、乗鞍観光センターの標高が1450mなので単純標高差で1250m下る事になります。

今回は三本滝やその南(孫市平)まで巡ってから観光センターまで歩きますが、三本滝の手前で尾根から降りずに真っ直ぐ東へ進めばルートを短縮することも可能です。

数分~数十分程度の区間が多数あって分かりづらいですが、下山の総コースタイムは約6時間にもなります。一部を除き歩きやすい道がほとんどですが、それなりに体力を必要とするので注意して下さい。

ルート上(または付近)には多数のバス停があり、どこでも乗り降りすることが可能です。疲れたらバスに乗って帰ることもできますし、興味のある区間だけ歩く人も多いようです。

乗鞍高原~乗鞍畳平シャトルバス | 路線バス | 長野のバス・鉄道ならアルピコ交通株式会社

畳平からエコーラインを歩いて肩の小屋口へ

07:08 乗鞍白雲荘発。

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乗鞍岳畳平
乗鞍岳畳平

07:18 標高2716mバス停を通過。

標高2716mバス停

日本で一番高いところにあるバス停で、長野県と岐阜県の県境にあります。

長野-岐阜県境

畳平は岐阜県側のスカイラインの一部らしく、ここからが長野県側のエコーラインということになります。

まずは県境を越えてエコーラインを下り肩の小屋口バス停まで歩きます。肩の小屋を経由して登山道を歩くべきなのかもしれませんが、下山するのに登るのも馬鹿らしいのでエコーラインを歩いてゆるゆると下ることにします。

乗鞍エコーライン
乗鞍エコーラインからの眺め
乗鞍エコーライン
乗鞍エコーラインから上
乗鞍エコーラインからの眺め

下の方には位ヶ原山荘が見えます。

下に見える位ヶ原山荘

道路の脇が崩れている場所がありました。スカイラインが使えない今、エコーラインだけが頼りです。こちらに問題が起きなければ良いのですが。

乗鞍エコーライン崩壊箇所
乗鞍エコーライン崖

もう少しすると下のダケカンバが黄色く紅葉してくるそうです。上の方は低木しかありませんが、ナナカマドが色づき始めています。

乗鞍エコーライン 紅葉の様子
乗鞍エコーライン

紅葉を見下ろしたかったというのもエコーラインを歩くことにした理由の一つです。バスから綺麗に見えていましたからね。

乗鞍エコーライン 紅葉の様子
乗鞍エコーライン 紅葉の様子
乗鞍エコーライン 紅葉の様子

ここもバスで登っているときに気がついた場所なのですが、宙に浮いてるのがちょっと怖い。

乗鞍エコーライン 崖の上に浮く道路
乗鞍エコーライン 紅葉の様子
乗鞍エコーライン 壊れかけの場所
乗鞍エコーライン 壊れかけの場所
乗鞍エコーライン 崖
乗鞍エコーラインから見下ろす乗鞍高原
乗鞍エコーライン

先の方につづら折りの道が見えます。

乗鞍エコーライン

右手の方に見えるのはもちろん最高峰、剣ヶ峰です。

乗鞍エコーラインから見える剣ヶ峰
乗鞍エコーライン

振り返ると道の脇に大きな岩かあることに気がつきました。そういえばGoole Mapsに「展望岩」という地点が登録されています。あの上に登れるのでしょうか。気がつかずにスルーしてしまいました。まぁ、登らなくてもこの辺りはどこからでも十分見晴らしが良いと思うのですが。

乗鞍エコーライン 展望岩

剣ヶ峰の東側の斜面。何だかザイテングラートに似ています。

乗鞍エコーラインから見える剣ヶ峰

肩の小屋口

07:40 少し広いスペースと小屋のある場所に着きました。

肩の小屋口

この小屋は避難小屋のようです。

肩の小屋口 避難小屋

中にはベンチくらいしかありません。「宿泊や火を使った調理はなどはご遠慮下さい」とのことです。

肩の小屋口 避難小屋

そのすぐ下にも建物があり、こちらはトイレでした。

肩の小屋口 トイレ

そしてそのすぐ近くにあるのが(N-40)大雪渓・肩の小屋口バス停。ちょうどバスが登ってきたところでした。

肩の小屋口バス停

例の栄和交通のバスと、前のは平成交通と書かれています。

肩の小屋口バス停

肩の小屋口から位ヶ原山荘へ

07:46 ここからは登山道に入ります。といってもすぐには見つけられず一度素通りしてしまったのですが、引き返してよく見たらペンキのマークや下の方に看板がありました。

肩の小屋口から下の登山道
肩の小屋口から下の登山道入口
肩の小屋口から下の登山道入口
肩の小屋口から下の登山道入口

下に降りるとわずかながら綺麗な水が流れていました。沢に沿って下りていくようです。

肩の小屋口から下の登山道

一部の低木は紅葉していてとても綺麗です。

紅葉する沢沿いの道
沢沿いの登山道

岩の上を歩かなければならず少々歩きづらい所もあります。

沢沿いの登山道

それでもゆっくり気をつけて歩けば問題ないでしょう。沢が増水することがあるのかは不明です。

沢沿いの登山道

なかなか雰囲気が良い道です。なんだか少し涸沢も思い出します。

沢沿いの登山道
沢沿いの登山道
沢沿いの登山道
沢沿いの登山道
沢沿いの登山道
沢沿いの登山道
沢沿いの登山道
沢沿いの登山道

この日一番の紅葉はこの辺り。

沢沿いの登山道

青空と相まってとても綺麗です。

沢沿いの登山道
沢沿いの登山道
沢沿いの登山道
沢沿いの登山道
沢沿いの登山道

チングルマの綿毛でしょうか? 群生しています。

チングルマの綿毛
チングルマの綿毛
チングルマの綿毛
乗鞍エコーライン沿いの登山道
乗鞍エコーライン沿いの登山道

08:04 車道に出ました。

乗鞍エコーライン沿いの登山道

左へ。基本的に車道に出たら下り方向へ進んでいきます(東大ヒュッテ口付近で例外あり)。

乗鞍エコーライン沿いの登山道

急カーブの出口付近、外側に登山道に戻るためのペンキの印があります。ちなみにこのまま車道を進むとすぐに(N-39)宝徳霊神バス停があります。

乗鞍エコーライン沿いの登山道
乗鞍エコーライン沿いの登山道

降りると少し樹木が邪魔な場所に出ます。

乗鞍エコーライン沿いの登山道

少し岩が多いところも。

沢沿いの登山道

しかしすぐにこれまでと同じような道になります。

沢沿いの登山道
沢沿いの登山道
沢沿いの登山道

少し道幅が狭い下り。

沢沿いの登山道
沢沿いの登山道

この辺りから沢から離れていきます。

沢沿いの登山道

この辺りには分岐に見えるような少し紛らわしい場所もあったので、良く周りを見て進みましょう。

肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道
肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道

そして登山道は樹林の中へ。

肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道
肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道
肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道
肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道
肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道
肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道
肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道

木道なんかも出てきます。

肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道
肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道

08:40 車道に出ました。

肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道
肩の小屋口~位ヶ原山荘の登山道
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位ヶ原山荘

08:44 位ヶ原山荘着。肩の小屋口から約1時間ほどでした(コースタイム50分)。

位ヶ原山荘

位ヶ原山荘(くらいがはらさんそう)はエコーライン上にある山小屋です。

位ヶ原山荘 | 乗鞍を満喫、静寂の山小屋

山荘の目の前はバス停(N-38位ヶ原山荘前)にもなっています。バスを待つのにもちょうど良い施設ですし、森林限界越えの部分を楽しみたいだけであれば、ここから山頂までの間を歩くのが最も良さそうです。

位ヶ原山荘

喫茶や売店も営業しています。登山者だけでなく自転車で訪れる人たちも数多く見かけました。

位ヶ原山荘 メニュー
位ヶ原山荘

位ヶ原山荘から冷泉小屋

08:47 位ヶ原山荘発。

小屋のすぐ下側、右手に登山道があります。

位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道

08:51 車道に出ました。下へ。

位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道

少し歩いて左に曲がったところ。

位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道

右側の崖はかなり高さがあるので登山道はまだ先だろうと油断していたら通り過ぎてしまいました。少し戻ると階段が設置されていました。

位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道

08:55 下へ。

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位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道

09:00 車道へ。

位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道

09:01 登山道へ。

位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道
位ヶ原山荘~冷泉小屋 登山道

09:04 車道へ出ると左手側(上り側)に建物とバス停(N-37冷泉小屋前)が見えました。位ヶ原山荘から17分(コースタイム20分)。

冷泉小屋付近

そこにあるのは冷泉小屋。

乗鞍岳・冷泉小屋

長らく閉鎖されていた小屋でしたが、近代的な宿に改装して今年7月から営業を開始したようです。喫茶や売店があるかは不明。

上り側にあるので立ち寄らずに通過しました。

冷泉小屋から摩利支天バス停

少し長めに車道を下ります。

冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停

09:10 登山道の入口がありました。

冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停

09:14 車道へ。

冷泉小屋~摩利支天バス停

09:15 登山道へ。

冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停

09:16 車道へ。

冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停

09:17 登山道へ。

冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停

09:19 車道へ。

冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停

09:20 登山道へ。

冷泉小屋~摩利支天バス停

ここの区間はやや長め。

冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停

トイレかなと思ったら携帯トイレブースでした。「携帯トイレをお持ちでない方は屋内にて販売していますのでどうぞご利用下さい」と書かれています。中で売っているということなのでしょうか。開けて確認はしませんでした。

冷泉小屋~摩利支天バス停 携帯トイレブース
冷泉小屋~摩利支天バス停
冷泉小屋~摩利支天バス停

09:36 登山道へ。

冷泉小屋~摩利支天バス停

09:37 (N-36)摩利支天バス停を通過。冷泉小屋から33分(コースタイム35分)。

摩利支天バス停

本当にバス停が多いですね。エスケープし放題です。

摩利支天バス停から三本滝

摩利支天バス停~三本滝

09:40 登山道へ。

摩利支天バス停~三本滝
摩利支天バス停~三本滝

摩利支天の先は目に見えて尾根道になります。山と高原地図には鳥居尾根と書かれています。

鳥居尾根
鳥居尾根
鳥居尾根
鳥居尾根
鳥居尾根

09:56 唐突に「キケン注意」と書かれた黄色いテープが現れました。

鳥居尾根

左を見ると緑のロープが。右の方には長い板が立て掛けられていました。何かが壊れて迂回路でも作ったのでしょうか?

鳥居尾根
鳥居尾根
鳥居尾根

09:59 三本滝分岐点(鳥居尾根上)着。摩利支天バス停から22分でした(コースタイム35分)。

三本滝分岐点(鳥居尾根上)

このまま尾根上を真っ直ぐ進むと1時間ほどで(N-32)すずらん橋バス停のあたりに出るようです。手っ取り早く帰るならそれも良いのですが、もう少し欲をかいて色々見て回るべく右手前の三本滝の方へ向かいました。

三本滝分岐点(鳥居尾根上)
鳥居尾根~三本滝
鳥居尾根~三本滝

地図を見れば分かるとおりこの辺りは結構な急斜面です。つづら折りで降りていきますが、道が狭く歩きづらい所もあるので滑り落ちないように注意しましょう。

鳥居尾根~三本滝
鳥居尾根~三本滝
鳥居尾根~三本滝
鳥居尾根~三本滝

降りていくと木々の隙間から滝が見えてきます。あれが三本滝かな? と思いますが全然違います。

鳥居尾根~三本滝
鳥居尾根~三本滝

かなり道が細いところ。

鳥居尾根~三本滝

今回のルートで唯一の鎖の設置箇所だったと思います。斜めになった岩の上を進む少し嫌らしいポイントがあります。落ち葉もありますし、これまでの調子で歩こうとすると滑り落ちかねないので注意しましょう。

鳥居尾根~三本滝
鳥居尾根~三本滝

折り返して下って……

鳥居尾根~三本滝
鳥居尾根~三本滝

橋を越えます。

鳥居尾根~三本滝
鳥居尾根~三本滝

階段を下って……

鳥居尾根~三本滝

登って、ここが分岐かなと右に行こうとしてしまいましたが勘違い。分岐はまだ先です。もう少し普通の道を進みます。

鳥居尾根~三本滝
鳥居尾根~三本滝
鳥居尾根~三本滝

10:21 三本滝下分岐着。三本滝分岐点(鳥居尾根上)から21分(コースタイム20分)。

三本滝下分岐

右の三本滝へ。

木道が壊れかけているのか木道の左を歩くように指示がありました。近くには真新しい構造物もあるので、そのうち修復されそうな気もします。

三本滝への道
三本滝への道
三本滝への道

右手には立派な滝が見えますがもちろんこれも三本滝ではありません。

三本滝への道から見える滝
三本滝への道
三本滝への道

吊り橋を越えて……

三本滝への道

左へ曲がり真っ直ぐ。

三本滝への道
三本滝への道

右手に滝が見え、左手に三本滝を説明する看板が現れます。

三本滝説明看板

看板やその右の岩の裏へ回り込むと、高い壁に囲まれた狭い空間に出ました。

10:26 三本滝着。三本滝下分岐より5分(コースタイム10分)。

三本滝

そこがどんな場所なのか一枚の写真で表すのはとても難しいので、360度パノラマ写真を見てもらうのが一番手っ取り早いと思います。

20220926_102720_thb.jpg

三つの滝が合流する場所なので三本滝と呼ばれているようです。

三本滝
三本滝

一番左の滝が一番水量が少ないです。

三本滝

真ん中。

三本滝

そして右。

三本滝

しばらくどう写真に撮ったものか考えていましたが、諦めて出発することにしました。人も居ますし。三脚を使って撮っている人は長時間露光してそうですね。

三本滝から三本滝駐車場

10:41 三本滝発。戻ります。

三本滝~三本滝駐車場

10:45 分岐通過。三本滝から4分(コースタイム5分)。

三本滝~三本滝駐車場

真っ直ぐ三本滝駐車場の方へ進みます。

三本滝~三本滝駐車場

滝(川)の近くに降りたせいか少し登りになります。久しぶりの登りが苦しい。

三本滝~三本滝駐車場

ここは分岐に見えますし地理院地図でも分岐になっていますが、一方は通行止めになっていました。左へ。

三本滝~三本滝駐車場
三本滝~三本滝駐車場
三本滝~三本滝駐車場
三本滝~三本滝駐車場
三本滝~三本滝駐車場

10:59 三本滝駐車場(三本滝レストハウス)着。三本滝下の分岐から14分でした(コースタイム20分)。

乗鞍白雲荘を出発してから既に3時間51分経過しています(休憩無しコースタイム3時間55分)。疲れた!

三本滝駐車場(三本滝レストハウス・三本滝バス停)

ここ三本滝駐車場は、エコーライン上で自家用車で来られる一番高い場所です。ここに車を止めて剣ヶ峰まで登る登山者と途中何人かすれ違いました。

大きな建物は三本滝レストハウス。かなり古びた建物でカーテンも閉まっており廃墟かと思いましたが、Webを検索するとスキーシーズンには営業していたようです。夏の土日祝日に営業するというような情報もありますが、2022年は休業と書かれているページもありました。真偽の程は不明です。

三本滝レストハウス

レストハウスの前は(N-35)三本滝バス停になっています。

三本滝レストハウス

自動販売機は稼働していた(売り切れが目に付きましたが……)のでジュースを購入。

三本滝レストハウスの自動販売機

軒下のベンチでしばらく休憩しました。

三本滝レストハウス
三本滝駐車場の標識

JOYFUL WALKS NORIKURA

近くにはJOYFUL WALKS NORIKURAと書かれた看板がありました。

JOYFUL WALKS NORIKURAルート案内図

今回私が歩くコースは、「三本滝トレイル」というコースと大部分が重なっているようです。

JOYFUL WALKS NORIKURAルート案内図

公式サイトはここでしょうか。

JOYFUL WALKS| NORIKURA TRAIL

乗鞍高原のトレッキングコースとして三つのルートが掲載されています。が、非常に分かりづらい。ルートはRIDE WITH GPSの「View Full Version」を押して確認するよりありませんが、非常に情報量が少ない地図が表示されるだけです。この看板の地図・情報をそのまま載せた方が良いのではないでしょうか。S-1等の標識は現地で見かけましたが、それだけではあまり意味があるとは思えません。番号が記載してある地図が印刷できる(またはスマホで表示できる)ようになっていて、それを見ながら歩けるのなら意味があるでしょう。

とは言え始まったばかりの取り組みのようなのできっとまだ作り途中ということなのでしょう。こういったコースを設定して見所を教えてくれたり、コース整備もしてくれるのはありがたいことです。今後に期待してわずかですが整備協力金を支払っておきました(……はずですが、GPayで支払った記録がどこにも表示されないので本当に支払えたのか不明)。

三本滝駐車場から東大ヒュッテ口バス停

11:12 三本滝駐車場発。

続く登山道がどこにあるのかすぐには分からなかったのですが、道の向かいのスキー場の左手に何か看板があるように見えたので近づいてみると見つかりました。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)
三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

「子りすの径 孫市平・東大ヒュッテ口まで1.8km 徒歩40分」と書かれています。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

右手にはスキー場。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

所々木道が整備されています。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

少し草が伸びてきている道。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)
三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

何かシダ植物のようなものが紅葉しています。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径) 紅葉したシダ植物

1.8km 40分ということなのでそれなりに距離があります。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)
三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

非常に歩きやすい道です。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

ちょうど半分を過ぎたくらい。S-23の標識がありますが、これだけでは数字を数えて進めるくらいの意味しかありません(数える意味は無いので数えません)。きっと何かに使うつもりで配置しているのだと思うのですが、どうなんでしょうね。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)
三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

11:35 突然道の前に倒木が現れました。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径) 倒木

左右を見回しましたが迂回して通れそうもありません。左側は枝葉で鬱蒼としています。右側は幹の上に乗れば飛び越えられそうだったのでそうしました。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径) 倒木
三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

途中にあったベンチ。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径) ベンチ

11:39 孫市平(?)分岐着。三本滝駐車場から27分(コースタイム40分)。

ルートは左ですが近くに見晴台というのがあるみたいなので寄ってみます。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径) 孫市平分岐
孫市平
孫市平 見晴台

11:41 見晴台着。

孫市平 見晴台

確かに見晴らしの良い場所です。

孫市平 見晴台

乗鞍高原のこの下の方はまだ歩いたことがありません。そのうち歩いて見たいものです。先ほどのJOYFUL WALKS NORIKURAのコースにもなっていましたね。

孫市平 見晴台
孫市平 見晴台

11:45 見晴台発。

孫市平
孫市平

ヤマドリゼンマイ。

孫市平 ヤマドリゼンマイ

この紅葉しているやつでしょうか。

孫市平 ヤマドリゼンマイ

11:47 分岐まで戻ってきました。夜泣峠・ロッジと書かれている方向へ進みます。

孫市平 分岐
三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

トウヒ(まつ科)。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径) トウヒ(まつ科)
三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

根上りコメツカ。

三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径) 根上りコメツカ
三本滝~東大ヒュッテ口バス停(りすの径)

11:53 (N-34)東大ヒュッテ口バス停着。分岐から6分(コースタイム5分)。

東大ヒュッテ口バス停

東大ヒュッテ口バス停から牛留池

いったん車道に出ますが、ここだけ上り側に歩きます。

東大ヒュッテ口バス停付近

11:54 すぐに右側に登山道の入口がありました。

原生林の小径

地理院地図を見るとここには道が記載されていません。そのうち記載されるでしょうか?

原生林の小径

案外急な下り坂です。

原生林の小径

12:00 車道を横断。すぐ向かいに再び登山道があります。

原生林の小径

「原生林の小径 休暇村まで740m 牛留池まで850m」と書かれています。

原生林の小径
原生林の小径
原生林の小径

確かにちょっと原生林っぽい雰囲気です。

原生林の小径

少し道が分かりづらいためか順路看板も複数ありました。

原生林の小径
原生林の小径
原生林の小径
原生林の小径

12:14 幅の広いしっかりした木道に乗りました。左は休暇村乗鞍高原に続いているようです。右の方には牛留池という池があって東岸に展望台があるようです。右へ。

休暇村・牛留池分岐
休暇村・牛留池付近木道

12:15 牛留池を周回する道に出ました。右へ。

休暇村・牛留池付近木道

お、これが展望台かな?

牛留池展望台

12:17 牛留池展望台着。東大ヒュッテ口から24分(コースタイム20分)。

牛留池展望台

牛留池

牛留池の展望台からは奥に乗鞍岳が見えました。

牛留池展望台

「何でこんな遠回りしなきゃいけない方向に展望台を作るんだ……」と思っていたのですがなるほど、池越しに乗鞍岳を見るためだったんですね。

牛留池展望台
牛留池展望台

ベンチもあるので座って一休み。スタートからすでに5時間以上。かなり疲れました。お昼なのでお腹もすきましたし。

New Daysで購入した小さなクリームパンをつまみました。一つ一つがちゃんとクリームパンになっていましたし、ジッパーの付いた袋で行動食に最適でした。(写真は残り一個になったところです)

NewDaysミニクリームパン

逆さ乗鞍と言うにはちょっと邪魔なものが多い気がしますね。今は秋なので水量によってはもう少し綺麗に見えたりするのでしょうか?

牛留池展望台
牛留池展望台

畳平はあのあたりみたいです。あそこから降りてきました。

牛留池展望台

牛留池から善五郎の滝

12:24 牛留池発。

牛留池展望台

地理院地図を見ると池の北側に道が描かれていなかった(2022年9月現在)ので戸惑ったのですが、現地ではちゃんと池を周回するコースが案内されていました。池の北側を休暇村の方向(西)に歩いて行きます。

途中にあった特徴的な木。

牛留池近くの奇妙な木

分岐が多く迷いやすいですが、ここからは「善五郎の滝」を目指して進んでいきます。

牛留池周回コース
牛留池周回コース
牛留池~善五郎の滝
牛留池~善五郎の滝
牛留池~善五郎の滝
牛留池~善五郎の滝

休暇村の近く。車道まで出ずに右に折り返します。

牛留池~善五郎の滝
牛留池~善五郎の滝
牛留池~善五郎の滝
牛留池~善五郎の滝
牛留池~善五郎の滝
牛留池~善五郎の滝

マウンテンバイクのコースもあるようです。

牛留池~善五郎の滝 マウンテンバイクコース

綺麗なシラカバが立ち並んでいます。

牛留池~善五郎の滝 白樺

白い樹皮が太陽に照らされて真っ白……なのですが写真だと結構陰影が出ますね。これはこれで綺麗ですが。

牛留池~善五郎の滝 白樺

シラカンバとダケカンバの違いを解説した看板。

シラカンバとダケカンバの違いを解説した看板

脇にはちょうどその二つが並んでいました。

シラカンバとダケカンバが並んでいる

こうして比較すれば分かりやすいですが、結構曖昧な色をしている場合もあるんですよね。葉で見分けると言われても低いところにはあまり葉がありませんし。

牛留池~善五郎の滝
牛留池~善五郎の滝

急な下りが続きます。下からは川の流れる大きな音が聞こえてきます。

牛留池~善五郎の滝
牛留池~善五郎の滝 ブナの木説明看板

滝が見えてきました。

牛留池~善五郎の滝

善五郎の滝

12:47 善五郎の滝着。牛留池から23分。

善五郎の滝

下の方に降りると観瀑台がありました。

善五郎の滝 階段
善五郎の滝 デッキ
善五郎の滝 説明看板
善五郎の滝 観瀑台

写真では伝わりませんが、細かい水しぶきが降り注いできて結構濡れます。

20220926_124829_thb.jpg

12:50 善五郎の滝発。

善五郎の滝~滝見台へ
善五郎の滝~滝見台へ
善五郎の滝~滝見台へ

川を渡って対岸の階段を登ります。

善五郎の滝~滝見台へ
善五郎の滝~滝見台へ

12:54 登りきったところに分岐。観光センターは右ですが、左に滝見台があるので行ってみましょう。

善五郎の滝~滝見台へ
善五郎の滝~滝見台へ

12:55 滝見台着。

善五郎の滝 滝見台

善五郎の滝を上から見ることが出来ます。ちょっと遠いですね。そしてその奥には乗鞍岳も見えます。

善五郎の滝 滝見台

善五郎の滝から観光センター

12:57 分岐に戻ってきました。後は観光センターまで歩くだけです。

善五郎の滝 滝見台~観光センター
善五郎の滝 滝見台~観光センター
明るい林で見られる野鳥 看板
善五郎の滝 滝見台~観光センター
善五郎の滝 滝見台~観光センター
善五郎の滝 滝見台~観光センター

13:10 観光センター南の車道に出ました。

善五郎の滝 滝見台~観光センター

後はもう山道はありません。舗装された固い路面が疲れた足に響きます。

観光センター南の車道
観光センター南の車道
観光センター南の車道
観光センター

13:16 乗鞍観光センター着。善五郎の滝から26分。乗鞍白雲荘から6時間8分でした。

観光センターバス停

本日の移動経路:

乗鞍観光センター

新島々行きの次のバスは14:13発。後1時間弱あります。

観光センター駐車場
観光センター

観光センター内のカフェ(GiFT NORiKURA)で時間を潰すことにします。

GiFT NORiKURAのメニュー

ジェラートダブル(750円)。ブルーベリーと桃だったと思います。二回目なので感動も薄まっていますが、これは徳沢園のコーヒーソフト並に来るたびに食べてしまいそうな予感。

GiFT NORiKURAのジェラート

隣では食事も提供しています。

乗鞍観光センターの食堂

そばは並が三本滝、2倍盛りが位ヶ原、3倍盛りが剣ヶ峰だそうです(笑)。山賊バーガーなんていうのもあるんですね。

乗鞍観光センターの食堂メニュー

帰宅

14:14 バスに乗車。

乗鞍観光センター発のバス

14:15 (N-29)乗鞍高原観光センター発。

15:12 新島々駅着。

新島々駅
新島々駅

15:25 新島々駅発。

15:55 松本駅着。

松本駅

小木曽製粉所松本駅前店。

小木曽製粉所松本駅前店

16:18 アルピコプラザ着。

アルピコプラザ

カフェ・ド・クリエで時間を潰し……

アルピコプラザのカフェ・ド・クリエ松本駅前店

17:20発の新宿行き高速バスに乗って帰宅しました。

松本バスターミナル発新宿行き高速バス

感想

悪天候のため今年は思ったほど山に行けませんでしたが、夏の終わりに大好きな乗鞍岳に行けて満足です。

今回は歩いて高原まで下山してみました。上部の沢沿いは青空やナナカマドの紅葉と相まってとても綺麗でした。下部にある滝もそこそこ見応えがありました。

ただ、今回のコースは時間も体力もそれなりに必要だと感じました。乗鞍岳と言えば初心者が観光気分で簡単に登れてしまう山ですが、歩いて高原まで下山ともなると6時間くらい歩ける体力が必要です。感覚としては高尾陣馬の縦走が出来るくらいといったところでしょうか。日頃いろんな山へ行っている方は大丈夫だと思いますが、場所が場所だけに様々な人が行くと思うので一応。しっかりコースタイムを計算して計画を立ててから行きましょう。

エスケープできるバス停が非常に多いです。事前にバス停の位置を把握しておくとトラブルが起きたときに助かるかもしれません。

三本滝から観光センターまでが思いのほか長く感じました。その辺りは乗鞍高原に宿泊してゆっくり散策するのも良さそうです。

乗鞍岳はついつい山頂付近ばかりに目が行ってしまいますが、その下にもまだまだ魅力が隠れているようです。山頂から始めて、逆に下へ下へと探索範囲を広げていくのも面白いかもしれません。

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