2019年3月12日(火)、茨城県の筑波山に行ってきました。
筑波山はケーブルカーやロープウェイもあり関東では高尾山と並んで初心者でも登れる山として有名です。
しかし私はこれまで一度も登ったことがありませんでした。東京都の西側に住んでいると茨城県というのはどうにも遠く感じられて仕方ありません。都心まででも1時間以上かかるのですが、茨城や千葉というとそのさらに向こう側。そもそも行く機会がほとんどないので土地勘もありません。同じ距離で山に行くなら山梨や長野に行ってしまいます。(逆に東に住んでいる人は山梨や長野は遠く感じるのかもしれません)
とはいえ最近は低山に登りたい気分ですし、筑波山はなんと言っても百名山の一つ。岩場もあって案外登りごたえがあるのだとか。登山をやるのであればやはり押さえておきたいスポットということで行くことにしました。
当日のルート
08:00 | つくばセンターバス停 発 |
08:39 | 筑波山神社入口バス停 着 |
08:42 | 筑波山神社入口バス停 発 |
08:57 | 御幸ヶ原コース登山口入口 |
09:58 | 御幸ヶ原 着 |
10:03 | 御幸ヶ原 発 |
10:12 | 男体山山頂 着 |
10:18 | 男体山山頂 発 |
10:27 | 御幸ヶ原 着 |
10:30 | コマ展望台 着 |
11:03 | コマ展望台 発 |
11:05 | 御幸ヶ原 発 |
11:20 | 女体山山頂 着 |
11:34 | 女体山山頂 発 |
12:47 | つつじヶ丘レストハウス 着 |
13:00 | つつじヶ丘 発 |
13:50 | つくばセンターバス停 着・発 |
13:52 | つくば駅 着 |
つくば駅からつくば駅まで約6時間でした。
アクセス
筑波山へ公共交通機関を使って行くには、筑波山神社入口バス停を使うのが最も一般的なようです。
筑波山神社入口へはつくば駅からシャトルバスで行けます。
電車(つくばエクスプレス)とシャトルバスがセットになった割引乗車券もあります。
今回私は「筑波山あるキップ」で安くなるケースだったのですが「筑波山きっぷ」の方だけ見てケーブルカー・ロープウェイを使わないから得じゃないと勘違いして全てSuicaで乗り降りしてしまいました。ちなみに筑波山シャトルバスはSuicaに対応しています。
それにしても「筑波山あるキップ」は読みづらいですね。歩きと切符を掛けているのでしょうけれど、歩切符だとほきっぷと読みそうだからなんでしょうか。
筑波山神社入口バス停へ
そして3/12当日。
早朝から武蔵野線で南流山駅に行き、つくばエクスプレス区間快速つくば行きに乗り換え。
06:43南流山駅発。つくばエクスプレスは最高速度130km/hだそうで、やはり速さを感じます。音も結構大きいですね。
07:12つくば駅着。

朝ご飯を食べられるところがないかなと探したら駅前の商業施設内(つくばクレオスクエア)1Fにイートインスペースがあるパン屋さんデリフランスがありました(7:00開店)。
パンもコーヒーも美味しかったです。
店を出てすぐ近くのファミリーマートでお茶とお菓子を購入。
つくばセンターバス停も道を挟んで向かい側にあります。

08:00つくばセンターバス停発。
バスの車内から右手方向に筑波山が見えます。

08:39筑波山神社入口バス停着。

筑波山神社入口バス停~御幸ヶ原コース登山口
御幸ヶ原コース登山道入口~男体山山頂
御幸ヶ原まで2.0km、男体山頂まで2.3km。


傾斜は決して緩やかとはいえませんが、かといってきつすぎるという所も無く、一定のペースで登っていける感じでしょうか?



所々休憩できる場所があります。


歩いているとカラカラカラとケーブルカーのケーブルが動く音が聞こえてきました。
降りてきた人がすぐ上で見られるよと教えてくれたので駆け足で向かうとちょうどケーブルカーが来たところ。





タイミング良くすれ違うところを見られました。
この場所はケーブルカーの中間地点付近。広いスペースとベンチもあります。


道ばたに「関東ふれあいの道」の標識が埋めてありました。高尾山~陣馬山を歩いたときに見たものとそっくりです。


ケーブルカーのトンネルの上を越えたあたりから下りの区間が少しあります。


「男女川(みなのがわ)」と書かれた案内板。源流らしいのですが、今ひとつよく分かりませんでした。










09:58 御幸ヶ原着。登山道入口からちょうど1時間ほどでした。
気温は25度くらい。
少し休憩して 10:03 御幸ヶ原発。 男体山へ。






10:12 男体山山頂 着
山頂の隣にある建物は気象観測所だそうです。
山頂見晴らし。木々や観測所に阻まれてそれほど広くは見渡せません。

10:18 男体山山頂 発





10:27 御幸ヶ原着。男体山まで往復20~30分程度でした。

コマ展望台で昼食
御幸ヶ原でひときわ目立つ円形の建物はコマ展望台。
その裏からは霞ヶ浦が見えます。

入口を眺めてみると常陸牛メンチだとか。美味しそう。

あちこちのお店に掲げられている「つくばうどん」というのも気になっていたんですよね。 少し早いですが昼食にしました。
2Fは展望レストランになっています。

きつねつくばうどん(1000円)。

つくね、黒野菜、バラ肉の頭文字で「つ・く・ば」なんだそうですよ。
具だくさんで満足。
常陸牛メンチ(250円)。うん、お肉が美味しい~。

先ほど男体山で会話した男性がここにもいて色々お話ししながら一緒に食事をしました。
なんでも御朱印を集めているとかで御朱印帳を見せて頂きましたが、筑波山だけで結構な数の御朱印が頂けるんですね。
今年は高尾山、富士山の馬返し~五合目にも行って御朱印を頂くそうで。富士山山頂へは行かないのですかと聞いたら前に七合目まで行ったけれど体調を崩して帰ってきてしまったとのこと。ずっと続く坂道と空気の薄さで大変だったようです。私は富士山に登ったことはありませんがいつか行ってみたいものです。お互い今の季節から少しずつ体力をつけて行けるようなら行ってみたいですね、というようなことを話しました。
その方はこれから女体山へ行ってロープウェイで降りるとのことで、女体山まで一緒に行こうということになりました。
(そうそう、隣のテーブルに座っていた方は猫に餌をやるために来たと言っていました。どうやらこの近くに住み着いている猫がいるとのこと。今日はまだ会えてないのでこれから探してみるのだとか)
11:03コマ展望台発。
御幸ヶ原~女体山手前まではそれほど急な坂道はありません。

小学生の団体ともすれ違いました。

筑波山にはこういった電波塔のようなものが沢山立っています。関東一帯を見渡せるちょうど良い場所だからでしょうか。


「せきれい石」

筑波山では様々な巨大な岩が見所になっています。
「ガマ石」

女体山の手前から坂道が急になっていきますが男体山の手前よりも緩やかな気がします。

ここを登ればすぐ山頂。


女体山
女体山~つつじヶ丘
女体山山頂の左手から奥へ進みます。


岩の多い下り。


下る分にはたいしたことは無いのですが、ここを登るのは楽しそうです。



「大仏岩」

「屏風岩」



標高800m。


「北斗岩」



「裏面大黒」

「出船入船」

「国割り石」


標高750m。谷川岳を思い出すね~なんて言いながら登っている方がいました。確かに!

「陰陽石」

「母の胎内くぐり」
「高天原」


「弁慶七戻り」



12:10つつじヶ丘、筑波山神社、女体山の分岐点。

つつじヶ丘方面へ降りていきます。

少しだけ登り区間あり。


だんだん遠くが見えるようになってきました。


つつじヶ丘の建物が見えてきました。

道の脇にツツジが植えられています。咲くのはもう少し先みたいですね。

振り返って一枚。



登山道の出口が見えてきました。

ここで駐車場の方から登ってきた年配の男性に声を掛けられました。上までどのくらいでいけるか、1時間くらいでいけるかね? と聞かれたので、いやもう少しかかるんじゃないでしょうかと答えました。明らかに軽装で奥様も一緒だと言っていたので岩も多いしロープウェイを勧めておきました。行くとしてもどちらか行き帰り一方をロープウェイにした方がいいかもしれませんねと答えたところ、滑ると危ないしやめておこうと引き返していかれました。茨城県に住んでいらっしゃるそうで、子供の頃来たことがあるけれどもうほとんど覚えてないのだとか。昔はロープウェイは無かったそうです。
入口にある謎の古びた遊園地(?)。「ガマランド」というそうです。






12:47つつじヶ丘レストハウス着。女体山山頂から1時間13分でした。

梅の実ソフト(400円)。うん、確かにソフトクリーム+梅ジャムですね。
レストハウスの入口に張られている時刻表を見ると次のバスはすぐ。急いで梅の実ソフトを掻き込んですでに停車しているバスへ。


13:00つつじヶ丘発。
つつじヶ丘は結構高い位置にあるようで、見晴らしの良い道をバスは下っていきます。

感想
女体山からの景色が思いのほか絶景でした。御幸ヶ原も広々していて気持ちが良いです。
ケーブルカーやロープウェイにも乗ってみたかったのですが、往復両方とも登山だと乗る機会が無かったのが残念。
気軽に片道だけ登るのであれば、つつじヶ丘から女体山へ今回下ったコースを登るのが良さそうです。
白雲橋コースと迎場コースはまたの機会ということで。
「ナースときどき女子」さんの「健康な身体づくりに最適!看護師さんにおすすめしたいトレッキング特集」で紹介して頂きました。
https://kango-oshigoto.jp/media/article/3144/
健康な身体づくりに最適!看護師さんにおすすめしたいトレッキング特集