涸沢にテントを置いて奥穂高岳へ(2019年紅葉シーズン)

2019年10月08日~11日、涸沢から奥穂高岳に登ってきました。

昨年秋に行った初めての涸沢。綺麗な紅葉を見ながらテント場でゆっくり過ごしているとテントを置いて奥穂高岳に登る人たちを多数見かけました。

奥穂高岳。標高3190m。日本で3番目に高い山。それがこんな目と鼻の先にそびえ立っているわけです。まるで目の前にニンジンをぶら下げられた馬のような気分になりました。聞くところによると涸沢から登るのはそれほど難易度は高くないのだとか。さすがにいきなり登りはしませんでしたが、また来たときにはチャレンジしてみようと思っていたのでした。

そして今年。山行の回数をあまり取れませんでしたが、唐松岳~五竜岳蝶ヶ岳燕岳と登ってきて少しは山に慣れてきた頃合いでしょうか。季節ももう秋。北アルプスでの活動の仕上げとして、今年も涸沢へ、そして行けそうなら奥穂高岳まで足を伸ばしてみることにしました。

信州山のグレーディングによると奥穂高岳(上高地、涸沢)は7C。1~2泊以上が適当、ハシゴ鎖場あり。これまで登ったのが最高で5Cですから、それを上回る山行となりますがはたしてどうなることやら。

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上高地から涸沢までの詳細は去年の記事を参考にしてください。ルートの様子はほぼ変わっていません。

立川から上高地までに行き方については2018年の記事ですが次を。細かい時刻は変わっていると思いますが考え方は概ね変わっていないと思います(スーパーあずさがあずさに統一されたりムーンライト信州が無くなったりはしています)。

天候判断

10月09日6時の天気図([[http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quickdaily.html?show=20191009][気象庁より]])
図1: 10月09日6時の天気図(気象庁より)

天気予報では先週から水曜日~木曜日にずっと晴れマークが付いていました。

台風19号が南の海上で発生。徐々に日本に近づいてきていましたが水曜日の晴れは動かず。週末には日本列島を通過するようでしたが、その前に駆け込みで行くことにしました。

カプセルホテル(Hotel M Matsumoto)で松本前泊

さて、交通手段ですが、夜行バスであるさわやか信州号毎日あるぺん号ともに満席。全く予約出来る隙はありませんでした。ということで松本で前泊することにしました。

10/8(火)の午後。いつもの高速バス 新宿~松本線で中央道日野から松本駅へ(3000円)。

中央道日野発
図2: 中央道日野発
松本バスターミナル着
図3: 松本バスターミナル着

今日の宿は松本バスターミナルから歩いてすぐのHotel M Matsumoto(ホテル・エム・マツモト)。

楽天トラベルで500円クーポンが使えて一泊2480円でした。

カプセル内は遮光性のブラインドを下ろしてしまえばほぼ個室。狭苦しいですが2人用のテントよりは広いです。多くの山小屋よりはプライベートは保たれています。

カプセル
図4: カプセル

欠点としては:

うるさい
声を出している人などはいませんでしたが、それでも山小屋のように午後9時以降は消灯、静かにするなどというルールはありません。夜遅くに到着する人もいるので、歩く音や上段のカプセルに登り降りする音が頻繁に聞こえてきます。
暑い
カプセルの中は暑くて寝苦しかったです。ファンのON/OFFスイッチがあるのですが、ONにしても少しうるさくなるだけで全く涼しくはなりませんでした。
ホテルのある通り
図5: ホテルのある通り
ビル入口
図6: ビル入口
ホテルは6F
図7: ホテルは6F
玄関
図8: 玄関
ギリギリ登山靴が入る下駄箱
図9: ギリギリ登山靴が入る下駄箱
オートロック
図10: オートロック
ロッカー
図11: ロッカー
通路
図12: 通路
アメニティ
図13: アメニティ
電源(USB-AとAC100V)
図14: 電源(USB-AとAC100V)
カプセル内から
図15: カプセル内から
浴場
図16: 浴場
ランドリー
図17: ランドリー
パンの自動販売機
図18: パンの自動販売機
フリードリンク
図19: フリードリンク
フリースペース(PC、テレビあり)
図20: フリースペース(PC、テレビあり)

夕食は松本駅の駅ビルに入っていた松本からあげセンターで山賊焼定食。

松本からあげセンター 外観
図21: 松本からあげセンター 外観
松本からあげセンター 山賊焼定食
図22: 松本からあげセンター 山賊焼定食

食べたらホテルに帰ってフリースペースで無料のお茶を飲んでボンヤリしてから寝ました。

松本から上高地へ

10/09(水) 朝4:00起床。カプセルでボヤボヤしていても仕方ないので早々に出発。

ローソン松本深志一丁目店
図23: ローソン松本深志一丁目店

ホテルのすぐ前にあるローソンで食料を購入。

  • おにぎり6個
  • おにぎり弁当(からあげやウィンナーなどのセット)
  • レーズンバターロール4個入り(食器を拭くため)
  • アクエリアス1L
  • 菓子パン1個

そして松本バスターミナルへ。

上高地までの往復乗車券を購入(4650円)。松本~上高地線の切符は当日のみの販売なので前日には買えません。自動券売機では4:10から、窓口では4:40から販売しています。まだ窓口が開く前だったので券売機で購入しました。

松本バスターミナル着
図24: 松本バスターミナル着
自動券売機
図25: 自動券売機
松本~上高地 往復乗車券
図26: 松本~上高地 往復乗車券

04:29バス乗り場着。すでに4人ほど並んでいました。

松本バスターミナル上高地行き乗り場
図27: 松本バスターミナル上高地行き乗り場
上高地行きバス入線
図28: 上高地行きバス入線

その後も列は伸びてこの日は結局50人くらい。ぎりぎり1台のバスに乗る人数だったようです。休日などは3台にもなるのだとか。

5:30松本バスターミナル発。

1時間半ほどバスにゆられて7:08に上高地バスターミナル着。

上高地バスターミナル着
図29: 上高地バスターミナル着
上高地バスターミナル前トイレ
図30: 上高地バスターミナル前トイレ

さ、寒い! ライトシェルパーカを羽織ってトイレ(100円)に行ってから出発しました。

上高地から涸沢へ登る

07:18 上高地バスターミナル発。

上高地バスターミナル発
図31: 上高地バスターミナル発

07:23 河童橋を通過。

河童橋
図32: 河童橋

07:57 明神館を通過。

明神館
図33: 明神館
明神岳
図34: 明神岳

08:34 徳沢園を通過。

徳沢園
図35: 徳沢園

09:16 横尾着。小腹が空いたのでおにぎりを一つ。

横尾
図36: 横尾
ローソン焼さけハラミおにぎり
図37: ローソン焼さけハラミおにぎり
横尾大橋
図38: 横尾大橋

09:29 横尾発。

横尾~本谷橋
図39: 横尾~本谷橋
横尾~本谷橋
図40: 横尾~本谷橋

10:17 本谷橋着。

本谷橋
図41: 本谷橋
本谷橋
図42: 本谷橋
本谷橋
図43: 本谷橋

10:24 本谷橋発。

本谷橋~涸沢の紅葉は相変わらず綺麗でした。

本谷橋~涸沢
図44: 本谷橋~涸沢
本谷橋~涸沢
図45: 本谷橋~涸沢
本谷橋~涸沢
図46: 本谷橋~涸沢
本谷橋~涸沢
図47: 本谷橋~涸沢
横尾本谷
図48: 横尾本谷
本谷橋~涸沢
図49: 本谷橋~涸沢
本谷橋~涸沢
図50: 本谷橋~涸沢
本谷橋~涸沢
図51: 本谷橋~涸沢
落石注意の斜面脇
図52: 落石注意の斜面脇
紅葉のトンネルの中を歩く
図53: 紅葉のトンネルの中を歩く
本谷橋~涸沢
図54: 本谷橋~涸沢
本谷橋~涸沢
図55: 本谷橋~涸沢
本谷橋~涸沢
図56: 本谷橋~涸沢
沢の間近に出る
図57: 沢の間近に出る
沢の間近の紅葉
図58: 沢の間近の紅葉
沢の間近の紅葉
図59: 沢の間近の紅葉
涸沢の水流
図60: 涸沢の水流
本谷橋~涸沢
図61: 本谷橋~涸沢
本谷橋~涸沢
図62: 本谷橋~涸沢

涸沢分岐では右、直接テント場へ。

涸沢分岐
図63: 涸沢分岐
涸沢野営場下
図64: 涸沢野営場下
涸沢野営場
図65: 涸沢野営場
涸沢野営場受付
図66: 涸沢野営場受付

11:44 テント場受付前着。上高地BTから4時間26分でした。昨年は4時間48分でしたからそれよりも早く着きました。そのせいかなんだか昨年よりも疲れたような気もしますが……。昨年は台風の影響か人通りが少なかったですが、今回は多くの人が登山道を歩いていました。それでも渋滞するほどでは無く。テント泊装備の人が多数同じ方向に歩いていて、まるでテント場の場所取りレースをしているような気分でした。

涸沢野営場(11:45)
図67: 涸沢野営場(11:45)

涸沢で過ごす

早速テントを設営。ここ涸沢では受付前にテントを張ることが出来ます。前回とほぼ同じ位置、道から2段下のところが空いていました。整地されておりコンパネは不要です。

テント設営完了
図68: テント設営完了

設営したら昼食。まずは涸沢ヒュッテのカレーライス(1000円)。ちょっと少ないですが細切れの牛肉が入っていてなかなか美味しいです。

涸沢ヒュッテのカレーライス(1000円)
図69: 涸沢ヒュッテのカレーライス(1000円)

続いて涸沢小屋へ行ってもつ煮(800円)。

涸沢小屋のもつ煮(800円)
図70: 涸沢小屋のもつ煮(800円)

昼食後はボンヤリ風景を眺め、明日に備えてあまりウロウロせずにゆっくり過ごしました。

涸沢ヒュッテ パノラマ売店
図71: 涸沢ヒュッテ パノラマ売店
涸沢ヒュッテからの眺め
図72: 涸沢ヒュッテからの眺め

14時過ぎにテントの受付。2泊で2000円。なぜか今回は領収書はもらえませんでした。他の人もそう言っていたので謎です。

テント設営許可証
図73: テント設営許可証

この時期の涸沢は15時くらいには太陽が隠れてしまいます。

日が落ちたテント場
図74: 日が落ちたテント場
日が落ちたテント場
図75: 日が落ちたテント場

寒くなったので涸沢ヒュッテでラーメン(1000円)。名物の手作りおでんはちょうど売り切れとなったようです。

涸沢ヒュッテのラーメン(1000円)
図76: 涸沢ヒュッテのラーメン(1000円)

それにしても、こうしてあっという間に食事で2800円も飛んでいってしまうのですから本当に恐ろしい場所です。

日も暮れていくテント場
図77: 日も暮れていくテント場

夕食はローソンで買ったおにぎりをいくつか頬張って済ませました。

そして19時前くらいから星が出てきます。

テント場から本谷方面への夜景
図78: テント場から本谷方面への夜景
涸沢ヒュッテから眺める夜のテント場
図79: 涸沢ヒュッテから眺める夜のテント場
涸沢ヒュッテから本谷方面への夜景
図80: 涸沢ヒュッテから本谷方面への夜景
テント場から本谷方面への夜景
図81: テント場から本谷方面への夜景

しかしこの日は月が明るく空もなかなか暗くなりません。天頂付近に夏の大三角形が見えていましたが天の川は私の目では見えませんでした。それで諦めて20~21時くらいには寝たと思います。

1時半頃に目が覚めたので空を見たところ夏の星座はすっかり鳴りを潜め、南の空にはオリオン座が出ていました。

午前1時半過ぎ、涸沢ヒュッテの裏にオリオン座
図82: 午前1時半過ぎ、涸沢ヒュッテの裏にオリオン座
夜のテント場
図83: 夜のテント場

北の空、カシオペア座のあたりには薄らと天の川が見えるような。

かすかに見える天の川
図84: かすかに見える天の川

明日登る穂高岳方面。

穂高岳方面の夜空
図85: 穂高岳方面の夜空

30分ほど撮影した後再び寝袋の中へ。

10/10(木) 朝5:00起床。寒いのでそのままテントの中で朝食。目が覚めてきたらテントの外でなめこの味噌汁を作ったり。

ローソンおにぎりランチ(360円)
図86: ローソンおにぎりランチ(360円)
フリーズドライなめこ味噌汁
図87: フリーズドライなめこ味噌汁

涸沢ヒュッテのトイレへ。

朝5時半のテント場
図88: 朝5時半のテント場
涸沢ヒュッテ売店
図89: 涸沢ヒュッテ売店

ふと見上げるとモルゲンロートが始まっていました。

モルゲンロート(パノラマ)
図90: モルゲンロート(パノラマ)
モルゲンロート
図91: モルゲンロート

下の写真は見た目より少し赤く写っているような?

涸沢から奥穂高岳の往復

さて、今日は奥穂高岳へ登ります。

涸沢より上はヘルメットの着用が推奨されているようなので涸沢ヒュッテで昨日の内にレンタルしておきました(1000円)。朝5時からレンタルしていると言っていたので当日でも良かったのですが朝バタバタしたくなかったので。涸沢小屋でも貸し出しているそうですが、パノラマコースで降りたかったので涸沢ヒュッテで借りました。

涸沢ヒュッテでヘルメットをレンタル(1000円)
図92: 涸沢ヒュッテでヘルメットをレンタル(1000円)
アタックザックとヘルメット
図93: アタックザックとヘルメット

そして今回はアタックザック(サブザック)を用意しました。

Black Diamond トレイルブリッツ12

丈夫な素材ですが185gと軽量。細身で体に良くフィットしてそれでいて肩に食い込むこともなく大きなザックを背負うよりかなり楽です。12Lなのでそれほど多くの物は入りませんが、レインウェアと水、それと残りのおにぎりも詰め込みました。

涸沢小屋、ザイテングラートを経由して穂高岳山荘(白出のコル)へ登る

奥穂高岳へのルートですが、まずは穂高岳山荘を目指します。穂高岳山荘は白出(しらだし)のコルという稜線上の凹んだところにあり、標高は2996m。涸沢のテント場が2300mほどなので700mほど登ることになります(東京タワー二つ分以上!)。これをコースタイムは2時間30分で登ります。

穂高岳山荘の下には緑色の盛り上がった部分が縦に伸びています。これが有名なザイテングラート。このザイテングラートに下からたどり着く地点がザイテングラート取り付き。ザイテングラート取り付きまでのコースタイムが1時間40分。ザイテングラート取り付きから穂高岳山荘までが50分です。ザイテングラート取り付きまでは涸沢小屋を経由するルートとカールを登っていくパノラマコースがあるのですが、登りは涸沢小屋を経由して行くことにしました。

涸沢から穂高岳山荘へのルート
図94: 涸沢から穂高岳山荘へのルート

06:10 涸沢テント場発。

テント場を出発
図95: テント場を出発
涸沢小屋の脇を通る
図96: 涸沢小屋の脇を通る
涸沢小屋からテント場を振り返る
図97: 涸沢小屋からテント場を振り返る
涸沢小屋脇のトイレ
図98: 涸沢小屋脇のトイレ
涸沢小屋から奥穂への登山道に入る
図99: 涸沢小屋から奥穂への登山道に入る
涸沢小屋近くの登山道
図100: 涸沢小屋近くの登山道
涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
図101: 涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
図102: 涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
図103: 涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
右手に見える紅葉
図104: 右手に見える紅葉
涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
図105: 涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
図106: 涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
落石注意看板
図107: 落石注意看板
左にザイテングラートを見てやや右へ登る
図108: 左にザイテングラートを見てやや右へ登る
道が分かりづらいがペンキを探して登る
図109: 道が分かりづらいがペンキを探して登る
涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
図110: 涸沢小屋~ザイテングラート取り付き
ザイテングラートまでの道が全て見える
図111: ザイテングラートまでの道が全て見える

この辺りで左下のカールの中から登ってくる人はパノラマコースを歩いてきた人です。ザイテングラートへまっすぐ斜めに切られた道の手前で合流します。

パノラマコース分岐
図112: パノラマコース分岐
ザイテングラートへ
図113: ザイテングラートへ
岩がゴロゴロしていて歩きづらい
図114: 岩がゴロゴロしていて歩きづらい
ザイテングラート取り付き手前
図115: ザイテングラート取り付き手前
ザイテングラート取り付き手前
図116: ザイテングラート取り付き手前

06:57 ザイテングラート取り付き着。

ザイテングラート取り付き 休憩出来るスペース
図117: ザイテングラート取り付き 休憩出来るスペース
ザイテングラート取り付き 警告看板
図118: ザイテングラート取り付き 警告看板
ザイテングラート取り付きから見上げる
図119: ザイテングラート取り付きから見上げる

ザイテングラート取り付きは平らで広めなスペースになっています。少し休憩して水を飲み、暑くなったので上着を脱いでバッグに入れました。

07:02 ザイテングラート取り付き発。ザイテングラートを登っていきます。

ザイテングラート
図120: ザイテングラート
ザイテングラート
図121: ザイテングラート
ザイテングラート
図122: ザイテングラート
ザイテングラート
図123: ザイテングラート
ザイテングラート
図124: ザイテングラート
ザイテングラート簡易的な階段?
図125: ザイテングラート簡易的な階段?
ザイテングラート
図126: ザイテングラート
ザイテングラート
図127: ザイテングラート
ザイテングラート
図128: ザイテングラート
ザイテングラート鎖場
図129: ザイテングラート鎖場
ザイテングラート鎖場を重い荷物を背負って登る人
図130: ザイテングラート鎖場を重い荷物を背負って登る人
ザイテングラートのはしご
図131: ザイテングラートのはしご
ザイテングラートのはしご
図132: ザイテングラートのはしご

鎖も短いハシゴもそれほど怖いところではありません。しかしこのザイテングラートではそういう場所で何人もの人が滑落して亡くなっているそうなので十分注意しましょう。一見簡単に見えても落ちると致命傷になりやすいようです。

ザイテングラート
図133: ザイテングラート
ザイテングラート
図134: ザイテングラート
ザイテングラート
図135: ザイテングラート
ザイテングラート
図136: ザイテングラート
ザイテングラート
図137: ザイテングラート
ザイテングラート
図138: ザイテングラート
ザイテングラート
図139: ザイテングラート
ザイテングラート穂高小屋20分
図140: ザイテングラート穂高小屋20分
ザイテングラート
図141: ザイテングラート
ザイテングラート
図142: ザイテングラート
ザイテングラート
図143: ザイテングラート
ザイテングラート
図144: ザイテングラート
ザイテングラート
図145: ザイテングラート
ザイテングラート カメラマン
図146: ザイテングラート カメラマン
ザイテングラート カメラマン
図147: ザイテングラート カメラマン
穂高岳山荘が見えてきた
図148: 穂高岳山荘が見えてきた
穂高岳山荘まであと少し
図149: 穂高岳山荘まであと少し
穂高岳山荘前分岐
図150: 穂高岳山荘前分岐
穂高岳山荘着
図151: 穂高岳山荘着

07:50 穂高岳山荘着。涸沢から1時間40分でした。

穂高岳山荘(白出のコル)から奥穂高岳へ登る

さて、ここから奥穂高岳(3190m)へはコースタイムで50分。200mくらいの登りとなります。

穂高岳山荘から奥穂高岳へのルート全体
図152: 穂高岳山荘から奥穂高岳へのルート全体

このコースで最もインパクトがあるのが穂高岳山荘のすぐ目の前の絶壁。ハシゴもあるかなり急な岩登りです。とはいえそれほど長くはありませんし、手足をかけるところは十分にあるので落ち着いて登りましょう。

穂高岳山荘から奥穂高岳への眺め
図153: 穂高岳山荘から奥穂高岳への眺め
穂高岳山荘直後のルート
図154: 穂高岳山荘直後のルート

07:56穂高岳山荘発。

奥穂高岳への道の入口
図155: 奥穂高岳への道の入口
岩の壁を登る
図156: 岩の壁を登る
岩の壁を登る
図157: 岩の壁を登る
上に鎖とハシゴが見える
図158: 上に鎖とハシゴが見える
ハシゴから下を見る
図159: ハシゴから下を見る

ハシゴを登っているとハシゴが後ろに倒れるような想像をしてしまうのは私だけでしょうか。上がしっかり固定されているので大丈夫だとは思いますが……。

人が居る場合は声を掛け合って一人ずつ上り下りします。

狭い岩の道
図160: 狭い岩の道
岩の坂道を登る
図161: 岩の坂道を登る
ペンキのマークに沿って進む
図162: ペンキのマークに沿って進む
少し急な登りだが入口ほどではない
図163: 少し急な登りだが入口ほどではない

最初を登りきってしまえば後は普通に歩ける道が続きます。

以降急勾配だが普通に歩ける道が続く
図164: 以降急勾配だが普通に歩ける道が続く

砂の上の浮き石に乗るとそのまま岩ごとずり落ちたりするので注意。

穂高岳山荘~奥穂高岳
図165: 穂高岳山荘~奥穂高岳
穂高岳山荘~奥穂高岳
図166: 穂高岳山荘~奥穂高岳
穂高岳山荘~奥穂高岳
図167: 穂高岳山荘~奥穂高岳
穂高岳山荘~奥穂高岳
図168: 穂高岳山荘~奥穂高岳

いまいちどれが頂上なのかよく分からない道が続きます。

穂高岳山荘~奥穂高岳
図169: 穂高岳山荘~奥穂高岳
穂高岳山荘~奥穂高岳
図170: 穂高岳山荘~奥穂高岳
穂高岳山荘~奥穂高岳
図171: 穂高岳山荘~奥穂高岳
穂高岳山荘~奥穂高岳
図172: 穂高岳山荘~奥穂高岳
穂高岳山荘~奥穂高岳
図173: 穂高岳山荘~奥穂高岳
穂高岳山荘~奥穂高岳
図174: 穂高岳山荘~奥穂高岳
山頂に立っている人たちが見えてきた
図175: 山頂に立っている人たちが見えてきた
奥穂高岳手前
図176: 奥穂高岳手前
奥穂高岳手前の分岐
図177: 奥穂高岳手前の分岐
奥穂高岳展望台
図178: 奥穂高岳展望台
奥穂高岳3190m
図179: 奥穂高岳3190m

08:31 奥穂高岳頂上着。穂高岳山荘から35分、涸沢から2時間21分でした。

奥穂高岳頂上

奥穂高岳の頂上には二つの人工物によるピークがありました。

一つは丸い展望図がある所。

奥穂高岳展望台
図180: 奥穂高岳展望台
奥穂高岳展望図
図181: 奥穂高岳展望図

もう一つは穂高神社嶺宮がある所。

穂高神社嶺宮
図182: 穂高神社嶺宮

穂高神社嶺宮がある方が若干高いです。

穂高神社嶺宮に登って展望図のあるところから写真を撮ってもらう人が多かったです。

穂高神社嶺宮からの眺め
図183: 穂高神社嶺宮からの眺め
穂高神社嶺宮から展望台を見下ろす
図184: 穂高神社嶺宮から展望台を見下ろす

頂上から見える景色。

奥穂高岳から西穂高岳方面(南西)の景色
図185: 奥穂高岳から西穂高岳方面(南西)の景色
奥穂高岳から岳沢・上高地方面(南)の景色
図186: 奥穂高岳から岳沢・上高地方面(南)の景色
涸沢方面(北東)の景色
図187: 涸沢方面(北東)の景色
前穂高岳方面(南東)の景色
図188: 前穂高岳方面(南東)の景色

前穂高岳側(南東)には少し広い平らなスペースがあるので休憩に適しています。

奥穂高岳で休憩する人々
図189: 奥穂高岳で休憩する人々

山頂付近からだと岩に邪魔されて涸沢カール全体が見えないので少し前穂高岳方面に降りてみました。

前穂高岳方面と岩に邪魔されてよく見えない涸沢カール
図190: 前穂高岳方面と岩に邪魔されてよく見えない涸沢カール
前穂高岳方面に少し降りる
図191: 前穂高岳方面に少し降りる
少し下から涸沢を一望
図192: 少し下から涸沢を一望
涸沢テント場ズーム
図193: 涸沢テント場ズーム

前穂高岳方面へはまだまだ続いていますが引き返します。

前穂高岳方面
図194: 前穂高岳方面
奥穂高岳山頂(前穂高岳方面から)
図195: 奥穂高岳山頂(前穂高岳方面から)

東の方でヒトデのように四方に尾根を伸ばしているのが常念岳、そこから右へ辿ると前々回登った蝶ヶ岳、長塀尾根が見えます。

常念岳~燕岳
図196: 常念岳~燕岳
奥穂高岳
図197: 奥穂高岳

頂上脇で岩に座ってしばらく休憩。絶景を眺めながらおにぎりを食べたり、スマホをポチポチいじったり。涸沢では電波が安定して入らなかったのでここぞとばかりに。こんな所に来て何をやってるんだか。

こんなに良い天気、良い景色だともう降りたくなくなってしまいますが、天気予報は下り坂。台風が来るそうですから本当に降りなかったら死んでしまうことでしょう。

1時間半ほど滞在してからようやく観念して降りることにしました。再び頂上を跨いで山荘側へ。

奥穂高岳の分岐標識
図198: 奥穂高岳の分岐標識
奥穂高岳山頂
図199: 奥穂高岳山頂
白出沢方面(北西)の景色
図200: 白出沢方面(北西)の景色
穂高岳山荘方面(北)の景色
図201: 穂高岳山荘方面(北)の景色

奥穂高岳から穂高岳山荘へ降りる

10:06 奥穂高岳発。

穂高岳山荘へ降りる
図202: 穂高岳山荘へ降りる

左手後方に見えるのが有名な難所、ジャンダルム。奥穂高岳から西穂高岳の間に切ったカマボコみたいな岩稜が立ちはだかっています。まぁ、あちらへ行くことは無いと思いますが……。

ジャンダルム
図203: ジャンダルム

穂高岳山荘への下りは登りとは比較にならないほど楽ちんでした。ハアハア苦しそうに登ってくる人たちを横目にスイスイ。それでいて目の前はこの絶景ですから楽しくて仕方がありません。

穂高岳山荘へ降りる
図204: 穂高岳山荘へ降りる

下りは苦手なのですがこの場所は全く苦しくありませんでした。長時間休んだ後ですし距離もそれほどでもありません。時間に余裕もありますし、重いザックを背負っていないというのも大きいと思います。

穂高岳山荘へ降りる
図205: 穂高岳山荘へ降りる
穂高岳山荘へ降りる
図206: 穂高岳山荘へ降りる
穂高岳山荘へ降りる
図207: 穂高岳山荘へ降りる
穂高岳山荘へ降りる
図208: 穂高岳山荘へ降りる
穂高岳山荘へ降りる
図209: 穂高岳山荘へ降りる
穂高岳山荘が見えてきた
図210: 穂高岳山荘が見えてきた
穂高岳山荘へ降りる
図211: 穂高岳山荘へ降りる
穂高岳山荘へ降りる
図212: 穂高岳山荘へ降りる
穂高岳山荘と奥に続いているのは涸沢岳
図213: 穂高岳山荘と奥に続いているのは涸沢岳
穂高岳山荘へ降りる
図214: 穂高岳山荘へ降りる

この角度。山荘の近くがいかに急なのかが分かります。

穂高岳山荘へ降りる
図215: 穂高岳山荘へ降りる
穂高岳山荘へ降りる
図216: 穂高岳山荘へ降りる
穂高岳山荘へ降りる
図217: 穂高岳山荘へ降りる
穂高岳山荘着
図218: 穂高岳山荘着

10:47 穂高岳山荘着。奥穂高岳から41分でした。コースタイムは40分。うーん、ハシゴのすれ違いで少し時間がかかったとはいえ、やっぱり下りは上りより遅い……。

穂高岳山荘で絶品のみそラーメンを食す

お昼には少し早いですが売店で何か食べることにしました。

穂高岳山荘売店・喫茶メニュー
図219: 穂高岳山荘売店・喫茶メニュー
穂高岳山荘売店・受付
図220: 穂高岳山荘売店・受付
穂高岳山荘受付
図221: 穂高岳山荘受付

みそラーメンがあるというのは珍しいな、ということでそれにしました。注文して番号札を受け取り、しばらく待つと出てきたのがこれ。

みそラーメン(1000円)
図222: みそラーメン(1000円)

ん、これは美味しい! 浮いているのはバターでしょうか? コクがあってとっても美味しいです。

食べ終わって山荘の前でゆったりしていると奥穂高岳とは反対の方向に綺麗な形の山がそびえ立っていることに気がつきました。

穂高岳山荘から見える涸沢岳
図223: 穂高岳山荘から見える涸沢岳

涸沢岳 標高3110m。

道は見えていますし傾斜はほぼ一定、それほど遠くは無さそうです。時間に余裕はありますし、何しろこの天気。登らない手は無いでしょう。

トイレに行ってから出発。

穂高岳山荘の外来トイレ
図224: 穂高岳山荘の外来トイレ

穂高岳山荘から涸沢岳の往復

11:13 穂高岳山荘(白出のコル)発。

白出のコル標識
図225: 白出のコル標識
涸沢岳へ
図226: 涸沢岳へ
涸沢岳へ
図227: 涸沢岳へ
涸沢岳へ
図228: 涸沢岳へ
涸沢岳へ
図229: 涸沢岳へ
涸沢岳へ
図230: 涸沢岳へ
涸沢岳頂上
図231: 涸沢岳頂上

11:29涸沢岳頂上着。穂高岳山荘から16分でした。

涸沢岳3110m標識
図232: 涸沢岳3110m標識

山荘側から見て裏のカール側はスパッと切れ落ちています。

涸沢岳頂上
図233: 涸沢岳頂上
涸沢岳頂上
図234: 涸沢岳頂上
涸沢岳頂上でくつろぐ人々
図235: 涸沢岳頂上でくつろぐ人々

頂上付近は少し狭い、というか傾斜した細長いスペースです。

細長い涸沢岳山頂
図236: 細長い涸沢岳山頂

眺めはなかなかです。奥穂高岳と標高差は80mしかありません。

涸沢岳頂上から見た奥穂高岳
図237: 涸沢岳頂上から見た奥穂高岳

ここからも東に常念岳を見ることが出来ます。

涸沢岳頂上から見る常念岳~蝶ヶ岳
図238: 涸沢岳頂上から見る常念岳~蝶ヶ岳
涸沢岳から北側の眺め
図239: 涸沢岳から北側の眺め
涸沢岳から穂高岳山荘とカール
図240: 涸沢岳から穂高岳山荘とカール
涸沢岳から見るカールパノラマ
図241: 涸沢岳から見るカールパノラマ

11:50 涸沢岳発。

涸沢岳から来た道を降りる
図242: 涸沢岳から来た道を降りる
涸沢岳から下山中
図243: 涸沢岳から下山中
涸沢岳から下山中
図244: 涸沢岳から下山中
穂高岳山荘のヘリポート
図245: 穂高岳山荘のヘリポート

12:08 穂高岳山荘着。

穂高岳山荘着
図246: 穂高岳山荘着

穂高岳山荘から涸沢へ降りる

しばらく穂高岳山荘前で景色を眺めていましたが、ゆっくり涸沢へ降りることにしました。

12:53 穂高岳山荘発。

白出のコルから見下ろす
図247: 白出のコルから見下ろす
穂高岳山荘→涸沢
図248: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図249: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図250: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図251: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図252: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図253: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図254: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図255: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図256: 穂高岳山荘→涸沢
ザイテングラートでのすれ違い
図257: ザイテングラートでのすれ違い
ザイテングラート鎖
図258: ザイテングラート鎖
穂高岳山荘→涸沢
図259: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図260: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図261: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図262: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図263: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図264: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図265: 穂高岳山荘→涸沢

13:45 ザイテングラート取り付き通過。穂高岳山荘から52分(コースタイム30分)。

ザイテングラート取り付き
図266: ザイテングラート取り付き
ザイテングラート取り付きから降りるまっすぐな道
図267: ザイテングラート取り付きから降りるまっすぐな道
穂高岳山荘→涸沢
図268: 穂高岳山荘→涸沢

下っているとバリバリとヘリコプターの音が谷に響き渡りました。屏風岩の方から飛んできて涸沢ヒュッテに荷物を下ろし、上高地の方へ飛んでいきました。この日と翌日、ヘリは何度も往復を繰り返していました。

涸沢ヒュッテの上のヘリコプター
図269: 涸沢ヒュッテの上のヘリコプター
飛んでいくヘリコプター
図270: 飛んでいくヘリコプター
飛んでいくヘリコプター
図271: 飛んでいくヘリコプター
飛んでいくヘリコプター
図272: 飛んでいくヘリコプター
穂高岳山荘→涸沢
図273: 穂高岳山荘→涸沢

なんてこともない道ですが、中くらいの岩がゴロゴロしていて浮き石も多く歩きづらいです。疲れた体だとバランスを崩しやすいです。少し転んだだけでも大けがに繋がりかねない場所なので注意が必要です。

穂高岳山荘→涸沢
図274: 穂高岳山荘→涸沢
穂高岳山荘→涸沢
図275: 穂高岳山荘→涸沢
パノラマコース分岐前
図276: パノラマコース分岐前

パノラマコースの分岐。

パノラマコース分岐
図277: パノラマコース分岐

右に曲がってパノラマコースでテント場まで降りることにします。

ザイテングラートからパノラマコースで下山
図278: ザイテングラートからパノラマコースで下山
カールの中をまっすぐ降りるパノラマコース
図279: カールの中をまっすぐ降りるパノラマコース
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図280: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図281: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図282: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図283: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図284: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図285: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図286: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図287: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図288: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図289: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図290: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図291: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図292: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図293: ザイテングラートからパノラマコースで下山
ザイテングラートからパノラマコースで下山
図294: ザイテングラートからパノラマコースで下山
涸沢テント場着
図295: 涸沢テント場着

14:33 テント場着。ザイテングラート取り付きから48分(コースタイム1時間)、穂高岳山荘から1時間40分(コースタイム1時間30分)でした。

涸沢で過ごす

涸沢ヒュッテに行ってヘルメットを返却。

テント場を涸沢ヒュッテへ向かう
図296: テント場を涸沢ヒュッテへ向かう
コンパネが残っている
図297: コンパネが残っている
涸沢ヒュッテへ
図298: 涸沢ヒュッテへ
涸沢ヒュッテ
図299: 涸沢ヒュッテ
14時38分の気温12度
図300: 14時38分の気温12度

パノラマ売店でパックおでん(600円)。昨日の午後から名物手作りおでんは完売したそうで、既製品のパックおでんを温めて販売していました。一緒におにぎりの残りも消化。

パックおでん(600円)
図301: パックおでん(600円)
ローソンご当地もんにぎり名古屋編台湾ラーメン風
図302: ローソンご当地もんにぎり名古屋編台湾ラーメン風
本谷方面を見下ろす
図303: 本谷方面を見下ろす
涸沢ヒュッテパノラマ売店
図304: 涸沢ヒュッテパノラマ売店
テント場
図305: テント場

涸沢小屋の方にもヘリコプターが。左の方に持ってきた荷物を下ろし、右の方で別の荷物を引き上げて飛んでいきました。器用なものです。

涸沢小屋へ荷物を下ろすヘリコプター
図306: 涸沢小屋へ荷物を下ろすヘリコプター
涸沢小屋から荷物を引き上げるヘリコプター
図307: 涸沢小屋から荷物を引き上げるヘリコプター

しばらくすると涸沢ヒュッテの方にも再びヘリコプターが。トイレの上のあたりに荷物を下ろしていました。風が凄そうですね。近くで見たかった。

涸沢ヒュッテに荷物を下ろすヘリコプター
図308: 涸沢ヒュッテに荷物を下ろすヘリコプター

売店で耳に入った店員さんの話によると、生ビールは土曜日頃から売り切れだったのがさっきヘリで届いたとのこと。明日にはまた販売出来るとか。明日って何時から? 5時? じゃあダメだwなんて話をお客さんとしていました。手作りおでんの具も届いたのでしょうか?

蒸しパンケーキ
図309: 蒸しパンケーキ
16時38分の気温9度
図310: 16時38分の気温9度
涸沢ヒュッテから涸沢小屋方面の紅葉
図311: 涸沢ヒュッテから涸沢小屋方面の紅葉

夕食はボンゴレビアンコ・ツナ・スパゲティ。うーん、味が大ざっぱすぎる……。

スパゲティ材料
図312: スパゲティ材料
ボンゴレビアンコツナスパゲティ
図313: ボンゴレビアンコツナスパゲティ
ほうじ茶
図314: ほうじ茶
サラミ
図315: サラミ
テント内
図316: テント内
ヒュッテから見える夜景
図317: ヒュッテから見える夜景
夜の涸沢ヒュッテ
図318: 夜の涸沢ヒュッテ
夜のテント場
図319: 夜のテント場
夜のテント場
図320: 夜のテント場
煌々と輝く月
図321: 煌々と輝く月

明日の天気は下り坂の予報。出来るだけ早く降りたいので20時前には寝ました。

夜0時過ぎくらいに目が覚めました。外を見ると曇り空。再び寝ているとパラパラとテントに軽く何かが当たる音がします。どうやら弱い雨が降っているよう。しばらくすると止みましたが時々降っているようです。

その後朝にかけて暑くて何度か起きました。昨日に比べて気温が大分高い気がします。

10/11(金) 4:00起床。テントはほとんど結露も無く雨でも濡れていませんでした。

ヒュッテトイレ前の温度計で気温は9度。昨夜の気温が7度くらいだったので朝の方が高くなってしまっています。台風の影響でしょうか?

朝のパノラマ売店
図322: 朝のパノラマ売店

まだ真っ暗ですが雨に降られる前にさっさとテントを片付けることにしました。これだけ暗い中でのテント撤収ははじめて。ヘッドライトで照らしながらの作業。落とし物、忘れ物をしないように細心の注意を払いました(前回はなんとグランドシートを忘れたのです。明るかったのに)。片付け中少しだけ雨がパラつきましたがすぐに止んでくれました。

05:17 テント撤収完了。

テント撤収完了
図323: テント撤収完了
テント設営許可証返却
図324: テント設営許可証返却

相談所の掲示板に張り出された天気予報によると今日午前中は「曇り時々霧または雨」、午後は「霧のち雨」とのこと。雨が降る前に下山したいところ。明日は台風で荒れそうです。

掲示板の天気予報
図325: 掲示板の天気予報

5:30 パノラマ売店のベンチで残りのロールパンをつまんで朝食としました。昨日は結構食べたのでそれほどお腹はすいていません。

レーズンバターロール
図326: レーズンバターロール

パンをつまんでいるとまたパラパラと雨が降ってきました。先ほどより少し強いような。しばらくするとまた止みました。

朝のテント場
図327: 朝のテント場
朝の涸沢ヒュッテの紅葉
図328: 朝の涸沢ヒュッテの紅葉

涸沢から上高地へ降りる

5:40~5:50頃、周囲が明るくなったので出発することに。水を補充してトイレに行ってさあ行くぞ、と思ったら雨が降ってきました。またすぐ止むだろうと思って構わず出発。

涸沢ヒュッテ入口
図329: 涸沢ヒュッテ入口

05:52 涸沢ヒュッテ発。

涸沢ヒュッテ入口
図330: 涸沢ヒュッテ入口
涸沢ヒュッテ入口
図331: 涸沢ヒュッテ入口
パノラマコース分岐
図332: パノラマコース分岐
涸沢→本谷橋
図333: 涸沢→本谷橋

しかし雨は一向に止む気配がありません。先行く人々は立ち止まって次々とレインウェアを装着し始めました。

涸沢→本谷橋
図334: 涸沢→本谷橋

私も諦めて涸沢分岐あたりでレインウェア(上下)とザックカバーを装着。

涸沢→本谷橋
図335: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図336: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図337: 涸沢→本谷橋

そうして降りていくとしばらくは降り続けた雨も次第に弱くなってまた降ったり止んだりに。

涸沢→本谷橋
図338: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図339: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図340: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図341: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図342: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図343: 涸沢→本谷橋

この辺りになるとだいたい止んでいたと思います。

涸沢→本谷橋
図344: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図345: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図346: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図347: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図348: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図349: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図350: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図351: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図352: 涸沢→本谷橋
涸沢→本谷橋
図353: 涸沢→本谷橋

06:58 本谷橋着。

本谷橋
図354: 本谷橋

水を飲んで休憩。 レインウェアを着ながら急いで降りてきたので少し疲れました。 レインウェアの上はもう脱いでザックに巻き付けて乾かすようにしました。

07:05 本谷橋発。以降雨に降られることはありませんでした。

本谷橋
図355: 本谷橋
本谷橋
図356: 本谷橋
本谷橋→横尾
図357: 本谷橋→横尾
本谷橋→横尾
図358: 本谷橋→横尾
本谷橋→横尾
図359: 本谷橋→横尾
本谷橋→横尾
図360: 本谷橋→横尾
本谷橋→横尾
図361: 本谷橋→横尾
岩小屋跡
図362: 岩小屋跡
本谷橋→横尾
図363: 本谷橋→横尾
本谷橋→横尾
図364: 本谷橋→横尾
本谷橋→横尾
図365: 本谷橋→横尾
横尾大橋
図366: 横尾大橋
横尾大橋から川を見下ろす
図367: 横尾大橋から川を見下ろす
横尾大橋から下流
図368: 横尾大橋から下流
横尾大橋からテント場を見下ろす
図369: 横尾大橋からテント場を見下ろす
横尾着
図370: 横尾着

07:50 横尾着。

07:53 横尾発。

横尾発
図371: 横尾発

08:40 徳沢園着。ふひー、これはコーヒーソフトを食べるしか無いでしょうー。

徳沢着
図372: 徳沢着
徳沢園みちくさ食堂
図373: 徳沢園みちくさ食堂
コーヒーソフト(500円)
図374: コーヒーソフト(500円)
コーヒーソフトを食べる
図375: コーヒーソフトを食べる
徳沢の紅葉
図376: 徳沢の紅葉

08:50 徳沢園発。

徳沢発
図377: 徳沢発

今日もバリバリ音を立ててヘリコプターは何度も飛んでいきました。

飛んでいくヘリコプター
図378: 飛んでいくヘリコプター
徳沢→明神
図379: 徳沢→明神

09:28 明神館通過。

明神館
図380: 明神館
明神館そばの池
図381: 明神館そばの池

登山道に車が走ってるなと思ったらプロパンガスを満載していました。運搬用の道が川の反対側にあるはずなのですが、こんなところを走るんですね……。

プロパンガス運搬車
図382: プロパンガス運搬車

09:57 小梨平キャンプ場入り口。今回も梓川沿いを歩きます。

小梨平キャンプ場入口
図383: 小梨平キャンプ場入口
小梨平キャンプ場から穂高
図384: 小梨平キャンプ場から穂高
梓川沿い
図385: 梓川沿い
小梨平キャンプ場から穂高
図386: 小梨平キャンプ場から穂高
河童橋手前
図387: 河童橋手前

10:07 河童橋通過。

河童橋
図388: 河童橋
河童橋→バスターミナル
図389: 河童橋→バスターミナル
上高地バスターミナル
図390: 上高地バスターミナル
上高地バスターミナル
図391: 上高地バスターミナル

10:13 上高地バスターミナルに到着しました。涸沢ヒュッテから4時間21分(休憩時間込み。コースタイム5時間5分)。頑張った!

上高地から帰宅

直近のバスは見送って次のバス(11:30発)の整理券をもらいました。

松本までの乗車券と整理券
図392: 松本までの乗車券と整理券

少し早いですが上高地食堂でお昼ご飯。

上高地食堂入口
図393: 上高地食堂入口
そば・うな丼セット(1600円)
図394: そば・うな丼セット(1600円)
上高地バスターミナル
図395: 上高地バスターミナル
上高地バスターミナル バス入線
図396: 上高地バスターミナル バス入線

11:30 上高地バスターミナル発。

新島々駅
図397: 新島々駅

12:32 新島々駅着。

12:49 新島々駅発。

13:17 松本駅着。

高速バスは満席だったので中央線各駅停車でのんびり帰宅しました。 まさか翌日の台風で四方津~梁川間、高尾駅~相模湖が走れなくなるとはその時は思いもよりませんでした。 しばらく中央本線のこの区間は運休だそうですが高速バスは混み合いそうですね。……って中央道もダメなの!?

全行程

10/09(水)
上高地バスターミナル(07:18)…(07:23)河童橋(07:23)…(07:57)明神館(07:57)…(08:34)徳沢園(08:34)…(08:44)新村橋(08:44)…(09:16)横尾(09:29)…(09:46)岩小屋跡(09:46)…(10:17)本谷橋(10:24)…(11:08)Sガレ(11:08)…(11:44)涸沢テント場
10/10(木)
涸沢テント場(06:10)…(06:13)涸沢小屋(06:13)…(06:57)ザイテングラート取り付き(07:02)…(07:50)穂高岳山荘(07:56)…(08:31)奥穂高岳(10:06)…(10:47)穂高岳山荘(11:13)…(11:29)涸沢岳(11:50)…(12:08)穂高岳山荘(12:53)…(13:45)ザイテングラート取り付き(13:45)…(14:03)パノラマコース分岐(14:04)…(14:33)涸沢テント場
10/10(金)
涸沢ヒュッテ(05:52)…(06:58)本谷橋(07:05)…(07:50)横尾(07:53)…(08:40)徳沢園(08:50)…(09:28)明神館(09:28)…(10:07)河童橋(10:07)…(10:13)上高地バスターミナル

感想

今年の目標は白馬岳と奥穂高岳に登ることでした。白馬岳は早々に諦めていましたが、奥穂高岳は涸沢の紅葉を見に行くついでにチャレンジ出来ればと思っていました。今回無事目標が達成出来て嬉しいです。

涸沢から奥穂高岳への登山道は思っていたよりも怖いところは少なかったと思います。さすがに沢山の人が登るルートだけのことはあります。とはいえまわりは岩だらけですからひとたび転びでもすればどこであっても大けがや死亡事故につながります。最後まで気を抜かないようにしましょう。

天気も晴れているだけでなくちょうど良い気温で非常に登りやすい条件が整っていました。もし雨が降って岩が濡れていると格段に怖さは増すのではないでしょうか。

奥穂高岳から見える景色は最高でした。もうずっと降りたくないと思うほどでした。

また、岩場を歩くのもとても楽しかったです。私にとって難しすぎずちょうど良い難易度だったのだと思います。2泊3日で楽しむだけの時間のゆとりがあったのも良かったと思います。アタックザックのおかげでテント泊の重い荷物から解放されたのも一因かもしれません。先日買い換えた登山靴もバッチリです。爪も内出血しておらず、かかともなんともありません。執拗に小さめな靴を薦める店員は猛省すべきです。

山頂から見えた北アルプスの山々はまだ行ったことが無いところばかりです。とはいえあまりピークハントをしたい、見える山を全て踏破したい、などと思う方では無いので、次この辺りでどこに行くかは現時点ではよく分かりません。ちょうど良いレベルで綺麗なところがあれば良いのですが。

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“涸沢にテントを置いて奥穂高岳へ(2019年紅葉シーズン)” への5件の返信

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