左を向けばいつも富士山がいる! 御坂山塊ハイキング(御坂峠~御坂黒岳~破風山~中藤山~不逢山~大石峠)

2020年02月28日(金)、御坂山塊の御坂峠から大石峠までを歩いてきました。

目的は河口湖越しの富士山を見ること。 河口湖のすぐ北側を通っているこの山塊からは当然河口湖越しの富士山がよく見えます。 以前に山中湖越しの富士山本栖湖越しの富士山は見に行きました。河口湖越しの富士山というと大石公園など下の方からなら見たことはありますが山の上からはまだ見たことがありません。なので今回は山の上に登って河口湖越しの富士山を眺めてみることにしました。

今回のルート

三ツ峠入口バス停(6:19)→(7:23)御坂峠(7:24)→(8:08)黒岳(8:48)→(9:05)すずらん峠(9:05)→(9:19)破風山(9:24)→(9:40)新道峠(9:41)→(10:06)中藤山(10:18)→(11:03)不逢山(11:05)→(11:14)大石峠(11:39)→(12:39)大石峠バス停(12:40)→(13:18)河口湖自然生活館

登山口へのアクセス

まず最初に目指すのは御坂黒岳なのですが、一番近いバス停は三ツ峠入口になります。

天下茶屋バス停からスタートするのもありなのですが残念ながら冬期はバスが通っていません。仮に通っている季節だとしてもバスは一日に1~2本。時間も限られます。

一方三ツ峠入口バス停は富士山駅~甲府駅の路線上にあるため比較的本数が多めです。

なのでまずは富士山駅(または河口湖駅)または甲府駅に出て、次にそこから路線バスに乗る事になります。

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計画で悩む

ただ、今回のルートは結構長い距離を歩くことになります。立川辺りからだと始発電車に乗っても三ツ峠入口に着くのが朝8時前後。そこから大石峠~河口湖自然生活館(大石公園)まで歩くとゴールするのがコースタイム+休憩時間で16~17時くらいにもなってしまいます。

さすがにこれは大変なのではないか?

そもそも最初の御坂峠まででコースタイム1時間50分というのも気になります。急な坂道が予想されます。

地図を見るともう少し短いルートを設定することも可能でした。新道峠から河口湖自然生活館(大石公園)へ降りることもできますし、最悪黒岳から三ツ峠入口バス停へ戻ることもできます。とはいえせっかく稜線まで上がるのですからできるだけ歩きたい気もします。

実は今回の計画はかなり前から準備していたのですが出発直前の朝に三回くらい中止しました。体調が悪い気分が乗らない寒い天気がビミョー雪が残ってるかも等々。

そうこうしているうちに2月も下旬。今度の木~金くらいに天気が回復しそうだけどどうしよう……。

しかたない、前泊するか。ということで付近の宿を検索しました。

河口湖ステーションインで前泊

2月27日(木)の夕方、普通列車で河口湖駅へ向かいました。

車内から見える富士山。少し雲が出やすい天気なのですがなんとかなりそうです。

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17:51河口湖駅着。

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駅から出て目指すのは道を挟んで向かい側にある建物。

本日の宿は河口湖駅前にある河口湖ステーションインです。

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河口湖駅の目の前にある非常に安い宿です。和室6畳1名で4140円(税込)でも十分安いのですが、ここの目玉はドミトリー(相部屋)があること。1名1泊2520円(税込)でした。山小屋とは違いますし少し不安もありましたがどうせ少し寝るだけですし何事も経験だということでドミトリーにしてみました。

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まずはフロントで受付。用紙に氏名住所電話番号を書いて渡すと315-Aと書かれた鍵を渡されました。料金は予約時にクレジットカードで決済済み。「ドミトリーのプランですが大丈夫ですか?」と一応確認されました。アメニティーは大きなバスタオルを一つ渡されましたが、それ以外は何も無いので必要ならば別途用意するか有料で借りることになります。

鍵に書かれている部屋(315号室)に行って鍵を開けて中に入ると中は真っ暗でまだ誰もいませんでした。

壁に貼られていたご案内。部屋にベッドは7つ(8つ?)あります。

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各ベッドは二段になっていて下は荷物置きになっています。

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枕元にはAC100Vコンセントと電気スタンドが備え付けられています。

カーテンを閉めると一応最低限のプライバシーは保たれます。病院みたいですね。寝ながら撮影するとこんな感じ。

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トイレや洗面所はいたって普通でしょうか。

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ラウンジと称する部屋では無料でコーヒーなどが飲めます。テレビや碁盤などもありました。

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門限は23時。それ以降玄関は鍵がかかってしまいます。

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一通り部屋を見たところで荷物を背負ったまま外へ。夕食を探しに出かけました。

18:11河口湖駅越しの富士山。明日も晴れるといいなぁ。

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河口湖近くの食事処は軒並み閉まっていました。ほうとう不動にしようと思ったのですが営業していませんでした。19時までって書いてあるのに……。駅前のお土産屋さんの上もちょうど閉店。

というわけでGoogle Mapsで検索したところ出てきたのがこちらのお店。

駅から北へ坂道を下ると真っ暗な交差点の角に一軒だけ明るいお店がありました。

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ニンジャ!? ニンジャナンデ!?

何でか分かりませんが天ぷらのお店のようです。天ぷらのお店と言ってもカジュアルで入りやすいお店でした。

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メニューもシンプルで分かりやすいですね。

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ちなみにお客さんは私以外は全員海外の方のようでした。まあ河口湖ですし。

ミックス天ぷら定食 1000円(税込)

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海苔の天ぷらが手裏剣の形です(笑)。ちょっと曲がってましたが直してから撮影しました。

うん、美味しいです。少なくとも某天丼チェーン店には負けていないと思います。他のお客さんがご飯のおかわりをしていたので私も頼みました。おかわりは無料でした。

食べ終わってから少し周囲を散歩。河口湖畔まで歩いてからコンビニに寄って宿に帰りました。コンビニでは飲み物とお菓子、それと持ってくるのを忘れた歯ブラシを購入。

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部屋に戻るとすぐに同室の方が一人入ってきました。お隣の国あたり(?)な感じの女性でした。予約時に書いてありましたが本当に男女共同部屋なんですね。にこやかに会釈してそれっきりでしたが、結局同室なのはその方一人だけでした。空いているのは季節柄なのか件のウィルス騒ぎのせいなのか。

カーテンを閉めてベッドの上で寝そべってスマホをいじっていると電気を消されたので切りの良いところで寝ました。静かすぎてちょっとした物音も気になってしまいます。

河口湖駅からバスで三ツ峠入口へ

2月28日(金) 朝5時起床。できるだけ静かに荷物をまとめて室外に出ましたが目覚ましで起きてゴソゴソしてたらきっと気がついてますよね……。

5:15河口湖ステーションイン発。すぐ近くのセブンイレブンに寄っておにぎりとパンを購入して河口湖駅へ。

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河口湖駅から見える富士山。

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うん、天気はバッチリですね。でもかなりの寒さです。ネックウォーマーを装着して建物内へ。中のベンチに座って朝食としてパンを二つつまみながらバスの時間を待ちました。

発車予定時刻の数分前にバス乗り場へ。甲府駅方面はロータリー真ん中の5番乗り場でした。

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乗車したのは5:57河口湖駅発の富士急バス 甲府北口線 石和温泉駅経由甲府駅北口行き。少し遅れて6:00発。

河口湖大橋を渡っているときの写真。あの一番高い山が黒岳ではないでしょうか? 御坂山塊で一番高いということなので。

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6:18三ツ峠入口着。5分ほど遅れての到着。河口湖駅から480円でした。

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三ツ峠入口→御坂峠→黒岳 : 頑張って登る

6:19三ツ峠入口発。

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山側へ歩いて行くとトンネルがあり、その手前を右へ曲がるとすぐに御坂峠への分岐があります。ここは以前三ツ峠山へ行ったときにバスで通過しました。三ツ峠登山口へ行くには車道を真っ直ぐ進むことになります。

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入口にあった「森林文化の森 河口の森」と題された看板。この一帯は山梨県が河口の森として整備しているようです。

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三ツ峠入口はだいたい標高1000mくらいです。そこから御坂峠(1520m)を経由して黒岳(標高1792m)まで約800m弱登ります。コースタイムは手元の地図だと2時間50分となっています。

ここから西へ進んで黒岳の南に出るルートもあるみたいです。他にも天下茶屋から御坂山を経由して御坂峠へ出ることもできるようです。

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6:24登りはじめました。

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最初は沢沿いの道を登っていきますが堰堤の辺りで左へ逸れていきます。

結構な傾斜がある道をジグザグと登っていきます。

6:40「峠道文化の森入口」と書かれた標識。ちなみに今回のコースは山頂や峠以外にはほとんど標識はありませんでした。それほど迷いやすい道とは思いませんが、何カ所か道が分岐しているように見える場所もありました。気になるところがあったら一応地図を確認して進みましょう。

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所々木々の間から富士山が見えます。少し雲も見えます。上に行くまでもってくれよ~。

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延々続くジグザグ坂道を登っていきます。も~いくつ曲がるとお正月~と歌いながら歩きました(嘘

息を切らしながら頑張って登りました。暑くなったのでネックウォーマーは解除。

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07:23 御坂峠着。三ツ峠入口バス停から1時間4分でした(コースタイム1時間50分)。フヒー! さすがに最初の登りは速い。

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御坂峠は木々に覆われていて眺望はありませんでした。なので 7:24 すぐに出発。

西側にある廃屋の横を通って稜線上を進みます。

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すぐ近くにある祠。

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そのすぐ先にある建物はトイレ……のようですが現在も使えるのでしょうか? ちょっと使う気にはなれませんが……。

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御坂峠の近くは少し広くて道が分かりづらいような気もしましたが、すぐに分かりやすい尾根道になります。

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左を向くと富士山が頻繁に見えます。この季節は葉が落ちているのでよく見えますが夏場は見づらいかもしれませんね。

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黒岳までは基本的に登りですが所々なだらかな場所もあります。

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進行方向木々の向こうに山が見えます。

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少し岩の上を歩くところもありますが特に危険ではありません。

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黒岳が近づくと登山道上にわずかに雪が残っていましたが避けて通れるレベルでした。

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遠くに看板が見えたので黒岳かな? と思ったら

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自然保存地区の看板でした。でも黒岳はもうすぐ。

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08:08 黒岳山頂着。御坂峠から44分でした(コースタイム1時間)。

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山頂付近はなかなかの寒さ。再びネックウォーマーを装着。

黒岳からの眺め

黒岳の山頂は木々に覆われていて眺望がありませんが少し南に行くと見晴らしの良い場所があります。

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おー、良い景色! ……ですがちょっと木の枝が邪魔ですね。

もう少し下に降りてみるともっと眺望の良い場所がありました。

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もう少し下に降りてみましょうか。

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うん、ここまで来ると河口湖の東側が木に隠れずよく見えますね。これ以上は急激に下っているのでやめておきます。

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右手側には南アルプスの山々が見えます。

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そしてこれから歩くコースも見渡せます。

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そして真正面には富士山。

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360度パノラマ写真。

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標高は1800m弱ですからお菓子の袋も膨らみます。

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しばらく景色を楽しんだ後、8:42黒岳へ戻りはじめました。

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8:48再び黒岳に戻ってきました。

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黒岳→すずらん峠→破風山 : 下って登る

そのまま西へ。

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すずらん峠までは基本的に下りです。

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左を向けば富士山、右を向けば南アルプスの山々が綺麗です。

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転がって行けそうな真っ直ぐな下り。

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足下注意看板。少し岩があるところも。

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道の先に山が見えてきました。すずらん峠まで下ってその先は破風山まで登りになります。

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09:05すずらん峠を通過。黒岳から17分(コースタイム20分)。峠自体はちょうど木の裏で眺望はありませんが、少し移動すればすぐに富士山は見えます。

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破風山まで少し登り。

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09:19破風山着。すずらん峠から14分でした(コースタイム20分)。

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ここも山頂自体には眺望はありません。

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破風山→新道峠 : 展望台が必見!

少し休憩してから09:24破風山発。新道峠へ下ります。

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長さ5cm以上はあろうかという立派な霜柱。

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左側は木々が薄く富士山がよく見えます。

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道を下っていくと唐突に太陽光発電パネルが。

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その左にはカメラスタンドと富士の絶景が。

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新道峠第一展望台という場所のようです。

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クチコミによると新道峠近くの駐車場まで車で登ってこられるみたいですね。写真家に人気のスポットらしいです。Google Mapsに綺麗な写真が沢山投稿されています。

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確かに素晴らしい眺め。

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3分ほど滞在してしまいましたが再び歩き出して新道峠へ。

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まだ新しい境界杭(?)が多数一列に並んでいました。

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09:40 新道峠着。破風山から16分でした(コースタイム20分)。

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ここからはしっかり富士山が見られます。

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第一展望台徒歩12分、第二展望台徒歩3分の看板が。

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第一展望台はさっき通ったところですが、第二展望台? それも同じ方向? 見逃したかな??

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地図によるとここ新道峠からは河口湖自然生活館(大石公園)の方へ降りられるようです(コースタイム1時間40分)。状況によっては降りることも計画に入れていましたが、時刻はまだ10時前。前泊しない計画では黒岳でお昼ご飯を食べようかなと思っていたくらいなのでかなりの余裕があります。天気も良く疲れもそれほどではなく山頂前などで一部急な坂はありますがゆるやかな所も多く歩きやすい稜線。エスケープする理由は全くないでしょう。

新道峠→中藤山 : 富士山とともに歩く最高の稜線

09:41 新道峠発。

所々ピンクの番号札が付いた木が立ち並んでいました。

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次の中藤山までは基本登りですが緩やかな所が多かった気がします。

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周囲の樹林は薄く太陽が差し込んで明るい道。

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稜線らしい道も楽しい。

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そして左を見れば樹木の間から綺麗な富士山が顔を覗かせています。

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振り返り気味に見る河口湖。大分角度が変わってきましたね。

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左側が見晴らしの良い坂をずんずん登ります。こっちの方まで来てよかった!

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10:06 中藤山(なかっとうやま?)着。新道峠から25分でした(コースタイム30分)。

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「中藤山 標高1665.5m」の看板は少し離れたところに裏向きに伏せて置かれていたので拾い上げてもう一つの標識の近くに置いておきました。

中藤山→不逢山→大石峠 : 名残惜しい最後の稜線

10:18 中藤山発。

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見晴らしの良い道が続きます。

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河口湖越しの富士山も角度的にそろそろ終わりそう。

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急な坂を登ると、うーん、ここも良い景色!

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左奥の雪渓というか雪が残っている縦線、黒岳から見えていましたが大分近くなってきましたね。大石峠の先、金山のあたりでしょうか。

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右側に見える山々もとても綺麗なのですが、なかなか枝が無くなる場所がありません。

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なんでもない所にある標識。今回のルートでは珍しい。

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かなり急な下り坂。

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溶けた霜柱が丸くなって宝石のよう。

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今日二つ目の足下注意看板。

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狭い岩の間を通ります。

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この景色もそろそろ見納めですね。

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来た方向を振り返ると見えるのは中藤山でしょうか。

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11:03 不逢山(標高1562m)着。

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水やお菓子をつまんで休憩してから 11:05 不逢山発。

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下っていくと唐突にカヤトが現れました。

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11:14 大石峠着。中藤山から56分でした(コースタイム1時間)。

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これまでとはまた違った気持ちの良い場所ですね。

少しお腹がすいたのでおにぎりを二つつまみました。

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梨北米というのは地元のお米でしょうか?

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ベンチこそありませんが開放的な場所でゆっくり休憩。後は降りるだけです。

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大石峠→大石峠バス停 : 樹林の中をひたすら下る

11:39 大石峠発。

南側の斜面、すこし草で見づらくなっていましたが降りる道があります。

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ジグザグと真っ直ぐ進んでは折れてを繰り返しながら降りていきます。

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倒木?

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緑になっている岩。

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何回かジグザク降りていくとチョロチョロと水の流れる音が。よく見ると「自然の湧き水をどうぞ!!」と書いてある看板があり、その上につららが数本と水が流れだしている場所がありました。

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水が出ているところに近づいてみようと思ったのですが、下の斜面は水をたっぷり含んでグズグズ。滑って転びそうになったので諦めました。脇から登って近づかないとダメですね。よほど水に困っているときで無い限りお世話になることは無いでしょう。

ちなみに今回私は水1L、スポーツドリンク500ml、お茶500mlを用意しましたが飲んだのはお茶とスポーツドリンクの計1Lくらいでした。まだ寒いですしね。

大石峠から下は多少標識があります。

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途中標識も無く道が分岐しているように見える場所もあったので一応注意。

堰堤が見えてくると傾斜も大分緩やかになってきました。

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大石ペンシ? ここは左右に分岐しているのですがどちらの標識も壊れていてよく分かりませんでした。少し辺りをさまよったのですが、結局は右へ真っ直ぐ行けば良かったようです。

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ここはGoogle Mapsだと「節刀ヶ岳登山口」とあるのですが特に看板・標識等は見当たりませんでした。

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鎖を跨いで719号線に出るとすぐに大石峠バス停があります。

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12:39 大石峠バス停着。大石峠からちょうど1時間でした(コースタイム1時間20分)。

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1日2往復のみ。次のバスは17:45です。

今回の計画で悩んだ点の一つがこれ。大石峠からのバスに選択肢が全くありません。コースタイムに対してどのくらいのペースで歩けるのか分からないため余裕を持った計画を立てなければなりませんが、そうなるとこのバスの時刻に合わせるのはほぼ不可能。30分以上待つのであれば河口湖自然生活館(大石公園)まで歩いてしまいますよね。

大石峠バス停→河口湖自然生活館 : 舗装路を歩く

というわけで舗装路を3.0km歩きます。

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12:56 湯口バス停通過。ここまで来るとプチペンション村発のバスが通るので15時台に1本バスがあります。まぁ、それまで待つわけはありません。

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12:59 管記念研修館前バス停通過。

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ずーっと真っ直ぐ進んで河口湖自然生活館の北で右折。

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13:18 河口湖自然生活館(大石公園)着。大石峠バス停から38分でした。

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三ツ峠入口バス停からほぼ7時間でした。疲れた!

ほうとう大

ソフトクリームでも食べようかなと思ったのですが今の私はそんなものでは収まらない気分。すぐ近くにほうとうのお店があったので入ってみました。

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豚肉ほうとう 1300円(税込)

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う、固い……。

帰宅

何はともあれお腹いっぱい。後は帰るだけです。

ここ河口湖自然生活館まで来れば河口湖周遊バス(レッドライン)が15分間隔で運行しているのですぐに帰れます。

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13:59 河口湖自然生活館バス停発。

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道は混んでおらずバスはスムーズに走っていたのでほぼ予定通りに着きそう。車内でhighwaybus.comにアクセスして高速バスを予約しました。

14:23 河口湖駅着。

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新宿行きの高速バスを待ちます。やっぱりいつもより人が少なめな気がしますね。

14:44 河口湖駅発。15:51 中央道日野バス停着。多摩モノレール甲州街道駅から帰宅しました。

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感想

前泊にしたのは良い決断でした。河口湖から始発のバスに乗れたので予定を大幅に前倒しすることができました。時間的な余裕があったので心理的にも体力的にもかなり楽が出来たと思います。

冬場ということもあり落葉した木々の間からはしょっちゅう富士山が見えました。特に中藤山の前後は歩きながらの見晴らしが良く、また、道自体も楽しげでした。新道峠で降りなくて良かったです。

黒岳や新道峠から眺める河口湖越しの富士山は素晴らしく写真家が昼夜問わず訪れるのも分かります。Web検索すると写真を公開している方のサイトが色々出てきますね。いろんな季節や時間帯の写真を見ることができるので興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。

そういえば稜線を歩いているときに脇の草むらの下からガサゴソガサゴソ! っとそれなりの大きさの動物が走り去るような音がしました。二箇所ほど。いきなりなのでびっくりします。クマなどでなければ良いのですが……。ちなみに山道では誰とも会いませんでした。完全に一人です。

というわけでこの冬は富士見スポットを色々巡りましたが、もう2月も終わって3月。そろそろ富士山以外のところに行きたいなと思いますが、楽に行けるところどこかないかなー。

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今回のルート(おさらい)

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