黒部湖を見下ろす絶景! 夏の針ノ木岳テント泊

2022年8月18日(木)~20日(土)、針ノ木岳へ行ってきました。(夏道・ピストン)

天気の悪い日ばかりが続く8月。とにかく良い天気が続きません。少し晴れてもすぐにまた天気が悪くなってしまいます。あまりに不安定な天気にすっかり山へ行く気も萎んでしまいましたが、1泊2日程度でちゃちゃっと行って帰ってこれる良い場所は無いかと探したところ大分前に立てた針木岳へ行く計画を思い出しました。最初は唐松岳にでも行こうかと思ったのですが数年前に行きましたし、こちらはまだ行ったことがありません。登山口は扇沢なので比較的アクセスの良い山ではあります。さわやか信州号は満席でしたが毎日あるぺん号にまだ空きがありました。毎日あるぺん号だと朝4:15というかなり早い時間に到着するのでゆっくり登ることができそうです。最新の登山記録や小屋の情報をチェックして、大丈夫そうだったので行くことにしました。

針ノ木岳の見所

針ノ木岳は富山県と長野県の境目にある標高2821mの山です。

針ノ木岳 – Wikipedia

針ノ木岳のことを知ったのはいつだったか定かなことは覚えていませんが、おそらく白馬大雪渓について調べていたときだと思います。日本三大雪渓として針ノ木大雪渓が一緒に挙げられていました。夏でも雪が残る雪渓を軽アイゼンをつけて登っていけるのだとか。

そして紹介されていた針ノ木岳山頂からの眺め。黒部湖が眼下に広がっています。これを見たら行きたいと思わずにはいられないでしょう。

もちろん黒部湖だけで無く針木岳山頂からは北アルプスの名だたる山々を見渡すことが出来ます。今回360度全方向を写真に収めたので後ほど詳しく紹介します。

テント場もあります。山頂から約1時間下ったところにある針ノ木峠に針ノ木小屋という山小屋とテント場があります。

また、針ノ木峠から針ノ木岳とは反対方向には蓮華岳という山があり、これも景色が良いようです。

登山口までのアクセス

登山口となる扇沢(おうぎざわ)は立山黒部アルペンルートの長野側の駅として有名。路線バスも通っており公共交通機関でのアクセスがしやすい場所です。

扇沢駅へ至るバスを以下に挙げます。

今回は2日前に毎日あるぺん号の予約が取れました。白馬方面行きの毎日あるぺん号には以前猿倉へ行ったときに乗ったことがあります。まだ真っ暗な時間に曲がりくねった道を上って七倉ダムや扇沢を経由していたのを覚えています。扇沢は上高地など他の北アルプスの登山口と比べて運賃が低い方ですが、今回予約したバスはプレミアムシートで10300円。残り2席でした。

天気

前線の通過後久しぶりに広範囲に晴れ間が広がりますが、またすぐに次の雲がやってきて天気が悪くなるようでした。その間に何とかねじ込めそうです。

8月19日9時の天気図(<a target="_blank" rel="noopener" href="http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quickdaily.html?show=20220819">気象庁より</a>)
図1: 8月19日9時の天気図(気象庁より)

今回の山行ルート

1日目: 扇沢を出発して針ノ木峠まで登りテントを設営、その後針ノ木岳へ登ってテント場へ戻りました。雪渓を登る箇所は既に無く、雪の上を歩くのは対岸へ渡るごく短い区間だけでした。

2日目: 蓮華岳へ行くつもりでしたが、天気があまり良くなく体力も無かったのでそのまま扇沢へ下山しました。

注意: 針ノ木岳の登山道は日々変化しています。必ず現地の最新情報を収集してからお出かけください。

針ノ木(@harinokigoya)さん / Twitter

旅の様子

新宿都庁で毎日あるぺん号に乗る

2022年8月18日(木) 21:57 自宅で夕食を取り寝る準備を整えてから出発。電車に乗って新宿駅西口にやってきました。

今回乗るバスは都庁の下にある大型バス駐車場から発車します。なのでまずは都庁に向かいます。

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地下にある西口を出てロータリーの左側に沿って歩いて、後は真っ直ぐ地下通路を進みます。

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途中地下通路内にあるファミリーマートで食料・飲料を購入しました。朝食、昼食、朝食の3食分あれば十分でしょう。

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22:14 都庁大型バス駐車場着。すでに受付は始まっていました。早く来すぎると誰も居なくてここで良いんだろうか……と戸惑うことになるので注意しましょう。

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名前を告げると5番に到着するバスに乗るよう指示されました。前回は荷物に付けるタグを受け取りましたが今回はありませんでした。

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駐車場の後ろで待っていると次第に人が増えていきます。

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22:55 バスが到着しました。行き先を告げて荷物を預けて乗車。座席表に書いてある場所に座りました。

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今回乗るバスは毎日あるぺん号「S150A02 2022毎日あるぺん号 北ア・白馬/扇沢/七倉方面〈往路〉プレミアム」。

プレミアムというのだから3列シートなのかなと思ったのですが、残念ながら4列シート。満席なので隣にも人がいます。

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ただシートの前後間隔は広いです。最後尾だったので遠慮無くシートも倒せました。

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電源は座面のすぐ右にありました。

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23:03頃出発。車内はすぐに消灯。途中、談合坂で20分、諏訪湖で休憩。30分ほど休憩。安曇野ICで下道に降りて七倉ダムを経由して扇沢へ。

2022年8月19日(金) 04:08 扇沢駅(扇沢A)に到着しました。都庁から約5時間でした。

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早朝の扇沢

バスはここでトイレ休憩をした後、扇沢B(爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳登山口)、白馬五竜、白馬駅前、白馬八方、栂池高原へと走って行くようです。

トランクに預けた重い荷物(推定14kg)を受け取って駅のベンチへ移動。

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辺りは真っ暗。あらかじめ雨蓋に入れておいたヘッドランプを取り出しましたが、すぐに建物右手側の照明が付きました。

水場にトイレ、自動販売機もあります。

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今回飲み物は緑茶が1L、グリーンダカラ塩ライチ&ヨーグルト味が490ml、南アルプス天然水が550mlで計約2Lほど用意してあります。水は車内で半分以上飲んでしまったので、ここで継ぎ足しました。破砕帯のおいしい水だそうです。南アルプス&北アルプスブレンドの天然水となりました。

トイレにも行って準備完了。

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まだ暗いですが今のうちから少しでも先に進んでおきたい所。ヘッドランプを頭に着けて登山道へ向かいます。

04:20 扇沢駅発。登山口はどっちだろう……とスマホの地図を見ながら建物左手の方(南)へ向かいます。

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扇沢駅(1425m)→大沢小屋(1680m)

駅の南側へ行くと「扇沢駅」と書かれた大きな看板があって、その先に進むとすぐに登山口がありました。

先は真っ暗。

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登山届を入れるポストもあります。

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04:23 登山口を通過。

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ヘッドランプに照らされた道は明瞭で迷うことはありませんでした。時々スマホの地図で現在位置を確認。

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左右の草が少し飛び出しているなと感じましたが、帰りに通ったときはそうでもありませんでした。暗いと突然草が目の前に現れたりするのでそう感じただけかもしれません。適度に狭いのでかえって分かりやすい道とも言えます。

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04:28 車道に出ます。

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04:30 再び登山道に入ります。ここを含めて計4回、車道に出て再び登山道に入る場所があります。

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つい左の広い土の道を進もうとしてしまいましたが、半分くらいロープで塞がれていて関係者以外立入禁止と書いてありました。何かの作業道でしょうか。よく見ると右の方に道があって「登山道」の標識が立っています。そちらを進みます。

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04:34 少し登山道を歩いた後また車道へ。

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すぐ目の前にまた登山道。

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04:37唐突に岩だらけの広場のような場所に出ました。これはどこへ行くのかな……。

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奥の方にピンクのリボンがありました。

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04:40 車道へ。ここも出てすぐ目の前が登山道。

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04:46 車道へ。ここがラスト。

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少し車道を歩くと広いスペースが現れます。近くに標識もあります。

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奥に見えるのがこれから行く雪渓でしょうか。

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標識に近づいてみると「針ノ木岳登山道」「針ノ木自然遊歩道」と書いてありました。ここを入るようです。

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04:48 登山道へ。

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登山道上に少し水が流れています。

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04:59 この辺りでヘッドランプを消灯。しまうのが面倒だったので頭に着けたまま先に進みました。なお、日の出時刻は5:09です。

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岩だらけの河原のような場所を通過。

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水は流れていませんでしたが常にそうなのかは不明。今回のルートは多くの沢を横切ります。雨の後などに増水している可能性もあるので注意が必要かもしれません。

航空写真でも確認できます。

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数分歩くとまた石の多い場所に出ました。

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国土地理院の地図によればここは「鳴沢」。先ほどの通過したところは名前が書いてありません。

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こちらは表面に少しだけ水が流れていました。

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上や下からは水の流れる音が聞こえます。

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おそらくこの下を伏流水が流れているではないでしょうか。

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なんとかシャジン?
図2: なんとかシャジン?

そこを過ぎるとしばらく緩やかで歩きやすい道が続きます。

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05:15 ブナ林と書かれた看板を通過。

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奥に見える稜線が赤く染まっていました。

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少し歩きづらい岩の上を歩く所。

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05:18 それを過ぎると水の流れている沢が現れました。

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橋と言って良いのか分かりませんが、木の上を歩いて渡ります。

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上流。

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渡ったところにある「湧き水」看板。赤沢、鳴沢の伏流水についても言及があります。

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ノリウツギ?
図3: ノリウツギ?
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05:28 また岩だらけの沢が見えてきました。今度はちゃんと水が流れています。国土地理院の地図によればここが赤沢のようです。

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足下に水が多め。

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向こう側にピンクのリボンがあるのでここを渡れば良いのでしょう。

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と、その時ちょうど後ろから追いついてきた人がいたので先に行ってもらいました。

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……参考になるなぁ。

同じように石の上を歩いて(飛んで?)通過しました。増水すると水に浸かってしまうかもしれませんね。

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下流側には朝日が見えました。現在は5:31。谷底なので少し遅れての日の出です。

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上流側の景色。あの稜線はおそらく赤沢岳の左側が見えているのだと思います。

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渡ったところで後ろからもう一人。どんどん先に行ってもらいます。

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ついでにこんなに明るいのにヘッドランプを頭に着けているのも恥ずかしい気がしたのでしまいました。

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要体力! スリップ注意
図4: 要体力! スリップ注意

05:37 ついに山小屋が見えてきました。

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大沢小屋(1680m)

05:38 大沢小屋着。扇沢から1時間17分でした(コースタイム1時間30分)。

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少しお腹がすいたのでここで立ったまま朝食。

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ファミリーマートで買ったサンドイッチ。今年はかなり高い確率でこの海老カツサンドを食べているような。

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大沢小屋の中は薄暗くて良く見えませんでした。

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百瀬慎太郎(1892-1949)は大沢小屋と針ノ木小屋を開設した人物のようです。

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扇沢から3km、針ノ木峠まで4kmだそうです。だいたい半分! 4kmなんてあっという間だよね!

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5:48 大沢小屋発。

大沢小屋(1680m)→針ノ木峠(針ノ木小屋)(2536m)

大沢小屋の直後は比較的なだらかな歩きやすい道が続きます。

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右に曲がって少し高度を上げます。

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左に曲がってまたなだらかな道。

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左手側、川へ流れ込む滝が見えます。

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06:08 今回唯一のハシゴを通過。

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左手を流れているのは篭川。今回のルートは終始この川沿いを上っています。

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川よりも大分高いところを歩いています。

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ロープや鎖のある岩場(ほぼトラバース)も出てきますが滑らないように注意すれば通過できるでしょう。

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オオバギボウシ?
図5: オオバギボウシ?

チョロチョロと水が流れていたところ。

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ようやく岩場が一段落したかなと思ったら沢。

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できるだけ水が浸からない石の上を選んで渡ります。

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トリカブト
図6: トリカブト
ミヤマキリンソウ?
図7: ミヤマキリンソウ?

06:29 篭川にかけられた橋が見えてきました。

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上流側には雪渓が見えます。大分近づいてきました。

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橋を渡って対岸へ。針ノ木小屋のTwitterはこの橋を「雪渓尻の橋」と呼んでいました。8月1日にかけたそうです。雪が無くなると架けるのでしょうね。

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結構勢いよく流れています。

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ちなみに、針ノ木小屋のTwitterによれば8月21日の投稿時点でこの橋は流されてしまったようで、翌8月22日の投稿時点で新しい物を再設置したとのこと(早い!)。橋も常にあるとは限らないと考えた方が良いかもしれません。最悪水の中を歩けば良いのでしょうが、徒渉経験がほとんど無いので大丈夫なものなのか判断が付きません。テン泊用に持ってきたダイソーのクロックスもどき(アレ米国でCrocs社に訴えられたらしいですね)で歩けたりしないでしょうか。でも橋が流されるくらいの増水があったということでしょうし、そういうときは人間だって流されてしまうでしょう。

何はともあれ今度は右岸を上っていきます。

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モミジカラマツ(葉が紅葉みたい!)
図8: モミジカラマツ(葉が紅葉みたい!)
モミジカラマツ
図9: モミジカラマツ
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06:39 ついに雪渓の近くまでたどり着きました。

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とはいえもう大分崩れてしまっているので雪の上を歩くことは出来ません。このまま夏道を進みます。

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上から水がチョロチョロ流れているところ。

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先の方で雪渓の上を歩いている人がいます。一箇所だけ対岸へ渡る場所があります。

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右の方に見えているのは針ノ木岳から続いている稜線のはず。

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美しい青と白のコントラスト。この雪渓は青空の下で見たかったんです。

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ふと上を見ると小さな花畑。

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06:53 雪上を渡るポイントに到着。

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針ノ木小屋 8月18日の投稿によれば

現在ノドにクラックが入り始めましたので高巻きルートへの誘導を開始しました。
まだ下の川が出ていないので雪の上での渡渉となります。

とのことなので、ロープはその時に設置した物と思われます。雪上を登れなくなったと判断するとこうなるのでしょう。

タッチの差で雪渓を登る機会を逃してしまいました。

去年2021年8月20日の投稿でも高巻ルートへの変更を知らせているので、雪渓を歩けるのは8月上旬くらいまでと思っていた方が良さそうです。

この対岸へ渡るポイント(高巻きの取り付き?)も融雪の進行に伴ってどんどん変更されているようです。雪が薄くなるとおそらく下に橋を架けるのだと思います。

さて、すぐ後ろの人はアイゼンを着けようか迷っていましたが、私はとりあえず乗ってみました。(念のため持ってきてはいましたが)

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思っていた以上に固くて滑ります。とはいえこの辺りは傾斜がそれほどでもないので何とかなりそう。

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いざという時のためにロープの上側を歩きましたが、ロープに囚われずできるだけ平らなところを選んで進みます。途中少し滑りましたが手を着いて体を支えました。

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それで雪の上を歩いていると対岸に見えるのがこの岩壁なのですが何だコレ。

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無事対岸に到着。

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思ったよりも角度がありませんし、登りやすい形をしています。

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登った後。少し足場の悪いところが続きます。

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左を見ると雪の斜面が見えます。かなりの角度です。これを上るのは結構大変なのでは?

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雪渓の最上部が見えてきました。

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その直下の雪はほとんど崩壊しています。ここが先日クラックが入ったと書いてあったノドという場所なのでしょう。わずか2~3日で崩壊に至ったということでしょうか。

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ここも沢を横切るところ。

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ここも。

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モミジカラマツ?
図10: モミジカラマツ?
ウサギギク?
図11: ウサギギク?
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アキノキリンソウ
図12: アキノキリンソウ
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ここも。

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雪渓の上からの眺め。

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ずーっと登りです。心が折れそう。

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斜度は上がる一方。岩が多く歩きづらい道。かなり疲れてきました。

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川の対岸にピンクのリボンがあります。

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07:22 対岸に渡る前に岩に座って休憩。大沢小屋から約1時間半。これ以上の連続歩行は無理。

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07:26 行動再開。さて、ここを渡らないと……

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ぴょんぴょんっと二跨ぎ。

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後はひたすら登るだけです。

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ミヤマキンポウゲ
図13: ミヤマキンポウゲ
ミヤマダイモンジソウ
図14: ミヤマダイモンジソウ
ヨツバシオガマ?
図15: ヨツバシオガマ?
ウサギギク?
図16: ウサギギク?

脇の方にまだ少しだけ雪が残っています。

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モミジカラマツ?
図17: モミジカラマツ?
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ミヤマキンポウゲ
図18: ミヤマキンポウゲ
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「レンゲ沢→」と書いてあるのですが何のことか分からず。蓮華岳が左手側にあるはずなので、そこからの沢?

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この沢を登っていくようなルートがあったりするのでしょうか。

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沢を渡ります。

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オオレイジンソウ
図19: オオレイジンソウ
ウメバチソウ
図20: ウメバチソウ
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07:46 「最終水場」と書かれた看板が現れました。

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水場と書かれていますがどこから水を汲めば良いのか分かりません。

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水があるところと言えば左側。

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ちょっと登ったくらいでは確認できないくらいずっと上の方からチョロチョロと水が流れてきており、最終水場の近くで広がってほとんど見えなくなるような感じです。

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よく分からなかったので汲むのを諦め小屋で200円/1Lで購入する覚悟を決めました。

後で針ノ木小屋で聞いたところ、その辺りに流れている水ならどこでも汲んで飲めるとのことでした。うーん……。

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しばらく休憩してから出発。

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上の方に幹が細いひょろっとした木が生えています。その後ろは青空。森林限界が近い?

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ミヤマキンポウゲとオンタデ?
図21: ミヤマキンポウゲとオンタデ?
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ひぃひぃ言いながら登っています。

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右側の稜線がよりはっきりと見えるようになってきました。美しい……。

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エゾシオガマ
図22: エゾシオガマ

く、くるしい……

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上の方に砂地が見えてきました。

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一応ザックを置いて休んでみますがもはや焼け石に水。

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道はつづら折りに。

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砂地の急斜面に木で補強した道がジグザグと作られています。

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石を落としたら下を歩いている人に当たりそう。落としたらラクって言わなきゃ……なんて思いながらヨロヨロ歩いていました。

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イワギキョウ
図23: イワギキョウ

そして唐突に終わりがやってきました。

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08:44 針ノ木峠着。大沢小屋から2時間56分でした(コースタイム3時間30分)。

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針ノ木峠(針ノ木小屋)にテントを張る

小屋の入口は反対側にあります。

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近くにある扉は有料バイオトイレ。

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08:45 針ノ木小屋着。

北アルプス 針ノ木小屋・大沢小屋

ベンチに座って荷物を下ろして一息。

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そしてテントの受付をします。一人一泊1000円。ノートに氏名・住所・電話番号・人数・行き先等を書きました。

今日は混雑するかもしれないのでできるだけ詰めて張ってくださいとのこと。大沢小屋からの連絡では80人くらい通過したのだとか。悪天候が続いたので山に飢えた方々はこのチャンスを見逃さないことでしょう。

水は厨房の窓から中に声をかけて200円/1Lで購入できるとのこと。100円玉が不足しているそうなのでできるだけ沢山持っていきましょう。

食堂メニューは10:30~15:00とのこと。

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缶ビールは700円、ジュースは600円。

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テント受付証は明日この入口にあるボックスへ返却します。

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小屋の前の見晴らしはなかなか。

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とんがっているのは槍ヶ岳です。

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テント場は外に出て右側とのことだったので、そちらに向かいました。

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まず出迎えたのがテント場用のトイレ。こちらは無料で利用できます。早朝トイレットペーパーが無くなっていたりしたので注意しましょう。

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ドアの右には槍見トイレと書かれています。トイレの前からの景色はこんな感じ。

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そして中はこんな感じ。小窓からはもちろん槍ヶ岳が見えます。

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トイレの先を見るとテント場がありました。

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一番手前の角が開いているのでそこに張ることにしました。

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長辺が出入り口なので迷いますが見晴らしの良い方を出入り口に。

9:20 ほぼ設営完了。

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テントを張り終えると気持ち悪くなるのは何なんでしょうね。緊張の糸が切れるからなのかな……。マットを敷いて少しだけ寝そべって休みました。で、寝そべると足をつったりしてイタイイタイ……。

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針ノ木峠(2536m)→針ノ木岳(2821m)

10:31 サブザックに飲み物とおにぎり、レインウェアを入れて外へ。足が痛いですがゆっくり小屋の方へ向かいます。

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何とか歩けそうだったので針ノ木岳へ向かうことにしました。

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10:34 針ノ木峠発。

右手の谷から人が登ってくるのが見えます。

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それにしても見事な谷です。

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少し進むとすぐにテント場が現れます。

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稜線上にも整地された場所が多数あります。

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下を見ると私のテントも見えます。その間の斜面にもテントが張れるようになっています。

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そしてここが針ノ木峠への道の本当のスタートです。

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もう最初から全然スピードが出ません。後ろから来た人にドンドン先に行ってもらいます。

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振り返ると見える蓮華岳。あちらにも行く予定だったのですが……。

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岩を登ると……

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見晴らしの良い稜線歩きです!

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ミヤマリンドウ?(丸い)
図24: ミヤマリンドウ?(丸い)
ミヤマリンドウ?(尖った)
図25: ミヤマリンドウ?(尖った)
斜面に広がるチングルマの綿毛
図26: 斜面に広がるチングルマの綿毛
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花も咲いてるし足さえ痛くなければ最高なんですけどね……。

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ウメバチソウ?
図27: ウメバチソウ?
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岩地を登っていくところ。

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稜線の左側が開けると遠くに綺麗な水色の湖が。高瀬ダム調整湖です。これだけで十分綺麗。

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岩が多くて歩きづらい……。

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2~3回ほど真上を飛行機が音を立てて通過していきました。

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何人か向こうから降りてきた人とすれ違いざまに話しましたが皆口を揃えて最高だったと言っていました。内二人は登っている途中でも話した人。私はテント泊の重いザックを背負っていたとは言え、ずいぶん差がついてしまいました。みんなに励ましてもらい頑張って登りました。

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11:51針ノ木岳着。針ノ木峠から1時間17分でした(コースタイム1時間)。

針ノ木岳山頂からの眺め

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ん? 奥の方に何か見えますよ?

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その前に右手の方に三角点があります。

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そしてそこから奥を見ると黒部湖が!

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もっと良く見せてくれ。さらに奥に進むとその全貌があらわになりました。

黒部湖方面(西~北西)の眺め

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黒部湖、そしてそびえ立つ山々がその完全な姿を惜しげも無く晒していました。

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360度全天周写真。

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時刻はちょうど12時。疲れているのでそれほど食欲はありませんが、お昼ご飯としてコンビニおにぎりを一つ。

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腰を下ろしてゆっくり咀嚼しながら目の前の景色を眺めました。

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右の方を見ると黒部ダムが見えます。黒部ダムの上は以前立山へ行った時に歩きました。

湖面を走るのは遊覧船ガルベでしょう。写真左上にはカンパ谷の吊り橋も写っています。

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湖の奥まで行った遊覧船ガルベが戻ってくるところ。

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湖面に浮かんでいるのは何かのロープ?

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山の上に目を向けると、やや左側にある樹木の無い平らな地形が目に付きます。それが五色ヶ原です。

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正面に見える一番高い山塊が立山で最も高い雄山(2991m)~大汝山(3015m)~富士ノ折立(2999m)の部分。その右少し奥に真砂岳(2861m)、別山(2880m)と続き、いったん凹んでその右が剱岳(2999m)です。

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ここは沢山の人が写真を撮ったりのんびり休憩するポイントです。

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黒部湖のやや左側(南西)の眺め

黒部湖を見て左側は少し降りられそうにも見えましたが(実際少し降りてみている人もいましたが)、その先がどうなっているのかは分かりません。地図にも道はありません。

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上に目を向けると直線的な稜線が左上へ延びているのが見えます。これは烏帽子岳から野口五郎岳へ続いています。その一つ奥に見えるのが赤牛岳~水晶岳。さらにその奥、右奥辺りに見えるのが薬師岳。

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スバリ岳方面(北)の眺め

黒部湖から右に目を向けると、ここ針ノ木岳から美しい稜線が延びています。

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稜線を下る人。砂地で歩きづらそう。

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その先はスバリ岳、さらに下って上って赤沢岳。稜線は右に続いて鳴沢岳、岩小屋沢岳、そして爺ヶ岳へと続いていきます。そこから左奥は鹿島槍ヶ岳、五竜岳・唐松岳、白馬の山々へとつながっていきます。

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スバリ岳へ続く道は針ノ木峠側(山頂標識の近く)にあります。

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余裕があればスバリ岳へ足を伸ばしたかったのですが、今の体調ではさすがに断念しました。

マヤクボ沢・大雪渓方面(北東)の眺め

スバリ岳から右に目を向けると大雪渓の方向、つまり登ってきた方向になります。

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ここ針ノ木岳山頂から大雪渓へ至る斜面をマヤクボ沢と呼ぶそうですが、小規模な圏谷(カール)、つまり氷河地形を含んでいるのだとか。広々として緩やかな美しい谷間が見られます。

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歩いてきた篭川沿いが大沢小屋の少し先くらいまで見えます。扇沢駅は右側の出っ張り部分に隠れて見えません。

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蓮華岳方面(東)の眺め

さらにその右に見えるのが針ノ木峠と蓮華岳。小屋から登ってきた方向です。

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蓮華岳は真東の方角となり、その裏側(左右)には市街地が見えます。

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蓮華岳のすぐ右側、遠くに見えるのは浅間山だと思います。

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さらに右には八ヶ岳?

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そしてさらに右には薄らと富士山の頭が見えています!

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高瀬湖方面(南)の眺め

さらに右に目を移すと真っ先に目に飛び込んでくるのが水色のダム湖。高瀬ダムによって作られた高瀬ダム調整湖、通称高瀬湖です。

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ついその美しさに目を奪われてしまいますが、こちらの方角には他にも見所があります。それは湖のさらに奥に見える山々。

そう、みんな大好き槍ヶ岳の姿が見えているではありませんか!(下写真右上側) そのすぐ左に見えるのは槍ヶ岳より少し奥にある穂高の山々。ちょうどダムの方角に見えるのが西岳~赤岩岳。左に牛首展望台、大天井岳、燕岳と続きます。

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槍ヶ岳の右側奥に少し頭を出しているのが乗鞍岳。

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高瀬ダムの手前の山々も一応紹介しておきましょう。

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右手前が舟窪岳、左手前が七倉岳。舟窪岳から右奥へ行くと烏帽子岳の方につながります。

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左の七倉岳からはさらに左に行くと北葛岳を経由して蓮華岳につながります。

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七倉岳から北葛岳の間(七倉乗越?)を拡大するとギザギザになっています。これは大変そうな道。

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これで針ノ木岳から見える360度全方向を紹介しました。

山頂付近

針木岳の山頂は広すぎず狭すぎず手頃な大きさで非常に居心地が良い場所でした。休日や団体が押しかけでもしないかぎり窮屈ということはないでしょう。それでいて他の方角を見るのにそれほど歩く必要がありません。

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あまりの美しさ、居心地の良さに降りたくなくなってしまいましたが、そうも言っていられないので1時間半ほど滞在したところで降りることにしました。

針ノ木岳→針ノ木峠

13:26 針木岳発。

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これから歩く道がほとんど見えます。

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それほど広くない道。左側が開放的な急斜面になっているところが多いので、踏ん張りが効きづらくなった足だと結構怖さを感じます。ちょっとよろけて、あるいは石につまづいて転んだらそのまま真っ逆さまです。

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途中のピークを左側(北側)に巻くように下って行きます。

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なので南側にある高瀬湖が見えるのもここまで。

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あっち側にもいつか行けたら良いのですが。体力を付けないとダメそうですね。

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再びチングルマの綿毛。

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ミヤマハナゴケ?
図28: ミヤマハナゴケ?
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14:16 針ノ木小屋が見えてきました。

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登るときには無かったテントが沢山張られていました。

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14:26 針ノ木峠着。針ノ木岳からちょうど1時間でした(コースタイム40分)。

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針ノ木小屋で針ノ木ラーメンを食す

さて、さすがにちょっとお腹がすきましたし、まだランチタイムが終わる前です。せっかくなので小屋のご飯を食べてみることにしましょう。

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注文して料金を支払い外で待ちます。小屋泊の人以外は中で食べられないとのこと。

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注文が立て込んでいるようでしたが、案外早く10分ほどでラーメンが運ばれてきました。

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針ノ木ラーメン(1300円)。野菜の入ったあんかけラーメンです。

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山で食べるものとしては申し分の無いものです。麺が今ひとつだなとは思いましたが。ゆで加減の問題?

つゆまで全て飲み干しました。

針ノ木小屋テント泊

ここまでの間に飲み物は全て飲み干してしまいました。なので水を購入。窓越しに声をかけると網戸を開けてくれたので空になった緑茶1Lペットボトルに入れてもらいました。200円。

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15:04 ようやく自分のテントに戻ってきました。こちらも大分テントが増えています。

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今日のお宿は槍ヶ岳が見えます。

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後はテントでのんびりするだけです。

日差しがある内はテントの中は簡単に30度くらいにはなってしまいます。

ただ、風は涼しいので出入り口を全開にして頭を出せばそこまで暑くはありませんでした。

夕方が近いこともあってか少しずつ温度は下がっていきました。

虫はそこそこいるので時々大小様々なものが入ってきてしまいますが仕方ありません。鈍くさい(または脆い)虫が多いので結構簡単に捕まえられます。

携帯の電波(ドコモ系)はかなり弱め。姿勢によってつながったり切れたりします。もう少し高い位置の方がつながりやすいかもしれません。スマホをポチポチして過ごしました。

16時過ぎ、気がつくとテントに日差しが当たっていませんでした。

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日差しが無くなると一気に寒くなってきます。ライトダウンを着ました。

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体力があれば日没を見にもう一度針ノ木岳へ行きたいところですが……まぁ、無理です。

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17時前後のテント場の様子。なかなかすごいところにもテントが張れるんですね。

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17:10 テント前室の気温は14℃くらい。

お茶とお菓子。それと夕食は残りのコンビニ物でいいや。一応アルファ米とレトルトカレーもありますが面倒くさいので。ラーメン食べたし。

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18時過ぎの気温は約10℃。寒くなってきました。

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針ノ木岳側から雲が流れてきては拡散して消えていきます。

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残りの水を別のペットボトルへ移して、追加で1Lの水を購入。200円。明日下山するのにそんなに水は入らないと思いますが念のため。

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明日の予定を検討・就寝

スマホで明日の天気を確認。SCWやヤマテン専門天気図を見ると予想以上に早く雨が降り出しそうでした。早ければ8時くらいには雨が降りそう。

明日は蓮華岳に登ってご来光を見ようと思っていたのですが、おそらく曇っていて難しいでしょう。

蓮華岳に行ってから下山すると道中雨に降られる可能性が高まります。下手すればテント場に戻ってくる前に降られる可能性すらあります。そうなれば雨の中の撤収作業になってしまいます。

足が痛く体力的にも厳しいです。

というわけで明日は日の出とともにサッサと降りることにしました。針ノ木岳から見える蓮華岳はなかなか美しく、現地がどのような感じなのか見たかったのですが仕方がありません。またの機会に取っておきましょう。

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そんな感じで夜はスマホをポチポチして過ごし、20時くらいまでには寝たと思います。

目が覚めたのは23時台。強い風が吹いているみたいです。その後も1時間に1回くらいは起きる感じであまりよく眠れませんでした。

針ノ木小屋テント場の朝

2022年8月20日(土) 3:25 起床。その前から目は覚めていましたが、寝袋から出ました。

テント内の温度は12℃くらい。割と暖かく感じます。

外はまだ暗く曇り空。星は見えません。風に吹かれたおかげかフライシートは結露していませんでした。雲の白さや近くの山肌は肉眼で見えたので写真を撮ったのですが夜間モードでもちゃんと写りませんでした。

朝食は残りのパン。

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それとインスタントみそ汁を作りました。

荷物を整理したりトイレに行ったり天気予報を確認したり。

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04:50くらいにテントの撤収を開始。

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05:07 撤収完了。忘れ物、落とし物チェック。

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荷物を持って小屋へ。

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ふと遠くを見ると薄らと三角形の特徴的なシルエットが見えました。

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え、あれってひょっとして……富士山!? おまえそんなところに居たのか!

05:09 受付証を返却。ポケットに入れていて忘れるところでした。

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ベンチに座って靴紐を締めて準備完了。

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この眺めともお別れです。

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同じタイミングで出発する人たちがいたので見送ってから出発。どうせ早くは歩けません。

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針ノ木峠(針ノ木小屋)→大沢小屋

05:18 針ノ木峠発。

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今回の道中、登るにせよ下るにせよ、この峠直下の急斜面が一番キツかった気がします。

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この向かって右側の角を左へ折り返す所が怖すぎます。上段から下段に足を下ろすところが狭い。小石だらけですし、滑って転んだら急斜面を真っ逆さま。ある意味早く降りられるかもしれません(多分血まみれで)。特に足が痛くてプルプルしているような状態では自信が持てないので少し手をついてしまいました。

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左側の角を右に曲がるところはそこまででもない気がします。おそらく上段の端が折ってあるからだと思います(もしくは利き足の問題?)。それとやっぱりここで石を落としたら下の人に直撃しかねません。

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それでもゆっくり歩いて何とか急斜面ゾーンを下まで降りてきました。

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05:55 最終水場を通過。

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うーん、やっぱりここの水を汲めって事? ……マジで?

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ウサギギク?
図29: ウサギギク?
モミジカラマツ
図30: モミジカラマツ
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雪渓上部の穴。

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ここを滑って降りられたら良いんですけどねぇ。

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ずっと下の方まで見えます。こうしてみるとフラットに見えますが……

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「ノド」の崩壊箇所。上から滑ってきたらここでジ・エンドですね。

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そもそも横から見るとものすごい傾斜です。

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こちらの道ですら鎖があるくらいです。

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うーん、ある意味美しい雪の芸術です。

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雪の上を渡るところが見えてきました。

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左の穴、何か昨日より近づいてきていません?

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針ノ木小屋のTwitterによれば、後日このロープはもう少し上にずらされてステップも切られたようです。後は川が完全に露出すればそこに橋でも架けるのでしょう。

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ここにぽっかり穴が開いているということはきっと水が流れ込むことがあるんでしょうね。

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06:51 雪渓尻の橋を通過。

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雪渓尻の橋から上流
図31: 雪渓尻の橋から上流
雪渓尻の橋から下流
図32: 雪渓尻の橋から下流

上でも書きましたが、この橋はこの日か翌日に流されて1~2日程度で架け替えられたそうです。

この日私が扇沢までの間にすれ違ったのは2人ペア×2組の4人だけ。もし翌日降りるとしたら困ったかもしれませんね。

06:52 橋を渡ったところでザックを下ろして休憩。針ノ木峠を出てから1時間半ほど経っています。登りも1時間半でへばっていたので、そのくらいが今の体力の限界なのかもしれません。

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とはいえやはり下りなのでそこまで辛くはありません。水を飲んでちょっと一息。

06:54 行動再開。

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下の方にニッコウキスゲが咲いています。ピンクなのはシモツケソウ?

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橋を越え沢を一つ越えると左岸の道は鎖やロープ付きの岩場が続きます。

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行きでは気がつきませんでしたが岩にプレートが埋め込まれていました。

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針ノ木小屋まで2.30、水沢小屋まで0.20と書かれています。保木本? 名前でしょうか。

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07:07 ハシゴを通過。

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後はもう普通に歩ける道だけです。

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とは言えあと少しと思うと長く感じます。単調な道ということでもありますし。

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一部だけ妙に色づいた葉っぱ。

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07:24 大沢小屋着。針ノ木峠から2時間6分でした(コースタイム2時間)。

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この標識、針ノ木峠まで4kmと書かれていますが先ほどのプレートを見ても分かるように少し長すぎる気がします。水平距離では無く地面の凹凸に沿った距離だったりするのでしょうか? まぁ、この区間は距離ではとても推し量れないものがあると思いますが。

大沢小屋

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大沢小屋の裏手にはベンチと有料トイレがある……みたいなのですが、トイレはどこにあるのか今ひとつ分かりませんでした。この道の先にある?

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テント場もあって公式サイトには2~3張りくらい張れると書かれています。

大沢小屋→扇沢

7:26 大沢小屋発。さあ、あと1時間程度でゴールです。

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07:33 赤沢を通過。もう慣れた物で素早く越えていきます。

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沢よりもその直後のガレ道が歩きづらい……。微妙なアップダウンも疲れます。

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真っ白なキノコ。

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07:51 鳴沢を通過。

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この辺りで細かい雨が少し降りましたがすぐに止みました。

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8時頃、この辺りでも細かい雨が。今度はしばらく降り続けましたが雨具を使うほどでもありません。

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登山道上に水が流れているところ。行きに通過したときはまだかなり暗かったはず。車道に出るところまで後もう少し。とはいえ駅まではまだまだ距離があります。

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08:05 一つ目の車道に出ました。

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あそこから降りてきました。

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08:12 二つ目の車道。

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綺麗な幹。

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岩の広場。

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08:16 三つ目の車道。

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08:19 四つ目の車道。

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ここは擁壁の上を歩きます。

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左手に扇沢駅の裏側が見えます。

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登山口を通過!

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08:26扇沢着。大沢小屋からちょうど1時間でした(コースタイム1時間~1時間10分)。

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扇沢駅とレストハウスとハサイダーと帰りのバス

といってもバス乗り場までが遠い……足が痛い……。

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立山黒部アルペンルートのきっぷ売り場。上で観光するのも良いですが今日は天気が悪いので止めておきます。

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08:28 バス乗り場着。

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最も安く帰る方法は新宿行きの高速バスに乗ることです(中央道日野まで本日は何と4900円!)。しかし16:10発の1便のみなので後8時間。とてもそこまで待つことは出来ないでしょう。それこそアルペンルートで観光したり、もしくは元気な人なら別の山に登ってくるなりすれば別でしょうが……。

なのでとりあえず路線バスで信濃大町駅まで行くことにします。次のバスは8:55、その次が9:30(期間限定)。

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自動販売機の横に「朝カレー」張り紙が。上のお店はやっているのでしょうか。ちょっと2Fに上がってみます。

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扇沢レストハウスの営業時間は本日は07:30~15:00。すでに開いています。といっても何か食べたいわけでもないんだよなぁ……。

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お、これ行ってみましょうか。

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券売機に1000円札を投入してもすぐに返ってきてしまいます。汗で角が1cmくらい濡れているからでしょうか? 3~4枚ほど入れても返ってきて、ようやく濡れていない紙幣があったので入れたら受け付けてくれました。食券を購入したら自動的に厨房に注文が入るシステムです。

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ふぅー、お疲れ様でした!

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08:43 外へ出るとすでに信濃大町行きのバスが止まっていました。アルピコ交通の大型バス。トランクにザックを預けて乗り込みます。

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扇沢駅→信濃大町駅

08:55 扇沢駅発。バスの窓に若干の水滴が。しばらくワイパーも作動していましたが、町が近づくと雨は止んだと思います。

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09:23 信濃大町駅着。運賃1390円を支払って下車。

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信濃大町駅

券売機の前には列が。

切符を買って急いで反対のホームへ。

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信濃大町駅→松本駅

09:31 信濃大町駅発。大糸線の車窓は綺麗です。

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今回指定席券売機で購入した切符は、信濃大町からの普通乗車券。有効期間は2日。途中下車が可能な切符です。2014年に東京近郊区間が松本まで拡大されたので東京から松本までだと途中下車できませんが、信濃大町のようなその先の駅との間では途中下車が可能です。

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せっかく途中下車できる切符を手に入れたのですからどこかで降りたいところですが、特に降りたいところは思いつきません。うーん、どうしようかな……。

松本駅でそばを食べる

10:37 松本駅着。

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反対側に泊まっていたのはアルピコ交通上高地線新島々行き。これに乗って上高地へ行きたーい!

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子供が側面に描かれた渕東なぎさを指さして「これ知ってる」と言っていました。え、知名度が上がってる? 何しろ十周年ですからね。

ヘッドマークは渕東なぎさ誕生10周年です。

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とりあえず松本駅で降りてそばでも食べることにしました。

小木曽製粉所松本駅前店。前から気になってたんですよね。

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セルフサービス主体の立ち食いそば。券売機で食券を買うと自動的に注文が入ります。ざるそばはどのサイズでも料金が一緒。

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ざるそば(並) 550円。

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そばの味を批評できるような舌を持っているわけではありませんが、普通に美味しいですよ。つゆは鰹の風味が強くて好みが分かれそう。そば湯がポットに入っているので好きに割って飲むことが出来ます。

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雨が降ってます。

松本駅→甲府駅

10:51 松本駅に戻ってきました。

次の電車は11:40の甲府行き。あちゃー、時間が開いてしまいましたね。それも改札の中に入ってしまいました。ホームのベンチで待つことにします。

しばらくすると見慣れない電車が対岸のホームに入ってきました。

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観光列車「リゾートビューふるさと」の臨時列車、快速「大糸線全通65周年号」だとか。列車の運転に合わせて、車内や駅で沿線自治体の皆様による「おもてなし」を実施するのだとか。

11:37 甲府行きの普通列車が入線。乗車。

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11:40 松本駅発。

天気は良くありませんでしたが、車窓からはこの間行った入笠山やぴょこっと盛り上がった甲斐駒ヶ岳なども見えました。

13:47 甲府駅着。

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甲州ほうとう小作

山梨県に来たのだからお昼は「ほうとう」でも食べておきますかね。え? さっきそばを食べたじゃないかって? あれは朝食ですよ??

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豚肉ほうとう(1500円)。うん、うまい。でもお腹いっぱい。

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甲府にはこの間北岳に行った時に来ましたね。

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甲府駅→勝沼ぶどう郷駅

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15:06 甲府駅発。

15:25 塩山駅着。

うーん、この時間帯はだいたい特急に抜かれまくりますね。

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15:54 塩山駅発。

15:58 勝沼ぶどう郷駅着。

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勝沼ぶどう郷駅

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写真が撮れていませんでしたが、お土産屋とワインが飲める喫茶スペースもありました。

ぶどうの丘 駅ワインショップ

残念ながらぶどうは売っていませんでした。そういえば先ほど甲府駅の改札前で売っているのは見かけました。そのうちぶどう狩りにでも行ってみたいですね。……一人で?

勝沼ぶどう郷駅→帰宅

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16:24 勝沼ぶどう郷駅発。

ふと目に入った桔梗信玄餅の広告。味はともかく色々な意味で面倒くさい食べ物なのでそこまで好きでも無いのですが、お土産に買ってみても良かったかもしれません。

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それにしても車内広告が全然ありませんね。他の広告が無いので一つだけあると目立ちます。同じ広告でも効果が高いのでは無いでしょうか。まぁ、その分見る人が少なくなったという話なのかもしれませんが。

そんなことを考えているとまぶたが重くなってきました。

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