本栖湖浩庵キャンプ場ではじめてのテント泊

3月下旬、本栖湖の浩庵キャンプ場へ行きました。

今年こそはテント泊の登山をするぞ! と意気込んで装備を調えたのは良いけれど手始めにどこへ行けば良いのやら。
まだ山の上は雪だし良いところは無いものか、と考えあぐねていたら「ゆるキャン△」の最終回。ああこれはやっぱり本栖湖へ行ってみるべきなのか!
考えてみればいきなり山へ行くよりもまずはキャンプを体験してみる方が良いかもしれません。

交通手段

というわけであとは交通手段次第なのですが、調べるとなんとかバスと徒歩で行けるみたいです。

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季節によるみたいですが高速バスで直接本栖湖へは行けません。行けるのは河口湖までです。そこから路線バスで本栖湖まで行けます。

河口湖までは高速バスが便利なのですがいくつかデメリットもあり今回は電車を選びました。
高速バスは安くて速いです。家からだとバス停が遠いのですが、それを考慮しても高速バスは電車より速かったです。
しかしバスの予約サイトを見てみると直近朝の予約は全て埋まってました。なかなかの人気路線のようです。
それと高速バスの大きなデメリットは到着が遅れる場合があること(定時性が低い)。今回は河口湖より先のバスの本数が少なく、一本乗り逃すとかなり待たされる可能性が。
そういったことも考慮して行きはJR+富士急の普通列車で行くことにしました。

  高速バス 電車(JR+富士急)
運賃 安い○ 高い
所要時間 短い○ 長い
乗車所まで 遠い 近い○
定時性 低い 高い○
予約 取りづらい 不要○

河口湖から先。本栖湖へ行くバスは次の四種類があります。

  • 「本栖湖レストハウス」で降りる
    • 新富士行き
    • 本栖湖行き
    • 本栖湖行き(周遊バス)
  • 「浩庵荘入口」で降りる
    • 下部(しもべ)温泉郷行き

「下部温泉郷行き」なら「浩庵荘入口」バス停で下車すれば浩庵キャンプ場の近くに着きます。しかし本数があまりありません(1日1本!)。

「新富士行き」「本栖湖行き」「本栖湖行き(周遊バス)」はどれも「本栖湖レストハウス(周遊バスだと本栖湖観光案内所。レストハウスバス停と同じ位置にあります)」で下車することになりますが、そこから浩庵キャンプ場までは1時間弱くらい湖畔を歩かなければなりません。

微妙な差でしたが、少しだけ早い時間(10:48)に到着出来る新富士行きに乗ることにしました。重い荷物を背負って歩くのも良い訓練になるでしょう。

電車で河口湖駅へ

さて、決行は2018年3月26日(月曜日)。

早朝に自宅を出発。途中セブンイレブンによってキャンプ場で食べるおにぎりを購入。

中央線普通列車で大月駅へ。

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大月駅で富士急に乗り換えます。

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富士急遅いです。単線なのですれ違いのための待ち合わせで度々長時間停車します。こりゃ高速バスの方が圧倒的に速いはずです。

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河口湖駅で朝食・バス待ち

河口湖駅着。何年ぶりかで来ました。

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ヤマノススメ!

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8時開店のゲートウェイフジヤマで吉田のうどん(朝食)。

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早々に食べ終わって09:08発の富士宮駅経由新富士駅行きバスを待ちます。待ち時間長い……。

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10分遅れでバスが到着。

バスで本栖湖へ

9:18河口湖駅発。今日は富士山がハッキリ見えます。

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バス内はそれほど混んでいませんでした。

外国人観光客が何組か乗っていましたがバス停やバス内の表示・アナウンスが日本語のみなので見るからに混乱していました。ある女性のグループは運転手さんに何度も降車バス停を確認していましたし、別のある男性は氷穴に行きたかったようですが乗り過ごしてしまいました。iPhone片手にあいすけーぶと聞かれたときには何かと思いましたが氷穴のことかと思い至ったときにはすでに精進湖。日本人の私ですら河口湖駅の案内を見て新富士駅行きが本栖湖のバス停に止まるのか不安になりました(線が本栖湖を通ってなかったので)。

10:08本栖湖バス停で下車。新富士駅行きのバスはこの先の本栖湖レストハウス(本栖湖観光案内所)まで行って折り返し新富士(静岡)方面へ向かうみたいです。もう一つ先で降りれば良かった。

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1日目バス停以降の行程

浩庵キャンプ場へ徒歩

湖沿いの道を重い荷物を背負って黙々と歩きます。

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松ぼっくり!

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快晴とはいきませんが富士山はバッチリ見えてます。途中道の脇に車を止めて富士山を撮影している人を複数見かけました。

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浩庵キャンプ場が見えてきました。

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なでしこが寝ていたトイレ! 写真を撮っている人もいました。聖地巡礼?

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浩庵キャンプ場

11:02浩庵キャンプ場到着。

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店内に入ってキャンプの受付を申し出ます。書類に記入して料金を支払うと利用証をもらえました。聞いたらチェックアウトの時に返した方が良いそうです。

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早速キャンプ場へ。平日の早い時間と言うこともあり空いてますがガラガラというほどじゃありません。

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トイレや水場もあります。ゆるキャン△では外のトイレに行ってましたが現実ではキャンプ場内にあるので外に出る必要はありません。

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空いてる場所の中で良さそうな所を見つけてテントを設営しました。

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それほど風は強くならなそうなので風向きは無視して中から富士山が見えるように設営。

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うーん絶景です。

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湖畔サイトはこんな感じです。

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林間サイトに設営している人も多かったです。暑くなるとそっちの方が快適かもしれませんね。

お腹がすいたので浩庵のレストランでお昼ご飯。何を食べようか迷いましたが、思い切ってSUP丼というのを注文。1480円高い! でも美味しかったです。量はもうちょっと欲しかったですけど。

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中ノ倉展望地

食べ終わったら近くを散策。

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例のトイレ。浩庵キャンプ場のすぐ近くにあります。このトイレ実は有料トイレなんですね。お金を入れるボックスがあります。入れなくてもバレはしないと思いますが、利用してしまったので一応50円入れました。

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千円札の元となった写真を撮影したという峠に行きたかったのです。
トイレのすぐ横に入口がありました。「中ノ倉峠 Nakanokuratouge View Point 680m(30分)」と書いてあります。

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思いのほか急な坂道を頑張って登ると15分くらいで中ノ倉峠展望地に到着。

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うーん絶景絶景。

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環境省のサイトによると、富士山が世界遺産に登録されたのを機に展望地の整備をしたみたいですね。まだ新しい階段状の展望台です。事業費2500万円。

関東地方環境事務所_富士箱根伊豆国立公園富士山ビューポイント本栖湖西岸園地(中ノ倉峠展望地)の供用開始について(お知らせ)

来た道を戻って下の道へ。みのぶ観光案内所のあたりまでは行ってみましたが結構人が居ました。みんな富士山を見てました。

浩庵キャンプ場でまったり

キャンプ場へ戻ってまったり。

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Kindle Oasisで本を読んだり。

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コーヒーを入れたり。

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富士山が赤く染まって日が落ちて真っ暗に。

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夕食は カレー麺 カップヌードルBIGにセブンイレブンのおにぎりを追加。

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夜になるとガスが多くなって富士山が見づらくなりました。

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星空も薄ぼんやり。

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寒いし時間が経つにつれて景色も見えなくなってきたのでテント内へ。時々外をうかがいましたが晴れそうもないので星見は諦めて寝ました。

5時頃起床。外は真っ白です。日の出前ですがだんだん明るくなってきました。

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ほうじ茶を入れたり。

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朝食はカップヌードルリフィルを前日の空き容器に入れて。それとおにぎり。

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8時を過ぎたくらいからだんだん霧が晴れてきました。

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霧が晴れるとそこには鏡のような湖面に映し出された逆さ富士が。なんとも幻想的です。

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太陽が出るとテントの結露が一気に乾いていきます。拭いたり向きを変えたりしながら少しずつ畳んでいきました。

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9時過ぎには完全撤収。

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帰路

9:45頃浩庵キャンプ場を出発。下部温泉郷発のバスが浩庵荘入口バス停に着くのは午後になってしまうので、また本栖湖バス停の方へ歩きます。

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なぜか行きよりも疲れました。最後には肩が痛くなったのでザックの各種ベルトを調整したり。

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帰りのバスも予定の時刻を過ぎてもなかなか来なかったのですが、11:24本栖湖レストハウス前を出発。

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12:09河口湖駅着。

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帰りは高速バスで帰ることに。駅の窓口で聞いたら直近のバスに空きがあったのでチケットを購入。河口湖~本栖湖の運賃とほとんど変わりません(^^;

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ゲームウェイフジヤマで昼食やお土産購入。

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13:10河口湖発の高速バスで帰りました。ほぼ満席。やっぱり外国の方が多め。

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感想

しっかり富士山が見えて良かったです。実は富士五湖周辺にきて富士山がちゃんと見えたのは初めて。富士山帽子被ってる、は本当にあるあるですよね。

初めてのテント泊でしたが大きな問題はありませんでした。

思ったより設営と撤収に時間がかかったなと。手際悪いですね。
特に撤収はできるだけ結露を乾かしたいと思うとどうしても時間がかかりそうです。濡れたままにしておくと加水分解でテントが痛むということですし。とはいえ天気が悪ければ濡れたまま帰らなければならないでしょうから、帰ってから乾かす覚悟が必要なのだと思います。
フライシートも綺麗に畳む方法が分かりませんでした。まぁ、あまりこだわらない方が良いのでしょう……。

大型ザックはベルトの調整が肝みたいですね。後日色々試してみたらかなりフィット感が向上しました。

浩庵キャンプ場はとてもいいところでした。また行きたいですが夏場は暑いかも? ゆるキャン△で紹介されているキャンプ場はどこもとてもいい場所みたいですね。他の所にも行ってみたいです。

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“本栖湖浩庵キャンプ場ではじめてのテント泊” への7件の返信

  1. 若干、他の人より早い時間につくために延々と歩く姿、まさに徒歩キャンパーの鏡です。
    資料ありがとうございました。
    参考にさせていただきます。

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