2019年2月28日(火)、静岡県河津町へ河津桜を見に行きました。
河津桜と言えば早咲きの桜として有名。近年人から河津桜の話題を聞くことがよくあったので行ってみたいなと思っていたのでした。
近所では梅も咲き徐々に暖かくなってきた今日この頃。ふと河津桜の開花状況を調べてみるとちょうど見頃。少し天気が悪い日が続いていたのですが、何とか回復しそうな日を狙って行ってみました。
この日はわずかに散り始めているところもありましたがまだまだ見頃。満開の桜に一足早い春の訪れを感じ、沢山の出店に目移りしながらお祭りの雰囲気も楽しみました。
場所
河津桜は河津川沿いの遊歩道に多数植えられています。
具体的な見所はパンフレットやお花見マップを見ると良いでしょう。
パンフレット、お花見マップ、出店マップは河津桜まつり公式サイト(kawazuzakura.jp)で閲覧・ダウンロード出来ます。
開花情報は河津桜まつり情報局(kawazuzakura.net)が詳しいです。
アクセス
東京方面からだと、
- 東海道線で熱海、熱海から伊東線で伊東、伊東から伊豆急行線で河津が分かりやすいでしょう。普通列車でも良いですし、特急踊り子やスーパービュー踊り子を使っても良いでしょう。
- 時間を節約するなら新幹線こだま号で熱海まで行けます。
- 出発地によっては小田急線で小田原、小田原から熱海へ出る手もあります。
- その他、この季節はツアーや観光バスも多数出ていると思われます。
私は行きは川崎から東海道線普通、帰りは小田急線快速にしました。熱海までだとどうにも新幹線を使う気になれません。小田急線が安いのですが、できるだけ早い時間に着きたかったので東海道線にしました。
行き:

帰り:

ちなみに伊豆急行線はSuica・PASMO対応です。JRと完全に相互接続しているので自宅の最寄り駅からSuicaでシームレスに乗車・下車できました。ただし、熱海より西(TOICAエリア)から来る場合はおそらく自動改札では出られないと思いますのでご注意ください(おそらく窓口で入場取消・精算処理は出来ると思われますが未確認)。
東海道線で河津へ
川崎駅06:05発 東海道本線 沼津行きに乗車。距離もあるのでグリーン車にしてみました。980円余分にかかります。

小田原を出て早川~根府川と進むと海が見えてきました。うーん、曇り空です。
07:41熱海駅着。伊東線伊東行きに乗り換え。ホーム中央の階段・通路を通って1番ホームへ。
07:56熱海駅発。
08:19伊東駅着。伊豆急下田行きへ乗り換え。乗り換え時間1分でしたが同じホームの反対側に停車しています。時間によっては乗り換え不要な直通列車もあります。 ここから伊豆急ですがSuicaエリアからはそのまま乗り換え出来ます。TOICAエリアからはどこかの時点で精算が必要かも?

08:20伊東駅発。
09:08河津駅着。結構な人が降ります。
河津駅から河津川沿いへ
川沿いの遊歩道で桜並木と出店を楽しむ
河津川沿いには全長3~4kmほどの遊歩道が整備されています。遊歩道沿いは桜や菜の花が咲き乱れています。
浜橋(海)~館橋(駅最寄り)を往復
まずは南側、海との間を往復してみました。
この圧倒的な桜感。大ぶりな花びらをつけた河津桜はゴージャスですね!

遊歩道の脇に立っていた歌碑(中河幹子の歌碑 – ふじのくに文化自然データベース)。

09:29浜橋着。海に一番近い橋。遊歩道の南端です。

浜橋から見た河津川。

ここから折り返して遊歩道の北端まで歩いてみます。


このあたりでは遊歩道隣の車道沿いに出店が出ていました。

平日9~10時頃ですが、まだまだ人は少なく歩きやすかったです。


歩いていると「この辺りがメインでしょ?」なんて声も聞こえてきました。実際全体通してこの区間は一番見応えがある場所かもしれません。海との間の短い区間ですがお見逃し無く!


09:41再び館橋に帰ってきました。

各橋は車が通常通り行き来しているので横断するときは十分注意しましょう。係の方が一生懸命丁寧に交通整理されていました。

菜の花と出店と
いしや桜まんじゅう
至る所で桜まんじゅうが売っているのですが、微妙に違うものをあちこちで売っているので何が違うのかよく分かりません。
とりあえずお土産用ではなくてバラで売っているものを見つけたので買ってみました。

地元いしやという和菓子屋さんの桜まんじゅうのようです。1個70円。うん、葉のついたこしあんの桜まんじゅうです。

河川敷から見る桜
豊泉橋も過ぎると遊歩道からの桜並木も見慣れてきました。

遊歩道には所々河川敷に降りられる場所があります。試しに降りてみました。

夜には川沿いの桜並木がライトアップされるとか。綺麗でしょうね。


再び遊歩道に戻ってさらに北上。

終端に近づいてきました。

10:45かわづいでゆ橋を通過。なんでこれだけ平仮名なんでしょうね。比較的最近(2012年)完成した橋のようです。

大分人が少なくなってきました。ここまで歩く人は少ないのかもしれませんね。




美味しそうな黄色い実がなっています。



遊歩道右手に見えるのは涅槃堂の桜見晴台です。

畑と桜。



10:55峰小橋(みねこばし)通過。

大半の人はここまでで折り返すようです。左手の対岸に渡って下っていくもよし、右手の涅槃堂へ行くも良し。しかし私は遊歩道の終わりまで歩くことにしました。
涅槃堂・桜見晴台
遊歩道を離れて車道を歩いて涅槃堂へ向かうことにしました。涅槃堂には桜並木が見える見晴台があるとのこと。

がけ崩れ注意!


道の途中にポツンと立っている水神社。

女性達が何か作業をしていました。魚を干しているのでしょうか。


涅槃堂の入口。


11:23涅槃堂着。

涅槃堂には涅槃像、つまり釈迦が入滅したときの様子を表現した像が置かれています。拝観料200円。通常は予約が必要らしいですが、この時期は毎日拝観できるようです。

涅槃堂の右手に見晴台への階段があります。



見晴台からは川沿いの桜並木が一望できました。



河津桜原木
来宮神社
再び河津川沿いを南下
昼食はジビエバーガー
すると店の前から元気な呼び声が聞こえてきました。なんでも猪の肉を使ったジビエバーガーだとか。白衣に白い帽子を被った人が「おいしいよ~感動するよ~」と良い調子で呼び込みをしていました。

というわけで釣られて店の中へ。 ジビエバーガー800円、アボガドトッピング200円、セットコーヒー200円で計1200円。

出来上がるまで少し時間がかかりました。

入口に「にっぱち農園」と書かれています。

そうして出来上がったジビエバーガー。

獣臭さは感じません。柔らかいお肉。さっぱりしたレモンのソース。パリッと焼き上がったマフィンの食感。うん、美味しい。
お店があったのは↓の辺りだと思います。
12:22~12:42昼食。
お土産を物色
12:42店を出ました。

すぐ南にある笹原公園。その北~北東側にも出店が並んでいる場所があります。遊歩道から少し逸れて見物。うーん、果物が美味しそうだなぁ。

再び笹原公園に。公園内に足湯があります。足湯がある場所へ行くときはタオルを持っていくと良いんですよね。忘れてました。まぁ、あまり混んでいるところでわざわざ足湯に入りたいとは思わないのですけれど。

公園のトイレは行列が出来ていました。

再び遊歩道を南下。
お土産にさくらまんじゅうを購入。8個入り600円。このさくらまんじゅうはいくつかの場所で売ってるのを見かけました。製造元は沼津市の土井製菓と書かれていました。美味しいこしあんのまんじゅうでした。

ぐり茶のティーバッグを購入(450円)。

キンメコロッケなるものがあったので買ってみました(1個250円)。

わさびを使ったオリジナルタルタルソースをつけて頂きます。 魚のフライとポテトコロッケを混ぜたような感じ。わさびのソースが良く合います。
線路沿いまで戻ってきました。

ちょうどその時185系電車(踊り子)が通り過ぎていきました。

人が増えた館橋~浜橋
混み合う河津駅
感想
まだ二月だというのにこんなに桜を堪能して良いのかしら、というくらい見られました。
見て回れなかったところも多数ありますが、河津は初めてですしこんなものでしょう。川の反対側、ループ橋、七滝、夜のライトアップ等など、次の機会があれば行ってみたいと思います。
折りたたみ自転車を持っていこうか迷ったのですが初めての訪問なら不用でした。じっくり川の近くだけ見てまわれば十分です。川沿いから離れたところへ行くなら自転車もありかなとは思いますが。
桜の写真は暗めに写りがちで撮影はフラストレーションが溜まりました。ここの写真はスマホ(現在はGoogle Pixel3)で撮影していますが、デフォルト設定で撮るとどうしても桜の色が見た目より大幅に暗くなってしまいます。結局帰ってからほとんどの画像を調整しました。調べてみると、桜(や白い花)を撮影するときは手動で露出高めに設定すると良いみたいですね。どうにも目で見たように撮れないのでまだまだ修行が必要なようです。
この記事を書いていて気がついたのですが、Googleストリートビューに桜の遊歩道が登録されています。少し高い位置から撮影しているのとやはり桜が暗めに映っているので現地で見るほど綺麗ではありませんが。