2025年10月7日(火)~9日(木)、今年もテントを担いで涸沢まで行ってきました。
正直直前まで迷ったんですよ。今年はもういいかな、って。2018年に初めて涸沢に行ってから今年で8年目。結局毎年行ってしまいましたが、年々体力は衰え、登山にも大分飽きてきました。今年の夏は北岳に行っただけ(ヤマレコ)。かろうじて月1回の高尾山だけは継続しているものの、とてもじゃありませんがそれだけで体力が維持できるはずもありません。そうこうするうちに紅葉の見頃を伝えるポストを見かけるようになりました。しかし天気を確認するとあまり良くない予報が出ていました。南の海上から台風が近づいているという話も。曇りや多少の雨でもいいかな……と思い月曜日から出かけようとしたのですが、睡眠のリズムが狂っていて早い時間に眠れません。それで、もういいや……と。寝るのをやめて深夜までネットをポチポチしていました。
翌日は全てを諦めて晴れやかな気持ちで過ごしたのですが、夜になってXを見ると涸沢の紅葉の写真がアップされていました。今年は紅葉の色づきもかなり良いみたいです。天気を確認してみると雨マークが少し減って曇りマークが多くなり、所々時間帯によっては晴れマークも出ていました。これは思ったよりも悪くないのかも。台風もまだ南の海上でのんびりしていて、影響が出てくるまでにはまだ時間がかかりそうです。キッチンにはまだパッキングされたままのザックが放置されています。昨日遅くまで起きていて睡眠時間が短いせいか、今日はなんとか眠れそうです。仕方ない……。スマホのアラームを3:30にセットして部屋の明かりを消しました。
旅の様子
(1日目)立川→大月→甲府→松本→新島々→上高地バスターミナル
2025年10月7日(火) 早朝、JR中央線立川駅にやってきました。
背負っているザックの重量は約12.5kg(テント泊装備・食料・飲料込み)。今回はちゃんとしたカメラを持っていくのを諦めたのでやや軽めです。なので今回の写真はすべてスマホ(Pixel7)での撮影になります。
交通手段ですが、今回も各駅停車を乗り継いで松本へ向かいます。所要時間はかかりますが、「特急あずさ」を利用するよりも早い時刻に上高地にたどり着けます。今日は横尾泊なのであずさを使って多少遅くなっても構わないのですが、 ケチなので 現地でのんびりしたいので。昔は松本駅近くで前泊したり夜行バス(さわやか信州号)を利用したりもしましたが、結局この方法に落ち着きましたね。
さて、最初に乗車するのは4:57発大月行き。

以前は高尾駅で乗り換えが必要でしたが、今年度からは大月まで直通になりました。中央線にグリーン車が導入された影響でしょうか?
5:51 大月駅(4番線)着。ホームを移動して3番線に停車中の甲府行きに乗り換えます。5:54発。

コンビニで買ったサンドイッチで朝食。

6:41 甲府駅(1番線)着。ここでもホームを移動して3番線に停車中の松本行きに乗り換えます。6:46発。

8:33 松本駅着(2分遅れ)。立川駅から3時間36分でした。
急いで改札を出て(Suica使用可。立川から3410円)、券売機で新島々駅までの切符を購入(710円)。去年まではここで上高地までの切符を購入できましたが、今年から新島々→上高地のバス(往路)も予約制となったので券売機で購入できなくなりました。
切符を使って再び改札の中に入り、一番遠くにある上高地線のホームへ。
待っていたのは2代目なぎさTRAIN。アルピコ交通上高地線のイメージキャラクター渕東なぎさをあしらった初代車両が廃車となったので、クラウドファンディングで資金を募って2代目が制作されました。ちなみに渕東(えんどう)もなぎさ(渚)も両方上高地線の駅名です。松本は内陸なのになぜか海辺のような地名が多いらしいです。

8:43 松本駅発。新島々までの所要時間は約30分。上高地線の運賃はバスの部分に比べるとあまり値上げされていません。通勤・通学客が多いので値上げしにくいのでしょうね。

9:14 新島々駅着。

切符を渡して改札の外へ。松本で改札を出なかった人は、一応ここでも精算は出来るみたいです。Suicaの処理がどうなるのかは知りませんが。
ここで上高地行きのバスに乗るのですが、このバスは今年から事前予約が必要になりました。ネットだと発車オーライネットから予約出来ます。詳しくはアルピコ交通のWebサイトをご確認下さい。
事前の予約がなくてもここ新島々駅で切符の購入と同時に予約することは可能です。ただし、混雑時は希望のバスに乗れない可能性はあると思います。ただ、私は今年上高地にいくのは3回目でいずれもこの9:30発のバスに乗っていますが、乗れなかった人は見かけませんでした。
私はというと、中央線に乗った後に車内から予約・決済しました(その時点では1号車が残り1席、2号車が40席空いていました)。後は乗車時に購入確認メールを見せればOKです。
ちなみに新島々~上高地の運賃はなんと3000円です! 電車部分も含めると3710円。松本BTからの直通バス(ナショナルパークライナー, 5:30発と10:15発)だと4450円。

09:30 新島々駅発。
バスには充電のためのコンセントがあったりなかったり。あっても使えないときもあります。運転手さんの気分次第?


10:35 上高地バスターミナル着。新島々から1時間ちょっと。

バスターミナル前の樹木はすでに色づいています。例年こんなに色づいていましたっけ?

上高地→明神館
10:41 バスターミナルから5分程度で河童橋です。

超有名スポット。上高地エリアの中心地と言って良いでしょう。

奥に見える山の斜面が紅葉しています。

明神岳方向の山の上も綺麗に色づいています。いや、そもそもすぐ目の前の木も色づいていますね。

橋を渡らずにズンズン進みます。
クマ情報。

小梨平キャンプ場内。やっぱりちょっと色づきが良いような。涸沢の紅葉時期って上高地もこんなに色づいているものでしたっけ?

これは期待が高まりますね。
















11:19 明神館着。河童橋からの標準タイムは1時間弱(2.5km)くらい。

やはり山の上の紅葉が目を引きますね。


気温は17.8℃。厚いので上着は脱いでザックにしまいました。ちなみに服装は上着がソフトシェルパーカー、下に長袖シャツ、ジオライン中厚手です。ほぼほぼモンベルおじさんです。
明神館→徳沢
11:22 明神館発。ここから徳沢までの標準タイムも約1時間くらい(3.0km)です。

クラシックルートである島々明神線歩道の話題は近年良く耳にしますね。ここがその分岐点。安曇支所前バス停や新島々駅まではかなりの距離があります。しかしもし焼岳が噴火して大正池付近が通行できなくなったら有力な避難経路となることでしょう。


水が流れている所。

ここの左下の水の透明さにいつも目を奪われます。




この辺りでめちゃくちゃ甘い香りが漂ってきました。桂の木か何か?












徳沢の公衆トイレは建て替え工事が終わって既に利用可能になっています。ピカピカです。チップはPayPayで支払えます。

テント場が見えてきましたが今日はここには泊まりません。

12:01 徳沢着。

徳沢園前の木が綺麗に色づいています。近年はここが綺麗に発色しているのをなかなか見られませんでした。やっぱり今年は色づきが良いみたいですね。

徳沢でランチ
徳沢→横尾
横尾
13:40 テント設営完了。

いつも通り上流側のスペースです。ここのテント場はなぜか下流側の方が人気なんですよね。水場・トイレが近いから?
横尾にテントを張るのは2022年以来ですが、テント場の地形が変わっています。以前はテント場と川の間に樹木がありましたが、それがご覧の通り一切無くなってずいぶんサッパリしました。

山荘の人の話によると、去年6月に大雨で流されてしまったのだとか。こちらのスペースが少し狭くなったので横尾大橋の左側(下流側)にテント場を増設したそうです。そんなに狭くなったかな?


横尾大橋。明日はこの橋を越えて先に進みます。

こちらは槍ヶ岳や蝶ヶ岳へ続く道。何やら色々書いてますね。


おっと、テントの上にサルが。


17時過ぎから夕食。

今回からバーナーはPRIMUS P-157 インテグストーブ、クッカーはEVERNEW MP500 Flat (ECA620)に変わりました。以前のウルトラバーナー+チタンマグ450よりもお湯は沸きやすくなったと思います。どうせお湯を沸かすだけなのだから固形燃料でも良いのかもしれませんが。

500mlのポットは450mlマグよりはレトルトを温めやすくなった……ような気もしますし、より多くの水を入れないと浸しにくくなったような気もします。微妙。


そして今日の夕食も毎度おなじみS&B 噂の名店 特製ビーフシチュー + 尾西の白飯です。

このビーフシチューはもはや登山の時しか食べないのですが、久しぶりに食べるとやっぱり美味い。
18時の気温は18.5℃。全然寒くありません。

この通りの天気なので星を見る余地は全くありません。

明日は涸沢に上がるだけなので朝早く起きる必要もありません。
予めダウンロードしておいた動画を見たり、ネットを見たりして過ごしました(携帯電話の電波は繋がりますし、松本市のフリーWi-Fiもあります)。
(2日目)横尾の朝
横尾→本谷橋
06:10 横尾発。横尾大橋を渡ります。


横尾までは車も通れる幅が広い道でしたが、ここからは人が通れるだけの一般的な登山道です。

石や木の根で少々歩きづらいところも出てきます。

とは言えこのあたりはまだまだフラット。


左手には屏風岩が見えます。


上の方は良い感じに紅葉していますね。

この辺りに以前「岩小屋跡」の標識が立っていたと思うのですが今は見当たりません。流された? その直後に階段が現れます。

このあたりからようやく登りが始まりますが、それでも本谷橋まではまだまだ緩やかです。ただし道は狭くなるのですれ違いの際には注意しましょう。




あ、何か咲いてる。

















写真だとこういうのはどうしてもくすんだ色になってしまいますが、肉眼だともっと鮮やかに見えますよ。焦げ茶色っぽく見える部分は真っ赤に見えます。















07:07 本谷橋着。横尾からの標準タイムは1時間くらいです。









ザックを置いて少し休憩。





本谷橋→涸沢野営場
07:12 本谷橋発。ここからしばらく急な登りが続きます。





わずかに散り始めといった所でしょうか。まだまだ葉っぱが沢山残っていていいですね。














07:36 右側に視界が開け、道が左へぐーっと曲がっていくところまで行くと斜度が一段落します。ちょっと一休みしたくなるところです。

私もザックを置いて休憩。

横尾本谷の方向には素晴らしい紅葉が広がっていました。




07:43 出発。












ひときわ見晴らしが良い青ガレと呼ばれている場所。以前は落石注意・止まらず進めという注意書きがあったのですが、今回は見当たりませんね。













この辺りはダケカンバの赤みがかった樹皮と鮮やかな黄色い葉が見所。








08:08 Sガレ着。本谷橋からの標準タイムは1時間ちょっと。

休憩できるスペースもありますが人で埋まっていることも多いです。

そして見逃してはならないのがSガレからの景色。
一番奥に見える山は奥穂高岳です。

その下に目をやるとこれから向かうテント場と涸沢ヒュッテが見えます。






08:17 Sガレ発。






08:26 沢のすぐ近くを歩く場所に出ました。


うーん、今回は水が流れていませんね。残念。文字通り涸沢です。


今回はちゃんと赤色の葉っぱもあります。


ただ、やはりここはもう少し後の時間帯の方が太陽が当たって良い写真が撮れますね。今日は曇っているので当たるのか分かりませんが。

こういう光の具合だと肉眼で見たときの綺麗さを写真でお伝えするのはなかなか難しいです。是非現地に行ってその目で確かめて欲しい所。

よく調整しすぎてケバケバしくなってしまった写真を見ますけど仕方ない面もあると思うんですよ。だって現地で見たときの心象はもっと綺麗なんですもの。














わずかに水が流れています。






















08:57 涸沢分岐着。

左は涸沢ヒュッテの入り口に繋がっています。右はテント場を経由して涸沢小屋へ。もちろん涸沢ヒュッテを経由してテント場に出ることも可能です。

涸沢ヒュッテのトイレや水場、売店を先に利用したいなら左へ進むべきですが、サッサとテントを張ってしまいたいので右へ。
去年はこの辺りにキバナシャクナゲっぽいものが咲いていたのですが(狂い咲き?)、今年は見当たりませんね。

分岐からヒュッテ・テント場までは距離はわずかですが案外勾配がキツいです。ふひー!

しかしこの辺りは例年最も色づきが良い場所の一つです。











09:08 涸沢野営場着。Sガレからの標準タイムは1時間弱くらいみたいです。

涸沢
テントの設営場所は故あって涸沢小屋に近い一番奥。やや地面が傾いていたのでコンパネを借りてしまいました。今日は空いてそうですし別にいいでしょう。


フライシートがグッショリ濡れているので乾かしてから張りました。

温度計も設置。気温は22℃くらい。ただし太陽が当たるともっと上がります。








今日の受付時刻は15:00~17:00。

コンパネの山。これ結構重いんですよ。一人で運ぶのは大変。




そして定番の涸沢ヒュッテからの眺め。

今回は綺麗なオレンジ色が見られました。奥の紅葉も綺麗。








あれ、ラーメンが無い。

聞いてみると麺が無いのだとか。
でもその代わり天ぷらそばなんてものがありますね。初めて見ました。
えび天も単品で売ってました。

というわけで頼んだのは天ぷらそば(1200円)。


この状況をうまく表現できないかなといろんな角度でパシャパシャ撮ってました。

で、Xに「天ぷらそば」とだけ書いてポストしたのがこちら。

こんなふざけたポストでなぜか「いいね」を19万くらいもらってしまったのですが、反応を見ると気がついていなかった観点も多くて面白かったです。私としては「そっちじゃないだろ!」くらいのつもりだったんですけど。皆さんスクロールして上から見ていくので上の紅葉が天ぷらだと思うみたいですね。
ちなみにお味の方は……まぁ、こんな山の上で天ぷらそばを出そうとチャレンジしたこと自体を評価すべきですね! やっぱりどうしても天ぷらが作り置きで冷めてしまいますし、個人的にはえび天は小さい方が美味しいと思っています。玉子も冷たくて固いです。それ以外は悪くないかな。いや、でもほんとこれ山小屋飯ですからね! 食べられること自体が驚きです。
それで現地で食べながらXにポストが出来た理由はこれ。

去年くらいからあちこちの山小屋で展開され始めた山小屋Wi-Fi。それがここ涸沢ヒュッテのパノラマ売店でも利用できるようになっていました。
涸沢は電波が届きにくい場所なのでこれは嬉しい。早速600円支払って利用したわけです。(ちなみに涸沢小屋のフリーWi-Fiも引き続き利用できました)

食べ終わってから周囲を散策。




涸沢ヒュッテの入口の下は紅葉のトンネルになっていました。綺麗!

パノラマコース。もう常にロープが張られるようになってしまいましたね。


ヒュッテのすぐ下の紅葉も素晴らしい!(雲がかかっているのか日当たりが良くないけど)








あまり降りると、また登ってくるのが大変なので引き返します(体力なさ過ぎ)。




涸沢ヒュッテの温度計では気温は15℃くらい。







テント内からの眺め。


外は涼しいですが、日が当たるテント内は暑いです。例によってダイソーのアルミシートをフライシートの下に挟みましたが、多少マシになる程度。

























北穂高岳はこの先。行きたかったけどもういいかなーという気がしています。体力作りをちゃんとしないと涸沢より上には行けませんね。

涸沢小屋までやってきました。

ついつい毎年必ず食べてしまう「もつ煮」(1000円)。



テントは多くないですね。やっぱりみんな天気に翻弄されてるのかな。今日は予想以上の良い天気でした。






例年太陽が山陰に隠れると一気に寒くなるものですが、今回は全然そんなことはありませんでした。薄手のダウンジャケットやダウンパンツも持ってきたのですが結局使わずじまい。

気がついたら15時を過ぎていたので受付。テント1人2000円+コンパネ500円。





前々から気になっていた涸あげ(600円)を食べてみました。

うん、普通の鶏の唐揚げだ。冷たい。

残っているコンパネは土台用で利用禁止と書かれていました。ただ今日はまだ整地されている場所が残っているので、コンパネが無くても何とかなるでしょう。

私のテントは外から見るとかなり傾いています。

しかし下に敷いているコンパネはほぼ水平になっているので中にいる分には気になりません(多少天井が低いくらい?)。
17時くらいになるとあたりは大分白くなってきました。

テントには小さな虫が沢山引っ付いていました。あれー、秋の涸沢ってこんなに引っ付いてくるものだっけ?





涸沢は誘惑が多く、あれこれ買い食いしていると腹が膨れるので夕食はそれほど必要ありません。

なので夕食はカップヌードルにしました。


後はチーカマを一本プラス。




19:00の気温は13.3℃。あたりは霧が立ちこめています。

元々天気が悪い予報だったので、青空が見られただけラッキーでした。



(3日目)涸沢の朝
2025年10月09日(木) 4:30起床。今日もあまり早く起きる必要はありませんが、このくらいの時間になると周囲の物音も大きくなってくるので自然に目が覚めます。





10/9の月齢は17くらいで満月に近いです。太陽は地球を挟んで反対側ってことですね。



太陽が昇る方向は雲に覆われています。これではモルゲンロートは見られないでしょう。

モルゲンロートの撮影は案外疲れるイベントなのでちょっとホッとしている面もあります。

テントは結露していましたがグッショリというほどではありませんでした。

今朝の最低気温は5:40~5:50くらいに8.3℃(湿度93%)。横尾よりは少し寒い程度でした。今回は本当に暖かい。
朝食。スープとコンビニで買ったパン。


天気予報によれば今日から明日にかけての方がより天気が良さそうだったので滞在日数を一日延ばすことも考えていましたが、もうだいたい満足してしまったのでサッサと降りることにします。




重いコンパネを頑張って運んで返却。

撤収作業完了。

さらば涸沢。



また来ることはあるでしょうか? よく分かりません。




涸沢ヒュッテ→本谷橋
07:09 涸沢ヒュッテ発。




上も良いですが今回はここが素晴らしかったですね。



















この辺りは少し葉が薄くなっているようにも見えますね。

去年はこの辺りの葉はほとんどが落ちてしまった後で、木のてっぺんにだけわずかにオレンジの葉っぱが付いている状態でした。それでも上のヒュッテ周辺はまだ葉が多く残っていました。今回も上はまだいっぱい残っていることを考えると、やはり下にあるこの辺りの方が先に葉が落ちるということなのかもしれません。




うーん、やっぱりまだ時間が早いので日当たりが悪いですね。明るく補正しておきます。肉眼だともうちょっと綺麗に見えますので。












07:45 Sガレ着。



07:46 Sガレ発。













この上の方は凄まじい色づきですよね。









下の方は霧が立ちこめていますね。


08:31 本谷橋着。





本谷橋→横尾
横尾→徳沢
徳沢→明神館
明神館→上高地バスターミナル
11:32 明神館発。






12:02 今回も小梨平キャンプ場の中を通っていきましょうか。


今年上高地に来たのは3回目。内2回は、5月と9月にここでテントを張ってのんびり過ごしました。やっぱり5月の花が一杯咲いている時期が好きだなぁ。



12:11 河童橋近くのテーブルに到着。

座ってスマホからバスの予約。次のバスは12:40発。後30分。まぁ、ちょうど良いのかな。予約・カード決済。

12:20 上高地バスターミナル着。


感想
何のかんの迷いながらも行って良かったなと思いました。
下から上まで広範囲で綺麗に色づいていることはめずらしいと思います。上高地の時点ですでにいつもと違っていました。元々今年は雪が多かったので期待していました。雪が多いと樹木が出ている期間が短くなり傷みにくくなりますし、水も多く蓄えられます。夏の間はかなり暑く平野部ではあまり雨が降らず心配でしたが、北アルプスではちょくちょく降っていたようです。そして9月下旬に一気に気温が低下したのが良かったようです。
天気も思っていたよりは良くて一時青空も見られました。この10月第2週は天気予報に翻弄された人が多かったのではないでしょうか。
沢に水が流れていなかったのは少々残念でした。一番最初に涸沢に行ったときは台風一過のタイミングで沢に勢いよく水が流れていました。それと色とりどりの紅葉が組み合わさって……。その再現とはいきませんでしたね。
紅葉のタイミングとしてはおそらくピーク前後に行けたのではないでしょうか。やや後寄り? 帰りには葉が散っているナナカマドが少し増えているような気もしました。やっぱり下の方が先に散るのかな? 週末に撮影された写真を見るとかなり葉が落ちているようです。葉が落ちるのは結構早いんですね。
もう少し体力があれば色々動いて日の当たり具合が異なる写真も撮りたかったです。紅葉は日の当たり具合でかなり違った写真になりますので。パノラマコースや北穂の方に少し登ってみたりもしたかったです。とは言えもうそんな体力は作れないかもしれません。
モルゲンロートやテントの明かりはもう見たので別に見なくてもいいと思いました。
綺麗な星空が見られたら良かったのですが、見られないことが分かっていたのでカメラを省いて軽量化ができました。
これまで8年にわたって秋の涸沢を訪問しましたが、多少の違いがあっても涸沢の紅葉はいつでも綺麗でした。そもそも紅葉が無くても綺麗な場所ですし。
このくらい見たらもう悔いはないかなという気もします。来年はもっと違う場所の紅葉を探して見に行きたいかもしれません。結構時期が被る場所って多いんですよね。