2018年11月29日(木) 高尾山口~高尾山~陣馬山~陣馬高原下バス停と歩いてきました。
9月の涸沢以降どこへも行けず。どこかへ紅葉でも見に行きたいなぁと思っていたのですが、良い場所が見つからず天気もはっきりしない日々が続きました。 そうこうするうちに関東の紅葉も終盤。雨が上がった11月29日、手近なところで高尾山、ついでに前から行ってみたかった陣馬山まで足を伸ばしてみようと出かけました。
かなり距離が長いルートなのですが果たして大丈夫でしょうか……。
ルート
7:00 高尾山口 7:03 …… 8:09 高尾山山頂 8:25 …… 9:18 小仏城山 9:23 …… 10:12 景信山 10:28 …… 11:27 堂所山 11:31 …… 12:02 明王峠 12:05 …… 12:53 陣馬山 13:12 …… 14:16 陣馬高原下バス停
高尾山口~高尾山山頂(599m) 6号路で登る
07:00高尾山口着。
天気はあいにくの曇り空。雨が上がり天気が回復すると予想していましたが、この日は結局最後まで雲が多い一日でした。
自動販売機で水を購入。後でもう一本買っておけば良かったと少し後悔。
07:03高尾山口駅発。
清滝駅までの紅葉が綺麗です。残念ながら空は灰色ですが……。
ケーブルカーで楽に登ろうと思っていたのですが改札を見たら次の発車は8:00。始発が8時からなんですね。そういえばこの時間に来たのは初めてかもしれません。
しかたないので今回は6号路から登ることにしました。 稲荷山コースは個人的にはあまり好きではありませんし、近年は病院裏・琵琶滝から2号路へ抜けるルートが好きなのですが、今回の目標は陣馬山なので手早く登れて最近ご無沙汰な6号路にしました。
舗装された道を進んでいくと6号路の入口に着きます。
しばらく進んでいくと稲荷山コースへ至る分岐が。 6号路はこのまままっすぐ飛び石を渡って進みます。
沢沿いの道が終わると急な階段が。ふー、あと一息!
08:09 高尾山山頂着。ケーブルカー清滝駅から1時間程度でつきました。
紅葉もまだ残っています。
気温は6度くらい。動いていると暑いのですが休憩していると結構冷えます。
お腹がすいたのでコンビニで買っておいたおにぎりをつまみました。
少し天気が回復してきたような。
高尾山山頂~一丁平~小仏城山(670m)
08:25高尾山山頂発。
ここから奥高尾の標識。
階段を登るとすぐにもみじ台。葉が舞っていてとても綺麗でした。08:32~34通過。
もみじ台からしばらく下り。
少し登ると一丁平。
08:57一丁平着。
紅葉も綺麗です。
少し休憩してから08:59出発。このあたりから早くも疲れて足も痛くなってきました。
すぐに分岐。「展望台をへて小仏城山」へ。
一丁平展望台。曇っていたので見晴らしはイマイチ。
少し下って分岐した道と合流。小仏城山までは登り。
09:18小仏城山着。電波塔が目立ちます。高尾山山頂から1時間弱。
平日のためか時間が早いせいか分かりませんが茶屋は営業していませんでした。なめこ汁食べたかった。
ここからの見晴らしはかなり良いです。数年前の夏に来たときは快晴で最高でした。
私が以前来たことがあるのはここまで。これからはまだ足を踏み入れたことがない道となります。
小仏城山~小仏峠~景信山(727m)
09:23小仏城山発。
どんどん下っていきます。小仏峠まで下り。峠に行くのに下りとはこれいかに。せっかく登ったのに嫌になっちゃいますよね。
途中にあった休憩所。相模湖が見えます。
さらに下っていくと……
小屋が見えてきました。
たぬき!?
どうやらここが小仏峠のようです。
09:40小仏峠着。標高は548mということなので小仏城山から122mくらい下ったことになります。
いろんな方向へ道が分岐しているので間違えないようにしないといけません。
09:43小仏峠発。
景信山まではもちろん登りです。
見晴らしの良い場所も。晴れていたらなぁ。
山頂前のひと踏ん張り。
10:12景信山の茶屋前着。小仏城山から50分くらいでした。
見晴らしの良いベンチでしばらく休憩。
茶屋は営業していません。
景信山の山頂標識はもう少し先にあります。
景信山727.1m。
景信山~堂所山(733m)
10:28景信山発。
また少し下りますがこれまでよりは深くありません。景信山727mに対して次の目標地点である堂所山(どうどころやま)は733mなのでそれほど標高差もありません。
歩いていると道の脇に所々「関東ふれあいの道」と書いてあるプレートが埋めてあるのに気がつきました。おあつらえ向きに高尾山口と陣馬高原下までの距離が書かれています。今ちょうど半分くらいでしょうか。まだ半分なのか……。
東京都のサイトによると高尾山口駅から陣馬高原下までは「関東ふれあいの道」のNo.2「鳥の道」19.4km(7時間5分)となっています。梅の木平から上日向までの全コースを踏破すると認定証と記念バッジがもらえるのだとか。興味のある方は挑戦してみると良いかもしれません。
今回歩いている道は基本的に山頂と山頂を結ぶ稜線上の縦走路なので道の左右が下りの斜面になっています。
一番高いところを結ぶ道ではありますが、基本的に林の中で特に見晴らしが良いわけではありません。
左の写真だと木の高さが低くまだ空が見えるのですが、右の写真の場所になると鬱蒼としています。
縦走路の内、大半はこういった林の中です。まっすぐ上に延びている木ばかりで面白みに欠けます。
と、進んでいると突然分岐が。
標識を見ると
- 左「まき道(堂所山・陣馬山)」
- 右「堂所山・陣馬山」
と書いてあります。
地図を確認してみるとどうも右は稜線に沿ってアップダウンがある道、左は巻いてなだらかな道になっているようです。どちらから行っても少し進むと合流します。
楽をしたいという気持ちもありましたが初めてということもありますし、今回はあくまで上を歩いてみたいと思います。坂道を上り……
坂道を下ると合流。
また分岐。
結構な登りです。
下ると合流。
この辺り何カ所かこのような分岐が作られていました。
別に上を歩いたからといって見晴らしが良いわけではありませんし、次来る機会があったら絶対巻き道で行こうと思いました。
と、歩いているとまた分岐。右は堂所山、左は陣馬山への巻き道。予定では堂所山へ行くことになっています。うーん、一応堂所山へ行きますか。
でも結構凄い坂ですよ? というか、これ道??
頑張って登るとほどなく陣馬山方面へ行く分岐があって、それを無視して進むとすぐに堂所山に着きました。
11:27堂所山着。景信山から約1時間でした。
ベンチが二つあって休憩が出来ます。
ペットボトルの水はこの辺りで飲み干してしまいました。もう一つ買っておけば良かったです。
堂所山~明王峠(738m)
11:31堂所山発。
このあたりになると大きなアップダウンはありません。
脇にそれる分岐がいくつかありました。
奥高尾にはこういった細かい道が幾つもあるので、知っていれば自分の体力や時間にあったルートが選べそうですね。知っていれば。
明王峠前の登り。
12:02明王峠着。堂所山から約30分ほどでした。
茶屋らしきものはありましたがもちろん営業はしていません。一本だけ生えていた紅葉の下でアウトドアご飯している一団がいました。ちょうどお昼時ですね。お腹がすきましたがコンビニで買ったものはとうに無くなっています。行動食を少し用意した方が良かったかも。
ベンチで少し休憩。かなり疲れてます。足も痛い。
明王峠~陣馬山(855m)
12:05明王峠発。
所々黒いドラム缶(?)に防火用水が溜められています。こんな量で消せるんでしょうか?
「関東ふれあいの道」の標識も残り少なくなってきました!
下山ルートへの分岐。陣馬高原下バス停まで4.7kmとなっています。さっきは2.5kmだったので遠ざかっていますね。
陣馬山への最後の登り。階段を登ろうか、脇の坂道を登ろうか迷うくらい足が痛くなっていました。
右奥に紅葉した山が見えてきました。陣馬山です。
陣馬山手前の分岐。
12:53陣馬山着。明王峠から約50分。高尾山口から6時間弱くらいでした。
さすがにここの茶屋は営業していますね!
うどん(850円)を注文。山菜うどんです。甘いつゆが疲れた体に染みる~!
食べている間に雲が取れ青空に。
特徴的なモニュメントですが、見る角度によって印象が変わりますね。雄々しい感じ。
陣馬山~陣馬高原下バス停
13:12陣馬山発。下山開始です。
階段を下るとすぐに標識がありました。このまま直進すればバス停に着くみたいです。でもよく見ると奥に小さな標識が。右方向も陣馬高原下バス停と書いてあります。どっちなんだろう……。
まっすぐ行くのが確実そうなのでこのまま直進しました。茶屋でバス停へは二つルートがあって直登ルートが……とか話していたのが聞こえたのでそのことなのかもしれません。
13:28和田峠(駐車場)着。バス停は右の方向。通行止めと書いてあって戸惑いましたが歩行者は脇を通れるようになっていました。
和田峠からバス停までは舗装された道路です。かなりの急坂で疲れ切った足に響きます。イタイイタイ。
坂を下ること40分以上。ようやくバス停にたどり着きました。
14:16陣馬高原下バス停着。和田峠から48分。陣馬山山頂から1時間2分。高尾山口駅から7時間16分でした。
バスの発車は毎時25分です。山頂からは1時間20分くらい見ておいた方が良いと思います。
14:25陣馬高原下バス停発。
15:03高尾駅北口着。
中央線で帰宅しました。
感想
紅葉は今ひとつ、天気も今ひとつ回復せずでパッとしない山行になってしまいました。
また、想像以上につらい道のりでした。久しぶりの山で行くところではありませんね。徒歩7時間というのはこれまでで最長ではないでしょうか。涸沢だって結局は5時間くらいで登り切ってしまいましたし、それよりも断然つらいと思いました。
高尾の稜線は稲荷山でも感じていましたが景色が楽しくないんですよね。植林された杉ばかりなので同じような薄暗い林がずっと続きます。6号路の写真と比べるとかなり差があることが分かると思います。時間と体力に余裕があればまだじっくり観察出来るのかもしれませんが、7時間で歩ききらないといけない状況ではなかなか。
景色には期待しない長距離を歩くトレーニングをしたい人にはお勧めだと思います。
歩いてみるとバス停や登山口と繋がる細かい分岐が多々あるのに気がつきました。景信山や小仏、陣馬山など個々の山に登りたければ近くのバス停・登山口から直接単体で登った方がゆっくり楽しめるかもしれません。
小仏バス停あたりを使って半分ずつチャレンジするのも良いかもしれません。
“秋のハイキング。高尾から陣馬山へ” への2件の返信