2019年10月08日~11日、涸沢から奥穂高岳に登ってきました。
昨年秋に行った初めての涸沢。綺麗な紅葉を見ながらテント場でゆっくり過ごしているとテントを置いて奥穂高岳に登る人たちを多数見かけました。
奥穂高岳。標高3190m。日本で3番目に高い山。それがこんな目と鼻の先にそびえ立っているわけです。まるで目の前にニンジンをぶら下げられた馬のような気分になりました。聞くところによると涸沢から登るのはそれほど難易度は高くないのだとか。さすがにいきなり登りはしませんでしたが、また来たときにはチャレンジしてみようと思っていたのでした。
そして今年。山行の回数をあまり取れませんでしたが、唐松岳~五竜岳、蝶ヶ岳、燕岳と登ってきて少しは山に慣れてきた頃合いでしょうか。季節ももう秋。北アルプスでの活動の仕上げとして、今年も涸沢へ、そして行けそうなら奥穂高岳まで足を伸ばしてみることにしました。
信州山のグレーディングによると奥穂高岳(上高地、涸沢)は7C。1~2泊以上が適当、ハシゴ鎖場あり。これまで登ったのが最高で5Cですから、それを上回る山行となりますがはたしてどうなることやら。
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上高地から涸沢までの詳細は去年の記事を参考にしてください。ルートの様子はほぼ変わっていません。
立川から上高地までに行き方については2018年の記事ですが次を。細かい時刻は変わっていると思いますが考え方は概ね変わっていないと思います(スーパーあずさがあずさに統一されたりムーンライト信州が無くなったりはしています)。
天候判断
天気予報では先週から水曜日~木曜日にずっと晴れマークが付いていました。
台風19号が南の海上で発生。徐々に日本に近づいてきていましたが水曜日の晴れは動かず。週末には日本列島を通過するようでしたが、その前に駆け込みで行くことにしました。
カプセルホテル(Hotel M Matsumoto)で松本前泊
さて、交通手段ですが、夜行バスであるさわやか信州号、毎日あるぺん号ともに満席。全く予約出来る隙はありませんでした。ということで松本で前泊することにしました。
10/8(火)の午後。いつもの高速バス 新宿~松本線で中央道日野から松本駅へ(3000円)。
今日の宿は松本バスターミナルから歩いてすぐのHotel M Matsumoto(ホテル・エム・マツモト)。
楽天トラベルで500円クーポンが使えて一泊2480円でした。
カプセル内は遮光性のブラインドを下ろしてしまえばほぼ個室。狭苦しいですが2人用のテントよりは広いです。多くの山小屋よりはプライベートは保たれています。
欠点としては:
- うるさい
- 声を出している人などはいませんでしたが、それでも山小屋のように午後9時以降は消灯、静かにするなどというルールはありません。夜遅くに到着する人もいるので、歩く音や上段のカプセルに登り降りする音が頻繁に聞こえてきます。
- 暑い
- カプセルの中は暑くて寝苦しかったです。ファンのON/OFFスイッチがあるのですが、ONにしても少しうるさくなるだけで全く涼しくはなりませんでした。
夕食は松本駅の駅ビルに入っていた松本からあげセンターで山賊焼定食。
食べたらホテルに帰ってフリースペースで無料のお茶を飲んでボンヤリしてから寝ました。
松本から上高地へ
10/09(水) 朝4:00起床。カプセルでボヤボヤしていても仕方ないので早々に出発。
ホテルのすぐ前にあるローソンで食料を購入。
- おにぎり6個
- おにぎり弁当(からあげやウィンナーなどのセット)
- レーズンバターロール4個入り(食器を拭くため)
- アクエリアス1L
- 菓子パン1個
そして松本バスターミナルへ。
上高地までの往復乗車券を購入(4650円)。松本~上高地線の切符は当日のみの販売なので前日には買えません。自動券売機では4:10から、窓口では4:40から販売しています。まだ窓口が開く前だったので券売機で購入しました。
04:29バス乗り場着。すでに4人ほど並んでいました。
その後も列は伸びてこの日は結局50人くらい。ぎりぎり1台のバスに乗る人数だったようです。休日などは3台にもなるのだとか。
5:30松本バスターミナル発。
1時間半ほどバスにゆられて7:08に上高地バスターミナル着。
さ、寒い! ライトシェルパーカを羽織ってトイレ(100円)に行ってから出発しました。
上高地から涸沢へ登る
07:18 上高地バスターミナル発。
07:23 河童橋を通過。
07:57 明神館を通過。
08:34 徳沢園を通過。
09:16 横尾着。小腹が空いたのでおにぎりを一つ。
09:29 横尾発。
10:17 本谷橋着。
10:24 本谷橋発。
本谷橋~涸沢の紅葉は相変わらず綺麗でした。
涸沢分岐では右、直接テント場へ。
11:44 テント場受付前着。上高地BTから4時間26分でした。昨年は4時間48分でしたからそれよりも早く着きました。そのせいかなんだか昨年よりも疲れたような気もしますが……。昨年は台風の影響か人通りが少なかったですが、今回は多くの人が登山道を歩いていました。それでも渋滞するほどでは無く。テント泊装備の人が多数同じ方向に歩いていて、まるでテント場の場所取りレースをしているような気分でした。
涸沢で過ごす
早速テントを設営。ここ涸沢では受付前にテントを張ることが出来ます。前回とほぼ同じ位置、道から2段下のところが空いていました。整地されておりコンパネは不要です。
設営したら昼食。まずは涸沢ヒュッテのカレーライス(1000円)。ちょっと少ないですが細切れの牛肉が入っていてなかなか美味しいです。
続いて涸沢小屋へ行ってもつ煮(800円)。
昼食後はボンヤリ風景を眺め、明日に備えてあまりウロウロせずにゆっくり過ごしました。
14時過ぎにテントの受付。2泊で2000円。なぜか今回は領収書はもらえませんでした。他の人もそう言っていたので謎です。
この時期の涸沢は15時くらいには太陽が隠れてしまいます。
寒くなったので涸沢ヒュッテでラーメン(1000円)。名物の手作りおでんはちょうど売り切れとなったようです。
それにしても、こうしてあっという間に食事で2800円も飛んでいってしまうのですから本当に恐ろしい場所です。
夕食はローソンで買ったおにぎりをいくつか頬張って済ませました。
そして19時前くらいから星が出てきます。
しかしこの日は月が明るく空もなかなか暗くなりません。天頂付近に夏の大三角形が見えていましたが天の川は私の目では見えませんでした。それで諦めて20~21時くらいには寝たと思います。
1時半頃に目が覚めたので空を見たところ夏の星座はすっかり鳴りを潜め、南の空にはオリオン座が出ていました。
北の空、カシオペア座のあたりには薄らと天の川が見えるような。
明日登る穂高岳方面。
30分ほど撮影した後再び寝袋の中へ。
10/10(木) 朝5:00起床。寒いのでそのままテントの中で朝食。目が覚めてきたらテントの外でなめこの味噌汁を作ったり。
涸沢ヒュッテのトイレへ。
ふと見上げるとモルゲンロートが始まっていました。
下の写真は見た目より少し赤く写っているような?
涸沢から奥穂高岳の往復
さて、今日は奥穂高岳へ登ります。
涸沢より上はヘルメットの着用が推奨されているようなので涸沢ヒュッテで昨日の内にレンタルしておきました(1000円)。朝5時からレンタルしていると言っていたので当日でも良かったのですが朝バタバタしたくなかったので。涸沢小屋でも貸し出しているそうですが、パノラマコースで降りたかったので涸沢ヒュッテで借りました。
そして今回はアタックザック(サブザック)を用意しました。
丈夫な素材ですが185gと軽量。細身で体に良くフィットしてそれでいて肩に食い込むこともなく大きなザックを背負うよりかなり楽です。12Lなのでそれほど多くの物は入りませんが、レインウェアと水、それと残りのおにぎりも詰め込みました。
涸沢小屋、ザイテングラートを経由して穂高岳山荘(白出のコル)へ登る
奥穂高岳へのルートですが、まずは穂高岳山荘を目指します。穂高岳山荘は白出(しらだし)のコルという稜線上の凹んだところにあり、標高は2996m。涸沢のテント場が2300mほどなので700mほど登ることになります(東京タワー二つ分以上!)。これをコースタイムは2時間30分で登ります。
穂高岳山荘の下には緑色の盛り上がった部分が縦に伸びています。これが有名なザイテングラート。このザイテングラートに下からたどり着く地点がザイテングラート取り付き。ザイテングラート取り付きまでのコースタイムが1時間40分。ザイテングラート取り付きから穂高岳山荘までが50分です。ザイテングラート取り付きまでは涸沢小屋を経由するルートとカールを登っていくパノラマコースがあるのですが、登りは涸沢小屋を経由して行くことにしました。
06:10 涸沢テント場発。
この辺りで左下のカールの中から登ってくる人はパノラマコースを歩いてきた人です。ザイテングラートへまっすぐ斜めに切られた道の手前で合流します。
06:57 ザイテングラート取り付き着。
ザイテングラート取り付きは平らで広めなスペースになっています。少し休憩して水を飲み、暑くなったので上着を脱いでバッグに入れました。
07:02 ザイテングラート取り付き発。ザイテングラートを登っていきます。
鎖も短いハシゴもそれほど怖いところではありません。しかしこのザイテングラートではそういう場所で何人もの人が滑落して亡くなっているそうなので十分注意しましょう。一見簡単に見えても落ちると致命傷になりやすいようです。
07:50 穂高岳山荘着。涸沢から1時間40分でした。
穂高岳山荘(白出のコル)から奥穂高岳へ登る
さて、ここから奥穂高岳(3190m)へはコースタイムで50分。200mくらいの登りとなります。
このコースで最もインパクトがあるのが穂高岳山荘のすぐ目の前の絶壁。ハシゴもあるかなり急な岩登りです。とはいえそれほど長くはありませんし、手足をかけるところは十分にあるので落ち着いて登りましょう。
07:56穂高岳山荘発。
ハシゴを登っているとハシゴが後ろに倒れるような想像をしてしまうのは私だけでしょうか。上がしっかり固定されているので大丈夫だとは思いますが……。
人が居る場合は声を掛け合って一人ずつ上り下りします。
最初を登りきってしまえば後は普通に歩ける道が続きます。
砂の上の浮き石に乗るとそのまま岩ごとずり落ちたりするので注意。
いまいちどれが頂上なのかよく分からない道が続きます。
08:31 奥穂高岳頂上着。穂高岳山荘から35分、涸沢から2時間21分でした。
奥穂高岳頂上
奥穂高岳の頂上には二つの人工物によるピークがありました。
一つは丸い展望図がある所。
もう一つは穂高神社嶺宮がある所。
穂高神社嶺宮がある方が若干高いです。
穂高神社嶺宮に登って展望図のあるところから写真を撮ってもらう人が多かったです。
頂上から見える景色。
前穂高岳側(南東)には少し広い平らなスペースがあるので休憩に適しています。
山頂付近からだと岩に邪魔されて涸沢カール全体が見えないので少し前穂高岳方面に降りてみました。
前穂高岳方面へはまだまだ続いていますが引き返します。
東の方でヒトデのように四方に尾根を伸ばしているのが常念岳、そこから右へ辿ると前々回登った蝶ヶ岳、長塀尾根が見えます。
頂上脇で岩に座ってしばらく休憩。絶景を眺めながらおにぎりを食べたり、スマホをポチポチいじったり。涸沢では電波が安定して入らなかったのでここぞとばかりに。こんな所に来て何をやってるんだか。
こんなに良い天気、良い景色だともう降りたくなくなってしまいますが、天気予報は下り坂。台風が来るそうですから本当に降りなかったら死んでしまうことでしょう。
1時間半ほど滞在してからようやく観念して降りることにしました。再び頂上を跨いで山荘側へ。
奥穂高岳から穂高岳山荘へ降りる
10:06 奥穂高岳発。
左手後方に見えるのが有名な難所、ジャンダルム。奥穂高岳から西穂高岳の間に切ったカマボコみたいな岩稜が立ちはだかっています。まぁ、あちらへ行くことは無いと思いますが……。
穂高岳山荘への下りは登りとは比較にならないほど楽ちんでした。ハアハア苦しそうに登ってくる人たちを横目にスイスイ。それでいて目の前はこの絶景ですから楽しくて仕方がありません。
下りは苦手なのですがこの場所は全く苦しくありませんでした。長時間休んだ後ですし距離もそれほどでもありません。時間に余裕もありますし、重いザックを背負っていないというのも大きいと思います。
この角度。山荘の近くがいかに急なのかが分かります。
10:47 穂高岳山荘着。奥穂高岳から41分でした。コースタイムは40分。うーん、ハシゴのすれ違いで少し時間がかかったとはいえ、やっぱり下りは上りより遅い……。
穂高岳山荘で絶品のみそラーメンを食す
お昼には少し早いですが売店で何か食べることにしました。
みそラーメンがあるというのは珍しいな、ということでそれにしました。注文して番号札を受け取り、しばらく待つと出てきたのがこれ。
ん、これは美味しい! 浮いているのはバターでしょうか? コクがあってとっても美味しいです。
食べ終わって山荘の前でゆったりしていると奥穂高岳とは反対の方向に綺麗な形の山がそびえ立っていることに気がつきました。
涸沢岳 標高3110m。
道は見えていますし傾斜はほぼ一定、それほど遠くは無さそうです。時間に余裕はありますし、何しろこの天気。登らない手は無いでしょう。
トイレに行ってから出発。
穂高岳山荘から涸沢岳の往復
11:13 穂高岳山荘(白出のコル)発。
11:29涸沢岳頂上着。穂高岳山荘から16分でした。
山荘側から見て裏のカール側はスパッと切れ落ちています。
頂上付近は少し狭い、というか傾斜した細長いスペースです。
眺めはなかなかです。奥穂高岳と標高差は80mしかありません。
ここからも東に常念岳を見ることが出来ます。
11:50 涸沢岳発。
12:08 穂高岳山荘着。
穂高岳山荘から涸沢へ降りる
しばらく穂高岳山荘前で景色を眺めていましたが、ゆっくり涸沢へ降りることにしました。
12:53 穂高岳山荘発。
13:45 ザイテングラート取り付き通過。穂高岳山荘から52分(コースタイム30分)。
下っているとバリバリとヘリコプターの音が谷に響き渡りました。屏風岩の方から飛んできて涸沢ヒュッテに荷物を下ろし、上高地の方へ飛んでいきました。この日と翌日、ヘリは何度も往復を繰り返していました。
なんてこともない道ですが、中くらいの岩がゴロゴロしていて浮き石も多く歩きづらいです。疲れた体だとバランスを崩しやすいです。少し転んだだけでも大けがに繋がりかねない場所なので注意が必要です。
パノラマコースの分岐。
右に曲がってパノラマコースでテント場まで降りることにします。
14:33 テント場着。ザイテングラート取り付きから48分(コースタイム1時間)、穂高岳山荘から1時間40分(コースタイム1時間30分)でした。
涸沢で過ごす
涸沢ヒュッテに行ってヘルメットを返却。
パノラマ売店でパックおでん(600円)。昨日の午後から名物手作りおでんは完売したそうで、既製品のパックおでんを温めて販売していました。一緒におにぎりの残りも消化。
涸沢小屋の方にもヘリコプターが。左の方に持ってきた荷物を下ろし、右の方で別の荷物を引き上げて飛んでいきました。器用なものです。
しばらくすると涸沢ヒュッテの方にも再びヘリコプターが。トイレの上のあたりに荷物を下ろしていました。風が凄そうですね。近くで見たかった。
売店で耳に入った店員さんの話によると、生ビールは土曜日頃から売り切れだったのがさっきヘリで届いたとのこと。明日にはまた販売出来るとか。明日って何時から? 5時? じゃあダメだwなんて話をお客さんとしていました。手作りおでんの具も届いたのでしょうか?
夕食はボンゴレビアンコ・ツナ・スパゲティ。うーん、味が大ざっぱすぎる……。
明日の天気は下り坂の予報。出来るだけ早く降りたいので20時前には寝ました。
夜0時過ぎくらいに目が覚めました。外を見ると曇り空。再び寝ているとパラパラとテントに軽く何かが当たる音がします。どうやら弱い雨が降っているよう。しばらくすると止みましたが時々降っているようです。
その後朝にかけて暑くて何度か起きました。昨日に比べて気温が大分高い気がします。
10/11(金) 4:00起床。テントはほとんど結露も無く雨でも濡れていませんでした。
ヒュッテトイレ前の温度計で気温は9度。昨夜の気温が7度くらいだったので朝の方が高くなってしまっています。台風の影響でしょうか?
まだ真っ暗ですが雨に降られる前にさっさとテントを片付けることにしました。これだけ暗い中でのテント撤収ははじめて。ヘッドライトで照らしながらの作業。落とし物、忘れ物をしないように細心の注意を払いました(前回はなんとグランドシートを忘れたのです。明るかったのに)。片付け中少しだけ雨がパラつきましたがすぐに止んでくれました。
05:17 テント撤収完了。
相談所の掲示板に張り出された天気予報によると今日午前中は「曇り時々霧または雨」、午後は「霧のち雨」とのこと。雨が降る前に下山したいところ。明日は台風で荒れそうです。
5:30 パノラマ売店のベンチで残りのロールパンをつまんで朝食としました。昨日は結構食べたのでそれほどお腹はすいていません。
パンをつまんでいるとまたパラパラと雨が降ってきました。先ほどより少し強いような。しばらくするとまた止みました。
涸沢から上高地へ降りる
5:40~5:50頃、周囲が明るくなったので出発することに。水を補充してトイレに行ってさあ行くぞ、と思ったら雨が降ってきました。またすぐ止むだろうと思って構わず出発。
05:52 涸沢ヒュッテ発。
しかし雨は一向に止む気配がありません。先行く人々は立ち止まって次々とレインウェアを装着し始めました。
私も諦めて涸沢分岐あたりでレインウェア(上下)とザックカバーを装着。
そうして降りていくとしばらくは降り続けた雨も次第に弱くなってまた降ったり止んだりに。
この辺りになるとだいたい止んでいたと思います。
06:58 本谷橋着。
水を飲んで休憩。 レインウェアを着ながら急いで降りてきたので少し疲れました。 レインウェアの上はもう脱いでザックに巻き付けて乾かすようにしました。
07:05 本谷橋発。以降雨に降られることはありませんでした。
07:50 横尾着。
07:53 横尾発。
08:40 徳沢園着。ふひー、これはコーヒーソフトを食べるしか無いでしょうー。
08:50 徳沢園発。
今日もバリバリ音を立ててヘリコプターは何度も飛んでいきました。
09:28 明神館通過。
登山道に車が走ってるなと思ったらプロパンガスを満載していました。運搬用の道が川の反対側にあるはずなのですが、こんなところを走るんですね……。
09:57 小梨平キャンプ場入り口。今回も梓川沿いを歩きます。
10:07 河童橋通過。
10:13 上高地バスターミナルに到着しました。涸沢ヒュッテから4時間21分(休憩時間込み。コースタイム5時間5分)。頑張った!
上高地から帰宅
直近のバスは見送って次のバス(11:30発)の整理券をもらいました。
少し早いですが上高地食堂でお昼ご飯。
11:30 上高地バスターミナル発。
12:32 新島々駅着。
12:49 新島々駅発。
13:17 松本駅着。
高速バスは満席だったので中央線各駅停車でのんびり帰宅しました。 まさか翌日の台風で四方津~梁川間、高尾駅~相模湖が走れなくなるとはその時は思いもよりませんでした。 しばらく中央本線のこの区間は運休だそうですが高速バスは混み合いそうですね。……って中央道もダメなの!?
全行程
- 10/09(水)
- 上高地バスターミナル(07:18)…(07:23)河童橋(07:23)…(07:57)明神館(07:57)…(08:34)徳沢園(08:34)…(08:44)新村橋(08:44)…(09:16)横尾(09:29)…(09:46)岩小屋跡(09:46)…(10:17)本谷橋(10:24)…(11:08)Sガレ(11:08)…(11:44)涸沢テント場
- 10/10(木)
- 涸沢テント場(06:10)…(06:13)涸沢小屋(06:13)…(06:57)ザイテングラート取り付き(07:02)…(07:50)穂高岳山荘(07:56)…(08:31)奥穂高岳(10:06)…(10:47)穂高岳山荘(11:13)…(11:29)涸沢岳(11:50)…(12:08)穂高岳山荘(12:53)…(13:45)ザイテングラート取り付き(13:45)…(14:03)パノラマコース分岐(14:04)…(14:33)涸沢テント場
- 10/10(金)
- 涸沢ヒュッテ(05:52)…(06:58)本谷橋(07:05)…(07:50)横尾(07:53)…(08:40)徳沢園(08:50)…(09:28)明神館(09:28)…(10:07)河童橋(10:07)…(10:13)上高地バスターミナル
感想
今年の目標は白馬岳と奥穂高岳に登ることでした。白馬岳は早々に諦めていましたが、奥穂高岳は涸沢の紅葉を見に行くついでにチャレンジ出来ればと思っていました。今回無事目標が達成出来て嬉しいです。
涸沢から奥穂高岳への登山道は思っていたよりも怖いところは少なかったと思います。さすがに沢山の人が登るルートだけのことはあります。とはいえまわりは岩だらけですからひとたび転びでもすればどこであっても大けがや死亡事故につながります。最後まで気を抜かないようにしましょう。
天気も晴れているだけでなくちょうど良い気温で非常に登りやすい条件が整っていました。もし雨が降って岩が濡れていると格段に怖さは増すのではないでしょうか。
奥穂高岳から見える景色は最高でした。もうずっと降りたくないと思うほどでした。
また、岩場を歩くのもとても楽しかったです。私にとって難しすぎずちょうど良い難易度だったのだと思います。2泊3日で楽しむだけの時間のゆとりがあったのも良かったと思います。アタックザックのおかげでテント泊の重い荷物から解放されたのも一因かもしれません。先日買い換えた登山靴もバッチリです。爪も内出血しておらず、かかともなんともありません。執拗に小さめな靴を薦める店員は猛省すべきです。
山頂から見えた北アルプスの山々はまだ行ったことが無いところばかりです。とはいえあまりピークハントをしたい、見える山を全て踏破したい、などと思う方では無いので、次この辺りでどこに行くかは現時点ではよく分かりません。ちょうど良いレベルで綺麗なところがあれば良いのですが。
“涸沢にテントを置いて奥穂高岳へ(2019年紅葉シーズン)” への5件の返信