2022年10月10日(月)~12日(水)、涸沢へ行ってきました。
今年でもう5年連続になるので細かいことは抜きにしてサッサと行きましょう。
登山道の様子など詳しい情報は過去の記事を参照してください。
交通面では2021年に色々と変化がありましたが今年は上高地線が全線復旧して代行バスが無くなったくらいです。
旅の様子
立川から上高地へ
2022年10月10日(月) 立川駅にやってきました。
05:24 立川発。いつもの大月行きと思いきや今日は祝日なので25分発ではなく24分発です。
外は雨。
大月 06:19着 06:25発。
甲府 07:12着 07:24発。
南アルプス方面も雲に覆われています。
松本 09:19着 09:23発。短い時間ですが乗り換え成功。Suicaで改札を出て券売機で切符を購入(2710円)して再び入って乗り込みました。以前列車が遅延して乗り換えに失敗したことがあります。
車内は大学生が沢山乗っていて混雑していました。北新・松本大学前で大半の人は下車して後はガラガラ。登山客・観光客はわずかでした。
09:54 新島々着。結構降ってます。すでに停まっていた上高地行きのバスに乗り換え。
今日は空いているのでザックは座席で良いとのこと。トランクに入れると濡れてしまうというようなことを言っていました。おそらく上高地から載せた荷物が濡れていてトランク内も濡れているのでしょう。実際上高地バスターミナルでは濡れているザックカバーを外すよう何度もアナウンスしていました。
10:05 新島々発。
出発時に乗客は6人。さわんど大橋で数人乗車。
11:07 上高地バスターミナル着。
それほど強くはありませんが雨は降っています。
上高地バスターミナルから明神館へ
とりあえずおやき(野沢菜)を購入。
レインウェアとザックカバーを装着。雨は次第に弱くなっていたので不要かなとも思ったのですが念のため。
ザックカバーはザックの底に収納されているのですが、ファスナーが錆びていて開かず焦りました。根元を抑えて慎重に力を入れたら何とか開きましたが帰ったらさび止めを塗っておかないと。レインウェアを着るのも久しぶりです。メンテナンスを怠らないようにしないとダメですね。
トイレ(100円)に行ってから出発。
11:26 上高地バスターミナル発。
11:33 河童橋通過。
道は少しだけ泥濘んでいました。雨が降っていた割りにはそれほどでもありませんでした。
時々雲の隙間から青空も見えます。それでもなかなかハッキリとは晴れてくれません。依然小雨がパラつく中を歩きます。
12:15 明神館着。
明神館でカレーライスを食べる
ちょうど12時過ぎですし、珍しく明神館で昼食にしました。
明神カレーライス(1100円)。とても家庭的な味のカレーです。豚肉が柔らかくて美味しい。
明神館から横尾へ
12:30 明神館発。
針木岳に行った後だとこのくらいでは木の上を渡る気にならなくなりますね。石の上で十分です。
徳沢のテント場が見えてきました。
雨だからかテントは少ないです。
去年は徳沢にテントを張りましたが今年は横尾まで行くことにしました。幕営料はこちらの方が安い(1400円)ですし、カフェ(みちくさ食堂)やお風呂(徳沢ロッジ)もあって良い場所ではあるのですが、朝徳沢から横尾まで歩くのが案外かったるかったので。
13:11 徳沢園通過。
新村橋(しんむらばし)を車が通れるように架け替えるらしいですね。
それにしてもこの新村橋はついつい「にいむらばし」と読みたくなってしまいます。ここまで来る途中、上高地線で新村駅(にいむらえき)を通過しますからね。橋の名前は昭和初期の登山家、新村正一氏に由来するのだとか。
横尾に近づく頃にはほとんど雨は止んでいました。
横尾の南側のテント場。こちらもかなりテントが少ないですね。
14:03 横尾山荘着。上高地バスターミナルから2時間37分でした(休憩・昼食込み)。
横尾でテント泊
早速受け付け。
大人一人2000円。以前は700円だったんですけどね……。
トイレも水場も立派なのが備わっていてとても快適なテント場です。
この後夜にまた雨が降る予報だったので水没しないところに張らねばなりません。ついさっきまで雨が降っていたわけで、今の時点で水が無い場所なら大丈夫だろうということで前にも張ったことがある場所(北側のサイト)に設営。
雨の中の設営も覚悟していたのですが止んで良かったです。
入口近く(横尾山荘側)にはまだ水が溜まっている場所もありました。
南側のサイトには目に見えて他より高い場所もあるので、心配ならそっちの方が良いかもしれません。
横尾大橋。
「午後2時以降の入山は控えてください」と書かれています。
スーパーで買っておいたおやつ(消費期限切れ)。
横尾山荘の自動販売機(250円~)。
17時前に夕食。コンビニのおにぎりで済ませてしまいます。
後は特にやることもありませんが、横尾は松本市のフリーWi-Fiが整備されているのでネットが使いたい放題です(まつもと コミュニティ Free WiFiサービス – 松本市ホームページ)。
テントの中でライトをつけて引きこもり。
外は風が吹いていてテントの中も寒くなってきました。ライトダウンを着用。
時々パラパラ降ってくる程度だった雨が少し強くなってきました。
電気を消すと真っ暗。雨と風の音が聞こえてきます。
少し寝て21時頃に目が覚めました。雨はほとんど止んだみたいです。
トイレと水の補給のために外へ。
空には白い雲がハッキリ見えます。曇っていますが今日は満月なので空が明るいです。ライトが無くてもギリギリ歩けるくらいの明るさ。それほど寒くはありません。
横尾の朝
翌2022年10月11日(火) 朝4時くらいには起きたと思います。今日は涸沢に行くだけなのでゆっくりしたかったのですが、早い時間に寝てしまったのでそんなに長くは寝ていられませんでした。
朝食はパン。今回は食事に関して徹底的に手抜きをするつもりで来ました。
05:18 荷物を外に出してテントの撤収を開始。テントはほとんど結露していなかったと思います。今日の日の出は5:52頃なのでまだ暗いです。
しかしすぐに空は明るくなってきました。
05:42 撤収完了。
05:50 前穂高岳が赤く染まりました。
06:05 横尾発。
横尾から涸沢へ
06:24 岩小屋跡通過。
06:36 「製材所跡」と書かれた見慣れない標識がありました。去年には無かったと思いますし、まだ真新しいので今年設置されたものではないでしょうか。
06:40 「2のガリー」と書かれた標識を通過。これも真新しいですね。
06:45 続いて「3のガリー」を通過。
ガリーとは、降水等の浸食で出来た深さや幅が数メートルから数十メートル程度の谷の地形のことらしいです。
例えば焼岳に入っている縦線みたいな地形のことだと思います。
航空写真で見ると、この辺りには複数の縦線が刻まれています。
右から1、2、3と数えるのではないでしょうか。
この上は横尾尾根と呼ばれていて上を歩く人もいるようです(特に冬期)。
紅葉が綺麗なのですがどうにも写真写りが悪いです。
まだ太陽が低いですし、上と下で非常に明度差が大きいのでなかなか綺麗には写りません。スマホのHDRのおかげで無難には撮れているのですが。
前回徳沢から涸沢へ登ったときも同じことを思いました。上高地からダイレクトで涸沢まで登るときに比べるとどうしても通過時刻が早くなってしまうので、まだ完全には日が差していない時刻に通過することになってしまいます。
肉眼で見る分には十分綺麗なんですけどね。
06:51 「デブリ沢」と書かれた標識を通過。これも新しい。4のガリーでは無いんですね。
06:58 本谷橋着。
休まず通過します。
07:20 「屏風沢」を通過。これも新しい標識。
ぐーっと曲がって横尾本谷と別れるところ。
07:38 「青ガレ」を通過。以前から落石注意の看板はあったと思いますが、この標識は新しいものですね。
それにしても大分葉が落ちてしまっています。
樹皮が赤みがかっていて綺麗だったのですが、写真ではちょっと分かりづらいかも。
どっしりした奥穂高岳付近が見えてきました。
08:00 「Sガレ」を通過。ここの標識は前からあった気がします。
Sガレからの眺め。奥穂が近くなってくるとワクワクしますね!
ナナカマドの実。やはり大分葉が落ちてしまっています。
08:11 沢の近くを歩く所に出ました。
涸れていることもありますが今日は水が流れています。
涸沢では一二を争うほど好きな場所ですが、やはりまだ太陽が低く日陰が多くて撮るのが難しいです。
色も黄色ばかりで赤が足りません。気候的な原因もあるのかもしれませんが、来るのが少し遅かったのかもしれません。2018年や2019年の記事を見返してみるとその時はまだ鮮やかなナナカマドが残っています。
右手側の黄色い紅葉がなかなか見事なのですが、写真では十分表現できていないと思います。
たっぷり30分はこの辺りで時間を使ってしまいました。
本当にナナカマドは実ばかりで葉が無いですね。
08:50 涸沢分岐通過。いつも通りテント場の方へ直接向かいます。
お、この辺りはまだ葉が残ってますね。
これこれ、こうでなくちゃ。
08:58 涸沢野営場着。横尾から2時間53分でした(写真撮影時間込み)。
まだ9時ですし人によってはもっと上を目指すのでしょうが、今回の私はここまで。上はもう寒そうなので。
涸沢でテント泊
コンパネの値段はまだ上がっていないようです。
「本日のテント受付は涸沢ヒュッテ売店で行っております。」と書かれています。
今日はいつもと違う場所に張ってみようかなとも思ったのですが、結局いつものように中央通路の1~2段くらい下にしました。コンパネを使ってあえて岩だらけの所に張ってみるというのも面白いかもしれませんけどね。
案外風が強くてペグも刺さらなくて少し手こずりました。涸沢は岩だらけでペグが刺さらないと思われるかもしれませんが、整地されたところだと案外ペグが刺さります。ただ今回の場所は狭い上にちょうど四隅になる位置に石が埋まっているのかなかなか刺さりませんでした。グランドシートやインナーテントがすぐに動いてしまいます。石でも置いて重しにするよりありません。
荷物を整理してから涸沢ヒュッテへ。
この辺りは案外葉が残っています。下は散っていて上は残っているのは何だか不思議ですね。
(2020年のように)ここの葉が散ってしまうと大分寂しくなってしまうので残っていてくれて良かったです。
売店には絶え間なく人が並んでいました。
涸沢ヒュッテ入り口には「テント受付はテント場中央で行います」と書かれていましたが実際にはこの日は売店で受付をしました。
涸沢ヒュッテ入り口近くの温度計は約7℃を指していました。ニット帽にライトダウンの上下を着たので寒くありません。
売店のメニュー。
とりあえずまずはおでん盛り合わせ(1000円)。ジャガイモは無くなったので代わりにがんもどきが入っていると店員さんとお客さんが話しているのが聞こえました。そういえば昔は単品での購入も出来たような気がします(今でも出来る?)。売れ切れで手作りおでんではなくパックおでんになっていたこともありました。
テラスは相変わらず良い眺めです。
注文のついでにテントの受付のことを聞いたら、今混んでいるので空いてきたらまた来て下さいと言われました。
おでんを食べてしばらくすると列が途切れたので声をかけてみると、涸沢ヒュッテから紙やプレートを持ってきて受付をしてくれました。この日は私が最初だったのでしょうか。大人一人2000円。
続いて涸沢小屋へ。
スタミナ豚丼(1000円)。
涸沢小屋ではフリーWi-Fiの試験を行っていました。
北ア涸沢小屋 無料Wi―Fi試験導入 ルートや気象情報確認など安全対策に役立てて|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
涸沢はスマホのデータ通信が非常につながりにくい場所です。電話(通話)は案外つながるらしいのですが、データ通信はからっきしダメ。たまにつながってもすぐに切れてしまいます。ネット依存症患者はたちどころに禁断症状を起こしてしまうことでしょう。
しかしこのフリーWi-Fiのおかげで紅葉の状況を即日Twitterに投稿することが出来ました。
とは言え通信速度が遅いのか数枚の画像をアップロードするのにもかなりの時間がかかりました。私のスマホはWi-Fiに接続すると自動で写真をバックアップする設定になっていたので慌ててOFF。こんな所では迷惑以外の何者でもありません。
本当はテントから普通のモバイル通信網でつながると良いのですが、これだけ山に囲まれたところだとやはり技術的に難しいのでしょうか。利用する人数もかなりのものになりそうですし。
テラスから見下ろしたテント場の様子。
今日は平日ですしまだ11時過ぎなのでテントはわずかです。
奥穂高岳の方向。
涸沢小屋の真上。
涸沢小屋からは常念岳が見えます。涸沢ヒュッテからだと屏風岩の辺りが邪魔をして見えません。
北穂高岳の方にある斜面。
涸沢小屋の周囲も綺麗です。
もう一度涸沢ヒュッテに。大分晴れてきましたね。
涸沢ヒュッテからは大天井岳~東天井岳~横通岳が見えます。右の天辺が平らなのが横通岳、中央の奥側にあるのが東天井岳、大天井岳はこの写真だと左の外に出てしまっています。
この稜線はつい先日歩きました。中央の東天井岳の手前に見えるのは「廃道 通行止」と書かれていた所から延びている尾根だと思います。大天荘~常念小屋は比較的短い区間だと思っていましたが、こうしてみると結構距離がありそうに見えますね。
パノラマ銀座縦走! 大天荘・常念小屋・蝶ヶ岳ヒュッテテント泊
天気が良いので少し下の方まで降りてみることにしました。
やはり道沿いはほとんど実だけになってしまっています。
涸沢小屋でコーヒー(500円)。フリーWi-Fi様々です。
14:23 太陽が稜線下に隠れてしまいました。
テントで寝そべってノンビリしたり。
15:35 多少テントが増えてきました。平日ですしそれほど多くはなりません。
涸沢ヒュッテで塩ラーメン(1000円)。
少し縮れた薄い平麺です。火が通りやすくする工夫でしょうか? なんだかちょっとパスタみたいな食感です。チャーシュー柔らかウマッ。
あらかじめスーパーで買っておいたお菓子(消費期限切れ)。ラーメンも食べたし夕食はもうこれでいいや。
この日は雲が多く星はほとんど見えませんでした。
涸沢の朝
翌2022年10月12日(水) 朝5時前には起きたと思います。曇り空の奥に月が透けていました。
カップスープで体を温めます。
朝食はパン。
05:28 月が沈んでいきます。
涸沢ヒュッテのテラスにはモルゲンロート(朝焼け)を見ようと人が沢山集まっています。
05:43 北側の雲が赤く染まりました。
しかし稜線上には光が差しません。
太陽との間に雲が多すぎるのでしょう。
さて、やることも無いので片付け。そういえば今日は8時過ぎにヘリコプターが来るのでテント場中央にある二つの建物の近くにはテントを張らないようにと言われていたのでした。張った後に言われましても。微妙な距離なのでサッサと畳んでしまいましょう。
畳む前に荷物の整理。今回はザックの断面積に近い入れ物(100均で買ったメッシュの袋)を用意してみました。この袋の中にザックに入れた状態をイメージしながら小物類を配置(壊れやすいものは中央に。そのまわりに柔らかい物を緩衝材代わりに入れる)。そしてザックの中にテント、マット、寝袋、サンダルを入れた後にこの袋を入れると全てがピッタリ綺麗に収まりました。
今回は鍋(クッカー)も持ってきていませんし(バーナーとガスは持ってきています)、食料も最低限。過去最低レベルの重量だと思います。
フライシートの結露はほぼ無し。明るくなってからわずかに結露したかも?
6:33 片付けている間にようやく稜線に光が当たりました。
06:58 撤収完了。
涸沢から上高地へ
07:20の気温は約6℃。
07:21 涸沢ヒュッテ発。
08:15 本谷橋通過。
08:59 横尾通過。
ものすごく綺麗で真っ直ぐな道が見えます。歩かせて欲しい……。
09:41 徳沢着。
先日紅葉の進みが遅いなと思っていた場所ですが、ちゃんと色づいています。
例によってコーヒーソフト(500円)。今月二回目です。
10:12 徳沢発。今日はサッサと帰ってしまいましょう。
10:53 明神館通過。
11:22 小梨平キャンプ場入口通過。
11:33 河童橋通過。
公衆トイレ(100円)に寄ってからバスターミナルへ。
発車オ~ライネットでバスを予約・決済。
11:48 上高地バスターミナル着。涸沢ヒュッテから4時間27分(休憩込み)でした。
バス・電車で帰宅
やっぱり予約は直前で十分ですね。すぐにバスが来て乗車。
12:05 上高地バスターミナル発。
13:05 新島々駅着。
13:27 新島々駅発。
13:56 松本駅着。
昼食は0・1番線ホームにある駅そば榑木川 松本駅店で「野沢菜わさび昆布そば」(560円)。
上高地で食べるとそばでも高く付きますしこれでいいじゃん、と。ちゃんと長野らしさもありますし。
14:17 松本発。今日は普通列車に揺られてのんびり帰宅。
16:40 塩山駅着。
待ち時間が長いので改札の外に出ました。
改札の外に出ると運賃がいくらになるのか調べたところ、意外なことに気がつきました。
例えば松本→立川の乗車券は3410円です。塩山で降りると、松本→塩山が1980円、塩山→立川が1342円(IC)で合計3322円。なんと88円安くなります。
もう少し短くて松本→高尾くらいだったらどうでしょう。松本→高尾が3410円。松本→塩山が1980円、塩山→高尾が1166円(IC)で合計3146円で264円も安くなります。
もう少し長くて松本→国分寺くらいだったらどうでしょう。松本→国分寺が3740円。松本→塩山が1980円、塩山→国分寺が1518円で合計3498円。242円安くなります。
区間 | 分割前 | 塩山で分割後 |
---|---|---|
松本→高尾 | 3410 | 3322 |
松本→立川 | 3410 | 3146 |
松本→国分寺 | 3740 | 3498 |
というわけで実は塩山で降りた方が安くなるのでした。
ちなみに高尾は岡谷で分割した方が安くなり3058円(352円差)、国分寺は岡谷と新府で3分割した方が安くなり3388円(352円差)となります。
詳しくは「乗車券分割」で調べると色々出てくると思います。
塩山駅には6月に大弛峠(金峰山、国師ヶ岳など)へ行ったときにも来ました。駅構内にトイレはありません。
実は降りたのはやまなしハイキングコース100選という冊子がもらえると聞いたからだったのですが、どこで配布しているのかよく分かりませんでした。後日高尾駅の窓口で聞いたところ、奥から冊子を持ってきてくれました。駅員さんに聞けば塩山でももらえたのかもしれません。
17:20 塩山駅発。立川行きに乗って帰りました。
感想
紅葉は終盤でしたがギリギリ間に合ったというところでしょうか。
今年の夏は変な天気で紅葉にも影響しないか心配だったのですが、実際槍沢ロッヂのブログ(紅葉状況(9月25日) – 2022/09/25)によると影響はあったようです。
嘘を言っても仕方がないので言いますが、
今年の紅葉はあまり出来が良くありません。
6月末のニセ梅雨明けの時の猛暑で、葉っぱがだいぶ傷んでしまったようです。その時にすでに芽吹いていた木々(槍沢ロッヂ~大曲り)あたりの葉っぱはすでに枯れている状態です。
一方、その時点でまだ雪の中にあった木々はその影響を受けず、これから良くなってきそうです。
氷河公園も雪解けの早かった場所はだいぶ枯葉が目立ちます
葉が完全に落ちている木が目立つ一方でまだまだ残っている木もあったのはこういった事情によるのかもしれません。
それにしても毎年行くと紅葉の具合が比較できて面白いですね。
2019年は10月8日~11日と今回とほとんど変わらない時期に行きましたが、写真を見ると沢山の葉が残っているのが分かります。
これまで行った中で最も綺麗だったのは2018年でした。行ったのは9月30日~10月3日と少し早めでした。やっぱり赤~オレンジの葉っぱがあった方が見栄えがしますね。若干早めに行った方が葉が落ちていなくて良いのかもしれません。
“秋の横尾・涸沢テント泊(2022年)” への1件の返信