石割山~紅富士の湯 終始富士山を眺める山旅

2022年3月11日(金)、山梨県・山中湖の近くにある石割山へ行ってきました。

これまで山中湖周辺の山としては南側に位置する三国山稜、東側に位置する鉄砲木ノ頭~高指山に行きました。

三国山ハイキング、鉄砲木ノ頭で富士の絶景が……見えない

高指山・明神山(鉄砲木ノ頭)ハイキングコース。二つの山頂から富士の絶景を望む!

なので今回は残る北側、石割山から西へ延びる尾根を歩いてみることにしました。

そしてゴールは富士山が見える露天風呂として有名な紅富士の湯。私としては珍しくひとっ風呂浴びてから帰ることにしました。

本当は冬の間に行こうと思っていたのですが、寒くてズルズル先延ばしにしていたら2月に雪が降り気がつけば3月になってしまいました。ようやく暖かくなってきて雪も溶けたでしょうし足慣らしは十分したので天気の良い日を狙って行くことにしました。

アクセス

石割山へは交通手段に応じて次の場所からスタートできます:

山中湖周辺のバス停

高速バスで行く方法

東京からのアクセスはなんと言っても新宿~山中湖間の高速バスが便利です。

富士五湖~新宿線 – 富士急行バス

バスタ新宿の他、三鷹深大寺府中日野八王子など中央自動車道上のバス停から乗車できます。

行き先はできれば「山中湖平野」行きを選択しましょう。通常の「山中湖」行きは山中湖南岸にある「山中湖旭日丘」止まりです。山中湖東岸にある「山中湖平野」までは行きません。山中湖平野まで行ければ、石割山ハイキングコース入口バス停までは徒歩10分ほど、石割山の登山道入口までは30分ほどです。

山中湖平野まで行く便に乗れないのであれば、手前で下車して今回の逆順で登るか、または、周遊バスへ乗り継ぐかになります。山中湖の西岸には「富士山山中湖バス停(ホテルマウント富士入口)」というバス停があるので、ここで降りて尾根の末端から今回ご紹介するコースとは逆順に石割山まで登ることができます。帰りは山中湖平野から高速バスに乗れば良いでしょう。これだと紅富士の湯には寄りづらいですが石割の湯には寄れます。ただ、石割の湯からは富士山が見えませんし、尾根上も富士山に背中を向けて歩くことになるのであまりおすすめはしません。山中湖周辺では1時間に1本程度周遊バスが走っているので、高速バスから乗り継ぐことも可能です。河口湖駅以降のほぼ全てのバス停で周遊バスへ乗り換えが出来ます。周遊バスに乗れれば石割山ハイキングコース入口まで行けます。周遊バスについては次で説明します。

高速バスは乗り換え回数、運賃、所要時間の面で電車より勝りますが、到着時刻が遅くなりがちなこと(2022年3月現在、始発で10:09山中湖平野着)、渋滞・事故等で遅延の可能性が電車より高いこと、満席で予約が取れない場合があることが欠点です。

電車(または高速バス)&周遊バスで行く方法

山中湖周辺を走る路線バスとしては、ふじっ湖号という周遊バスがあります。

ふじっ湖号 – 富士急行バス

西は河口湖駅、東は石割の湯まで山中湖方面を広くカバーするバスです。端から端まで約1時間、往復(一回り)2時間強もかかる長い路線です。これを1時間1本のペースで1日11便も運行しています。

朝一番の便は、河口湖駅07:05→富士山駅7:13→富士山山中湖07:49→平野08:00→石割山ハイキングコース入口08:01となっています(2022年3月現在)。

立川駅から富士山駅へは早くて07:20着なので、二番目の便(富士山駅07:53発)には間に合います。この場合、石割山ハイキングコース入口には08:47着となります。高速バスより1時間以上早い時刻に到着します。

高速バスは様々な面で魅力的ですが、到着時刻の早さを優先して今回は電車・路線バスで行くことにしました。ただ、今回のコースは所要時間がそれほど長くないので高速バスでも十分だとは思います。また、都心の方から来る場合は素直に高速バスに乗った方が早く着くかもしれません。

天気

3月11日12時の天気図(<a target="_blank" rel="noopener" href="http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quickdaily.html?show=20220311">気象庁より</a>)
図1: 3月11日12時の天気図(気象庁より)

お目当ては富士山ということで天気には細心の注意を払いました。木曜日から天気が回復していきましたがまだ雲が多く、金曜日は大丈夫そうということで決めました。ただ、暖かい春の日ということで空気は霞みそうです。

旅行当日

立川駅から電車で富士山駅へ

2022年3月11日(金) 朝5時過ぎ、立川駅にやってきました。乗車したのは立川駅始発大月行き。高尾で乗り換えずに行けるので便利です。

立川駅始発大月駅行き

05:25 立川駅発。

06:20 大月駅着。富士急行線に乗り換えます。

大月駅で降車

しばらく見ない間に連絡改札口がいつの間にかちゃんとした自動改札になったんですね。以前のシステムは機械にタッチするのかしないのか分かりづらかったんですよね。

大月駅でJRから富士急行線へ乗り換え
大月駅で富士急行線に乗車

06:32 大月駅発。

いつものことですが車内から富士山が見えるとホッとします。早朝のライブカメラでは霧に包まれていたのですが晴れて良かったです。ただ今日はちょっと霞んでます。

富士急行線車内から見える富士山

07:20 富士山駅着。立川駅から2029円。

富士山駅から見える富士山
富士山駅で下車
富士山駅改札
富士山駅バス乗り場

富士山駅から周遊バスで石割山ハイキングコース入口へ

さて、ここで乗るのはふじっ湖号。河口湖から山中湖までを周遊するバスです。

ここでは「F 富士吉田・忍野・山中湖周遊」と書いてあります。3番乗り場。

20220311_072729103.jpg
富士山駅バス乗り場3番

7:13発のバスは既に行ってしまったので次は7:53発です。

ふじっ湖号バス時刻表

今回はほとんど影響無いのですが、この路線には右回り(F1)と左回り(F2)があります。文字通り山中湖を左右どちらまわりで走るかが違います。

山中湖方面バス路線図

山中湖沿い最初のバス停は西岸にある「富士山山中湖(ホテルマウント富士入口)」ですが、そこから北岸に入るのが右回り、南岸に入るのが左回りです。時刻表によると1時間毎交互に運行しているようです。今回はほとんど東端に位置するバス停が行き先なのでどちらに乗ってもそれほど差はありません。

富士山駅バス乗り場3番待合室

外は冷たい風が吹いていて寒いです。

ちなみにバスの現在位置はやまなしバスコンシェルジュで検索可能です。数分遅れているようです。

07:58バスがやってきました。

富士山駅に到着する周遊バス(ふじっ湖号)

後ろ乗り。Suica対応。行き先表示は「山中湖 平野」。一応「石割山ハイキングコース入口に行きたいのですが……」と運転手さんに聞いて確認しました。このバスで間違いありません。

07:59 富士山駅発。

富士山駅発

乗客は既に乗車していた一人だけ。その方はすぐに降りたので途中からは私一人になりました。

バスは富士山レーダードーム館(道の駅モンベルもある所です)や忍野八海といった観光地を経由して山中湖の方へ進んでいきます。

バスから富士山レーダードーム

途中左手(北側)に見えた山。樹木が無いあの場所は高座山です。以前杓子山に登った帰りに通りました。カヤトの急斜面がとても印象に残っています。杓子山はあの奥? 右側?

バスから見える高座山

バスは広々とした景色の中を走って行きます。絶景絶景。

バスから見える富士山

08:38 紅富士の湯を通過。今日は最後にここまで来る予定です。

バスで紅富士の湯を通過

富士山山中湖バス停を過ぎるとすぐに山中湖に出ました。

山中湖の南岸を走る周遊バス

今回のバスは左回りなので南岸を走ります。左手(北側)には今日歩く予定の尾根が見えます。

バスの中から山中湖北側の尾根を見る

08:51 「三国山ハイキングコース入口」バス停を通過。パノラマ台や鉄砲木ノ頭(明神山)へ至る登山口です。三国山高指山へ行ったときに通りました。あのときは高速バスで「撫岳荘前」で降りてここまで歩いてから登山道に入ったのでした。

三国山ハイキングコース入口

08:54 平野バス停を通過。山中湖の東岸に位置するこのバス停は高速バスの終点にもなっています。周遊バスはこのまま東へ進み石割山ハイキングコース入口の後、石割の湯まで行ってから再びここに帰ってきます。この周辺は高指山に行ったときに少し歩きました。

山中湖平野バス停通過

08:55 石割山ハイキングコース入口着。バス停はもう少しだけ先ですが、石割山への入口はここだからと気を利かせて少し手前で下ろしてくれました。

石割山ハイキングコース入口バス停車

乗車時間は富士山駅から56分(定刻では左回り54分、右回り48分)。乗っているだけで案外疲れました。運賃は810円と結構なお値段です。とはいえ使い勝手の良いバスですし、この広いエリアを1時間に1本も走らせてくれているのですからあまり文句は言えません。

ただ、到着時刻がもう少し遅くなっても良いなら高速バスで平野まで行き、そこからここまで歩くのをおすすめします。値段的にも所用時間的にも乗り換え回数的にもそちらの方が有利ですので。

石割山ハイキングコース入口バス停~石割山入口

さて、それでは石割山に向かいましょう。

まずは鳥居の左の舗装路を真っ直ぐ進みます。

08:55 石割山ハイキングコース入口発。

石割山ハイキングコース入口

出ました東海自然歩道。

東海自然歩道道標

この道は畦ヶ丸から浅間神社までのコースになっているようです。(山梨県/東海自然歩道情報(山梨県区間))

ひたすら舗装路を真っ直ぐ進んでいきます。

石割山入口への道

途中にあった分岐。

石割山入口への道の途中にあった平尾山分岐

東海自然歩道の道標に「←平尾山」と書いてあります。東海自然歩道ハイキングマップを見ると、どうも東海自然歩道は石割山を経由せず直接平尾山へ至るようです。今回は無視して真っ直ぐ進みます。

後半は緩やかな上り坂。

石割山入口への道(勾配上がる)

ふと左側に目をやるとあった樹木。

石割山入口への道にあった樹木

09:11 石割山入口着。

石割山入口と駐車場

バス停から16分(コースタイム20分)でした。左に駐車場、右に橋と鳥居があります。

石割山入口(標高1040m)~石割神社~石割山(標高1412m)

石割山入口の道標と注意事項
石割山入口にある橋

石割山ハイキングコースと石割神社の解説。

石割山ハイキングコース・石割神社解説看板

岩の割れ目を三回通れば幸運が開けるんですって。いかにも。

ベンチあり。

石割山入口にあるベンチと鳥居

鳥居に近づいて先を見てみると……

石割山入口鳥居の先の急階段

うぇぇぇぇ……

いきなり遙か遠くまで続く急階段です。まぁ、仕方ありません。

9:13 石割山入口発。

途中でピッチが上がっているのがお分かりでしょうか。

石割山入口直後の急階段

微妙に歩幅より広い階段。嫌らしい。

石割山急階段歩幅

各ステップが微妙に上に傾いています。

石割山急階段やや傾いたステップ

手すりがあるだけまだ親切でしょうか。

石割山急階段手すり

いったい何段あるのでしょうね。108段なんて生易しいものではありません。ちなみに108段は高尾山の男坂レベルです。あれの何倍あるのでしょうか。(→403段だそうです)

途中にあったベンチ。

石割山急階段途中のベンチ

登りきった……

石割山急階段

???

石割山急階段右に曲がるところ

残念でしたー! 右に曲がってまだまだ続きます!wwww

石割山急階段右に曲がった後

09:23 今度こそ登りきったようです。

石割山急階段ラスト

ベンチで休憩。

石割山急階段直後のベンチ

右側には東屋もあります。いや、避難小屋?

石割山急階段直後の避難小屋

09:24 行動再開。

所々雪が残っていましたがザラザラでそこまで滑る感じではありませんでした。

石割山急階段直後の登山道

木々の間から富士山が見えます。

階段後~石割神社

幅が広く緩やかな道が続きます。

階段後~石割神社

ちょっと長めの残雪区間。

階段後~石割神社
階段後~石割神社
階段後~石割神社
階段後~石割神社
階段後~石割神社
階段後~石割神社

右に折れるところ。ベンチあり。

階段後~石割神社 右に折れるところのベンチ
階段後~石割神社

左に折り返す所。

階段後~石割神社

折り返すとすぐに何やら看板が見えます。

階段後~石割神社
桂の御神木

桂の御神木というそうです。

桂の御神木(解説看板)

09:40 桂の御神木の先に神社がありました。石割神社です。

石割神社

これが通ると御利益があると言われている裂け目でしょう。

石割神社の岩の裂け目
石割神社

09:42 石割神社発。

石割神社の道標
石割神社の直後

石割神社を過ぎると急に登山道らしい道になってきました。ロープが多数設置されています。

石割神社の直後のロープ

木の根が張り出した高い段差。木の左からでも右からでもそこそこ高さがあります。木の根っこに手を掛け足を掛け登ります。

石割神社~石割山
石割神社~石割山

岩のベンチ。

石割神社~石割山

富士山も木々の奥から応援してくれています。

石割神社~石割山

登山道を塞ぐように生える木。

石割神社~石割山
石割神社~石割山

その後も歩きづらい道が続きます。

石割神社~石割山
石割神社~石割山
石割神社~石割山
石割神社~石割山

お、ゴールかな?

石割山直前
石割山直前
石割山山頂
石割山山頂
石割山山頂

09:58 石割山着。石割山入口から45分(コースタイム60分)でした。

石割山山頂

石割山(標高1412m)

そして左側に広がるこの景色!

石割山山頂から見える富士山
石割山山頂から見える富士山

この富士山の大きさと視界の広さはなかなか写真ではお伝えできません。

石割山山頂から見える富士山
石割山山頂から見える富士山
石割山山頂から見える富士山

富士山の右側には南アルプスの山々も見えています。かなり霞んでいますけどね。

石割山山頂から見える南アルプス
石割山山頂の様子

北西に見えるのは杓子山~鹿留山です。

石割山山頂から見える杓子山~鹿留山

送電線はそちらの方へ伸びています。杓子山に登ったときに不動湯との間高座山との間で送電線の下を通りましたがそこにつながっているわけですね。

石割山山頂の送電線

そちらへ降りると二十曲峠。富士山方向へ尾根伝いに降りていくと平尾山・大平山。尾根を反対方向に進むと御正体山。

石割山山頂の道標

山頂全体の様子はこんな感じです。ベンチ等はありません。

石割山山頂の様子
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ちょっと木が邪魔で見づらい面もあります。山中湖も見づらいので、山中湖と富士山の組み合わせなら鉄砲木ノ頭高指山、もしくはこの後の平尾山大平山の方に軍配が上がるかなと思います。

石割山山頂から見える富士山

平尾山へ下りる道はこちら。少し分かりづらい。

石割山山頂から平尾山への道

石割山~平尾山

10:17 石割山発。

石割山直後

ロープが設置されている急な下り坂です。

石割山直後の下り坂
石割山直後の下り坂
石割山~平尾山

下りきったところ。少し雪が残っていましたが滑るほどではありませんでした。

石割山~平尾山
石割山~平尾山
石割山~平尾山 残雪

傾斜しているとちょっと怖いですが登りなのでまだ大丈夫。

石割山~平尾山 残雪
石割山~平尾山

10:38 分岐に出ました。地理院地図を見ると石割山入口(駐車場)や平野の方へ下りられるみたいです。(写真クリックから撮影場所の緯度経度を地理院地図で開けます)

石割山~平尾山 東海自然歩道分岐

東海自然歩道の道標。きっとバス停直後の分岐とつながっているのでしょう。

石割山~平尾山 東海自然歩道分岐

まっすぐ平尾山を目指します。

平尾山直前
平尾山直前
平尾山直前

10:42 平尾山着。

平尾山(標高1318m)

平尾山

なかなかの見晴らしです。

平尾山
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ベンチあり。

平尾山 ベンチ

左に見えるのは鉄砲木ノ頭ですね。

平尾山から見える鉄砲木ノ頭
平尾山

南アルプスの山々も見えますが石割山より標高が低くなっているせいかより樹木に邪魔されてしまっています。

平尾山から見える南アルプス
平尾山

東海自然歩道の道標。

平尾山 東海自然歩道の道標

平尾山~大平山

10:50 平尾山発。

見晴らしの良い急階段を下っていきます。

平尾山直後の見晴らしの良い下り階段

これから歩く尾根も丸見えです。

平尾山直後から見る尾根
平尾山直後の急階段

尾根の左斜面に見える住宅地は芙蓉台という別荘地のようです。凄いところに作るものですね。

平尾山直後から見る芙蓉台
平尾山~大窪山

10:59 分岐を通過。

平尾山~大窪山

ここから上り坂に転じます。

平尾山~大窪山
平尾山~大窪山
平尾山~大窪山

11:05 1267m地点を通過。大窪山と書かれている地図もありますが詳細は知りません。

大窪山
大窪山~イモ山
イモ山手前の階段

11:13 ここも小さなピークです。イモ山?

イモ山
イモ山~大平山

左手には山中湖が見える広々とした尾根道です。

イモ山~大平山
イモ山~大平山
イモ山~大平山
大平山直前の階段
大平山直前
大平山直前
大平山

大平山(標高1295.51m)

11:20 大平山着。

大平山

素晴らしい見晴らし。

大平山
大平山
大平山
大平山

山頂には東屋もあります。

大平山
大平山
大平山

お腹がすいたのでコンビニで買ったおにぎりをパクリ。

大平山
大平山
大平山

歩いてきた方向。石割山が見えます。

大平山
大平山
大平山
大平山
大平山
大平山
大平山
20220311_112121_thb.jpg

大平山~大平山ハイキングコース入口

11:51 大平山発。

大平山発

ここで下り坂に残雪が。

大平山~飯盛山 残雪

水が流れていて表面がツルツルになっているためか滑ります。

大平山~飯盛山 残雪

滑るかどうか実験してみたら危うくひっくり返りそうになりました。

できるだけ脇を通って回避。今回の山行で雪で危なかったのはここだけでした。

大平山~飯盛山 残雪

でもすぐに雪は無くなります。

大平山~飯盛山
大平山~飯盛山
大平山~飯盛山
林道と合流

12:05 林道と合流。

飯盛山東の林道分岐

すぐに分岐。林道を進めばピークを巻いて行けそうですが、大した高さでも無さそうなので階段を上ります。

飯盛山東の林道分岐
飯盛山手前

12:08 標識に飯盛山(Mt.Iimori)と書いてありました。飯盛山着。

飯盛山
飯盛山

12:10 飯盛山発。

飯盛山~長池山

12:15 分岐通過。

忍野村分岐
飯盛山~長池山
長池山

12:18 ここも標識に長池山と書いてありました。

長池山

カヤトの方に道が出来ていて、その先に少し眺望がありました。

長池山
長池山
長池山

12:19 長池山発。

長池山~大出山

12:21 分岐通過。

花の都公園分岐

東海自然歩道とはここでお別れ。東海自然歩道は花の都公園を経由して忍野八海へと向かいます。

花の都公園分岐
花の都公園分岐
長池山~大出山

V字の切れ込みが深い道。三国山稜から籠坂峠へ出る所にこんな道があったなぁと思い出しながら歩いていました。

長池山~大出山

12:27 車道が見えました。

大平山ハイキングコース入口
大平山ハイキングコース入口

12:28 大平山ハイキングコース入口通過。

大平山ハイキングコース入口

大平山ハイキングコース入口~大出山入口

後は舗装路を歩いて行くだけです。

舗装路を下る
舗装路を下る

12:34 ホテルマウント富士のゲート前を通過。

ホテルマウント富士ゲート

地図によれば大出山というのがこの中にあるようです。地理院地図では破線で道が書き込んでありますが入って良いものか分からないのでスルーしました。登るのも面倒ですしね。

ただ、調べてみるとホテルマウント富士というのはなかなか良さそうな宿ではあります。行く機会があったら山頂を調べてみたいですね。

ホテルマウント富士近く

後はただひたすら舗装路を下っていきます。

山中湖畔台別荘地

この辺りには鉄骨を土台にして斜面に建てられた住宅が沢山並んでいました。

山中湖畔台別荘地
山中湖畔台別荘地
山中湖畔台別荘地
山中湖畔台別荘地

どうやらこの辺りは山中湖畔台という別荘地のようです。

山中湖畔台別荘地
大出山入口へ
大出山入口バス停直前

12:48 大出山入口バス停着。舗装路に出てから20分ほど歩きました。疲れた。

大出山入口バス停

20分ほど待てばバスは来るみたいです。まぁ、のんびり湖畔を歩きましょうか。途中で抜かれそうな気もしますが。

大出山入口バス停

Google Mapsに「白鳥浜」と書いてあったので浜辺に出てみました。

山中湖の浜辺
山中湖の浜辺

どうも白鳥の撮影スポットらしいです。白鳥はいないな……と思ったのですが、帰ってから写真を見返してみたら東の浜辺に写っているではありませんか! なんてこった!

20220311_124921_thb.jpg

12:53 気がつかずに白鳥浜発。

大出山入口~紅富士の湯

のんびり歩いて富士山の方向へ。

浜辺を歩いて行けるかなとも思ったのですが草でよく見えなかったので歩道に上がりました。

山中湖の湖畔を歩く
山中湖の浜辺
山中湖の浜辺

浜辺を見下ろしながら歩きましたが、結論としては、歩けなくは無さそうだけどやめておいた方が良い、といったところでしょうか。かなり狭いので。

山中湖の浜辺

紅富士の湯へはここから右に曲がる方が近道のようでした。

紅富士の湯への近道?

でもせっかくなのでもう少し湖畔沿いを歩くことにしました。

山中湖西岸サイクリングロードから見る富士山

浜辺に押し寄せる小さな波。そんなに水質は良くなさそうですね。

山中湖

今日歩いた尾根を振り返ります。右に見えるのはおそらく大平山あたりだと思います。

歩いてきた尾根を振り返る

13:08 明神前交差点を右へ。

明神前交差点

すぐに富士山山中湖バス停があります。

富士山山中湖バス停

対向車線側にもバス停がありますが、新宿行きの高速バスはこちらで待つようです。後でここに戻ってきましょう。

富士山山中湖バス停
紅富士の湯へ

Google Mapsにナビさせたら少し分かりづらい道を案内されました。

紅富士の湯へ

紅富士通り・山中本通り分岐。

紅富士通り・山中本通り分岐

紅富士通り。ダンプカーが砂煙を上げながら走っていてうぷっ……。

紅富士通り

この辺りでちょうど周遊バスに追い抜かれました。

紅富士の湯前交差点

13:20 紅富士の湯着。

紅富士の湯

紅富士の湯

紅富士の湯 玄関前

入るといきなり自動券売機があります。

紅富士の湯 自動券売機

Webサイトに割引チケットがあるので、表示できる人は10%割引大人720円を購入しましょう。タオル(220円)も購入。

靴箱に何とか登山靴を押し込んで受け付け。

紅富士の湯 玄関
紅富士の湯
紅富士の湯 館内図
紅富士の湯 食堂前

ロッカーはあちこちにありますが全て後で返金されるタイプのようです。

食事は15時までと書いてあるのでまずは何か食べることにしました。

紅富士の湯 食堂 メニュー 券売機

ハンバーグもいいなー、ほうとうもいいなー、1300円かぁ……紅富士うどん700円とかでもいいかなぁ。

紅富士の湯 食堂
紅富士の湯 食堂 飲み物

食券を買って提出し、しばらく待つと料理が出来上がりました。

甲州信玄鶏のかぼちゃほうとう1300円。

紅富士の湯 甲州信玄鶏のかぼちゃほうとう
紅富士の湯 甲州信玄鶏のかぼちゃほうとう

すいとんを連想するようなもちもち具合ですね。分厚い麺。鶏肉は案外美味しいかも。

というわけでゆっくり食べて、終わったらお風呂へ。

露天風呂はぬるいお湯と深めの浴槽。ゆったりのんびり富士山を見ながら浸かれます。ただ、樹木が邪魔をして富士山の上半分くらいしか見えません。2Fにある屋内の浴場からはもう少し見えます。それと今日は大分霞んでしまっていますね。背景が真っ白です。でも山体はちゃんと見られたので良かったです。

富士山を眺めながらの露天風呂 | 山中湖温泉 紅富士の湯

14:54 上がってから帰りのバスを検索。次の新宿行きのバスは富士山山中湖15:40発。ハイウェイバスドットコムで予約。中央道日野まで1650円。安い。

紅富士の湯 浴場外の椅子

バス停まで10分ほどかかるので思ったよりも時間はありませんでした。

お土産コーナーを見てから外へ。

紅富士の湯玄関前とバス待ちをする人

バスを待っている人もいました。周遊バスで富士山駅や河口湖駅経由で帰ることもできます。まだ15時過ぎなのでどこかに寄ってから帰っても良かったかもしれませんね。

紅富士の湯~富士山山中湖バス停~帰宅

15:13 紅富士の湯発。

今度は素直に国道138号に出て歩きました。

国道138号 山中諏訪神社近く

神社の間を通り抜けます。

国道138号 山中諏訪神社近く
富士山山中湖バス停

15:29 富士山山中湖バス停着。

富士山山中湖バス停
富士山山中湖バス停

15:42 富士山山中湖バス停発。

富士山山中湖バス停に到着する高速バス

すっかり霞んでしまっている富士山にお別れ。

バスの中から見た霞んだ富士山

途中のバス停で乗客は増え、最終的には半分以上の席は埋まりました。

17:40 中央道日野バス停着。

夕焼けの中央道日野バス停

多摩モノレール甲州街道駅まで歩いて帰宅しました。

感想

久しぶりに行きました山中湖。やっぱりでっかい富士山は最高ですね。

ただ、晴れたのは良かったのですが春ということもあってかなり霞んでいたのは残念でした。やはり冬に行くべきでした。

石割山の山頂は標高が高く高い位置から見下ろせるのが良い点ですが、少々樹木が多く広い範囲(特に山中湖)が見渡せないのが玉に瑕でしょうか。富士山の方向に見える尾根の感じなんかは絵になるのですけどね。一方平尾山や大平山は富士山~山中湖方面に遮るものが無く広々とした景色が楽しめる場所でした。尾根上も木々の間から頻繁に富士山が見えており終始楽しく歩けました。石割山ピストンだけでは勿体ないと思うので、天気の良い日は是非尾根伝いに下ることをおすすめします。

紅富士の湯は思っていたほど富士山は見えませんでしたが全く見えないわけでは無かったのでよしとしましょう。ほったらかし温泉といい富士山が見える温泉に行ってすっきり晴れたためしがありません。一度で良いから綺麗な富士山を見ながら浸かりたいものです。

というわけで終始富士山三昧の旅行となりました。

近くの富士見スポットとしては、杓子山明神山(鉄砲木ノ頭)~高指山もおすすめです。

本日の山行ルート

距離 11.3km
累積高度(+) 752m
累積高度(-) 752m
最高高度 1419m
開始時刻 08:55 (石割山ハイキングコース入口バス停)
終了時刻 13:20 (紅富士の湯)
所要時間 4時間25分 (休憩込み)
コースタイム 4時間27分 (休憩別) (山と高原地図 32より)

(Pixel3+Geographicaでの計測データより)

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“石割山~紅富士の湯 終始富士山を眺める山旅” への2件の返信

  1. 初めまして、こんにちは。
    関西在住ですが、富士山の見える山に行きたいなと色々検索していてこちらにたどり着き、拝見いたしました。
    色々行かれていて、とても詳しく大変参考になります。関東からですとアクセスがいいのでとてもうらやましいです。

    1. クロクロさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      ちょうどこのとき石割山山頂にいたご夫婦が九州からいらっしゃったそうで、大きな富士山に感動されていて、同じようにうらやましいとおっしゃっていたのを思い出しました。言われてみれば日帰りで費用もそれほどかからず行けて、なんなら小さくはありますが自宅付近から見えることもあるわけですからありがたい話です。
      その方は駐車場に車を置いてあると言っていましたが電車から富士山を見たとも言っていたのでレンタカーでまわっておられたのかもしれません。
      遠くからでもご自身に合ったプラン・まわり方を見つけられると良いのですが。
      アクセスについては自宅近くからの経路くらいしか解説できませんが、現地の様子など参考になれば幸いです。

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