2021年10月23日(土)~24(日)、苗場に行ってきました。
お目当てはドラゴンドラと紅葉。
苗場ドラゴンドラは紅葉スポットとして有名で以前から行ってみたかったのですが、この時期は天気が良い日も限られますしそれと紅葉のタイミングが一致するとなると機会はそう多くありません。他の場所とも被りますしなかなか行けなかったのですが、今年はようやく行けることになりました。
登山は不要。ゴンドラを使って楽に登れる絶景スポットです。
苗場と言えばスキーで有名ですが、私はスキーに縁が無いこともあって行くのは初めてです。すぐ近くには平標山(花の百名山)や苗場山(日本百名山)といった山もあり、登山情報を探していると度々目にする場所でもありました。そういう意味でもどんなところか見てみようと思い出かけました。
苗場へのアクセス
苗場へは越後湯沢駅から南越後観光バスの路線バスで行くことが出来ます。
2021年秋の時刻表によると、1~2時間に1往復程度運行しているようです。運賃は越後湯沢駅前から苗場エリア(苗場スキー場前~西武クリスタル前)まで670円。
苗場プリンスホテルに宿泊する場合は無料の送迎バスもあるようです。
立川から越後湯沢へのアクセス
次は越後湯沢駅への行き方。
東京の西側に住んでいると北の方へ出かける場合大抵大宮から新幹線に乗るルートを勧められるのですが、地図で見たときにどうしても遠回りをしているような気がして仕方がありません。越後湯沢は立川から見れば北北西の方角にあるわけですが、新幹線に乗るためにはいったん北東にある大宮に出なければなりません。
新幹線に乗らないのであれば、八高線を使用するという手があります。八王子と高崎を結ぶこの路線を使えば東京の多摩地区から東に寄り道せず真っ直ぐ高崎まで北上することが出来ます。
新幹線代をケチるという意味でも、今回は青梅線、八高線と乗り継いで高崎に出て、上越線で水上、越後湯沢へと行くことにしました。運賃は3410円(187.6km)。大宮経由で行くと3740円(205km前後)になるので乗車券単体で見ても少し安くなります。なお、越後湯沢駅は現時点でSuica非対応です。Suicaの首都圏エリアは水上駅までです。
新幹線に乗れば日帰りも可能ですが当日は日曜日。混雑が予想されるので土曜日にのんびり苗場に行って一泊し、翌朝早めにドラゴンドラに向かえばちょうど良いでしょう。現地の宿も予約しました。
電車で越後湯沢へ
2021年10月23日(土)、立川駅で青梅線 拝島行きに乗車しました。
7:20 立川発。

7:33 拝島着。
八高線に乗り換えます。八高線はかつて都内で唯一残った非電化区間でしたが、いつの間にか高麗川まで電化されました。

7:39 拝島発。
8:09 高麗川(こまがわ)着。
ここからは非電化区間なのでディーゼル車両に乗り換えます。
ところで高麗川って読めますか? 中央線を利用していると時々高麗川行きというのを目にするのでその都度調べて読めるようになりましたが普通読めませんよね。

08:20 高麗川発。
15駅、1時間33分かけて高崎へ。今回の旅行では見たい動画など時間を潰す物をしっかり準備して挑んだのでこのくらいの時間はへっちゃらです。
09:53 高崎駅着。
高崎駅の2、3、4番線は三つの線が一つのホームにあるという面白い構造をしておりまして、一番南端に到着する八高線から階段までは少し歩きます。
歩いていると同じホームに綺麗な青い車両(12系客車)が止まっていました。ELぐんま みなかみ号と言う臨時快速列車らしいです。水上行きと出ていたので乗りそうになってしまいましたが全席指定と書いてあったのでやめておきました。途中の駅(渋川?)で停車していたのを追い越したので乗らなくて良かったです。茶色い電気機関車に牽引されていました。

上越線のホームに行き普通の水上行きに乗車。

10:25 高崎発。
高崎を出ると周囲に色々な山が見えてきます。東には赤城山、西には榛名山、北の方に荒々しい窪みのような地形を持った山が見えましたが子持山と言うようです。この辺りの山にはこれまで全く縁がありませんね。
10:29 水上(みなかみ)着。水上駅には以前谷川岳に登った帰りに訪れたことがありました。

11:40 水上発。
水上駅を出るとすぐにトンネルに入ります。湯檜曽、土合と地下ホームが続きます。特に土合駅はもぐら駅として有名ですね。私は降りたことはありませんが。

トンネルを抜けるとそこは新潟県。外は田園が広がる良い雰囲気になってきました。

12:13 越後湯沢着。立川から実に4時間53分かかりました。

例によって券売機の使い方がよく分からず適当な金額のきっぷを買って乗車したので窓口で精算。係員に高麗川経由と言ったのですが端末を操作してもよく分からなかったようで時刻表の路線図のページをめくって調べていたので立川、拝島、高麗川、いやそこは東では無く北へと言ったら理解していただけたようで予想していた金額を正しく請求してくれました。
12:19 改札外へ。

越後湯沢駅
構内を軽く眺めてみましたが美味しそうなお店が沢山ありました。

お昼ですし時間もありますし何か食べようかなとも思ったのですが、次のバス(13:10発)で苗場に行くと現地(13:49着)でチェックイン(15:00)まで時間が余ります。苗場を散策して何か食べる所があればそこで食べた方が暇つぶしになるだろうと思い我慢しました。まぁ、そんな所は無かったんですけどね。
改札を出て左側に行くと越後湯沢駅の西口に出ます。タクシー乗り場があるだけでした。

反対側の東口。バス乗り場はこちらにあります。

近くには南越後観光バスの案内所・乗車券販売所がありましたが開いていませんでした。窓口らしいところの前に自転車が置かれているので現在でも使われているのか怪しいところです。

苗場へ行くバスは1番乗り場から。駅出口から一番近いところでした。

バス停の案内板が通路のかなり内側に設置されています。軒先からも遠く、雨が吹き込むとちょうど標識の辺りまで地面が濡れました。雪も多いところでしょうからできるだけ雨や雪から逃れられるように配慮がされているのでしょう。
冷たい風が吹き結構な寒さです。10度は下回っていそう。雨も強くなってきました。
13:06 西武クリスタル前行きバスが到着。

乗車して発車を待っていると運転手が「これからドラゴンドラに乗る方はいますか」と聞いてきました。一人もいないようでしたが、なんでも悪天候のため本日の運行は休止となったそうです。私は今日は宿で一泊して明日朝一で乗るつもりです。
13:10 越後湯沢発。
苗場の街を歩く
13:51 苗場スキー場バス停着。
私が予約していた宿はもう少し先なのですが、チェックインは15:00。時間が余っているので少し前で降りて町をぶらつこうと思っていたのでした。特にこの苗場スキー場バス停の前にある施設(シュネー)はドラゴンドラのチケット売り場になっており明日来なければならない場所でもあります。また、ドラゴンドラのサイトに雪国カフェというのが書いてあったので何か食べるものが手に入りそうというのもありました。下見がてら覗いてみようとバスを降りたのでした。

強い雨が降る中走って屋根の下へ。シュネーはほとんど人がおらず閑散としていました。

期待していた雪国カフェも(小さな屋台のような店構えでしたが)閉まっていました。やはりドラゴンドラが運休となっているからなのでしょう。
係員に声を掛けられたので(どうやら運休を知らずにきたと思われたよう)どこかに食べられるところは無いかと聞いたところ、国道を先に行かないと無いと思うとのこと。仕方が無いので傘を差して歩くことにしました。

シュネーから少し先に進むと宿屋やお店が立ち並ぶエリアに出ます。
しかし営業していると確信できる施設を探すのは容易ではありませんでした。あからさまに廃墟となっている建物も目に付きます。

黒ずんだ外壁の廃墟。色あせた看板。こういったものは観光地の雰囲気を悪くしてしまいますが、持ち主に何かインセンティブでも無ければ撤去されることは無いのでしょう。
何軒かレストランもありましたがGoogle Mapsで調べると営業時間は夜からとなっている店がほとんどでした。ただ、現地で見ても本当に夜から営業するのか疑わしい雰囲気でした。

まぁ、今時珍しくもないバブルの頃に流行った観光地のなれの果てというやつなのでしょう。
ただ、苗場は基本的にスキー場の町ですから冬になればもう少し活気が戻るのかもしれません(?)
おっと、そうこうするうちに今日泊まる予定の宿を通り過ぎてしまいました。少し戻るとその宿はありました。

壁に「わらび」と書いてありますし、ここで間違いないようです。時刻は14:05。チェックインできるか聞いてみようかとも思いましたが、外から見ると開いているかどうか分からず少し入りづらい雰囲気。まぁ、食事処を探してからでも良いだろうともう少し周囲を歩いてみることにしました。
目に付いた施設:
「苗場おみやげプリンセス」 私が見た中で唯一まともに営業していた物販店でした。私は観光地のお土産屋というものにある種の偏見を持っているので不用意に中には入りませんでしたが、お土産の他にも色々売っていたかもしれません。例えお土産だけだったとしても、何か買って宿でつまめば良かったかもしれないなと後で思いました。
「雪ささの湯」 日帰り入浴施設のようで電気も付いていて営業していました。この辺りで時間を潰すならここだったかもしれません。食事はなさそうだなと思ったのですが、クチコミを見るとあるような事も書いてあります。訪ねてみれば良かったかもしれません。
「御宿本陣」 カーテンが開いていて電気が付いていてはっきりと営業していると分かる宿でした。日帰り入浴や外来の食事の有無までは外からでは分かりませんでした。
浅貝バス停の近くにラーメンの幟を発見。喜んで近づいてみると……

準備中でした。営業時間を見ると14時までとのこと。現在は14:13。無念です。

と、ここまでで施設が集まっているエリアのほぼ端っこまで来てしまったようです。これ以上進んでも時々宿がある程度のようなので引き返すことにしました。
ちなみにさらに数百メートル先に行くと西武クリスタル前というバス停があり、そこがバスの終着点になります。西武クリスタルというのは正式には「西武ヴィラ苗場クリスタル1号館」というリゾートマンションのようです。こういうところのリゾートマンションというと「負動産」という単語が頭をよぎるのですが実際はどうなのでしょうね。
というわけで引き返します。
道ばたにあった看板。苗場山まで4時間。やっぱり遠そうですね。平標山くらいなら行けるかもしれません。

わらび荘の近くまで帰ってきました。宿の向かいに手書きの看板が置いてある建物が目に付きました。

中に入って声を掛けてみましたが真っ暗で誰も居ません。扉には電話してくださいと書かれたメモが貼ってありました。よく見ると看板の一番下にもそう書いてあります。まぁ、電話する勇気はありませんでしたね。
夜には電気が付いていましたし、翌朝には看板は出ていなかったので営業はしているのではないかと思います。看板に年月日を書いておくと良いのではないかと思いました。
わらび荘
さて、時刻は14:36。まだ予定していたチェックイン時刻には早いですが宿に入ってみることにします。
本日の宿は「わらび荘」です。
最初は素直にドラゴンドラの運営元である苗場プリンスホテルに泊まろうかと思ったのですが、土曜日~日曜日の食事付きプランが予約出来ませんでした。素泊まりなら予約出来ましたが、こういった観光地で不用意に食事無しプランを選択すると痛い目に遭うということは修善寺での経験で学んだのでプリンスホテルは諦めて楽天トラベルで探して出てきたこちらの宿を選んだ次第です。
わらび荘は西武ヴィラ入口バス停のすぐ近くにあります。

入口には宿の名前も何も書いてありませんでした。ひょっとして裏口なのかなと思い辺りを見回しましたが他に入口は無さそうです。二階の壁に「わらび」と書いてあるので場所はここで間違いなさそうです。

意を決して入ってみると普通に宿の受付のような場所になっていました。
中にあった呼び鈴を押すとすぐに宿の方が出てきたので、予約した者ですが少し早いんですけど大丈夫ですか? と聞いたところ快く受け入れてくれました。寒かったでしょうということでお風呂の案内と部屋の暖房(石油ファンヒーター)もすぐに付けてくれました。
宿の方のお話しによると、やっぱりこの辺りには時間を潰せるような所はあまり無いとのことでした。秋はドラゴンドラ目当てに人が来ても日帰りで帰ってしまう方が多いのだとか。
お部屋は二階、階段を上がってすぐの部屋。

大きなベットとテレビがある他は何も無い狭い部屋ですが不思議と圧迫感はありません。

山小屋風ということで、ビジネスホテルのような無機質な壁では無いのが良いのかもしれません。照明も明るいですし(私はホテルによくある薄暗くて明るくならない照明が割と嫌いなのです)。
ベッドはちょうど良い固さでとても快適でした。枕元に電源があるのも非常に便利でした。
備え付けの石油ファンヒーター。さすがに雪国では標準装備です。


部屋を出て右側。洗面所とトイレがあります。

有料の飲み物。ほとんどサービス価格です。

洗面台の下にあったゲーム類。

吹き抜けの上の休憩スペース。この日の宿泊客は私一人ということもありここは少し寒かったので部屋でスマホをいじりながらゆっくりくつろぎました。

あ、肝心のお昼ご飯のことを書き忘れていましたが、朝コンビニで買ったお菓子があったのでそれを食べてしのぎました。
18時頃に夕食。この宿で標準的なメニューと思われる越後もち豚コース。

焼肉、寿司、天ぷらですからまずいわけはありません。

そんな中で意外だったのはお吸い物のおいしさ。こういうのがあると嬉しくなってしまいますね。

食べ終わってからお風呂に入ってテレビ(焼肉チェーン店 安楽亭の料理を一流の料理人が評価するという内容でした)を見たりスマホをいじったりして過ごし、その後寝ました。
ちなみにお風呂は24時間いつでも入れます。私一人のために入れる状態を維持してくれるというのは何だか悪い気がしてしまいますが……。
2021年10月24日(日) 朝6:40起床。
7:30から朝食。7時でも大丈夫ということでしたが、ドラゴンドラの運行開始は9時からということなのでそんなに急ぐ必要も無いだろうと思い7:30からにしてもらいました。この後に起きたことを振り返ると7時からの方が良かったかもしれません……。

食べ終わってから少ない荷物をまとめてチェックアウト。お会計は10900円。

寂しい雰囲気のある秋の苗場の街でしたが、宿の方は親切で感じが良く、わらび荘のおもてなしはとても温かいものでした。
ドラゴンドラに乗るまで
08:06 わらび荘発。天気は大分回復しました。

山の上に雪が被っていて綺麗です。自然環境はすごく良い場所なんですよね。良い場所だからこそここにレジャー施設と街を作ったのでしょうし。

苗場スキー場の駐車場の近くまで来ました。宿の方によれば、朝6時頃に近くを通ったら30台くらいの車が止まっていたとのこと。嫌な予感がします。

川の向こうにあるのが苗場プリンスホテル。その後ろにあるのが苗場スキー場のゲレンデです。ドラゴンドラはこの写真のもっとずっと右の方にあります。しかし受付はすぐそこの駐車場にあります。

駐車場にはすでに沢山の車が止まっていました。


8:16 苗場スキー場エントランスホール シュネー着。
中はすでに人で一杯。行列が出来ていたので最後尾を探します。

浅貝川にかけられた通路を通り……

ゲレンデ側のコンフォートセンター ドルフに入り……

ゲレンデに出るとようやく最後尾が見えました。

08:20 最後尾に到着しました。列の長さはザッと200m以上でしょうか。完全に出遅れた感が。

並んでも当然列は全く動きません。何しろチケットの販売が開始されていないのですから。
前の方に並んでいた人の中にはアウトドア用の椅子に座っている人もいました。いったい何時から並んでいるのでしょう……。
チケット購入のための列なので、グループなら一人並べば十分です。交代制で並ぶのが良いと思います。私は一人なのでずっと並んでいなければなりません。
08:40頃、列が動き始めました。おそらくチケットの販売が開始されたのだと思います。
09:00 最初の折り返し。最後尾は見えません。


09:16頃、ようやく建物(コンフォートセンター ドルフ)の中に入りました。トイレが見えます。トイレは入口(エントランスホール シュネー)の方にもあったと思います。


9:22頃、連絡通路に入りました。浅貝川の上を渡る通路です。


09:41 エントランスホール シュネーの中に入りました。チケット売り場はもうすぐです!

09:44 チケット売り場着。右側に窓口があって係員からチケットを購入できます。左側に「前売券引換専用窓口」と書かれている場所があります。「じゃらん、または宿で購入した引換券を持っている方はいませんか」などと声をかけているスタッフがいたので、おそらくその場合はこちらの窓口で引き換えが出来るのだと思います。私が見たときは列は出来ていなかったので、そちらの方が断然早くチケットを入手できると思われます。

09:45 チケット購入完了。8:20から並び始めましたので、実に1時間25分の待ち時間でした。販売開始8:40から見ても1時間待ち。後から来た人はもっとかかったでしょうね。

値段はSEIBU PRINCE CLUB会員価格で3000円でした。SEIBU PRINCE CLUBにはアプリやWebから無料で入会できるので事前に入会して会員証をスマホから提示できるようにしておきましょう。
チケット売り場の前にはカフェ(というか売店というか)がありました。昨日は閉まっていたので運休の時は一緒に閉めてしまうのでしょうね。


さて、チケットの販売はここシュネーで行われていますが、ドラゴンドラの乗り場(山麓駅)は少し離れたところにあります。シャトルバスで行くか「風の散歩道」と呼ばれているルートを歩くか選べます。歩く場合は片道約1km、20分ほどかかるとパンフレットに書いてあります。
シャトルバスもまた並ぶ必要がありますし、ここはサクッと歩いてしまいましょう。身軽な一人旅ですから1kmくらいあっという間に着いてしまいます。
9:49 連絡通路を通ってゲレンデへ。相変わらず長蛇の列は見えないところまで続いています。

列を横目に右へ。




同じ方向へ向かう人々をどんどん抜き去って、草っ原を最短距離で進んでいきます。



09:59 ゴンドラ乗り場につきました。遠目に見ると「あれ、そんなに並んでないのかな?」と思いましたが……



裏に回ると大量の人々が幾重にも折り返して並んでいました。それもどんどん列が伸びています。うかうかしていられません。

10:00 列最後尾着。

後はただひたすら順番が来るのを待つだけです。
駐車場から東の方に冠雪した山が見えました。おそらく平標山だと思います。いつか行ってみたい。

一回目の折り返しは10:30くらいだったと思います。このペースだと二時間以上はかかりそう。




11:05 二回目の折り返し。

11:34 三回目の折り返し。



あまりに暇なので到着するゴンドラの間隔をストップウォッチで計ってみました。最短で27秒。長くても40~50秒くらい。ほとんどは30秒前後のようです。
一つのゴンドラには前向きに二人で乗っている事が多いです。たまに前後で3~4人くらい乗っていることもあります。前向きに3人くらい乗っていることもあるので、最大だともう少し乗れるのだと思います(8人乗りと書いてあるサイトがいくつか見つかります。一方で新型コロナウィルス対策で4人に制限するという記事も目にしました)。(ウィルス対策かもしれませんが)基本的にグループ単位で乗れるので他人に気兼ねなく景色を楽しめるのは嬉しいですね。一方で待ち時間が長くなるのは仕方がありません。発車間隔が30秒だとしても1時間に最大120組しか運べません。

12:08 乗り場の下に救急車が来ていました。寝ている人に毛布が掛けられましたが、足は動いていたので意識はあるようです。

12:11 ゴンドラの真下を通過。

12:13 道を横断して、さぁゴールが見えてきましたよ。



12:35 山麓駅に入場。





田代ルートという登山道があったそうですが、2020年から廃道となったそうです。現在は藪に覆われていて通行できないとのこと。ドラゴンドラからさらにパノラマリフトを乗り継いで、そこから苗場山へ登るルートだそうです。便利そうなルートに見えますけどどうだったのでしょうか。他にもかぐらスキー場からリフトで登れるコースはあるようですね。


12:47 ついにドラゴンドラに乗車。並び始めたのが10時ちょうどですから、実に2時間47分待ちでした。チケット購入の待ち時間が1時間25分でしたから、合計の待ち時間は実に4時間12分にもなりました。シュネーに到着したのが8:16でしたから、施設に到着してから乗るまでに4時間31分かかったことになります。頑張った。頑張ったよ。この待ち時間をこんなに沢山の人たちが文句も言わずジッと耐え忍んでいる事に本当に心から尊敬の念を抱きますね。すごい。

ドラゴンドラからの眺め
田代高原
田代高原 パノラマリフト
レストランの左側にさらに上に登るリフトの乗り場がありました。


料金はドラゴンドラとは別で大人往復1400円。せっかく来たのですから乗ってみましょうか。


13:25 パノラマリフト乗車。











13:33 パノラマリフト下車。乗車時間は片道8分くらいでした。

周囲は薄く雪が積もっていて少しぬかるんでいました。

上の方に見えるのが苗場山なのでしょうか。以前はここから苗場山へ上るルートがあったそうですが、現在は立入禁止・廃道の看板が立っています。



遊歩道と書かれた道の先は下に続いているように見えますが、どこへ行くのか見えないのですぐに引き返しました。




13:40 再びパノラマリフトに乗車。





スキーをやっている方にとってはきっとおなじみの景色なのでしょうね。






ドラゴンドラ山頂駅周辺が見えてきました。奥からドラゴンドラ山頂駅、レストランアルム、パノラマリフト乗り場です。山頂駅とアルムの間に出店が並んでいます。

少し左に目を向けると坂の上に田代ロープウェイの山頂駅が見えます。



13:48パノラマリフト下車。

田代高原
レストランアルムの待ち行列はすでに解消されていました。周囲もそれほど混んでいるわけではありません。下にあれだけ居た人々はいったいどこに消えているのでしょうか。不思議です。








マウンテンバイクのコース。

田代ロープウェイの方へ歩いて行きます。

冠雪した山が本当に綺麗です。

坂を登ると田代ロープウェイ、左に行くとらくらくリフトだそうです。らくらくリフトって何だろう。行ってみます。




緩やかな坂道を湖の方へ下りていくとぶなキッチンと書かれた食堂がありました。

トイレもあり。

その右側にリフトがあり、上の田代ロープウェイ山頂駅まで続いていました。これがらくらくリフトでした。坂道を登らなくて良いということなのでしょうね。



料金は無し。無料でした。

14:04 リフトに乗って上へ出発。






14:11 上に到着。

田代ロープウェイ山頂駅のすぐ隣に着きました。

登ってくる坂の方へ行ってみると高原が一望できるスポットがありました。





田代ロープウェイ
二居田代スキー場前 バス待ち
外にバスが見えたので急いで出てみたのですが、シュネーへ向かうシャトルバスでした。
越後湯沢へ向かうバス停は国道沿いにあります。


14:39 二居田代スキー場前バス停着。
さて次のバスは……

16:45。

うわー、たっぷり2時間以上ありますね。前のバスが14:25なので少し前に出たばかりでした。
今回帰りのバスの時刻は全然考えていませんでした。日没以降にもバスがあることは確認していましたし、最悪近くの宿にもう一泊すれば良いやくらいに思っていました。でもこうもピッタリ2時間待ちを食らうとは……。
しかたありません。いったん山麓駅に戻りましょう。


中のスタッフの方に聞いてもやっぱり2時間後のバスしかないみたいです。
併設されていたカフェ「ハーブジュタ」でホットコーヒーとプリンを購入。こちらの営業は3時までだそうです。



田代ロープウェイ自体も3時までですが下りの最終は4時までだとか(日によって違うかもしれません)。閉まるまで休憩所で待たせて貰うことにしました。

16時過ぎ、トイレに行ってから外に出ると目の前に猿が。

急に近づいてきましたがジッと睨みつけるとそれ以上近づいてきませんでした。
スタッフの方が何か木というか枝のような物を持って走るとそれを追いかけていってしまいました。
16:20 田代ロープウェイ山麓駅終了。再びバス停へ向かいます。


16:24 再び二居田代スキー場前バス停着。

16:47 二居田代スキー場前バス停発。

そこまで混んでいたわけではありませんが、満席で数人が立ったままの乗車となりました。

17:12 越後湯沢駅着。運賃は540円。

越後湯沢駅

このまま帰るのも勿体ないので何か食べていこうと思います。海鮮丼やいくら丼も食べたいですが、へぎそばというのを食べてみることにしました。たまに写真で見ますが実際に食べたのは初めてです。つなぎに布海苔というのを使っているのだとか。


へぎそば(1人前) 1100円。

つるつるというか、ちょっと独特の食感がある麺ですね。うーん……特にそれ以外の感想はありません。普通。
さて、帰りの電車ですが、在来線だけでも帰れるようですが帰宅が22時過ぎにもなってしまいます。なので高崎までを新幹線にして少しだけ所要時間を短縮することにしました。自由席もあったはずなのですがついうっかり指定席を買ってしまいました。というかeチケットで買えば良かったのでは……。

冷静になって今考えてみると、たかだか1時間未満、それも夜寝る前の時間を短縮するために2400円は割に合わない気がしてきました。どうやら疲れていて判断力が鈍っていたようです。

18:10 越後湯沢駅発。高崎、高麗川、拝島、立川と乗り継いで帰宅しました。

感想
ドラゴンドラや田代ロープウェイから見える紅葉はなかなかのものでした。紅葉だけで無く周囲の山や湖も合わさってとても綺麗ですね。上の高原も広々として気持ちの良い場所でした。
ただ待ち時間4時間以上にもなるとは思ってもいませんでした。もう一度並べと言われたら答えはNo!ですね。二度といくもんかと言いたい。まぁ、でも機会があればまた乗ってみたいドラゴンドラ。未来のことは分かりません。
久しぶりの好天、土曜日運休の後の日曜日、紅葉の色づき具合、と混み合う条件が重なったのが悪かったのでしょう。きっと平日はここまで混まないと思います。
中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイのような整理券制度があれば良いのですが。○○番~○○番までの方お並びください~みたいなやつです。まぁ、あそこはマイカー規制でバスから降りる人に整理券を手渡せば済みますしドラゴンドラのようにチケット売り場と乗り場が離れていないから出来るのかもしれませんが。下手にやると整理券を一杯持っていって配る(売る?)人とかいそうですもんね。でもチケット購入待ちの列はオンラインで購入できるようにすればかなり減らせるような気もします。当日そこに居る保証が欲しいならQRコード(秘密のコード)付きの整理券を発券してそれを元に専用Webサイトで決済するとか。整理券をもらう列は出来るでしょうけどチケット購入の列よりは早くはけそうですよね。既に印刷してあるのを渡せば良いだけですし。問題はシュネーと山麓駅が離れていることでしょうか。まぁ、色々とやりようはある気がします。そもそもなぜチケット売り場と乗り場が離れているのでしょうね。後はそういったシステムが必要なほど常に混むのかは知りません。なんてことを考えながら長い待ち時間を過ごしていました。
紅葉は上部は見頃でしたが下部はまだまだこれからでした。これからもっと色づいていくことでしょう。次の1~2週間はまだ十分楽しめるのでは無いでしょうか。私の失敗を参考にうまく効率よく巡って頂けたら幸いです。
苗場には初めて来ましたが、やっぱり苗場山や平標山には行きたいですね。苗場山は夏リフトで1時間くらい登りの時間を短縮できるという話を見かけたのでそういう機会を狙いたいところ。平標山は単体で登るのも良さそうですが、谷川岳との縦走もしてみたいところ。縦走だと谷川岳肩の小屋(以前泊まりました)に泊まって次の日苗場まで下ってくる方が楽かもしれません。