富士山と桜目当ての扇山~百蔵山(山谷バス停から猿橋駅まで)

2023年4月4日(火)、山梨県の扇山と百蔵山へ行ってきました。

扇山(おうぎやま)と百蔵山(ももくらやま)は大月市が選定した秀麗富嶽十二景の六番山頂と七番山頂に数えられている山です。

富士見スポット巡りを始めて秀麗富嶽十二景にも目を付けていた私は早々に行く計画を立てていましたが、すぐに行かなかった理由は「桜」でした。百蔵山の山頂には桜の木があるので春には桜と富士山の両方が楽しめるのだとか。なのでちょうど良いタイミングを見計らって行こうと思っていたのでした。

今年は3月下旬に東京の桜は満開。多摩地区、高尾山周辺に続き大月周辺も開花が進行していきました。例年の流れを調べてみると、標高の低い岩殿山やお伊勢山などが満開になってからわずかに遅れて山頂の桜は満開になるようです。4月に入り麓の桜が満開になり山頂の桜も咲き始めたとの知らせを受け再び計画を立て直しました。しかし天気予報を確認するとどうにも天気が不安定です。今年は全体的に桜の開花が早いですが、桜が咲き始めた頃から天気の悪い日が格段に増えました。とりあえず直近では4日の天気が一番良さそうです。わずかに早い気もしましたが、我慢しきれず行ってしまいました。

アクセス

扇山と百蔵山は電車とバスでアクセス可能な山です。秀麗富嶽十二景の山の中では、御前山、九鬼山、高川山のような完全に電車のみで行ける山と比べるとそこまでアクセスが良いわけではありませんが、バスが使えれば楽、電車のみでも行けなくはないといった所です。

扇山・百蔵山周辺バス停マップ
図1: 扇山・百蔵山周辺バス停マップ

扇山や百蔵山へアクセスするのに使えそうなバス停をリストアップしました。

運行会社は全て富士急バスです。詳しい経由地や時刻は富士急バスのWebサイトから路線バス→大月地区を選んで調べてください(犬目だけは上野原・藤野地区)。季節や曜日によって運行していない便があるので時刻表の注意書きを良く確認しましょう。

また、高速バスの停留所としては中央道猿橋バス停が猿橋駅の北東にあります。新宿~河口湖と新宿~甲府の路線を合わせると概ね1時間に2本以上の便があるので人によっては便利でしょう。

本日のルート

平日なので山谷(さんや)バス停からスタートします。

最初は梨ノ木平かツツジ群生地ルートまで歩いてから登ろうと思ったのですが、山谷バス停の近くにも登山口があることに気がつきました。

扇山と百蔵山を一つずつ登るか縦走するかは迷いましたが、あまり今の時期に楽をしすぎると後が怖い気がしたので頑張って歩きました。

今思うと、今の時期は百蔵山だけ登ってツツジの時期に扇山に登るというのも良かったかもしれません。今の時期に縦走するなら百蔵山に登ってから扇山に登り、エコの里付近の桜やハナモモを見てから山谷(平日)15時台発のバスで帰るというのも面白いかもしれません。

旅の様子

中央線で鳥沢駅へ

2023年4月4日(火) 6:30、立川駅にやってきました。今日はいつもの5:25発大月行きではなく少し遅い時間の電車です。というのも鳥沢駅で乗り継ぐバスの発車時刻が遅いからです。駅はすでに通勤客で混雑していました。

6:46 立川駅発。

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07:03 高尾駅で甲府行きに乗り換え。

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二本後の大月行きなら乗り換えずに済むのですがバスの乗り換え時間が3分しかありません。念のため少し早めの電車に乗りました。

07:07 高尾駅発。

07:36 鳥沢駅着。

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鳥沢駅

駅の跨線橋の上から見えた山。右が扇山で左が百蔵山のようです。

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改札を出ると正面にトイレがあります。

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振り返ると駅舎。自動販売機もありました。

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北側の通り(甲州街道)に出ると……

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すぐ目の前にバス停が見えます。

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鳥沢駅前バス停→山谷バス停

07:41 鳥沢駅前バス停着。トイレに寄ったので5分くらいかかってしまいましたが、急げば駅からそれほどかからないと思います。とは言え乗り換え時間3分はあまりおすすめできませんが。

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山谷(さんや)バス停へ向かうバスは7:46発。□印が付いているので土・休日は運休で、平日のみの運行となっています。

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土・休日はは梨ノ木平扇山登山口へ向かうバスが運行しているので、それを利用すると良いでしょう。ただし冬期や8月は運行していません。

張り紙に書き込まれた「悪!!」の文字。

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何とも人心が荒廃しておりますね。

数分待つと遅延無くバスがやってきました。

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07:46 鳥沢駅前バス停発。

車内には誰もいません。いつもそうなのでしょうか? 春休みだから?

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バスはすぐ近くの交差点を左に曲がるとぐんぐん坂道を登っていきます。

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鳥沢駅の標高は315m。山谷バス停は500mほどなので、185m登ることになります。距離2.8kmで徒歩だと所要時間は50分程度。体力が無い人は大人しくバスに乗りましょう。とは言えこの辺りは歩くと案外見所がある場所かもしれません。

道の脇に人が立っていると思ったのですが、よく見たらかかしでした。というか人形?

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この辺りです。

誰がどのような意図で設置しているのか知るよしもありませんが、おそらく見る人によって感じ方は様々でしょう。私はどうにも悲しさを感じずにはいられませんが、純粋に楽しいと感じる人もいるかもしれません。不気味で怖いと言うこともできるでしょう。色々と考えさせるアートなのかもしれません。

バス車内から今日初めての富士山が見えました。やった! バッチリ!

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道沿いや少し離れたところ等、沢山の花々が咲いています。

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近くには大月エコの里という施設があるようです。今年は桜とハナモモが同時に満開を迎え綺麗だそうです。山に登らずこの辺りでウロウロするのも良かったかもしれません。

07:54 山谷バス停着。運賃は220円でした。

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そして目の前にあったのは桜の木と富士山!

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なんと山谷は絶景バス停でした。

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バスはすぐに折り返して7:55発。一日二本の運行で次は15:32発。

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山谷バス停→山谷登山口

07:57 山谷バス停発。つづら折りを上の方へ行きかけましたが、扇山はすぐ下の交差点を曲がります。

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あちこちに見える綺麗な花々。

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ここは桃源郷でしょうか?

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08:01 右手前に道が分岐しているところに「扇山」と書かれた標識がありました。

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奥は「エコハウス、扇山(梨ノ木平)」と書かれています。扇山へは梨ノ木平からやその近くのツツジ群生地ルートの方が人気があるようです。しかし今回は山谷バス停からということで、そこから最も近い登山口から登ることにします。

右へ。

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何やら水が流れている所に歯ブラシが置いてありました。誰かが歯を磨いてる?(そんなバカな)

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後ろを振り返ると綺麗な富士山。

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何やら薪が沢山積んである作業場のような場所に出ました。

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登山口はこの芝生のすぐ奥です。

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08:05 山谷登山口着。

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後ろには富士山もよく見えます。こっちに下山するのも気持ちいいかもしれませんね。

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山谷登山口→扇山

08:06 山谷登山口発。

登山口の周囲にはスミレがあちこちに咲いていました。

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思っていたよりもちゃんとした歩きやすい登山道です。

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少々枯れ枝が多いかな、という程度。

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「山谷登山口より約15分地点は夏場、草に覆われます」と大月市観光協会のガイドには書いてありました。季節によっては注意が必要かもしれません。

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08:13 涸れ沢(?)を渡ります。よーく見るとピンクのリボンが下の方に見えます。そのまま右上に登っていきたくなるところなので注意。

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この辺りからはそれなりの勾配の坂道が延々続きます。

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上の方には林道が見えます。

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真っ直ぐ行くのかなと思いましたが、左手後方には青空が見えていました。

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林道とつながっているのかなと思い覗いてみることに。

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すると林道の終点部分が見下ろせました。

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折り返すと道は先ほど真っ直ぐ登っていた道とすぐに合流しました。こちらの方が緩やかに登れたようです。

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広々とした急斜面。

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そこを何度も何度も折り返しながら登っていきます。

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途中からは木々の間から常に富士山が見えていました。

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花びらが落ちています。

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上を見ると高い位置に花が咲いているようです。

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08:40 つつじ群生地看板。この辺りにもツツジが咲くのですね。

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08:43 ようやく斜面を登り切ったようです。

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08:44 再びつつじ群生地看板。先ほどの看板との間が群生地という意味でしょうか?

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木々の奥に見えるのが扇山でしょう。案外まだ距離があります。

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何かの石碑?

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08:50 犬目(いぬめ)・大野方面との分岐を通過。

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ここからはなだらかな道だろうと思いきや……

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整った登山道にすっかり油断していましたが……

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いつの間にか結構な斜度に上がっています。

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登りきって振り返って見るとやはり急だったことが分かります。

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ここからはもう大丈夫でしょう。

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少し分岐しているように見えますが……右へ。

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天辺が見えてきました。

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09:10 扇山山頂着。山谷登山口から1時間4分、山谷バス停から1時間13分でした。コースタイムは山と高原地図や大月市観光協会のガイドで1時間50分程度です。それなりの勾配が延々続くのでかなり疲れました。

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扇山

扇山山頂の様子。

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山頂は数十メートル四方程度の広場のようになっています。

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大月市観光協会によれば100人の滞在が可能だとか。

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扇山は大月市の選定した秀麗富嶽十二景の六番山頂に数えられています。また、山梨百名山の一つでもあります。

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標高は1138m。山谷バス停が500mくらいなので、638mほど登ったことになります。

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秀麗富嶽十二景の解説看板はすっかり剥がれており「もえないごみ」「税金どろぼう」「ばか」「自分でもちかえれ」「ごみもちかえれ」などと書き殴られています。何とも人心が荒廃しておりますね。

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「自分で作ったゴミは自分で持ち帰りましょう」「不法投棄パトロール重点地区」と書かれた看板もありました。昔はそんなに酷かったのでしょうか。

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と帰ってから写真を見ていると下にスプーンらしき物が落ちているのに気がつきました。

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まぁ、でもこのくらいでこんなに看板が設置されたり、解説板にごみもちかえれと殴り書きされたりはしないでしょうから昔はもっと酷かったのでしょうね。しかしゴミが落ちているからといって落書きが許されるわけではないでしょうに。

山頂には多数のベンチが設置されています。

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北側にある道標には浅川峠・権現山と書かれています。

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富士山の右に見えるのは百蔵山方面へ続く道。

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広々として気持ちの良い場所ではあるのですが、樹木に遮られてあまり広い範囲が見えないので少々面白みに欠ける気もします。今日は午後から雲が出てくるような予報もあるので、早めに百蔵山へ向かうことにしました。

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扇山→百蔵山

09:27 扇山発。

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しばらく広い尾根上を緩やかに下ります。

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09:35 分岐を通過。

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左は鳥沢駅と書かれていますが、梨ノ木平やツツジ群生地ルートにつながっていてゴルフ場の北側に出ます。百蔵山は真っ直ぐ。

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木々の隙間から富士山が頻繁に見えます。葉が生い茂ると見えなくなるかもしれませんね。

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右手前方に天辺がハゲた山が見えます。白谷小丸のあたりでしょう。

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09:44 この辺りから急激な下りが続きます。

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落ち葉が多くかなり気を使います。

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振り返ったところ。これは登るのも大変でしょうね……。

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09:50 ようやく先の方が少し緩やかになってきました。

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樹木の奥、それほど遠くないところに小高い山が見えます。この近くには百蔵山しかありません。

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09:59 急な下りの区間をだいたい降りきったところで向こうから人がやってきました。

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今日初めてのすれ違い。百蔵山までの間に会ったのは2~3人だったと思います(もちろん扇山までは誰とも会っていません)。

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10:00 818mピークの手前を左折。地理院地図を見るとピークの向こう側に行ってから左に曲がっていますが、登山道はピークの手前で左に巻いています。木で通せんぼされていますし標識もそのようになっています。

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10:02 平らなエリアに出ました。

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多少のアップダウンはありますが、しばらくは楽な道が続きます。

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道の右に百蔵山、左に富士山が透けて見えます。写真だとこういう枝の間に見える景色はどうにも分かりづらいですね。肉眼ではかなりハッキリ見えるので不思議です。

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道を塞ぐ倒木。斜面なので微妙に跨ぎづらい。

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10:09 この辺りが扇山~百蔵山間の最低部で標高は760mくらいです。扇山から378m下ったことになります。扇山から42分経過。特に目印も無いので現地では気がついていません。

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10:12 ちゃんとした標識の後に文字が消えてしまっている標識が現れました。地理院地図を見ると左に分岐して宮谷地区の方へ降りられそうですが明確な標識はありません。

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10:22 10分ほど進むと今度はちゃんとした分岐が現れました。左は宮谷という猿橋と鳥沢の中間(北側)くらいにある集落に降りられるようです。宮谷には宮谷上、宮谷中、宮谷下というバス停もあります(百蔵山登山口と同一路線でもちろん本数は少ないです)。

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真っ直ぐ百蔵山へ。

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と行きたいところでしたが、すぐ近くにあった花を撮影しながら少し休憩。ほとんど下るだけでしたが結構疲れました。

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10:32 849mピークの手前を左へ。このピークはコタラ山と書いてある地図もあります。特に道らしい物は上に続いていませんが、邪魔な物は少ないので簡単に登れそうに見えます(もちろん怠け者の私は登りません)。

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左手、樹木の隙間に見えるのは先ほどまでいた扇山でしょう。

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コタラ山の脇を出るあたりで振り返ったところ。右から来ました。

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百蔵山が近づいています。富士山はもう百蔵山に隠されて見えません。

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少し細い所もありますが、木の根に躓きでもしなければ大丈夫でしょう。

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登り。

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来たか? と思いきや一時的なものだったようです。

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10:46 急な登りが始まりました。

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く、苦しい! ここまででもうずいぶん疲れています。とても立ち止まらずに進むことは出来ませんでした。

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途中で咲いていた花。

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11:01 何とか急な区間を登りきったところ。

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ここは猿橋駅方面への分岐でもあります。「猿橋駅1時間」などと書かれていますが信じてはいけません。トレランか。下の浄水場までで1時間くらいのようです。

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所々咲いている花に目をやりながらヘロヘロと山頂へ近づいていきます。

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11:04 百蔵山着。

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扇山から1時間37分でした。コースタイムは山と高原地図で2時間10分、大月市観光協会で2時間です。

百蔵山の標高は1003mですから最低部から243m登ったことになります。思ったより登っていませんね。思っている以上に距離があるのだと思います。

百蔵山

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山頂の桜はまだ蕾も目立ち、わずかに満開手前といったところでしょうか。

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それでも富士山と相まって、十分綺麗な景色です。

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一番咲いている木はもう満開と言って差し支えないでしょう。

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富士山の両脇にある枝の花がもう少し開くともっとゴージャスに見えるでしょうね。

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山頂全体の様子。

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百蔵山は秀麗富嶽十二景の七番山頂に数えられています。また、山梨百名山の一つでもあります。

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扇山と百蔵山は隣同士の山ですが、御前山と九鬼山のように同じ番号にまとめられていないのはやはりこの景色の素晴らしさからということでしょうか。

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秀麗富嶽十二景の解説看板。扇山と違ってこちらはまだ生きています。

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百蔵大明神遺跡の碑。

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百蔵山山頂にはベンチとテーブルが一組あるだけです。

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富士山側にわずかに段差があったので私はそこに腰をかけてお昼ご飯にしましたが、何か敷く物を持っていくと良いかもしれません。

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時間がたつと少し空が白くなってきてしまいました。

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百蔵山→百蔵山登山口バス停

12:32 百蔵山発。

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百蔵山からの下山ルートはいくつかありますが、今回は下和田西ルートで降りることにします。途中に眺望ポイントがあるそうなので。

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しばらくは尾根上のなだらかな道が続きますがこれだけで次の分岐まで100mくらい下っているようです。歩きやすい。

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12:43 分岐を左へ。真っ直ぐ進む方向には葛野方面(福泉寺)と書かれています。そちらは岩殿山との間の川沿いに降り、戸並入口バス停、あるいは福泉寺バス停でバスに乗ることも出来ます。今回は左に曲がって直接猿橋へ向かいます。

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12:51 登山道の脇にベンチのある展望スペースが現れました。

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2月に歩いた御前山、菊花山九鬼山高川山あたりがよく見えます。

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ベンチに座るとちょうど木の幹が被って富士山が見えません。

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12:55 再び登山道に戻ります。

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良くある急斜面をジグザグと折れながら下って行く道です。

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右へ左へとグネグネ曲がりながらドンドン降りていきます。足イタイ。

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あれ桜が咲いてると思って上を見たら遙か遠く樹木のてっぺん辺りには花が咲いているようでした。

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道が狭くなっていて右側が切れ落ちているところ。左側のロープは手すり代わりなのだと思います。

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水場?

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13:12 登山者カウンターのある場所まで降りてきました。

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左右の分岐はどちらも猿橋駅と書かれていますが、左はトイレ経由、右は近道と書かれています。

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左手の方に桜が見えたので少し登ってみました。

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でもやっぱり近い方がいいということで降りて右の道に合流。

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13:14 舗装路に出るやいなや立派な建物がありましたが、一般には公開していない私設の美術館のようです。

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太陽光発電パネルの無い不思議な土地。

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何か広場のような場所。

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左側には有料のトイレと書かれています。

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それなりの勾配がある舗装路を下っていきます。最後のこういうのが一番足に響きます。

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13:24 少し広めの道路に出ました。左から降りてきましたが、右はトイレ経由の道とつながっているのでしょう。

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13:27 左は猿橋駅・名勝猿橋。名勝猿橋というのは猿橋駅の由来となっている有名な橋のことでしょう。私は猿橋駅に何度も来ていながら一度も実際に見たことがありません。

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ハッピードリンクショップを通過。

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バス停が見えてきました。

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13:28 百蔵山登山口バス停着。百蔵山から56分でした。コースタイムは山と高原地図で1時間10分です。

百蔵山登山口バス停→猿橋

百蔵山登山口では猿橋駅、大月駅を経由して大月中央病院へ行くバスに乗車できます。ただし、2023年現在、午後は15:37発が月・水・金、14:30発が冬期8月以外の土休日のみ運行となっています。今日は火曜日ですからどうにもなりません。歩いて猿橋駅を目指します。

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隣の市営グランドには多くの桜が植えられていました。

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13:35 桜が咲いている神社の脇を通過。

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13:37 下和田団地バス停を通過。

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ここも同じ路線ですね。

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延々と続く下り坂にウンザリ。猿橋駅の標高が325mくらい。百蔵山登山口バス停が455m、美術館のあったところが580mくらい。バスに乗れるならその方がいいですね。

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正面にひときわ尖った山が見えます。大月駅近くの急峻な山。そう、岩殿山です。

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中央高速の近くに分岐。もちろん右の下りです。良かった。ちなみに中央道猿橋バス停から帰るという手もあります。バスタ新宿行きが1時間に2~4本通るので人によっては悪くない選択肢でしょう。

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13:43 右は猿橋駅、左は名勝猿橋。

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うーん、どうしよう。名勝猿橋はここから1.0km、徒歩12分くらいのところにあります。近くを通った今行かないのであれば、きっと一生行かないと思うんですよね。しかたない。東の方へ、川の北側を歩いて行きます。

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途中小菅の湯行きのバスとすれ違いました。

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「百蔵登山道 出世大神宮」と書かれています。地理院地図を見る限り、桜の咲いていた神社の少し北側につながっているみたいです。こっちの方が近道だった?

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13:54 交差点を右に曲がると橋があり、その上から隣に木造の橋が見えました。

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名勝猿橋

これが猿橋かぁ。

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反対側。

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先ほどの道に戻ってもう少し先に進むと猿橋に降りる階段がありました。

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早速渡ってみましょう。

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橋も然るものですがこの谷の地形もなかなか綺麗ですね。一番奥に見えるのは甲州街道の新猿橋、その一つ手前は水路橋なのだとか(大月市観光協会 – 八ツ沢発電所一号水路橋)。

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反対側は先ほどいた普通の道路。

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猿橋を渡ると下の方へ下りる階段がありました。

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甲斐の猿橋。

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なんでも日本三奇橋の一つで、橋脚を使わず両岸から張り出した四層の木材(はねぎ)の上に架けられた橋なのだとか。

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そんな解説をどこかの車内アナウンスで聞いた気がするんですよね。電車では無さそうなのでおそらく高速バスではないかと思うのですが……。

西の方へ道は続いていたので進んでみました。

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分岐。右へ。

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川の方へ下りていきます。これはさらに下から猿橋が見えるのかな?

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うーんやっぱりこの地形が見所の一つですね。

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そして奥の方には……うーん……猿橋は木に隠れてほとんど見えません。

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引き返します。向こうにはピンク色の樹木が立ち並んでいるので行ってみましょう。

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分岐まで戻って左へ。

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わー、ぼわぼわだ。

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この辺りは猿橋公園というようです。

歩き疲れてベンチに座り、ボーッと景色を眺めてみると上の方に突き出している山が二つ。あれはまさしく今日歩いた扇山と百蔵山ではありませんか!

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めちゃくちゃきれい。

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大月市郷土資料館。開いているようでしたが、今日はもう疲れたからいいや……。気が向いたらまた来てもいいかもね。

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猿橋公園→猿橋駅

14:20 猿橋公園発。

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農産物直売所小柳。何か揚げ物か何か(?)のような匂いがしていました。

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幼稚園前バス停。甲州街道沿いはバスが通っています。駅まで近いので乗るほどでもないとは思いますが。

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線路を渡って南側へ。

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今日歩いた扇山と百蔵山が丸見えです。

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あんな所よく歩きましたねぇ……。

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やっぱり結構下ってから上るんですね。

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あの建物すごいところに立ってる。

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猿橋駅が見えてきました。

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14:37 猿橋駅着。

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14:52発の高尾行きに乗って帰りました。

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感想

山谷からのルートは梨ノ木平からのルートよりも情報が少なかったので心配でしたが思っていたよりもしっかりした登山道でした。登りながら富士山も頻繁に見えましたし、これからの季節はツツジを始め様々な花が期待できそうです。もっと人気があってもいいのでは? まぁ、今の時期は扇山よりも里の色とりどりの花々の方が印象的かもしれません。

扇山から百蔵山は思っていた以上に歩きやすい道でしたが、急勾配の箇所もありましたしコースタイムも2時間程度はかかります。一気に歩こうと思ってもなかなかそうはいきませんでした。

百蔵山山頂では狙い通り桜と富士山の組み合わせが見られました。わずかに早いかなとも思いましたが、このくらいなら良しとすべきでしょう。

他の季節はまた違う魅力がありそうですし、また行きたいところですね。

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